米式蹴球部

2015.10.26

関東大学秋季リーグ戦 10月25日 神奈川・富士通スタジアム川崎

ディフェンスでゲームメーク!日大に6年ぶり勝利

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 14 21
日大 PHOENIX

 関東大学秋季リーグ戦優勝へ大一番となった第5節日大戦、早大BIG BEARSが踏ん張った。早大は第1Q(クオーター)にQB笹木雄太(法3=東京・早大学院)からWR岡田義博(教4=東京・早実)へのTDパスで先制する。中盤、オフェンスがゲインできず苦しい状況に立たされたが、ディフェンスとキックが躍動。エンドゾーンへ迫る日大の猛攻を何度も凌ぎ、LBコグランケビン副将(商4=東京・早大学院)のインターセプトリターンTDで勝負を決めた。昨年、日大に7点差で敗れた悔しさを一年間忘れなかった早大が、『紺碧の空』の大合唱を富士通スタジアム川崎に響かせた。

 勝つための準備。この試合をものにする自信。日大戦に向け、一年間トレーニングを重ねてきた早大はやれることをやり切ってフィールドに立っていた。オフェンスの第1シリーズでその片りんを見せる。早大は、日大ディフェンスのプレースピードの速さを逆手に取りワンテンポずらしたプレーを多くコールする。すると、WR鈴木隆貴(法3=東京・早大学院)へのフェイク後、ボールを受けたRB須貝和弘(創理3=東京・早大学院)が80ヤードを疾走。一気にゴール前へと攻め上がる。最後はWR岡田へのパスがヒットし、7-0。試合の主導権を握る。ディフェンスも日大の洗練されたパスプレーを止めるべく2DL5DB守備を初披露。DLの枚数を減らすことでOLを混乱させ、パスの落としところであるディープゾーンの守備をより手厚くする狙いだ。この戦略が奏功し、日大に大量得点を与えない。すると第1Q終盤、LBコグランが日大のパントをブロック。そのままフリーボールをエンドゾーンまで持ち込み14-6とする。このパントブロックも「ずっと狙って練習していた」とコグラン。オフェンス、ディフェンス、キック、全ての戦略が噛みあった早大がゲームの流れをがっちりとつかんだ。

幾度となく好リターンを見せたWR岡田

 8点リードで迎えた後半。しかし、早大は前半終了間際にDL村橋洋祐主将(スポ4=大阪・豊中)をケガで欠く。それでも、濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)が「目の前のプレーを最後までやり切ることに専念させた」と振り返ったように選手たちは自分の遂行するプレーに集中していた。日大ディフェンスもこの日のために新たな守備体型を用意。早大攻撃を担うQB笹木が果敢にパスを投げ込むもなかなかエンドゾーンまでたどり着けない。苦境に立たされる中、ここでまたもやディフェンスが日大のFGを値千金のブロック。追加点を何とか防ぎ、勝負は第4Qへ――。第4Qに入っても日大の猛攻が止まらない。ただ、それ以上に粘り強かったのが早大ディフェンスだ。FGで3点は返されたものの、DB寺中健悟副将(教4=東京・早大学院)や一度は負傷しながらも再びフィールドに帰ってきたLB加藤樹(商3=東京・早大学院)が決死のパスカバー。ラスト1分19秒、点差は5点。再びピンチを迎え、一本取られれば逆転というシチュエーションに立たされながらも「勝つ準備をしてきた僕らがやるしかない」と割り切ったLBコグランがインターセプト。さらにそのままエンドゾーンまで走り切り21-9とした。最後はDB藤原健太郎(政経4=東京・早大学院)のパスカットで試合終了の笛が鳴った。総立ちの観客が大歓声で選手を称え、選手たちが晴れやかな表情を浮かべる。2時間に及ぶ死闘の末に勝利をつかんだのは早大だった。

