ソフトボール部

2015.10.21

第47回秋季リーグ戦 10月18日 埼玉・東京富士大日高総合グラウンド

虎の子の1点守り抜き勝利!2位でリーグ戦を終える

TEAM
日体大
早 大 ×
○常盤―大内
◇(本塁打)山内 ◇(二塁打)峯口

 全5試合を戦う秋季リーグ戦(リーグ戦)もいよいよ最終戦を迎えた。対するは、ここまで4勝0敗で首位に立つ日体大。王者を相手に一矢報いたい早大だったが、序盤から両先発が一歩も譲らぬ緊迫した投手戦となる。しかし3回、先頭の山内美咲(スポ2=神奈川・向上)が本塁打を放ち1点を先制。この1点を先発の常盤紫文(スポ3=千葉・木更津総合)が完封で守り抜く。1-0で日体大の全勝優勝を阻止し、2位という好成績でリーグ戦を終えた。

 2勝2敗と勝率5割で迎えたこの日。強豪・日体大を相手にどこまで戦えるか、真価が問われる試合だった。打線は初回、2回と好機を作れない。3回、打席には山内実咲(スポ2=神奈川・向上)が入る。「リーグを通してヒットが少なかった」と振り返る山内。何としてもここで出塁したいところだった。3球目を思い切り振り抜くと打球は高々と舞い上がり、そのまま右翼フェンスを越える。値千金の先制本塁打で、最高の結果を出した。得点はこの1点にとどまり、打線のつながりという面ではまだ課題も多い。ただ、いろいろなことを試せるリーグ戦だったことには違いない。このチームにおける戦術、得点パターンも見えてくるはずだ。

本塁打を放ち、笑顔でダイヤモンドを一周する山内

 最終戦のマウンドに立ったのはエース常盤。実にこれが5試合中4試合目の登板となった。5回まで毎回走者を出すものの、最後にはギアを一段階上げて打ち取る。「ここぞっていうときに抑えられた」と、自身も納得の投球を披露した。圧巻は6回。1死を取り、打席に迎えるは4番に座る相手主将。ファウルで9球粘られ、フルカウントからの10球目だった。一発出れば同点の場面、甘いコースには投げられない。際どいコースに投げ込まれた球を、相手打者は見送る。しかし審判の判定はストライク。常盤の粘り勝ちで勝負あった。また、前週から行った日体大を想定した守備練習も功を奏する。「外野にたくさん飛ぶというのは分かっていた」(大内佳那女子主将、スポ3=千葉・木更津総合)。こうした事前の準備も勝利の一助となったはずだ。

強力打線を4安打完封に抑え込んだ常盤

 2位という順位で終えたリーグ戦だが、成長の反面、課題が多く見つかったといえる。戦った5試合全てが1点差で勝つか、負けるかの試合であった。これは投手陣の粘り、力投を示す一方で、打線がまだ『線』になりきれていないことを示すものでもある。しかし秋季リーグ戦はあくまで試しの場。現状の戦力を把握し、弱点や課題を見つけ、ここから一気に成長することも可能なのだ。今回新たにレギュラーに名を連ねた選手も多い。また、手塚麻菜美(スポ1=北海道・とわの森三愛)をはじめとする1年生たちも新たな戦力として計算できるようになってきた。次の公式戦は11月の関東大学選手権。リーグ戦とは違い、負ければ終わりのトーナメント制での勝負となる。最終目標である全日本大学選手権優勝に向けて、必ず大事なステップとなるだろう。

(記事、写真 中丸卓己)

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コメント

大内佳那女子主将(スポ3=千葉・木更津総合)

――きょうは捕手としてどのように常盤選手をリードされましたか

前日の練習で外野にたくさん飛ぶということは分かっていたので、結果的には大きな当たりだったんですけど自分たちバッテリーとしては想定範囲内でした。あと意識したのは先頭を絶対に出さないということと、うちがチャンスで点を取れなかった後は絶対に3人で抑えるということでした。

――相手に流れを渡さなかった試合でしたが、主将としてはいかがでしょうか

きのうは日体大がどのようなメンバーで来るか予想して練習に取り組んでゲームノックなどもしましたし、そういう意味ではその成果が良く表れた試合だったかなと思います。

――今回のリーグ戦を通じて、チームとしての成長は感じられましたか

バッティングに関しては誰かが一発打って勝つということも多かったので、成長というよりかは課題がたくさん見つかったと思います。それでも一試合一試合戦って、全体的にすごくチームらしくなってきたなというところはリーグを通しての成長かなと思います。

