準硬式野球部

2015.10.04

東京六大学秋季リーグ戦 10月3日 東京・市営立川球場

痛恨4失策…向江の力投むなしく自力V消滅 /法大1回戦

法大1回戦
早大
法大 ×
(早)●向江―松下

◇(二塁打)勝田、土屋(三塁打)松本

 佳境を迎え、混戦模様となっている東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)。早大は負ければ自力優勝消滅という中で、首位・法大との試合に臨んだ。序盤は早大エース・向江洋光(人4=大分上野丘)と法大エース・末次慶一郎の投手戦を予感させたが、早大は守備の乱れからピンチを招き失点。打線も意地を見せたが、結果及ばず優勝へ向けて痛すぎる黒星を喫した。

 『負けられない』というプレッシャーなのか。この日の早大守備陣は明らかに精彩を欠いていた。両先発の好投で同点のまま迎えた4回、先頭打者が打ち上げた平凡な飛球を中堅手がまさかの落球。その後向江が2本の二塁打を許し、2点を失った。7回に打線が末次を捉えて同点に追いつくも、今度は8回。先頭打者に二塁打を許しピンチを迎えると、次打者の犠打を向江が一塁へ暴投。無死一、三塁と自らピンチを広げる。なんとか切り抜けて最終回の攻撃へ勢いをつけたい早大だったが、打ち取った打球を三塁手が痛恨の適時失策。重い1点がスコアボードに刻まれると、さらに無死二、三塁から暴投で三塁走者が生還。捕手が処理に手間取る間に二塁走者も一気に本塁を駆け抜けた。その後二塁手の失策もあり、計4失策。強豪・法大から白星を奪うには、ほころびが大きすぎた。

失点し肩を落とす向江

 打線も末次のベース板を広く使った投球を前に5回を終えて1本の安打すら出すことができない。春季リーグ戦で完封負けを喫している相手だけに、悪い予感が頭をよぎった。しかし、夏を経た早大打線は以前の姿と違う。6回、松本憲太郎主将(スポ4=福岡・筑紫丘)の右翼線を破る三塁打で兆しをつかむと、続く7回、2死一塁から勝田優斗(スポ3=千葉・成田)の適時二塁打でついに1点を奪う。なおも2死二塁の好機で、打席にはエース・向江。弾き返した打球は遊撃手の頭を越える同点の適時打となった。その後、向江は盗塁でさらに好機を演出するが、勝ち越しはならず。結局この2点のみにとどまった。

法大投手陣の前になかなか好機をつくることもかなわなかった

 法大戦、そして次の明大戦の4連勝で優勝を狙った早大。出鼻をくじかれたかたちとなったが、まだ可能性は残されている。優勝のためには、残りの全勝が絶対条件となった。その上で他大の結果を待つことになるが、いま、早大にできることは勝つことのみ。栄冠を手にするため、まずは目の前の一勝、目の前の一球を必ずつかみとる。

(記事 安本捷人、写真 杉田陵也)

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コメント

松本憲太郎主将(スポ4=福岡・筑紫丘)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

良いところもたくさんあったと思います。春よりも打撃に関しては成長していると思いましたし、ピッチャーも本当に頑張って投げてくれていたので、あの4つのエラーが痛いところで出てしまいました。このチームが始まった時以来の課題が出てしまったことが全てだと思います。

――法大投手陣への対策はどのようなことをしていましたか

各自がしっかり(バットを)振ってきたということが、まずあると思います。チームとしては、右打者に関してはインコースを捨てて、外(アウトコース)を狙っていこうという指示がコーチからありました。特に得点した回(7回)はしっかり打てていたと思います。

――法大先発の末次慶一郎選手の球は、打席からはどのように見えていましたか

スライダーが良いですし、その反対側に曲がる球もキレています。何より低めのストレートがしっかり伸びて、ギリギリのコースに決まってくるので、なかなか失投が来ないコントロールの良いピッチャーです。しかし、きょうに関しては勝てたかなというか、春(東京六大学春季リーグ戦)では完封負けをしましたが、それよりは成長できた部分もあると思います。

――きょうの試合の中で『勝てる』と思った瞬間はどの場面ですか

まずは向江(洋光、人4=大分上野丘)がしっかりと投げてくれました。相手は1番から9番打者まで良いバッターが揃った打線なのですが、それに対して本当に丁寧に投げていました。(早大が)得点を取った回にはタイムリーも打って、盗塁もして、一人で流れを呼び込んでくれました。なので、この試合は勝てるというか、向江のためにも勝たなければいけないと思ったのですが、エラーで厳しい展開になってしまいました。

――向江選手は味方の失策で失点した場面でも、決して笑顔を崩すことはありませんでした。その辺りは主将から見てどのように映りましたか

3年生の頃は、エラーが出ると少し集中力が切れてしまうことがありました。きょうに関しても先制された場面(4回)では不安に思ったのですが、彼なりに頭の中を整理してバッター勝負に切り替えてくれました。本当にさすがエースだなと思いました。

――あすの試合に向けての意気込みをお願いします

自力優勝はもうないので、他のチームの結果待ちになるのですが、きょうのことは一旦忘れて、あしたはきょうとは違うメンバーで流れを変えたいなと思います。勝たなければいけないことには変わりありませんが、きょうよりも思い切ってやっていきたいです。

向江洋光(人4=大分上野丘)

――優勝へ向けて首位・法大との試合だったのですが、エースとしてどういった心境で臨みましたか

4連勝すれば自力優勝だったので、きょうは絶対負けたくないと思って試合に臨んだのですが、残念でした。

――振り返ってきょうのピッチングはいかがでしたか

きょうはすごく調子も良くて低めにも(球が)行っていて、自分の中で集中して投げられたと思うのですが、自分も含めて勝負どころでのエラーが4つ。そうするとやはりなかなか勝てないのかな、と思います。

――7回には2点ビハインドで1点返して、さらに自分のバットで同点に追いついたシーンがありましたが、どういった気持ちで打席に入りましたか

いままで8番(打者)だったのですがきょうは7番(打者)に上げてもらって、打つ方でも期待されていると思ったので、絶対ここは自分が返すんだ、という気持ちで打って、たまたまラッキーだったのですが、落ちてくれたので良かったです。

――きょう負けてしまって本当に後が無くなりましたが、あす、そして来週の明大戦へ向けて意気込みをお願いします

ここまで来たら色々考えても仕方がないので、一旦負けはリセットして、あしたからまた4
つ勝てるように思い切ってやっていきたいです。