チームのピンチを救う活躍でディフェンスながら2TD挙げたLBコグラン副将

 「自分たちに足りないところをずっと探し続けてきた一年だったので本当に勝てて良かった」、「ずっと日大を倒すことを考えて練習してきた」と笑顔を浮かべたDB藤原とOL上石一輝(創理4=東京・早大学院)。オフェンスで流れをつくれずともディフェンスが3度もボールを奪った。キックでは常に良いフィールドポジションを確保した。記録には残らない細かな部分まで入念に確認した日々の練習。昨年の悔しさを一番に感じていた当時の2年生、3年生が見せた雄姿。体格や運動神経では勝る相手に、綿密な準備によって上回った瞬間だった。『日本一』への道筋が、くっきりと照らされた。

(記事 和泉智也、写真 近藤廉一郎、桝田大暉)

涙ながらに『紺碧の空』を歌う選手たち

得点経過
TEAM PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER G/NG スコア
早大 PASS #12笹木→#1岡田 #16佐藤敏 7-0
日大 PASS #10 西澤→#25西村 #2下水流 NG 7-6
早大 PR #5コグランのパントブロックリターン #16佐藤敏 14-6
日大 FG #11有輪 14-9
早大 INT #5コグラン #16佐藤敏 21-9
個人記録(※一部のみ掲載)
ラン 回数 ヤード TD 最長
#28 須貝和弘 81 67
#22 藤井光成 31
#6  北條淳士 17
#12 笹木雄太 16
レシーブ 回数 ヤード TD 最長
#6  北條淳士
#1  岡田義博
#15 竹村大和 12 12
#85 鈴木隆貴
パス 回数(試投) ヤード TD 最長
#12 笹木雄太 7(14) 40 12
#10 政本悠紀 0(2)
インターセプト 回数 ヤード TD 最長
#5 コグランケビン 73 73
#12 湯舟大地
パントリターン 回数 ヤード TD 最長
#5 コグランケビン 60 60
#2  寺中健悟
#1  岡田義博
星取表(10月25日現在)
日大 法大 慶大 早大 中大 明大 日体大 専大
日大 11/22 11/9 9●21 75○14 44○6 49○20 66○7
法大 横浜 45○35 11/8 38○6 42○14 38○9 55○13
慶大 横浜 35●45 11/22 39○20 34○10 37○25 58○19
早大 21○9 横浜 横浜 30○0 24○6 54○24 55○0
中大 14●75 6●38 20●39 0●30 11/22 11/8 63○5
明大 6●44 14●42 10●34 6●24 横浜 20○3 11/21
日体大 20●49 9●38 25●37 24●54 横浜 3●20 11/21
専大 7●66 13●55 19●58 0●55 5○63 アミノ アミノ
コメント

濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)

――死闘を制しました

勝って良かったです。何が何でも勝ちたかったので。内容はどうあれ、結果だけをこだわってやっていたので、勝って本当に良かったです。

――今週一週間のチームの雰囲気は

専大戦前からチームの雰囲気が良くなっていて、それを今週も継続していたので、この試合に向けて集中していたし、準備をしてくれていたので悪くはなかったです。

――QB笹木雄太(法3=東京・早大学院)はDBのマンツーマンカバーが厳しくても思い切りのいいパスを投げられていた印象ですが

インターセプトをされたプレーに関しては思い切りのいいプレーではなかったですが、投げるところでしっかり投げてくれました。想定以上に日大のディフェンスのプレッシャーが強かった印象です。

――ランプレーではタイミングをずらしたランというのも多かったように思いますが

タイミングを変えて、いままでよりも早いタイミングのプレーを用意していたのですが、機能した部分もあり、いまひとつだった部分もあったので全体的にはラン、パスも出したかったなと思います。

――前半終了間際、村橋洋祐主将(スポ4=大阪・豊中)の負傷交代というアクシデントもありましたが

試合中だったので選手たちには声掛けはしませんでしたが、村橋はチームの精神的支柱でもあるので、選手に動揺を誘うのも良くないので、とりあえず目の前のプレーに集中して最後までやり切ることに専念させました。自分たちが用意したプランを最後まで集中してやり切ることをテーマやっていたのでその点でぶれることはなかったです。

