バレーボール部

2015.11.02

秋季関東大学リーグ戦・入替戦 10月31日 東京・駒澤大学玉川キャンパス

ワセダらしさ全開!1部残留決める

 試合を終えた彼女たちの顔には、久しぶりに笑顔が輝いていた。秋季関東大学リーグ戦を最下位の10位で終えた早大は、1部昇格を目指す国士舘大との入替戦に臨んだ。序盤からサーブで攻めて相手を崩し、ブロックで止めるというワセダらしい試合を展開。最後まで高い集中力で粘り強いプレーを見せ、セットカウント3-0(25-17、25-13、25-22)でストレート勝ちを収め、1部残留を決めた。

 

第1セット、平山璃菜(スポ3=東京・文京学院大女)のアタックなどで得点を重ねるも、すぐに相手も取り返し、両者一歩も譲らない展開が続く。しかし、中盤に関根早由合(スポ4=神奈川・橘)が相手エースを立て続けにブロックして4点差にすると、リードを守りきり、このセットを奪った。

相手のスパイクをブロックする平山(左)と森

 続く第2セットもワセダの勢いは止まらない。唐木沙彩主将(スポ4=千葉・柏井)を中心にサーブで相手を崩すと、森佳央理(スポ1=群馬・高崎女)がブロック・スパイク共に活躍。さらに、ピンチサーバーで入った佐藤夢菜(文3=埼玉・狭山ヶ丘)が2連続サービスエースを決める。最後は相手のミスもあり、このセットも連取した。第3セット、守備ではブロックで相手のコースを絞り、リベロ中川知香(スポ2=神奈川・橘)がしっかりと上げ、簡単には得点を許さない。攻撃では唐木や平山がサイドからスパイクを打ち込み得点を挙げる。自分たちのバレーをやりきり、見事1部残留を決めた。

残留を決め、喜ぶ選手たち

 「4年生として後輩に1部の舞台を残せてよかった」と唐木主将。勝ち星こそ得られなかったものの、今季1部で戦い抜いた経験は、チームに大きな収穫をもたらした。来季また1部で戦うことで、さらなる飛躍につながるだろう。次は4年生最後の大会となる全日本大学選手権(インカレ)。きょうの試合のように、早大らしさを出し切ることができればインカレでも彼女たちの輝く笑顔が見られるに違いない。

(記事 本田理奈、写真 吉澤奈生)

セットカウント
早大 25-17
25-13
25-22

国士舘大
スタメン
レフト 唐木沙彩(スポ4=千葉・柏井)
レフト 及川香菜(スポ3=宮城・古川学園)
センター 関根早由合(スポ4=神奈川・橘)
センター 森佳央理(スポ1=群馬・高崎女)
ライト 平山璃菜(スポ3=東京・文京学院大女)
セッター 芹澤友希(スポ2=茨城・土浦日大)
リベロ 中川知香(スポ2=神奈川・橘)
コメント

吉田千絵監督(平10教卒=岡山・就実)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

リーグを通して一番良い出来だったと思いますね。

――きょうの試合ではブロックが良かったと思います

この二週間は特に、サーブとブロック、そしてディグのかたちをとことんやってきたので、まさにサーブで崩して型にはまったなという。自分たちがやってきたことがそのまま出たというかたちでしたね。

――苦しい戦いが続きましたが、今季を総括してみていかがですか

やはり(1部は)久しぶりということで、技術というよりも精神的な部分で1部の雰囲気に飲まれてしまったというのが原因にありました。そこで自分たちが武器としていたサーブだったりサーブレシーブというところがガタガタしてしまってうまくいかなかったのですが、ちょうど一週空きのときもありまして本来のチームを取り戻そうということでそこからだいぶチームも固まり始めたと思います。

――チームが固まり始め、青学大戦で1セット取ったことは大きかったのでしょうか

そうですね。1セット取ったことが自信になったと思いますね。勝ってはいないですが。

――全日本大学選手権(インカレ)に向けてどのようなことに取り組もうとお考えでしょうか

やはり1部では攻撃力の部分がまだまだ通用しなかったので、コンビをしっかり合わせることと、あとは二段トスですね。レシーブが乱れたときとかにどれだけサイドが決定できるかというのを課題として取り組んでいきたいです。

――インカレに向けての目標と意気込みをお聞かせ下さい

インカレの目標はセンターコートに行くというのが、1部昇格と共にこのチームをつくってから目標に立ててここまできましたので、インカレではぜひセンターことに立ちたいと思います。

唐木沙彩主将(スポ4=千葉・柏井)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

中も外も一体となって勝ちたいという気持ちをもって、その国士舘大よりも勝ちたいという気持ちが強くて良いところが出た試合だと思います。

――「4年生として後輩に1部の舞台を残したい」ということを以前おっしゃっていて、それを達成できました

下級生に1部という舞台を残せることができてほっとしていて安心して、良かったなと思います。

――きょうはチーム全体としてサーブで攻めることができていたと思います

1セット目から最後までサーブで押し切れていたということが大きかったです。これまでとは違ってサーブで攻めれていて相手に気持ちが向かっていけたと思います。

――ブロックも良かったと思いますが、振り返ってみていかがですか

センターを中心にブロックがしっかりマークできていて、後ろもリベロとかを中心にしっかりと上げていたのでブロックとレシーブの信頼関係が築けていたと思います。

――試合前から相手の攻撃にしっかりと対策ができていたということでしょうか

はい。

――全日本大学選手権(インカレ)に向けてどのようなことに取り組もうとお考えでしょうか

このままの良い流れをキープしつつも、サーブとブロックとレセプションという軸を崩さずに作り直していって、全員で乗り越えていくという課題をもってやっていきたいと思います。

