ソフトボール部

2015.10.04

第47回秋季リーグ戦 10月4日 埼玉・東京富士大日高総合グラウンド

開幕2連敗も、確かな手応えをつかむ

TEAM
早  大
東女体大 ×
●宮川―大内
◇(二塁打)角頼、大内

 無念の黒星で迎えた秋季リーグ戦の幕開けから一夜明けたきょう、ワセダが第2戦目に挑む相手は東女体大。初回に2点を先制され苦しい展開となるも、3回、中前適時打を放った大内佳那(スポ3=千葉・木更津総合)などの活躍で同点に追い付く。先発・宮川眞子(スポ2=福島・帝京安積)も、毎回走者を背負いながらも要所を締める安定した投球を見せ、チームは勢いづいたかに見えた。ところが5回、相手の上位打線に2本の安打を浴び失点。その後打線はチャンスを作り出すことができず、2-3のまま試合を終え悔しい二連敗となった。

 完封負けを喫したきのうから大きく打順を入れ替えたワセダ打線。2点ビハインドから2点を返し同点に追いついた3回は、課題となっていた「打線のつながり」が光る攻撃だった。先頭打者の大庭由乃(スポ2=千葉・木更津総合)が一塁強襲打で出塁すると、きょうが公式戦初出場だった落合未稀(人1=栃木・大田原女)が堅実に犠打を決める。角頼遼香(社2=千葉経大付)、武内有紀(スポ3=埼玉・星野)が続けて四球を選び、一死満塁のチャンスで打席に立ったのは大内。「最終学年としてチャンスで打つことが求められている」と語った4番が、その期待に応える中前適時打を放ち1点を返した。さらにその後、四球による押し出しで同点に追い付く。このまま流れをつかみたいところだったが、相手投手のテンポの良い好投に抑え込まれ、惜しくも逆転はならなかった。

4番として期待に応えた大内

 秋季リーグ戦第2戦の先発を任されたのは、2年生ながらワセダの投手二枚看板の一端を担う宮川。立ち上がりを捉えられ、初回に2点を失ってしまう。しかしその後は、5回に1点を追加されたほかは要所できちんと締める力投。三塁手の髙橋あゆみ(教3=神奈川・厚木商)のファインプレーなどにも助けられ、7回を投げ切った。特に、苦手意識があったため意識して練習してきたというインコースの球や緩急をつけた球がさえ、3三振を奪うなど自らの成長を感じられる一戦だった。その一方で「ストライク先行にできなかった」と課題も見つかった。「これに満足しないでもっともっと上を目指してほしい」(大内)と、今後のさらなる成長に期待がかかる。

敗戦投手とはなったが宮川は7回を投げ切った

 「挑戦」を目標に掲げる新チームの発足から約1か月。『走・攻・守・考』を掲げるほどに選手主体で「考える」ことを重視し、練習方法など試行錯誤を重ねてきた。きのう、きょうと二連敗を喫したものの、「もっと時間をかければもっともっといいチームになっていける」(宮川)と確実に手応えをつかみつつある。駆け出したばかりの若いチームはまだまだ成長中。一戦一戦を糧にする貪欲さで、今後も躍進し続けるだろう。

(記事 久野映、写真 藤川友実子)

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コメント

大内佳那(スポ3=千葉・木更津総合)

――本日の試合を振り返って

きのうは1点も取れなかったので、それに比べるといいときにヒットも出て、長打も出たという面では良かったと思います。ただ、(相手の)ピッチャーは何度も見ているので、もう少し打てなければいけないと思いますし、これで満足していてはチームも成長しないと思うので、もっと点を取ってピッチャーが楽に投げられるような試合にしていかなければと思います。打力をつけることと、ピッチャーが安定して投げられることを徹底しないといけないですね。

――3回のタイムリーヒットを振り返っていかがですか

きのう、きょうを通じて3度目のチャンスであり、最終学年になってそういうときに打つことが求められていると思うので、つないできたチャンスを必ずものにしたいという思いで打席に入りました。

――打順が大きく変わりましたが

きのうは1番を打たせていただいたんですけれども、キャッチャーをしているので早い段階で打順が回ってくると、自分の中で切り替え切れないところがあって。きのうの段階で、きついだろうからあすは4番でいくと言われていたので準備をして臨むことができました。秋リーグはまだ新チームが始まったばかりで打順やポジションが定着していないので、常にチャレンジしていこうと話し合って決めました。みんなもそれをわかって準備してくれていたと思いますし、その中で何本かヒットが出たのは大きいと思います。

――キャッチャーから見た本日のピッチャーの投球は

インカレが終わってから宮川にとって初めての公式戦だったので、緊張もあったとは思うんですけれど、気持ちも作っていっていました。ただ、宮川であればもうちょっと違った試合展開をつくることも出来たのではないかとは思います。本人にもこれに満足しないでもっともっと上を目指してほしいと思います。常盤(紫文、スポ3=千葉・木更津総合)も宮川もいるというのはうちにとって大きな強みであるので。

――主務になり、選手との両立はいかがですか

まだ主務としての仕事のほうが本格的ではないので今は選手としての方に重点を置くことができているのですが、今後忙しくなってきたときの不安は少しあります。ただ、与えられた仕事はきちんとこなしつつ、選手として課された役割も全うできるように、メリハリをつけてやっていけたらいいなと思います。

