ソフトボール部

2015.10.04

第47回秋季リーグ戦 10月3日 埼玉・早大所沢キャンパスグラウンド

新チームは黒星発進も、この敗戦を糧に

TEAM
日女体大
早  大
(8回タイブレーク)
●常盤―大内

 全日本大学選手権(インカレ)で園田女大に敗れ、4年生が引退してから約1カ月。ついに新シーズンが到来した。峯口和沙女子主将(人3=東京・富士見)を中心とした新体制で臨む初の公式戦。日女体大と対戦した早大は、好機こそつくるがあと一本が出ず走者をホームにかえせない。それでも先発の常盤紫文(スポ3=千葉・木更津総合)が力投を見せ、両チーム無得点のまま試合は延長タイブレーク(※)に突入した。8回表に犠打とスクイズで先制を許すと、その裏は三者凡退に切って取られ試合終了。完封負けを喫し、新チームは悔しい黒星発進となった。

 頼もしいエースが躍動した。先発を任されたのは1年時から投手陣の軸として活躍してきた常盤。幾多の大舞台を経験し、いよいよ最高学年となる今季。「ピッチャー陣のみんなのことも考えなくてはいけない」(常盤)。自覚と覚悟を胸にマウンドに上がった。初回、先頭打者の放ったゴロを自ら取り損ね失策とするも、慌てず後続を断つ。その後はインカレが終わってから練習したというチェンジアップを有効に使い、緩急をつけた投球で二塁すら踏ませなかった。延長に入り、無死二塁から始まる相手の攻撃。ここで相手に犠打で確実に走者を進められ、続く打者のスクイズで手堅く得点された。「あそこで自分が抑えられていたら」(常盤)。それでも、8回1失点という素晴らしい内容。今季は投手陣の大黒柱として、常盤の活躍が不可欠だ。

最高学年を迎え、自覚も芽生えた常盤

 一方、打線は走者こそ出すもののつながりを欠いた。昨年度のチームでも主力として活躍した選手が多く残るが、初戦ということもありなかなか安打を放てない。それでも4回、二死走者なしから山内実咲(スポ2=神奈川・向上)、手塚麻菜美(スポ1=北海道・とわの森三愛)の連続安打が飛び出すと、その後髙橋あゆみ女子副将(教3=神奈川・厚木商)が四球を選びこれで満塁。この日最高の好機を迎える。そして打席には峯口。何とか先制点をもぎ取りたいところであったが、空振り三振に倒れ「キャプテンとしても足りなかった」と悔しさをにじませた。その後もここぞの一本が出ず、先制を許した後の攻撃でも3人がフライアウトに倒れる。早大らしい打線のつながりが出せなかったこの試合。投手陣の好投に応えるためにも、好機での勝負強さを磨いてこれからの試合で生かしたいところだ。

二死満塁の好機で凡退し、悔しそうにベンチに引き揚げる峯口

 黒星スタートとはなったが、選手たちは秋季リーグ戦を「試しの時」(峯口)と捉えている。春季リーグ戦はインカレの出場権が懸かっているが、秋季にはそれがない。新チームの腕試しがとことんできる環境なのだ。17人という少ない人数の新生女子部。それでも一人一人が高め合い、助け合いながら、最終目標であるインカレ優勝に向けてすでに走り始めている。この敗戦も、目標達成のための重要なピースとなるに違いない。

(記事、写真 中丸卓己)

※同点のまま7回を終えた場合、8回は無死二塁の状態から攻撃を開始する。

コメント

峯口和沙女子主将(人3=東京・富士見)

――新体制初の公式戦でしたが振り返っていかがですか

新チームが始まって1カ月たつんですけど、自分たちの練習の甘さが出ました。ことしは『徹底力』を求めていて、何でも徹底しようというのを決めていたんですけど、その徹底力というのがアバウト過ぎて。もっと具体的な徹底をチームで立ててやっていかなければなと今回の試合で感じました。