――ハーフタイムではどういうことを伝えましたか

ハーフタイムも同じで、前半のセーフティーリードは忘れてまた後半は一からゲームをつくるつもりでというように伝えました。後半はオフェンスからだったので、最初のシリーズでドライブをしてモメンタムをつかんでということだったのですが攻めきれず、日大にも攻め込まれという厳しい展開でしたが、選手が最後までやり切ってくれたのが結果につながったと思います。

――オフェンスがあまり出ない中でディフェンス、特にLBの二人のプレーは良かったのではないでしょうか

オフェンスはもうちょっとファーストダウンを取ったり、スコアをしたかったですが、昨年後半スタミナ切れをして足が止まった第4クオーター(Q)に逆転されたというのがあった中でこのチームスタートしているので、最後まで足が止まらずに集中できていたのは良かったかなと思います。

――攻め込まれている展開でのコグランケビン副将(商4=東京・早大学院)の二つのプレーは大きかったのではないでしょうか

最初はパントブロックで、二回目はインターセプトで。そういう意味ではケビンさまさまの一人舞台となってしまいました。最後のリターンTDも本来ならオフェンスで時間を流したかったんですが流しきれず、中途半端に時間が残ったおかげで日大もパスを刻んでくれたのでその刻んだパスを狙ってインターセプトTDにつながったのは結果的に良かったのかなと思います。

――この勝利で甲子園ボウルに一歩近づきましたがまだまだ油断ができない試合が続きます

法大は日大と違う強さがあるチームですし、現時点で私たちが上回る力があるというとないですし、慶大もしかり。この勝利に油断してこの後2敗しては意味ないですし、しっかり準備をしてまたいいチームに仕上げていけるようにしていきたいです。

――では最後に今後への意気込みをお願いします。

選手もチームもいまがピークではないと思っているので、この二週間チームとしてもっと成長をしていいフットボールができるように、さらにこのシーズンが終わるまで個人としてもチームとしても成長し続けるように取り組んでいきます。

DL村橋洋祐主将(スポ4=大阪・豊中)

――激闘となりましたが

そうですね。第2Q以降はケガでフィールド入れなかったので、仲間たちには本当に感謝したいです。

――この試合に向けてのチームの雰囲気は

日大戦に向けてどんどん上がってきてはいたんですけど、本当に気持ちが入りすぎで気負いしちゃっている部分もあってその分をどうにかコントロールしてこの試合に臨めたことは良かったです。

――第1Q、WR岡田義博選手(教4=東京・早実)のTDレシーブで先制しましたが試合の入りはいかがでしたか

ディフェンスで止めてオフェンスから点を取るという最高の流れだったので良かったです。

――ディフェンスとしてはブリッツも決まったりしていましたが序盤からいかがでしたか

最初のシリーズ止められたんですけど次のシリーズですぐTD取られてしまって、その次のシリーズできょう披露した新しいフォーメーションがはまって、全員でディフェンスで勝てたと思うので、良かったです。

――村橋主将のケガを皆でカバーしてくれましたね

そうですね。ありがたかったです。

――この勝利で昨年の雪辱を果たし、より一層チームのモチベーションも上がったと思いますが、法大戦に向けては

法大戦も僕らディフェンスで止めてディフェンスで勝ったと言えるようにしっかりこの二週間研究していきたいです。法大は本当にいろんなことをしてくるチームなので。

――もう一度チームを引き締めてということでしょうか

そうですね。この勝ったことを忘れてというわけではありませんが、この勢いには乗って天狗になるのではなく、常に僕らはチャレンジャーなので気を引き締めてやり続けるだけです。

