スケート部

2015.10.15

関東大学リーグ戦 対中大 10月12日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

互角の戦いも…今季初黒星

 開幕戦から5連勝で関東大学リーグ戦(リーグ戦)暫定首位に躍り出た早大は、総合力が高い中大と対戦。試合は厳しい展開となった。第1ピリオド(P)開始早々から、中大の果敢な攻撃により試合の流れを奪われ、先制点を失う。しかし、FW高橋寛伎(国教1=東京インターハイスクール)のゴールで1点を返し同点へ。それ以降は拮抗(きっこう)した戦いが続くものの、第2P終了直前に追加点を許して1-2。その後も追いつくことができず、今季初黒星を喫した。

 「全体的に入りがかなり悪かった」とGK遠藤秀至(社3=東京・早実)が言うように、開始から主導権を握れない。第1Pでは、なかなか自分たちの攻撃のチャンスを作り出せず、シュートを狙われる危うい場面も。そして4分38秒、ついに先制点を許してしまう。しかし11分、高橋の左からのシュートで1点を返し同点へ持ち込んだ。続く第2Pでは、両者一歩も譲らぬ展開が続く。幾度となく訪れる相手の攻撃のチャンスにも粘り強く守る早大。終盤、その均衡を破ったのは中大だった。わずかなすきをつかれたシュートで2点目を失う。1点を追う展開のまま、第2Pは幕を閉じた。

貴重なシュートを決めた高橋

 迎えた第3P。同点に追いつきたい早大は、迎えたキルプレーのピンチを何とかしのいでこれ以上の追加点を与えない。その一方で、ゴールまでが遠い。そんな中で訪れた、数的有利なパワープレーのチャンス。早大はFW青木優之介(スポ3=埼玉栄)を中心に得点を狙うも、相手守備陣の堅い守りに阻まれこの好機を逃してしまう。結局最後までネットを揺らせないまま、無情にも試合終了の合図。相手の守りの堅さで、最後まで思うように攻撃させてもらえなかった。

ゴールを狙う青木

 今後の課題は得点力と選手たちは口を揃えて言う。少ないチャンスをどれだけ得点につなげられるかがカギとなるだろう。その一方、目立ったのは守備陣の奮闘だ。シュート数62の相手の猛攻撃にも、遠藤の好セーブなどで2失点に抑えた。「守りの意識が強いので、そこがうちのいまの強み」とDF石川貴大主将(スポ4=埼玉栄)も語る。次の相手は、またしても強豪の東洋大。「きょうの試合を忘れるくらい良い試合をしたい」と高橋もいうように、選手の気持ちは既に前を向いている。次戦で勝利し、前半戦をいい流れで終えたいところだ。

(記事 加藤佑紀乃、写真 川浪康太郎)

関東大学リーグ戦
早大 ピリオド 中大
1(11) 1st 1(22)
0(11) 2nd 1(17)
0(11) 3rd 0(23)
1(33) 2(62)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
中大 04:38 鈴木 坂本 蓑島
早大 11:00 高橋 加賀美 鈴木
中大 38:33 中島 坂本 鈴木
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
青木 金子立 寺井 ハリデー 石川
加賀美 高橋 鈴木 新井
矢島 坂本龍 金子聖 松本 堰合
佐藤 瀬戸 飛田 斜森 坂本之
GK遠藤
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コメント

工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)

――ここ数年中大に対して勝率が悪いですが、苦手意識などはありますか

苦手意識は特にないですね。

――なかなか得点には結びつかない場面が続きました

全体としてきょうは足が動いていなかったですね。シュートが1本で終わっていたり、攻撃が単調になってしまいました。二重三重の攻撃をしたかったのですが。次に向けて改善の必要がありますね。