――個人的な結果はいかがでしたか

2死満塁の時に1球目から打てなかったというのが自分として悔いが残っていて。チャンスのときこそ積極的に、というのは自分の中であるので、あそこで一本打てないというのはキャプテンとしても足りなかったかなと思います。

――主将になられた経緯というのは

毎年選挙で選んでいただいています。立候補とかではなく、今の4年生の先輩方と同期、後輩に選んでいただきました。

――1カ月たちますが、難しさなどはございますか

一番は人数が少ないということです。それがワセダらしさでもあるんですけど、人数が少ないと練習の準備などにも時間がかかるのでそこをどう工夫していくかというのと、逆に人数が少ないからこそ一人一人ができる練習も多くなるので、そこをワセダらしく頭を使ってやっていきたいと思います。

――初戦黒星発進となりましたがそれについては

自分たちとしては秋リーグは試しの時と考えていて、最終的にインカレ(全日本大学選手権)で優勝したいので秋は課題探しというか。黒星なのはやっぱり悔しいですが、課題が見つかったという点では良かったと思います。

――ミーティングではどのようなことを話されましたか

選手だけのミーティングではやはり徹底力がアバウト過ぎたということです。あしたまたすぐ試合で変えられることは少ないので、今できる徹底力は何かというのを話し合ったのと、あとは打線についてです。きょうはつながりが悪くて、チャンスがあっても打てなかったというのはワセダの毎年の課題なので、一人一人が打線を考えて自分の役割をしていこうということを学生ミーティングで話しました。

――いよいよ最高学年となりました

そうですね。今までは先輩方についていく、先輩方の指示で動くというのが多かったんですけど、一番上になると責任感だったり「自分がやらなきゃ」っていう部分も出てくるので、試合の緊張感の質が違ってきていると思います。なのでまずは自分たち幹部学年が慣れて、後輩たちも自分たちの色に染まっていってくれたらなと思います。

――最後にあすの試合に向けて意気込みをお願いします

あすも試しの時だと思うので、自分たちがどれくらいの実力なのか現在地を知れたらなと思います。その延長線で勝ちたいので、まずは一戦必勝でやっていきたいです。

常盤紫文(スポ3=千葉・木更津総合)

――きょうの投球を全体的に振り返っていかがですか

きょうは悪くもなく良くもなく全体的には普通だったんですけど、タイブレークに入ってあそこで自分が抑えられていたら試合は変わったんじゃないかなと思います。

――最後も犠打とスクイズで、安打をあまり打たれなかったですね

相手チームもどんどん振ってくれたので、三振も取れて気持ち良く投げることができました。

――緩急をよく使っていた印象でした

インカレが終わってから練習でもチェンジアップを徹底的に練習して、実際にきょう初めての試合で投げて、思った以上に投げられたので良かったと思います。

――泉花穂選手(スポ4=香川・高松南)が抜けて、投手陣の中でも最高学年になられましたがそれはいかがですか

泉さんの存在のありがたさをすごく感じますね。自分だけではなくピッチャー陣のみんなのことも考えなくてはいけなくなったので、その部分も大変なところかなって思いました。

――きょう何か課題などは見つかりましたか

いっぱいいっぱいになっちゃってたところもあるので、もうちょっと自分の中でどこに打たせたいのか考えながら、あとはピッチャーゴロをきちんと処理できればいいかなと思います(笑)。

――きょうの初回の先頭打者の打球ですか

そうなんです、エラーしちゃって(笑)。そこが課題かなと思います。

――今後どういった投手を目指していきたいですか

みんなに信頼されて、安定しているピッチャーになりたいです。

――チームの人数は少ないですがそこについてはどうお考えですか

人数が少ないからこそまとまって一丸となって戦えると思うので、いいかなと思います。

――最後にあすの試合に向けて意気込みをお願いします

あしたは東女体大で、きょうみたいにライズの高めなどのボール球も振ってくれないので、そういうところは考えて投げていきたいと思います。