――では今後に向けての意気込みをお願いします。

次の法大には昨年負けていて、きょう勝っても法大に負けては何も意味がないので、今後も勝つためにこの二週間やり切りたいと思います。

LBコグランケビン副将(商4=東京・早大学院)

――日大戦勝利おめでとうございます。いまの率直な気持ちを聞かせて下さい

人生で一番最高の瞬間です。

――試合後の紺碧の空を歌っていた時の思いはいかがでしたか

本当に感無量で何も考えていなかったです。めちゃくちゃ涙が出てきてもう無心でした。

――やはり日大戦での勝利は格別ですか

そうですね。ずっと憧れだったので。2009年に勝ってその代にすごく憧れていて同じことができたという部分にもすごく感動しています。

――早大学院OB対大産大付OBという色が強かったですね

そうですね。それはありますね。高校時代のクリスマスボウルの再戦ではないですけど、その時も同点優勝で個人的には負けたくらいの気持ちだったのでそこもいま思うとうれしいですね。

――日大戦に向けての二週間はいかがでしたか

雰囲気はかなり良かったですし自信もありました。あとは妥協なく準備するだけだったので、ひたすら詰めていました。「あれもやっておかなければ」と思ったらすぐやるし、そのように妥協なく準備した二週間でした。

――昨年よりも自信があったというのは具体的にどこからきたのですか

準備ですね。勝てる準備をすっとやってきてあとはそれを出すだけでした。やる前から絶対に勝てると思っていましたね。

――試合中盤から今季初となる2DL5DB守備を披露していましたね

そうですね。あの準備があったので自信がありました。

――日大のラン攻撃も封じました

ランはある程度出されても良いという共通意識を持っていたので焦ることはなかったです。その割にはランが止まっていたのでディフェンスからしたら良い流れでできたと思います。

――日大のOLは強かったですか

特別強いというわけではありませんでしたが、キャリアーの足のかきだったり個人個人強かったなと思います。

――パントブロックも決めましたがアサイメント通りですか

はい。もう完全に狙っていたので。アフターでずっと練習していたので結果を出せて良かったです。

――前半を14-9で折り返しましたがハーフタイムはどのような声掛けをしていましたか

切り替えとかはなくて、勝てると信じていましたしやられているという気もなかったのでそのままいったら絶対勝てると思っていました。

――第3Qに日大がFGを失敗しましたが、あの辺りもターニングポイントでしたね

あれも誰かがチップしていて、練習でもかなりブロックやチップをできていて本当にナイスという感じですよね。キックで勝てた部分もかなりありました。いや、キックとディフェンスですね(笑)。

――第4Qは決死の守備でしたね

FGを決められたシリーズも、もともとGLは4DLで守っていましたが、ランでじわじわ攻められて、そこでも4DLの自信を持ってプレーできるコールを用意していました。なので、絶対にFGで抑えられるという気持ちでやっていました。FGで抑えて残念というよりもむしろナイスでした。

――その後もオフェンスがゲインできず再びディフェンスというシーンでしたがどのような心境でしたか

オフェンス頑張れと思っていましたが、もうベンチでも僕らがやるしかないと言っていて、チームなので、オフェンスが上手くいかない時こそディフェンスとキックで頑張らなければいけないのでやるしかなかったです。そこはもう割り切ってやりました。

――そのシリーズでのインターセプトは振り返っていかがですか

あのパスパターンは狙っていましたが、取ったらタックルしてやろうくらいの気持ちでした。ですが、球が浮いていて様子を見ていたらたまたま来たという感じですね。

――では本日の試合の総括を改めてお願いします

自分の代で勝てたことが本当にうれしいです。きょうは喜んで良いと思いますが、あしたからは法大戦に向けて引き締めて、法大に負けたらこの勝利もパーになってしまうので法大にも勝って甲子園に行きたいと思います。

――最後に次戦への意気込みをお願いします。

きょうみたいにディフェンスで流れを持って来られればオフェンスが苦しんでも絶対に勝てると思うので、ディフェンスでゲームメークしたいと思います。

DB鈴木拓馬副将(社4=大阪・豊中)

