ラクロス部

2015.09.26

第28回関東学生リーグ戦 対明大 9月23日 東京・駒沢第二球技場

反撃及ばず、まさかのリーグ戦初黒星

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q
早大
明大
▽得点者
篠崎2、佐藤大、小宮山、畑田、山口

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)3戦全勝と順調に白星を重ねる早大。この日は勝てばファイナル4進出一番乗りが決まる状況で、明大との一戦に臨んだ。実績、実力ともに相手より格上。しかし、前半で0-3と思わぬ苦戦を強いられる。後半は早大らしさを見せ、連続得点で反撃開始。第4クオーター(Q)で1点差まで迫るも、前半の無得点が響き一歩及ばず。6-7で惜敗を喫した。ファイナル4進出決定はリーグ戦最終戦に持ち越されることになった。

ゴールを許し、肩を落とすDF陣

 試合序盤は両チーム無得点とこう着状態が続く。「チームの幼い部分が出た」とAT畑田峻希主将(スポ4=福井・若狭)が語るように、幾度も好機は得るものの得点には結びつかず、なかなか主導権を握ることができない。一方の明大はスローペースな攻撃を展開。長時間ボールを保持され、守備の時間が多くなる。すると第1Q14分、ゴール裏から回り込みながらシュートを打たれ失点。今季リーグ戦では初めてとなる先制を許してしまう。第2Qでも相手の術中にはまり、歯車がかみ合わない。「うまく自分たちのディフェンスができなかった」(DF洞良太、人4=神奈川・南)。ゴール裏で時間を使われ、守備陣の集中力に隙が生まれたところを狙われ2失点。攻撃にも焦りが及び、小さなミスが重なってしまう。パスカットなどでボールを奪われる場面も目立ち、0-3と想定外のスコアで前半を折り返すこととなった。

 3点差を付けられ、攻撃陣の奮起が待たれる早大。その口火を切ったのはMF佐藤大(スポ3=東京・調布北)だ。チームを鼓舞するかのような鋭いランニングシュートを決め、ガッツポーズ。直後のフェイスオフをものにすると、AT篠崎大雅(スポ3=栃木)が持ち前の俊足で自らシュートコースを作出し、2点目を挙げる。これに小宮山駿之介(法4=東京・早稲田)も続き、後半開始8分で試合は振り出しに。まさにエンジン全開の怒とうの攻撃。このまま一気に突き放すかと思われたが、その後まさかの3連続失点。傾きかけた流れを引き戻されてしまった。第4Qに入っても相手に追加点を献上。4点差となったところで、エースの畑田を投入する。その畑田が残り8分でシュートをねじ込むと、5点目も演出し流れを再び早大へ。篠崎も右サイドからのショットを決め1点差。しかし、反撃も及ばず無情にもタイムアップ。6-7と1点に泣き、苦汁をなめる結果となった。

佐藤大を筆頭に猛追を見せた

 試合を終え石渡祐介ヘッドコーチ(平18商卒)が課題に挙げたのはシュートセレクト。より確実に得点が狙えるショットを選択し、シュート精度を上げる。劣勢の場面でも冷静に攻めを展開していくことで、勝負所での得点力アップを図りたい。守備面では相手ボールを奪いにいく連動したディフェンスを確立することができるか。「勝ちにこだわってやっていく」(畑田)。ファイナル4への切符を手にすべく、もう一度チームを立て直し、目の前の勝利に全力を注いでいく。

(記事 田島光一郎、写真 谷口武、後藤あやめ)

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コメント

石渡祐介ヘッドコーチ(平18商卒)

――きょうの試合を振り返って

正直悔しいですね。

――試合前のプランは

相手は普通の攻めをしてくると思っていたのですが、スカウティングしたのと違い、スローペースでそのままズルズルいってしまったかなと思います。

――第1、2Qでは苦しい状況になりましたね。

想定外でした。すごい相手にボールを持たれてしまって、こちらのミスもありました。シュートも決めきれなくて、苦しい展開でした。ただ、後半切り替え
ようということで、特に焦りはありませんでした。