――個人的にはいかがですか

もっとバッティングで貢献しなくてはいけないなということに尽きますね。

――主将、4番、捕手とご自身にかかる重圧も大きいと思うのですが

それは自分でもあまり意識していないというか、4番の時は4番の仕事、キャッチャーの時はキャッチャーの仕事というふうに自分の中で割り切って、一つ一つの仕事をこなしているので。肩書きだけ見たら確かに重いかなと思うんですけど、チームがうまく回るように声掛けだったり雰囲気づくりを徹底して、プレーでは自分の役割をこなしていくというふうにできているので、あまり気にせずにできたかなと思います。

――これから主将としてどのようなチームにしていきたいですか

今回のリーグ戦では誰かが一発長打を打って勝つという、ワセダらしいといえばワセダらしい勝ち方ができました。それでもゲーム中に先生(吉村正監督、昭44教卒=京都・平安)が何度もおっしゃっているように、「線で、2人3人でつないで点を取る」というかたちを体現できるようなチームにしていきたいと思います。

――投手陣はいかがでしょうか

きょうは宮川(眞子、スポ2=福島・帝京安積)は投げなかったんですけれど、常盤自身きょうはあまり調子が良くなかったかなと試合中は思いました。でもそれなりに試合をつくれたので良かったです。泉さん(花穂、スポ4=香川・高松南)が抜けて一人で投げ切らなければいけない場面も多くなって、そういった状況の中で7回完封できたのは次にもつながると思います。

――次は関カレですが、どういった戦いをしていきたいですか

リーグ戦と違って一発勝負で、大学生活のうちにトーナメントは関カレ、全日本総合選手権、東日本大学選手権、インカレ(全日本大学選手権)の4つしかないので、大事な試合だと思ってチームで取り組んでいきたいなと思っています。

――では最後に関カレに向けて意気込みをお願いします

着実にチームは右肩上がりで来ているので、残りの日数でさらにいい状態を目指して頑張っていきたいなと思います。

髙橋あゆみ女子副将(教3=神奈川・厚木商)

――きょうの日体大戦はいかがでしたか

山内があそこで打ってくれたというのと、バッテリーの力で勝てたところが大きいかなと思っておりまして、もう少し打線がつながればいいと思います。個人の反省としては、もっと上級生として責任を持ってしっかり打っていかなければいけないなと思います。

――最上級生ということで、どのようなことをお考えでしょうか

責任感っていうのは違うなと思っていて。昨年までは先輩がいての下級生で出してもらったっていう立場だったので思い切りプレーすることができていたんですけれども、どうしても上級生となると、責任感とかから結果ばかり気にしてしまう自分がいるのをリーグ戦を通して感じました。

――逆にご自身が成長したと感じることは

やっぱり周りを見れるようになったことかなと思います。下級生の時は先輩が声を掛けてくれたりしていたんですけど、内野を引っ張っていかなければいけないという責任を持って内野にも外野にも自分から声を掛けるようになったと感じています。

――最後に関カレに向けて意気込みをお願いします

関カレまであまり時間はないんですけど、できなかったことが個人的にもありますし、チームとしてもまだまだ欠点があるのでそこを詰めていければなと思います。

武内有紀(スポ3=埼玉・星野)

――きょうの試合はいかがでしたか

個人の反省にはなっちゃうんですけど、これまでずっと打てなくてきょうも打てなかったので、私的には反省がたくさんあります。

――逆にリーグ戦を通して成長した点などはございますか

リーグの初戦よりはだんだんとチームがいいようになっていったので、今後もリーグを目指してやってきたことを続けて次の関カレに生かしていきたいと思います。

――最上級生となって、武内選手から見て今のチームはいかがですか

仲が良いときもあるんですけど、やっぱり厳しく言うときは厳しく言うということが前のチームではできていなかったので、どの人に対しても厳しく言うという、練習のときと練習じゃないときのけじめをしっかりとつけていけたらなと思います。

――個人的には関カレに向けてどういった練習をしていきたいですか

課題を克服するのが一番なんですけれども、最高学年なのでチームのみんなのこともちゃんと見て、総合力で勝つというか個人競技にならないように頑張っていきたいと思います。

常盤紫文(スポ3=千葉・木更津総合)

――きょうは日体大打線を完封されましたが、ご自身の投球を振り返っていかがでしたか

きょうはここぞっていうときに抑えられたので良かったと思います。

――6回、4番の相手主将を見逃し三振に抑えた場面はどうでしたか

ずっと粘られて、きょうはフォアボールが多かったのでフォアボールになっちゃうかなって自分の中では思ったんですけど、でもあそこで最後きっちりコースに投げられて良かったです。