――日大を倒しました。今の感想をお願いします

勝ちにこだわってきたので、結果を出せてシンプルにうれしいです。

――どのような対策を練ってきましたか

具体的には言えることはないのですが、とにかくやることはやってきました。

――それは試合で出せましたか

ビデオを見てみないと分からない部分もありますが、できていたのではないかと思います。

――日大の得点を1ケタに抑えました。ディフェンスを振り返っていかがでしたか

これもビデオを見ないと分からないですが、要所要所で止められたと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

まあまあだと思います。

――いつもよりは前の方をカバーしていましたがその点についてはどうでしょうか

ポジションが2つあって、相手の隊形だったりに合わせて動きました。副将の寺中君(健悟副将、教4=東京・早大学院)とコミュニケーションを取っていました。

――それは日大にアジャストしたものですか

そうですね。パスが狙われると思ったのでそうしました。

――法大戦への意気込みをお願いします

日大は倒せたのですが、浮き足立たずにやることやって勝ちたいと思います。

DB寺中健悟副将(教4=東京・早大学院)

――今日の試合を振り返っていかがですか

相手がパス中心で攻めてきたんですけど、その中で守り切れて、結果勝てたというのが自分としてはかなりうれしかったです。

――個人としてはいかがでしたか

基本的に逆サイドのパターンが多かったんですけど、最後の4Qでフォースダウンを止めたときのサードダウンロングとかはしっかり止められたので、個人としてもそれほど悪くなかったと思います。

――2DLの5DBでしたが何か意図があったのでしょうか

パスで攻めてくるのは分かっていたので、そこで後ろを増やしてボールを狙いにいこうということです。

――リーグ戦も残り2試合になりました。次に向けての意気込みをお願いします

法大に勝てば甲子園がグッと近づくので、ここで気を緩めることなく、次の試合に向けてスカウティングだったり準備をしっかりしていきたいです。

WR岡田義博(教4=東京・早実)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうはやっぱり絶対勝ちたい試合で、オフェンスも今までディフェンスに助けられているので、オフェンスもやってやろうと思っていたんですけど、スコアや結果を見るとディフェンスに助けられていたので、もっとオフェンスもがんばりたいなと思います。

――日大戦に向けての意気込みはいかがでしたか

まあやっぱりここ勝たないと次も無くて、引退決まっちゃうと自分でも思っていたので、自分が一番活躍するって気持ちでここ二週間取り組んできたんですけど、それはまだまだ甘いなと思うので、法政戦ではもっともっと活躍したいなと思いま。

――具体的にはどのような対策を取られてきましたか

結局昨年も2ミニッツのシチュエーションでパスが決まらなくて負けていたので、オフェンスがパスを合わせたり、DBと一対一を意識して、球際でこだわるということを意識していました。

――リターンからの動きにキレがありましたがそれについてはいかがですか

あれはもう道が見えていたので、道をつくってくれた人のおかげだと思います。

――先制点となったタッチダウンについてはいかがでしたか

用意していたプレーをちゃんと決められたっていうのはすごくうれしくて、なおかつ自分が決められたのもすごくうれしくて、そのままの流れでいきたかったんですけど…って感じですね。

――今後への意気込みをひとことお願いします

あと法大戦勝って、慶大に勝ったら甲子園で、ことしの早大は絶対甲子園行けるチームだと思っているのでチーム一丸で、より一層引き締めていきたいと思います。

OL上石一輝(創理4=東京・早大学院)

――今日の試合を振り返っていかがでしたか

最高です。今まで日大を倒すことを考えて練習してきました。今までの借りもあってそれを今日返せたことがうれしいです。

――日大戦に向けてどのような意気込みで臨みましたか

気持ちで勝つというのは当然なんですけど、気負ったりせずやることを意識していました。去年は気負ってしまい自分達のプレーができなかったので、今日の試合では普段通りに練習でやってきたことを試合で出そうと考えてやりました。

――日大のDLについてどのような印象を受けましたか

太ってました。まだまだフィジカル面では足りないなと痛感しました。

――今日の試合では早大のOLが日大のDLをうまく抑えていた印象がありました。何か手応えを感じていましたか?

