スケート部

2015.10.20

関東大学リーグ戦 対東洋大 10月18日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

東洋大に手痛い黒星。一次リーグを3位で折り返す

 一次リーグ最終節、早大は東洋大との試合に臨んだ。関東大学選手権で大量失点を喫した相手にリベンジを果たしたいところだが、第1ピリオド(P)でいきなり3点を失う。続く第2Pでもさらに1点を追加される苦しい展開に。第3PでFW青木優之介(スポ3=埼玉栄)が2得点を挙げるも、その後は点差を縮められず。2-4という結果に終わった。一次リーグを全て終了した現在、早大は3位につけている。この試合に勝てば単独首位に返り咲くことができただけに、手痛い敗戦となった。

 開始早々試合は動いた。58秒、早大はゴール前でのマークミスによりいきなり先制点を献上してしまう。持ち前のチーム力でパスをつないでいくも、相手の強いプレッシャーに封じられなかなかシュートに結びつけることができない。その後も立て続けに2失点を許した。第2Pでは一進一退の状態が続くも、34分44秒、ゴール右からパックを押し込まれ点差をさらに広げられてしまう。その後数的有利なパワープレーのチャンスが訪れるも、生かしきれず。4点ビハインドという厳しい状態で第2Pを終えた。

果敢に攻める寺井

 第3P、ついに早大が反撃に出た。47分23秒、FW寺井敏博(国教3=米国・チョートローズマリーホール高)が放ったスプラッシュショットを青木が上手く拾いシュート。ようやく1点目を手にする。その数分後、青木がセンターラインから一気にゴールまで駆け上がる。そのままスティックを一閃、2点目を得た。ここから得点を重ねていきたい早大。後半、続けてパワープレーのチャンスが訪れるも相手の固い守りを崩すことができない。結局、さらなる追加点は上げられず。2-4で試合は終了した。

この日2得点の青木

 「第1Pのゴール前でのマークミスによる3失点がこの試合のすべてだったのではないかと思います」(DF石川貴大主将、スポ4=埼玉栄)。シュート数では東洋大の29本に対し早大が32本と上回っていることからも、立ち上がりの連続失点が悔やまれる内容になった。一次リーグを終えた現在、勝ち点17の中大が1位、16の明大が2位、そして15の早大が3位と非常に拮抗(きっこう)している。「特別なことをせず、しっかりとチーム全員の底上げをして臨みたい」(工藤哲也監督、昭63社卒=青森・八戸)。早大が優勝する可能性は十分に残されている。後半戦ではワセダらしいホッケースタイルを貫き、頂点に登り詰めてほしい。

(記事 中村ちひろ、写真 又坂美紀子)

関東大学リーグ戦
早大 ピリオド 東洋大
0(10) 1st 3(8)
0(8) 2nd 1(11)
2(14) 3rd 0(10)
2(32) 4(29)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
東洋大 00:58 中澤 阿部 古川誠
東洋大 10:26 武尾 今村 今野
東洋大 18:55 中澤 岩野 古川誠
東洋大 25:57 今野 今村 武尾
早大 47:23 青木 寺井 金子立
早大 48:41 青木 PP
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
青木 金子立 寺井 ハリデー 石川
加賀美 高橋 鈴木 新井
矢島 坂本龍 金子聖 松本 堰合
佐藤 瀬戸 田中 志村 坂本之
GK遠藤
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コメント

工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)

――ゴール数ではほぼ互角でしたが、勝敗を分けた要因は

第1Pがうまくいきませんでしたね。きょうのような力のあるチームに対しては、3点ビハインドではなかなか逆転が難しいです。

――課題を挙げるならばどのような点でしょうか

きょうの試合の入り方ですね。一人一人の足が動いていなかったり、前の試合同様シュートが単調になっていたり、そこは次戦に向けて改善すべきポイントです。

――第3Pではタイムアウトを取られていましたが、その際にどんな声をかけられましたか

残り時間が少なかったので集中してやろうという話と、まだ2点差なので、まず1点を取ろうという話です。

――リーグ前半戦を振り返っていかがですか

守備面に関してはうまくやれていたと思います。攻撃面では思うようにいかない場面がいくつかあったので、しっかり修正していきたいと思います。

――次戦までは期間が空きますが、どのような点を意識して練習を進めていきますか

特別なことはせず、しっかりとチーム全員の底上げをし、臨みたいと思います。

DF石川貴大主将(スポ4=埼玉栄)