――全5試合中4試合に登板されましたが、リーグ戦を通して成長した点などはございますか

やっぱり一人で投げ切れるようになったことが成長かなと思います。

――逆に課題などは

やっぱりチェンジアップが…(笑)。最初の方、日女体大のときとかは良かったんですけど、こういう日体大とか強い相手になると打たれちゃうので、まだまだだなと思います。

――最後に次の関カレに向けて意気込みをお願いします

自分のできることを出せるように頑張ります。

峯口和沙(人3=東京・富士見)

――きょうの日体大戦は接戦でした。振り返っていかがですか

チーム的には1-0で全勝のチームに勝てたので良かったなというのがあるんですけど、個人的にはまずまずの成績かなと思います。守備ではセンターで出さしていただいたのですが、公式戦でセンターというのはこの前の東京富士大戦が初めてできょう2試合目だったので、緊張してしまって一つレフトとお見合いしてしまったのがあったんですけど。先生から指摘を受けて、そこから「動きは良くなった」と言っていただけたので、自分でも動けていたと自信にしていっていいかなと思います。

――きょうは打球がすごく飛んでいきましたね

そうですね(笑)。この一週間外野にはすごく飛んでいくというのもチームで話し合っていて、きょうも絶対外野に飛んでくるから抑えようということで意識はできていたので、みんなで守れたのが一番良かったんじゃないかなと思います。

――このリーグ戦中にはいろいろなことがあったと思いますが、振り返っていかがですか

個人的には複雑な部分もあるんですけど、でも自分が理想としていたのはこのチームなので。それがうまくはまってきょうの結果を迎えられたんじゃないかと思うので、これが一つのステップになればいいかなと思います。

――これから主務としてはどう務めていきたいですか

元々主務志望だったのですが選挙で選んでいただいたのであのようなかたちになったんですけど、やっぱり私的にはグラウンド外でチームを支える、例えば遠征の手配だったり相手チームとの交渉は私が担当するので、みんながプレーに集中できるように私が率先してやっていけたらなと思います。

――逆にグラウンドの中では今後どういったプレーをしていきたいですか

リーグ戦を通してバッティングでも守備でも課題がたくさん見つかったので、その課題を一つずつつぶしていって、最高学年ということもあるので、引っ張っていくのは主将副将で、自分はそれについていきながらも周りの後輩に気を配ったり声を掛けたり、逆に後輩からアドバイスをもらったり「練習をこうしたい」という意見が聞ける立場にもなっているので、そこはうまく連携を取ってやっていけたらなと思います。

――最後に関カレに向けて意気込みをお願いします

毎試合長打ですね。きょうも一本打てたんですけど、あれも吉村先生からアドバイスをいただいて。第1打席に外のボールをレフトに持っていったんですけど、あれは流していたので「あれを流すんじゃなくて引っ張れ」とアドバイスをいただいて、同じような球をセンターに持っていけて自信にもなったので、関カレに向けても課題がたくさんあるので徐々に上げていけたらなと思います。

大庭由乃(スポ2=千葉・木更津総合)

――きょうは1番での出場でしたが

雰囲気があると言われたので。今までは9番としてあまりプレッシャーのないところでやっていたんですけど、1番としての役割をしっかり果たせたかなと思っています。

――リーグ戦の全試合出場は初ですが、いかがでしたか

そうですね。今まではあまりプレッシャーのかからない場面で出ることが多かったので、これからはちょっと頑張っていこうかなと思います。

――リーグ戦を通しで戦う難しさなどはございましたか

今まで試合に出る回数が少なかったのですが、今回は自分がやりたいこともできたし、今までやってきたことも試していけたので、試合は出られて一番楽しかったかなと思います。

――個人的に成長した点などはございますか

昔までは小技しかやったことがなくて、フルスイングはしたことがなかったんですけど、先生からご指導いただいてフルスイングができるようになったので、もっと粘り強さを生かしていけたらなと思います。

――ここからの課題などは

やっぱりヒットを打つこととか塁に出ることが一番重要だと思うので、選球眼もそうですし、初回からしっかり打てていけたらなと思います。

――最後に次の関カレに向けて意気込みをお願いします

自分の役割をしっかり果たして、チームでしっかり勝てていけたらなと思います。

角頼遼香(社2=千葉経大付)