日大相手に良くよくやったなと思います。しかし、漏らした部分もあったのでまだまだ成長する余地はあるなと感じました。

――今回の試合での収穫は

まず日大に勝てたことです。気持ちの面では日大に勝てたことで次の試合に向けて自信がついたことじゃないかと思います。

――次の試合に向けて意気込みを聞かせてください

次の試合、更に次の試合と勝つと甲子園に行けるので絶対勝ちます。

DL庭田和幸(創理4=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返って

ケビンが頑張ってくれました。準備してきた戦術がうまくはまりましたね。まだまだ課題が残る試合だったので、帰ってビデオを見ながら反省して次につなげたいです

――途中、村橋さんがケガで退場し、庭田さんがディフェンスの要となりました

誰が欠けても早大のディフェンスは変わらないので。誰が出てもしっかり止められるディフェンスをことし一年目標にしてきました。そこは意識して、プラスで気負った部分もありましたね。でも、昨年の失敗を踏まえて自分をコントロールするように努めました。全員それができていたというのがきょうの勝因の一つだと思います。みんな落ち着いていました

――強豪の日大相手にどういった意識で臨みましたか

いつも通りやって勝つということを意識しました。昨年は本当に日大相手というだけで浮足立ってしまっていたので。

――普段通りの落ち着きが最大の勝因でしたか

本当にそうですね

――チーム全体のきょうの調子は

試合に出ている選手もそうでない選手も自分の役割をしっかりとできていたと思います。チームが苦しい時に出ていない選手もサイドラインから声を出してチームの活気を下げなかったことがよかったです。 一人一人が日本一になるにはどうしたらいいかを考えて、それを追及してこられたのかなと思います。まだまだですけど

――今後の意気込みを

まだ日大を越えただけで、自分たちの目標は日本一なので、その道を気を緩めず今までやってきたことをさらに追及して、一人一人が意識を高く持って今まで通りやっていきたいです。自信には変わりました、きょうで。

DB藤原健太郎(政経4=東京・早大学院)

――日大に勝利したいまの率直な気持ちをお願いします

この一年間は本当に日大を一番意識してやってきました。昨年負けてから自分たちに足りないところをずっと探し続けてきた一年だったので本当に勝てて良かったです。

――試合後の紺碧の空を歌っていた時の思いはいかがでしたか

その時はもう泣いていたのであまり覚えていません。とりあえず顔がぐしゃぐしゃでやばいなと思っていましたね。歌が終わって観客席を見た時に本当にたくさんの方が応援にきてくれていて喜んでくれていたので本当に良かったなと思いました。

――日大戦に向けてどのような準備をしてきましたか

いままでとは違ったディフェンスを用意していて、スカウティングには一切ないことを日大ウィークの前からずっと練習していました。それを初めて出したということで最初はそれが効いていて、相手のOLも迷ってくれてラッシュがうまくかかりました。それでQBにWRを探す時間を与えずに外に逃げたりしてくれたのでかなり効いたかなと思います。

――CBにコンバートされたのはいつ頃ですか

きょうの三試合前なので、一ヶ月前くらいですね。話はなんとなくあったのですがケガもしていて練習できていなくて、初めて出たのが日体大戦ですね。

――動きはしっくりきますか

最初は外から見る景色なので戸惑いがありましたがいまは慣れました。

――実際に西村有斗選手(日大)を前にしていかがでしたか

そうですね。最初のTDも僕がマンツーマンしていたところに投げられてやられてしまったので、一対一で勝負するという点においてはまだ詰める部分があるなと思いました。昨年もマンツーマンの一対一で負けていた部分があって、ことしはそこにフォーカスしてやってきましたが、GLの攻めないといけないシーンで攻めきれなかったところがあったかなと自分の中ではそこだけ後悔ですね。もう一回やり直します。