――インカレに向けて意気込みをお聞かせ下さい

全カレでセンターコートに行くという目標をしっかりともって絶対に行きたいと思います。

関根早由合副将(スポ4=神奈川・橘)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

秋リーグ1部でなかなか勝つことができなくて0勝でした。入替戦に臨むにあたって国士舘は2部で勝ってきて「自分たちは調子が良い、勝っている」という姿がずっとあったと思います。こっちは負け続けていたのですが、苦しんでその結果自分たちがだんだん強くなっていく姿というのが目に見えて分かるようになったので、チームの状態でも1戦目よりも徐々に良くなっていきました。入替戦というかたちで4年生は絶対に3年生に1部の舞台を残してあげることが一番ですし、後輩たちも来年も1部の舞台でやることがやっぱり幸せだと思うので、そこに向けて一日一日頑張ってきてきょう勝つことができてすごくうれしいです。

――きょうはサーブで攻めれていたと思いますが振り返ってみていかがですか

守るのではなくて攻めていく気持ちで、最後の25点を取るまで挑戦者のつもりで戦おうということを練習からやってきました。それがいいかたちにサーブで攻めれて、サーブで攻めれた結果ブロックが絞れてブロックも良かったと思います。

――きょうのご自身のブロックの出来はいかがでしたか

1部でなかなか最初の方は全然ダメだったのですが、徐々に調子が良くなっているというのが分かっていました。きょうに向けてやってやろうという気持ちもあり、その結果自分自身ブロックも良かったと思っています。

――移動攻撃の決定率も高かったと思いますが振り返ってみていかがですか

レフトに任せると負担が大きくなるので、サイドにサイドに自分の攻撃もレフト寄りからライト寄りの攻撃が相手にとって嫌だと思いますし、ブロックも散ると思いました。その結果、ライト攻撃もよく決まって良かったと思います。

――全日本大学選手権(インカレ)に向けてどのようなことに取り組もうとお考えでしょうか

いまのチーム状況はすごく良いと思います。一人一人がこのチームが勝つうえで役割があると思うので、それを全うしてこのチームワークのまま、技術的にはあと1カ月いろいろ改善できることだったりコンビを合わせることだったりを少しずつでもやろうと思います。そこを徹底して改善して、センターコートに立って良いこのチームを終えたいと思います。

及川香菜(スポ3=宮城・古川学園)

――きょうの試合を振り返ってみていかがでしたか

試合前から緊張なく2部から1部に上がるような気持ちでやっていこうとチームの中で話をしていて、しっかりみんなを信じてやれたのがよかったと思います。

――きょうはスパイクの決定率も高かったです

練習の時自分は全然打ち切れなくて、雰囲気も良くないっていう状況だったんですが、おとといの監督の「大丈夫?」という言葉で切り替えて仲間を信じてやることができたと思います。

――サーブレシーブも安定していました

相手は自分と唐木さん(沙彩主将、スポ4=千葉・柏井)を狙ってくると思っていたので、来るという心構えを持ってできたので結果に表れたのかなと感じました。

――チーム内で何か話し合っていたことはありますか

自分たちのバレーをすれば大丈夫という話はしていて、まずはサーブで攻めるという試合展開ができたのでよかったです。

――全日本大学選手権(インカレ)に向けての課題などは見つかりましたか

秋に1部と戦いミスが少ないと感じて、自分たちも細かいミスが命取りとなることをわかったので、ほかのチームを見習って改善したいと思います。

――インカレへの意気込みを教えてください

4年生最後の大会なので3年生の自分は4年生についていくと共に、1、2年生を引っ張って4年生がプレイに集中できるような環境を作っていきたいと思います。秋の後半のような自分たちのバレーができるように、インカレ1日目から頑張りたいです。

森佳央理(スポ1=群馬・高崎女)

――きょうはどのような意気込みで試合に臨んだのですか

後がないので、絶対に1部に残留してやるという強い気持ちで試合に臨みました。

――試合前、チームはどのような雰囲気だったのですか

とても和やかでピリピリとしたかんじはなく、いつもと変わらない雰囲気でした。

――ブロックがよかったと思いますがご自身で振りかえっていかがですか

試合前のミーティングで相手のスパイクのコースを確認してどの方向に打ってくるかなんとなく頭に入っていて、そこをしっかり止めることができたかなと思います。しかし、まだまだ課題があるのでそこを修正していきたいです。

――クイックがよく決まっていましたが、スパイクはどうでしたか

緊張してしまってコースなどがまだまだ際どい所に打てなかったので、インカレに向けてもう一度練習をがんばっていきたいと思います。

――全日本大学選手権に向けて意気込みをお願いします

サーブとブロックがチームの課題なので、そこをしっかり引き締めていけるようにしたいです。また、自分の持ち味はスパイクなのでしっかり決めきれる選手になりたいです。