――きょうの日体大戦はいかがでしたか

チームとして勝てたことはすごくうれしいんですけど、やっぱり自分はまだまだだなと感じる試合となったので、またこれからも頑張っていきたいと思います。

――前の代のチームからずっと2番・左翼手で出場されていますが、以前と比べて成長した点などはございますか

春リーグに2番レフトで出た時は先輩におんぶにだっこで、ただ一生懸命やるだけで良かったんですけど、この大会は自分にチャンスが回ってくることが多くて、自分が最後一本打たなきゃいけないところで打てないというのがあって。成長はあまりないんですけど、課題はすごく見えたので、また一からやっていきたいと思います。

――具体的にはどういった課題でしょうか

バッティングで大事なところで一本出るか出ないかはチームのみんなからの信頼にも関わってくる問題なので、そのうち打てるとかじゃなくて必然的に打てるバッターにならなきゃいけないのでそこを頑張ります。

――最後に次の関カレに向けて意気込みをお願いします

きょねんの関カレは私のミスで負けてしまったこともあるので、ことしは誰よりも強い意気込みで頑張っていけるように準備していきたいと思います。

坂かれん(スポ2=愛知・星城)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうは山内の一本だけしかなかったんですけど、打線としてはみんなでつないでいこうという考えで。私自身も右バッター同士で狙い球を絞ったりして、結果は駄目だったんですけどそうやってみんなで徹底して団結してできたので良かったかなと思います。

――リーグ戦を通しで戦うのは初ということですが、いかがでしたか

全体的に人数が少ないということで、さっきも言ったようにみんなで声を掛け合うっていう他のチームにはない団結力があって、チームとしても盛り上がっていけたので良かったと思います。

――個人的に成長を感じる点などはございましたか

守備でポジショニングをしっかり取れるようになったことが成長したところかなと思います。

――逆に課題などは

やっぱり打てていないので、関カレに向けても冬の間も、しっかりバッティングを集中してやっていきたいなと思います。

――では最後に次の関カレに向けて意気込みをお願いします

少し期間が空くので、打てなかったことや守備でもちょっとフライに不安があるのでしっかり頑張っていきたいなと思います。

山内実咲(スポ2=神奈川・向上)

――きょう決勝点となる本塁打でしたが振り返っていかがですか

リーグを通してヒットが少なかったので、きょうの試合で打てたらいいなと思っていたら出ました。

――春もこのグラウンドで本塁打を放たれていますが、いいイメージはございますか

そうですね(笑)。いいバッティングをしていたので、きょうは思いっ切り振って一本っていう思いで臨みました。

――リーグ戦を通しての収穫や課題などはございますか

自分は自チームのピッチャーならすごく打てるんですけど、初対面のピッチャーに弱いというのがきょねんまでの反省だったので、それを今回克服しようと思って臨んだリーグだったので最後に一本出て良かったかなと思います。

――やはりご自身の魅力は長打でしょうか

そうですね。やっぱり自分は持ち味がそこだと思うので、もちろん場面によって求められているバッティングもあると思うんですけど、きょうみたいに関係ないときは長打を狙っていけたらなと思います。

――最後に次の関カレに向けて意気込みをお願いします

自分がもし出られる機会があれば、そこで一本しっかりチームのためになるバッティングをしていきたいと思います。

手塚麻菜美(スポ1=北海道・とわの森三愛)

――きょうの日体大戦はいかがでしたか

なかなか点数が入らない状況が続いて、0-0だったので気が抜けないというか、一球一球集中し続けるっていうのが一番意識していたことです。

――リーグ戦の終盤では打撃でチームに貢献することが多かったですが、打撃についてはいかがですか

先生からご指導いただいたこともあって、自分の中でも変えたところがあったのでそれが結果につながって良かったかなと思います。

――本職は捕手ということで、一塁手や遊撃手として出場したことはいかがでしたか

やっぱり慣れないポジションをやるというのは難しいところもあるんですが、そのポジションで自分ができる限りのことをやろうっていうのは思っているので、思い切ってやっています。自分がどこまで守れるのかはゲームにならないと分からない部分もあるので、それを試せているというのはいいことかなと思います。

――通しで戦うリーグ戦は初でしたがいかがでしたか

春リーグは代打で出ることが多くて、その一打席に集中するというのが多かったんですけど、一試合出させてもらうことで平均して3打席あるので、その中で自分自身の打撃を変えていくことができたというのは成長した点かなと思います。

――最後に次の関カレに向けて意気込みをお願いします

ポジションも打順もまだ固定されていないので、どんなポジションでも与えられたチャンスの中で自分にできることをやっていきたいなと思います。