――東洋大戦にはどのようなこと意識して試合に臨みましたか

春の大会と、秋のリーグ戦が始まる前にあった練習試合で、スコア的にも結構やられていました。(東洋大の)速いプレッシャーをしっかり回避して、ターンオーバーなくしてシンプルにアタッキングゾーンの奥でプレーしようということを意識しながら勝とうという話でやっていました。

――この試合を全体的に振り返ってみていかがですか

(早大の)ペナルティーも1回とすごく少なくて良かったのですが、第1Pのゴール前でのマークミスによる3失点がこの試合のすべてだったんじゃないかなと思っています。立て続けに3失点して巻き返せなかったことがすごく悔しいところでもあり、自分たちの弱さが出てしまったのではないかなと思っています。

――第1Pの3失点からは気持ちの切り替えはできましたか

取られてしまったのもは仕方がないし、早い段階で1点ずつ返していくしかない。そういった気持ちを持ちながらやっていたのですが、スコアがなかなかついてこなくて少し残念です。

――第3Pの後半では立て続けにパワープレーのチャンスがありましたが、生かしきれなかった理由は

速いプレッシャーの中、いかにプレッシャーを回避しながら攻撃をするかが重要だったのですが、広くリンクを使うことや、速くパスを回してプレッシャーを取られる前にパスを出すということがなかなかできなかったです。意味がないところのサポートであったり、サポートがいるけどパスが出せず自分で待ってしまうというところが目立ちました。ほんの少しのところかもしれませんが、そういったことを修正することでもっとパワープレーがいいものになるのではないかと思うので、2次リーグではそこを修正していきたいと思います。

――シュート数はワセダが上回った中、失点が重なってしまった理由は

第1Pで相手が8本しかシュートを打っていない中で、チップされての失点がありました。キーパーはしっかり守ってくれたのですが、プレーヤーが高い位置でチップされているので、マークミスが本当にもったいなかったです。そこでスティックだけでもしっかりマークできていれば失点しなかったと思うので、そういったところが結果として良くなかったのではないかと思います。

――きょうのワセダは足が動いていましたか

ここ何試合かはスタートがまあまあ良かったのですが、きょうに限ってはあまり良くなかったです。

――その後はいかがでしたか

第3Pはトータルのシュート数も勝っていますし、第2Pも1失点してしまいましたが悪くはなかったと思います。どんどんピリオドを重ねていくごとに、ホッケー的にもスピード的にも良くなってきたので、悪くはなかったのではないかと思います。

――きょうの結果についてはどのように受け止めていますか

きょうは負けてしまいましたが、そこでしっかり自分たちの課題の修正するべきことを修正して、この結果をしっかり受け止め、2敗しているんだという気持ちで、気持ちを切り替えながらもしっかり前向きにいきたいと思います。

――きょうで1次リーグすべて終了しましたが、振り返ってみていかがですか

勝った試合も負けた試合もすごく僅差なので、2次リーグでは僅差で勝った試合を落とさずそのまま勝ちにつなげられるように、しっかり一戦一戦戦っていきたいと思います。

――2次リーグに入るにあたって、今のワセダに足りないものを挙げるとしたら

前半戦の最初の3試合くらいまでは結構大量失点してしまったので、そこを2次リーグから修正して、失点を少なくするチーム、ペナルティーを少なくするチームになりたいです。当たり前のことですが、パワープレーをしっかり決められるようなチームになっていければいいと思います。また、優勝というものに向かって全員が体を張ったプレーをしていければいいなと思います。