――明大戦、中大戦ともに守備陣が奮闘しました

遠藤を中心に、いい守りができていましたね。2失点以内に抑えることができたということで、そこの点に関しては目標を達成することができました。

――次戦の相手である東洋大の印象をお願いします

東洋大は春に大敗しているチームですが、非常にアグレッシブルなプレーを仕掛けてくるので、それに打ち負けないようにしたいです。

石川貴大主将(スポ4=埼玉栄)

――きょうの試合を全体的に振り返っていかがですか

前回の明大との試合と一緒で、守りの時間とかシュート数的にはすごく相手に押されていたのですが、その中でもしっかり2失点に抑えて、守れたその点に関しては大きいです。ただ、1点じゃやっぱり厳しいので、自分たちの理想としている3-2というスコアのホッケーを目指すために、もうちょっとスコアリングにチャンスを決めることや、スコアリングメイクをするところでもうちょっと課題が残る試合だったのかなと感じています。

――シュート数の低さについてはどのようにお考えですか

正直、うちのチームは、周りの強豪と言われるチームに比べて攻撃力があるわけじゃないので、少ないチャンスの中でしっかり決める、または、パワープレーなどのスペシャルプレーで決めるっていうところがすごく大切になってくると思うんで、そういったところでチャンスをしっかり決めたいです。30本以上のシュート数にしたいですけど、その中でもしっかり少ないながらにもうちょっと意味のある、意図のあるシュートを増やしていけたらいいです。単発で終わるシュートじゃなくてリバウンドとかまでつながる、そういう攻撃にバリエーションが増えるようなシュートまで打てればいいのかなと思います。

――対戦相手の中大に苦手意識はありましたか

正直苦手意識というものはないんですけど、ただここ何年も勝ててない、結果がついてこないっていうのが、正直なところです。そこをはやく、秋リーグで、あと一回しかないですけど、そこでしっかり勝てるように、中大に関してはもうちょっと何か、策を練るなり自分たちの何かを変えるなりして臨みたいと思います。

――攻撃しづらい部分もありましたか

そうですね、アタッキングゾーンに長くいられなかったり、シュートが単発で終わってしまったり、枠内から外れてしまうところがありました。それをしっかり枠内に入れることで、キーパーがフリーズしてアタッキングゾーンからのスタートや、アタッキングゾーンでの攻撃に時間をもう少し増やすためにも、シュートの意味をもたせていきたいなと思います。

――守備面についてはいかがですか

今日、キルプレーが3回くらいあったと思うんですけど、明大戦もあって、明大戦もキルプレー多くて、そこで失点してない、なかなか失点してないというのはすごく大きなところです。あとみんながフォワードとか、相手のディフェンスからのポイントショットを取った時に、しっかり体張ってシュートブロックといったところで、すごくみんな守りの意識が強いので、そこがうちのいまの強みなんじゃないのかなと思います。

――勝敗を分けたポイントは何だと思いますか

特に第2P以降、ターンオーバーが多くて、自分たちの攻撃にリズムが出ない、そういったところが少し、攻めとか得点、攻める時間につながるところで、すごく自分たちのテンポが出ない原因の一つだったというふうに思います。あとはペナルティをもらえるようにしたいです。うち2回、相手は2回くらいしかとられていないと思うんですけど、もっとペナルティを誘えるようなプレーであったり、ゴールに向かっていけばやはりディフェンスも体張ったり、スティック使ったりといったプレーが出てくるので、もっとちゃんと相手にペナルティをさせるような、プレーをしてくってことが大切なのかなと思います。それとまた、ターンオーバーですねやっぱり。

――東洋大戦への意気込みをお願いします

東洋大には、春の大会も、練習試合も、結構大差で負けているんですけども、秋リーグ、2週目の最後、しっかり勝って、中大の結果とかほかの結果とかありますけど、周りの結果次第で首位で追い返せるという可能性もあるので、そこはしっかり、前半戦最後勝って、まず前半戦を終えたいと思います。

GK遠藤秀至(社3=東京・早実)