――法大もパスオフェンスが強いイメージです

まずはしっかりランを止めることが重要で、日大戦も最初にランを止めていこうというコンセプトだったので、相手がパス展開になった時にいかに守るかが重要ですね。あとは相手の動きを見極めて早めにアジャストしていきたいです。

――きょうの試合はキックがかなり効果的でしたがキック主任としていかがですか

準備してきたことを出せたものとできなかったものがありました。結果的にキックでTDを取れましたしそこは良かったと思います。でも最後のパントカバーでかなり出されて、あれは相手のミスがなかったらどうなるか分からなかったと思うので、スペシャルだけではなくて普通のプレーでも詰めるところはたくさんあるかなと思います。

――第4QのFGを決められたシリーズはまさに全員ディフェンスでしたね

エンドゾーンを背負っていて、奥がない分動きとしては攻められたというか、前の人間は奥の深いゾーンを狙うパスよりもアンダーの早いタイミングのパスにしっかり食い付けるような動きができたと思います。逆にエンドゾーンを背負った分割り切って動けたと思います。

――その後もまた一本取られたら逆転を許すというシーンでディフェンスが回ってきました

そうですね。結果的には1プレーで終わりましたが、昨年も第4Qに力で押し切られて負けたので、みんなとも昨年と一緒だという話をしていて、昨年やられてことしもやられたら負けだし、止めれば勝てるし、ということを言っていました。気持ちとしては昨年の借りを返してやろうという気持ちでした。

――4年生ということで勝っても負けても残りの試合は減っていくと思いますが、今後どのようなプレーをしていきたいですか

あとがないというか先がだいぶ見えてきて、あと一勝すれば甲子園への道が見えてくるという段階で4年としてはやるしかないという気持ちです。きょうは勝ちましたがあと二週間で法大戦なので、まずはこの二週間でどれだけ準備できるかだと思うのでとにかく次の法大戦に向けて死ぬ気でやりたいなと思います。

――その中でDBの後輩の活躍は頼もしいですね

はい。正直ケガ人が増えているというのがあってメンバーの運用は苦しいですが、その中であのように活躍してくれたことはすごくうれしいです。チームの総合力と言う部分でも危機的状況だからこそ上がった部分はあると思いますし、下級生も試合に出ることで成長できることがあると思うので頑張ってもらいたいです。4年生としてもこれからどんどん同じように成長していきたいです。

――最後に今後の意気込みをお願いします

きょう勝つことで先が見えましたし、日本のフットボール界を変えられつつあるのかなと思います。あとは自分たちがやるしかないというか勝つしかないと思っています。僕らが勝つことで世界は本当に変わると思うのでそれだけを目指してやっていきたいと思います。

LB加藤樹(商3=東京・早大学院)

――見事、強豪・日大を倒しました!いまのお気持ちをお聞かせください

昨年負けた時(⚫7-14)からきょうのためにやってきたので、最高です!