――現在暫定3位ですが、どのように受け止めていますか

上も下も僅差なので、良くも悪くもどちらにも転んでしまうと思うので、しっかり自分たちで勝ちにつなげられるようにしたいです。今の3位よりも上に向かって頑張っていきたいと思います。

――次の試合にまで時間が空きますが、それまでに強化したいことは

まずパワープレーの精度をもっと上げるといったところと、きょう失点してしまったゾーン内での守りを強化し、自分たちの守りをもっといいものに仕上げていけたらなと思います。

――次は法大戦になりますがどのように戦っていきたいですか

1次リーグで残り9秒というギリギリのところで勝てたので、いい守りをしてチャンスをしっかり決めて圧倒できるように、ワンシフトワンプレーをしっかりやっていきたいと思います。

――後半戦に向けての意気込みをお願いします

まず前半戦の最初の2試合が間に2日しかない連戦になるので、そこをしっかり勝って、一戦ー戦戦って、優勝できるようにしていきたいと思います。

FW青木優之介(スポ3=埼玉栄)

――試合後の率直な感想をお願いします

きょうの試合が重要だということはわかっていたのですが、勝ち切れなかったのが非常に悔しいです。

――東洋大の印象は

ガツガツくるチームでした。

――第1Pの立ち上がりについて

今シーズンの始めから(試合の)スタートをしっかりやっていこうと言っていたのですが、きょうは最初に3失点してしまったので、それがこの結果につながってしまったのかなと思います。

――第3Pの得点シーンを振り返って

得点できたことは嬉しいのですが、もっと早い段階で決めたかったと思っています。

――得点時のゴール前の連携は

FWは全員同期なので、コミュニケーションは取りやすかったです。

――次の法大戦に向けて意気込みをお願いします

2順目最初の試合ですので、勝って勢いに乗れるよう頑張りたいと思います。

FW寺井敏博(国教3=米国・チョートローズマリーホール高)

――きょうの試合を振り返って

きょうはスタートの第1Pで3失点してしまったのが一番の反省点だと思うので、次は第1Pからきちんとやらなければいけないなと思います。

――前節の敗戦を踏まえて意識していたことはありますか

1次リーグのくくりとして絶対勝って次につなげたいという気持ちでやっていました。でも最初から失点する形になってしまったのは残念です。最後の第3Pでは追い上げたのですが、最初の失点で悪い流れをつくってしまったのでそこは反省点です。

――第1Pに3失点してしまったのはどのようなことが原因だったのでしょうか

ポイントからのシュートや、ゴール前のバトルで負けてしまってチップされたり、ラッシュで入れられたりしたゴールが多かったですね。マンツーマンのところやFWが戻り切れていない場面もありました。特にポイントからのシュートを決められてしまうことが多かったのでそこは防ぎたかったです。

――早大の1点目は寺井選手がアシストされていましたが、その場面を振り返っていかがですか

フェイスオフから立樹(FW金子立樹副将、スポ3=北海道・駒大苫小牧)がきれいに後ろにパスしてくれて僕がスラップショットで打ったら、GKの股下を通って後ろに落ちたと思うのですが、そこで優之介(青木)が後ろで入れてくれたので良かったと思います。

――そのときのお気持ちはいかがでしたか

やっと1点入ったなという気持ちでした。ここから流れが良くなったので正直うれしかったのですが、勝ち切れなかったので残念です。

――第3Pに寺井選手が倒れてしまった場面がありましたが、大丈夫でしたか

大丈夫でした。少し頭と肩が後ろから押されたのですが、休んだら大丈夫でした。

――きょうの敗因は何だったと思いますか

スタートが悪いことですね。あとは最初に気持ちが入っていなかったという部分で後ろを取られたり、シュートを打たれたりしたので、そういう勝ちたい気持ちを3P通して持っていかなければならないなと感じました。

――きょうの試合で1次リーグが終了ということで、早大は現時点で3位という順位ですが、それに関してはいかがですか

きょう勝って首位になりたかったという気持ちはみんなあると思うのですが、終わったことはしょうがないので2次リーグは絶対1戦も落とせないという気持ちで戦いたいと思います。