――中大戦にはどのようなことを意識して臨みましたか

中大は個人個人も上手いのですが、チームとしてもすごくまとまっていて。個人で来るときもあるし、しっかりパスをつないでチーム全体で来るときもあります。パターンがいろいろあって、守るのは大変だと思ったのですが、今までの試合を見て、相手の得点のパターンを忘れないようにしました。守りから相手の得意なパターンを封じられるように意識してやりました。

――中大に対して苦手意識はありましたか

特にはないです。夏に試合をしたときも(早大が)最後6人攻撃して1点取られてしまったのですが、実質1-2で負けてしまっていました。1点差なら追い着けると思っていたので、特に苦手意識は持っていなかったです。

――明大戦から中1日しかありませんでしたが、疲労などはありましたか

むしろ明大と戦っていい流れでできました。明大戦は体も動いていたので、逆に間が空かずにいい流れのまま試合に入れたと自分としては思います。

――この試合を全体的に振り返ってみていかがですか

全体的に入りがかなり悪かったです。入りの時点で失点してしまったし、こっちも緊張していたのか分からないのですが、足も動いていなかったしDFとFWの間でコミュニケーションが取れず、かなりみんなバラバラに動いていたり、間が空きすぎてしまいました。その後の流れもかなり悪いまま、向こうのペースでずっと進んでしまったので、全体的にかなり悪い流れでいってしまったと思います。

――ビハインドという状態の中迎えた第3Pをどういった気持ちで臨みましたか

もう1点取られてしまうとほぼ試合が決まってしまうので、点を取られないように、プレーヤーが1点取ってくるまではしっかり守ってやろうと思っていました。

――サマーカップの中大戦と手応えの差は感じましたか

あまり変わらないですね。

――1―2という結果についてはどのように受け止めていますか

かなり向こうのペースだったしシュートも打たれていたので、負けてしまいましたが、むしろ1―2で終わって逆に良かったと思います。

――課題を挙げるとしたら

点が取れなかったことですね。みんな点を取ろうと思って、気持ちが前に前に行き過ぎてしまって、守りの部分がおろそかになっていってしまったと思います。相手のシュート数を減らして、自分たちのシュートをもっと多くできるように、まず守りからやっていきたいと思います。

――次は東洋大戦になります。どのような準備をしていきたいですか

東洋大はかなりスピードがあって体も当たってくるチームなので、そういうところを相手のチームにやらせないようにしていきたいと思います。

――東洋大戦への意気込みをお願いします

東洋大戦にしっかり勝って、前半いい流れで終え、後半その流れのまま優勝できるように頑張りたいと思います。

高橋寛伎(国教1=東京インターハイスクール)

――きょうの試合を振り返って

結果的に負けて悔しかったんですが、色々反省した上で次の試合に臨みたいなと思います。

――1点目のゴールはいかがでしたか

嬉しかったです。1-1と同点に追いついてそこからまた盛り上げて、良い波に乗って勝っていきたいと思っていました。

――チームとしては今季初黒星となってしまいましたが

負けたことによって反省するところは増えているので、この反省点を直して次の試合で100%のワセダの実力を出せる試合をできるようにしたいです。

――サマーカップでの中大戦に比べていかがですか

サマーカップの方が良かったですね。1点目をいつも入れられてしまうので、そこを直していきたいんですけど、サマーカップでも第3Pまで2-1で負けていたんですが、1点目を取って守り切って60回以上打たれているのでそこもシュート数を減らすなど直すところは沢山あります。

――第2Pでの起用はどのようにとらえていますか

前の第2Pのセンターが瀬戸さんで、すごいセンスがあって良いプレーするんですけど、そんな風にプレーできるように練習して頑張っています。

――敗戦の中で見つかった収穫はありましたか

スコアできないなということが分かったので、スコアリングの練習するとか直せる点がハッキリ分かったので、それを修正して次の試合に向かいたいです。

――次の試合への意気込みをお願いします

きょうの試合を忘れるくらいいい試合をしたいと思います。