――新チームの雰囲気はいかがですか

先生が最初のミーティングで、50年を迎えてことしは100年目へのスタートの年だというふうにおっしゃっていて、ワセダとしての新しい歴史を作っていかなければと思っています。3年生で話し合って、すべて今までどおりではなくいろいろ挑戦していこうという風に決めたので、新しい歴史を後輩たちにつなげていこうということをことしの目標にしています。いままでと違った要素を取り入れながらやっていけていると思うのでいいんじゃないかと思います。

――来週の試合に向けて意気込みをお願いします

挑戦はしていってはいるんですけれども、勝負をするものとしてやはり勝ちにいかなければならないので、来週以降は1戦も落とさないように一週間、チーム全体でやっていこうと思います。

宮川眞子(スポ2=福島・帝京安積)

――きょうの試合を振り返って

東女体大戦で先発する機会がなくて、これが初めてだったのですが、自分が練習してきたことをちゃんと出せた部分と、自分のだめな部分の両方が出てしまった試合でした。

――良い部分と悪い部分は具体的にどのような点でしょうか

インコースに投げることに苦手意識があって、それを克服しようと思って投げていて、きょうは何球か決まっていつもよりも三振を取れたことは良かったと思います。逆にボールカウントが悪くなってしまうと野手のリズムも悪くなってしまうので、チームの雰囲気にもつながるピッチングのリズムというのはまだうまくいかなくて、ストライク先行にできないところはだめだったかなと思います。

――お話に出てきたようにきょうは鋭いインコースへの球が印象的でしたが、それは意識して練習してきたものだったのですか

そうですね。インコースなどの細かいコントロールが苦手だったので、きょうはそのインコースへのボールで三振や打ち取った打球を打たせられたのは、自分の中では一つクリアできたことだったのかなと思います。

――試合前にはどのような投球をしようと考えていましたか

常にボール先行にならないようにというのは意識していたのですが、球数が増えていくに連れてボールカウントも増えてフォアボールも多くなってしまったので、イメージ通りにはいかなかったなと思います。あとは緩急をつけたピッチングをしようと思っていたことは、きょうの試合で出せたかなと思うので良かったと思います。

――東女体大打線の印象は

呼び込んで引きつけて打つバッターが多いので、緩いボールや外のボールは必ずミートしてくるチームだなということを投げていて感じました。

――全日本大学選手権(インカレ)を終えてからリーグ戦までどのような練習をしてきましたか

インカレでは遅いボールに頼りすぎてしまったので速いボールをいかにコントロールするかという、コントロールを意識することと、速いボールを磨いて遅いボールに頼らなくても投げられるように、自分の武器の身につけたいと思って速いボールの練習をしてきました。

――新体制になりましたが、新チームの雰囲気はいかがですか

きのうよりきょうという感じで、もっと時間をかければもっともっと良いチームになっていけると思います。そこは焦らずに先輩方の方針を自分たち後輩も感じ取りながら目指すところを目指して頑張りたいなと思っています。

――投手陣としては泉花穂選手(スポ4=香川・高松南)が抜けた影響は大きいですか

そうですね。今回は落合(未稀、人1=栃木・大田原女)もピッチャーとして入部してくれたのですが、落合は素質がすごいので野手としても活躍してくれている面があって、いまのところは常盤さん(紫文、スポ3=千葉・木更津総合)と二人というかたちなので、三人より二人というのはやはり後ろは一人しかいないということで大きな穴なのかなと思います。なのでそこをこれから二人で抑えられたらと思っています。

――次の試合への意気込みをお願いします

今回の課題を次は克服できるように、次はちゃんとチームで勝てるように頑張っていきます。

落合未稀(人1=栃木・大田原女)

――きょうが公式戦初出場でしたが心境はいかがでしたか

緊張はしていたんですけれど、監督(吉村正監督、昭44教卒=京都・平安)も先輩方も「伸び伸びやっていい」とおっしゃってくれたので、伸び伸びとやることができました。

――初出場で1番センターという起用でしたが

1番というのは高校の時もあまりなくて、試合の一番始めのバッターということでどうしたらいいかを先輩に聞いて、アドバイスをもらえたのでリラックスしてできました。

――元々は投手登録でしたが今は投手の練習もされているのですか

今はピッチャーも外野も練習していて、どちらでも出られるように準備しています。

――犠打を二つ決めていましたが犠打は得意なのですか

そんなに特別得意というわけではないんですけれど、前の9番の先輩がしっかり塁に出てくれたので自分の仕事をしました。

――今後はどういった選手を目指していきたいですか

今はピッチャーも外野もバッティングも練習していて、全部中途半端だと意味がないと思うので、全部のポジションで結果を残せるように頑張っていきたいと思います。

――吉村監督は「足が速い」とおっしゃっていましたがご自身ではいかがですか

代走とかでも出させていただいているので、少しは自信はあります(笑)。

――ご自身のアピールポイントは何だと思いますか

サインが出たらしっかり自分の仕事をこなすところです。

――ワセダに入られて今現在いかがですか

3年生の先輩が最上級生になられて『走・攻・守・考』というふうにやっているんですけど、考えるというのはとても大事で。練習中もグループに分かれて目標を立ててやってみて、練習の後も目標ができたのか、できなかったのか、できなかったら次はどうするのかというのを考えながらやっているんですけど、そういう中で先輩にいろいろ教えていただいて、自分の知識もより深められているなと思います。

――次の試合は来週ですが最後に意気込みをお願いします

来週は出られるか分からないですが、出られたら自分の仕事をきちんとやって、出られなくてもベンチの仕事とか声出しをして、少しでもチームに貢献できるように頑張ります。