――長年苦杯をなめさせられてきただけに特別な思いもあったのではないでしょうか

日大は関東王者で、(いままで)悔しい思いをさせられてきたのできょうは倒せて本当に良かったです。

――この試合、何度も相手を止める攻守が見られましたが振り返っていかがでしょうか

ぼくだけに良いプレーがあったわけではないですが、ディフェンスとして良い形で止めれました。ケビンさんとか活躍していましたし、良かったと思います。

――ブリッツも決まりましたね

そうですね、ブリッツは何度も(チームで)合わせて精度を高めていたので決まって良かったです。

――リードのまま突入したハーフタイムではチームでどのようなことを話しましたか

点差は(TD)一本差で勝っていましたが、それでもまだ一本差でわからないので気を引き締めました。

――後半にケガをおしてピッチに戻る姿が印象的でした

めっちゃ痛かったんですけど(笑)、意外に動けて、「ここしかない」と言い聞かせて頑張りました。

――負傷交代したDL村橋主将の分を全員で補った勝利だったのではないでしょうか

動揺もあったと思いますが、ディフェンスでは焦らずに対応することができて、村橋さんの分も頑張れました。

――勝てた要因はどのようにお考えでしょうか

ビックプレーが多くて、そこでモメンタムを持ってこれたのが一番でかいかなと思います。

――次節の法大戦に向けて意気込みをお願いします

コンディションを高めてやってきたことを出すだけです。

QB笹木雄太(法3=東京・早大学院)

――日大戦に向けてどのような準備をしていましたか

日大の基本的なディフェンスに対し、早いテンポのランやミドル、ロング系のパスで攻めようと準備していました。

――きょうの試合では、その準備してきたことをしっかりと出せましたか

 

ランに関しては前半テンポよく出ていましたが、パスは相手のディフェンスが想定外のことをやってきたので、それに対処しきれなかったです。

――WRと相手の競り合いで、投げ込む場面が多かったですが

CBとの一対一では必ずレシーバーは勝ってくれるので、そこを決めきれずにSFに寄られてしまったり、自分の目線で相手に動かれてインターセプトされたのは、自分の責任だと思います。

――ロングパスがあまり見られなかったですが

本当はロングパスを決めようと準備していましたが、相手のブリッツや自分が逃げたり、走ったりしてしまったため一対一の勝負に持ってこれませんでした。

――走らずパスに徹している印象を受けましたが、パスプロテクションや相手のラッシュはどうでしたか

OLがすごく自分を守ってくれていましたが、自分が気負いすぎたというか、焦りが少し出てしまってディフェンスにパスカットされたり、空いているのに走ってしまいました。OLに本当に助けられました。

――QB政本悠紀(創理4=東京・都市大学付)が数プレー出ることがありましたが

政本さんは投げるだけではなく、力強い走りも持っているので、僕との違い、良さというのをプレーで出せていけたらと思い、交代で出ることもありました。

――次の試合に向けて意気込みをお願いします

 

きょうもディフェンスに助けられたので、法大戦ではオフェンスで勝ちたいです。もちろんランも出しますし、きょう出なかったパスも決めて、パスで勝ちたいです。

RB北條淳士(社3=東京。佼成学園)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

勝てたのはうれしいですけど、ディフェンスに全て助けてもらった試合で、きょう僕は最後の方に中でダウンしなければいけなかったところを外に出てしまい、パスを投げるか微妙な瀬戸際にしてしまったので個人的には反省している試合です。

――日大戦に向けてどのような準備をしてきましたか

チーム全員で気負うことなく普段通りにやろうということを監督がおっしゃっていて、みんな結構緊張していたのですが、監督にその緊張を解いていただいて、気負いすぎずにやろうとしていました。

――ご自身はどのような心境で試合に臨みましたか

昨年の日大戦は試合前に体調を崩して出ることができなくて、昨年も惜しいところで負けてしまって、個人的には思い入れがある初の日大戦だったので頑張ろうと思ってました。

――きょうの試合でのご自身のランの調子はいかがでしたか

全然でしたね(笑)。日大のタックルが速くて思ったように走れなかったので、次の法大戦でチャンスがあればまた頑張りたいと思います。

――日大のディフェンスの印象はいかがでしたか

相手のLB岩本さん(卓也、日大)であったり、外国人の選手のタックルが結構うまいので、いいタックルを何回かもらってしまったことが今後の課題です。

――スクリーンがうまくいったように見えましたが

あれはラインズのブロックのおかげで誰が持ってもまっすぐ走ればゲインできたボールだったのでOLのおかげです。

――最後に次戦に向けての抱負をお願いします

昨年法大に負けてしまったので、日大戦同様気負いせずに、今回僕はミスをしてしまったので、それのリカバリーができたらいいなと思います。