レスリング部

2015.10.17

全日本大学グレコローマン選手権 10月14日 東京・駒沢体育館

1年生が力を発揮するも、重量級は奮わず

 2日間にわたって行われる全日本大学グレコローマン選手権。各大学からそれぞれ4階級の選手が出場し、しのぎをけずった。初日は早大からの入賞者はいなかったものの、グレコローマンスタイルを専門としていない1年生が奮闘を見せてくれた。

 1回戦でテクニカルフォール勝ちを収めた米澤圭(スポ1=秋田商)。学生王者の下山田培(日体大)と対戦した2回戦では開始1分で4点を先取するなど、滑り出しは上々だった。しかし第2ピリオド(P)前半、グラウンドで一気に12点差をつけられる。大差で黒星を喫したものの、強豪相手にポイントを奪えたことは米澤にとっての収穫点となったようだ。一方、チャンスを逃した場面については「しっかり取り切るというのが課題」と振り返る米澤。練習を積めば両スタイルでの活躍が期待できそうだ。

出せる力を披露した米澤

 米澤と同じく、初戦をテクニカルフォール勝ちで通過した斎藤隼佑(スポ1=群馬・館林)。2回戦は開始50秒で先制点を奪うも、そのわずか1分後には技を返される。それから得意の反り投げで一気に5点を加えたが、再び反撃をくらってしまい、1点差の劣勢で試合を折り返した。後半、終了1分前には相手の豪快なタックルからテイクダウン。背後を取られ、ポイントを奪い返すことができずに7-10で負けを喫した。それでも斎藤は「自分より格上の相手だったのですが、思いっ切り試合ができた」と、実り多き試合として試合を振り返った。

斎藤は負けたものの、格上相手に点数を取った

 1年生が存在感を示した分、重量級に出場した3年生が不調気味だった初日。堀江一馬(社3=富山・高岡商)と土赤耕陽(スポ3=山形商)は調子を出せず、1回戦敗退となった。今大会は団体戦でもあるため、チームの流れをつなぐことが不可欠だ。2日目も同様に4階級が実施されるが、いずれの階級も上位入賞を目指したい。

(記事、写真 寺脇知佳)

結果

▽66キロ級

 米澤   2回戦敗退

▽75キロ級

 斎藤   2回戦敗退

▽85キロ級

 堀江   1回戦敗退

▽130キロ級

 土赤   1回戦敗退

コメント

山方隆之監督(平4人卒=福岡・築上西)

――初日を振り返って

1年生の2人については思い切った試合をしてくれて、負けはしたんですけど次につながる試合をしてくれたのかな、と思います。一方で3年生の2人については正直に言って残念な内容だったな、と。堀江一馬(社3=富山・高岡商)については普段練習でしていることを試合でほとんどできなかったですね。私から見ればどこか相手をなめたようなレスリングをしていたんじゃないのかな、ということで、そんなことをしていたら勝てるわけないと本人に話しました。土赤耕陽(スポ3=山形商)については実際の階級ではない階級に出たという悪条件の中ではあるんですけれども、じゃあ大きい相手にどうやって戦うのかというところがまったくできていない。組んでからの反り投げを練習していたんですけど、それを試合に出そうという姿勢というものは感じたのですが、それだけ大きい相手に対してその技でいいのかと。試合の中で切り替えとか工夫をするとかができていなかったのが残念でしたね。

――1年生の2人に何かかけた言葉は

米澤圭(スポ1=秋田商)については相手もグレコ(グレコローマンスタイル)のチャンピオンなので、テクニカルフォールで負けはしましたけど、前半は相手の嫌がるレスリングをやっていたので特にああしろこうしろとは言ってないです。斎藤隼佑(スポ1=群馬・館林)についてはやはり相手もグレコが強い相手なのでどこまでできるか楽しみにしてたんですけど、良い勝負ができたので、最後負けたのはやっぱり体力や体重が要因ですね。まだまだその分で負けていますね。あと組み手ですね。刺してからの展開ができていない、と言いました。

――1年生の2人については収穫点があったということですね。

厳しいようですけど1年生と3年生では、試合の展開というものを1年生のほうがわかっていますね。3年生はそれができていなかったという点が大きな部分ですね。

――ほかに円陣内でお話されたことは

きょうは残念な結果に終わったから、練習でやったことを全部出し切ろう、と言いました。そのあとで結果というものがついてくるんじゃないかと思います。

――2日目に向けての見所を教えてください

一番期待しているのは、主将の洞口幸雄(スポ3=岐阜・岐南工)が久々の復帰戦なので、どこまでやってくれるかな、と。洞口自身にも2年生くらいから期待してるぞと言い続けていましたがなかなか結果のほうがついてこなかったので、本人自身も結果を残したいという気持ちが練習自身にも出ていたので、頑張ってほしいなと。きょうの嫌な流れを払拭するような試合を期待しています。

斎藤隼佑(スポ1=群馬・館林)

――試合を振り返って

1回戦は自分の思ったようなかたちでできて良かったです。2回戦も自分より格上の相手だったのですが、思いっ切り試合ができ、負けはしましたが自分なりにも良い試合はできましたね。

――収穫点は見つかりましたか

自分の得意技である反り投げが上手く決まったので、これからも自信持っていけるかなと思います。

――コーチからアドバイスはありましたか

点数は取れるんだからこれからも自信持ってやっていけ、とアドバイスをいただきました。

――内閣総理大臣杯全日本大学選手権(内閣杯)までに強化したい部分は

自分の得意としている攻撃面はもちろん、守備面も鍛えたいです。

――内閣杯に向けての意気込みをお願いします

インカレ(全日本大学選手権)にはケガで出れなかったので、その分頑張ろうと思います。上までいけるように頑張りたいと思います。

米澤圭(スポ1=秋田商)

――試合を振り返って

自分の得意なスタイルではないグレコローマンスタイルでしたが、自分のやれることはやったかなという気持ちですね。

――もっと得点できたかなという部分は

何回か相手のバックに回れる状態になりそうだったんですが、逃げられてしまったので、しっかり取り切るというのが課題ですね。

――収穫点は見つかりましたか

全日本学生選手権(インカレ)のチャンピオンが相手でしたが、それでも点数が取れたのは収穫点ですね。グラウンドで後半に一気に点数を取られてしまったので、グラウンドの守り方とかを練習していけば上位に食い込めたんじゃないかなと思います。

――内閣総理大臣杯全日本大学選手権(内閣杯)までに強化したい部分は

インカレでは勝っているときに残り30秒くらいで逆転されてしまったので、自分が勝っているときの防御や、相手の攻めのさばきかたを練習していきたいです。

――内閣杯に向けての意気込みを

インカレよりももっと強い選手が出場するので、いまからもっと調子を上げていって優勝を狙いたいと思います。