――ディフェンス面では後半に向けてどう修正していきましたか

もう少しゴール裏のディフェンスで張り出しを強めにいって、落としにいくとかその工夫が必要かなと思いました。

――第3Qでは流れをつかんだかに見えましたが、いかがでしょうか

もったいなかったですね。得点した後の2失点が流れを戻させてしまったので、もったいなかったです。防げた失点だったので、悔やまれますね。

――4点差が付いたところでエースの畑田選手を投入しましたね

まだ時間はありましたし、大量得点できる爆発力はもっているので、投入しました。

――同点まであと1点に迫った後、残り時間が少なくなってきました。焦りはありましたか

焦ったというよりはシュートセレクトが悪かったですね。やっぱり確率が高いところで狙わないといけなかったです。セーブされていたのもありますが、そこが次の試合への課題です。

――きょうの出た課題は

攻撃は完全にシュートセレクトですね。決め切るシュート精度と確率の高いところで狙っていくということ。ディフェンスに関しては、ボールを奪いに行く手段を増やしていきたいです。

AT畑田峻希主将(スポ4=福井・若狭)

――悔しいスコアでの敗戦となってしまいました

負けるということは力不足ということなので、どこかにその原因があるでしょうし、その原因をしっかりと突き詰めていきたいです。後ろを振り返ってもしょうがないので、原因を突き詰めて前を向いて次のステップに進められたらいいなと思います。

――きょうの敗戦というのは予想外な部分があるのでしょうか

自分たちの慢心がおそらくどこかにありました。(明大に)勝てるだろうとほとんどの人が思って試合に入ってしまったので、そこは主将である僕がもう少し緊張感を持たせなくてはいけませんでした。僕としての反省はそこですが、勝てるだろうと意識している中でも普段からやっていることを表現して、それで勝ち切れないとどんな相手でもこういった試合になってしまいます。それができないのがこのチームの弱さかなと感じました。

――畑田主将自身も苦しいチーム状況での出場となりました

僕自身コンディショニングがあまり整っていない状態で、僕がいなくても大丈夫なチームを作っていかなくてはいけないです。僕も出られなくてもやれることもあると思うので、そういう部分でチームに活力や緊張感、激しさを出せれば良かったです。

――4点ビハインドの場面でしたが、きょうは主将としてもプレー面でもやり切れなかったのでしょうか

4点差で駄目だなと思ったので出ました。でも準備不足もたたってやり切れませんでした。

――一時は同点に追い付いたり、終盤にも追い上げを見せましたが、この粘りは収穫に入るのでしょうか

第3Qに入って3点を返せたのは、自分たちがやらなくてはいけないこと、グラボを拾うことや接戦の激しさというのを再確認して、一つずつやって切り替えていこうと話していました。そこでテンションを高くできたのは得点にもつながりましたし、勝ち方として何をしていかなくてはならないかというのは下級生を含めAチームのメンバーは分かったと思います。それが収穫ですが、最初からそれができないと勝てないじゃないですか。勝つために何をしなくてはいけないかを、試合の第1Qから考えてできるチームにならなくてはいけないです。ポジティブに言えばきょうのことは収穫になりますが、ネガティブ言えばチームの幼い部分が出たかなと思います。

――毎Q失点を喫し、DF陣も相手の攻撃に耐え切れなかった印象ですが

相手がスローペースになってきて、アタックでボールをキープしてなかなかこちらにポゼッションを移さないようにという意図が見受けられました。DF陣がどういったコミュニケーションを取りあっていたかは分かりませんが、僕的には我慢してほしかったです。相手にイライラしてはいけないし、自分たちのペースのラクロスに持ち込むためにどう守らなくてはいけないかを考えなくてはいけなかったです。そこはDF陣の反省でしょうし、逆にそこで長い時間ボールをキープされて、オフェンスですぐミスをしてしまうAT陣もまだまだ問題だと思います。明大のようなチームが今後増えてくると思うので、キープされた中でどういうオフェンスをしなくてはならないか、難しいところですがその対策をチームで共有しなくてはいけないですね。

――きょう80分間を通して、なかなか自分たちのプレーができなかったということですか

そうですね。結局相手がやりたいようなペースに持ち込まれてそれで負けてしまった感じです。

――終盤の追い上げの際、両チームタイムアウトを取る機会が多かったですが、その際はどのようなことを話し合っていましたか

とりあえずグラボや接点では気持ちで負けては駄目だと話し合いました。あとはボールを奪わなくてはこちらも攻めができないので、ボールを奪う手段も話し合いました。

――リーグ戦も残すところあと1試合ですが、目標をお願いします

次の試合に負けたらおそらくファイナル4に進めずそこで引退になってしまうので、勝つことに全力で取り組みたいです。この先きょうのような試合をしていたらファイナル4でも負けてしまうと思います。全日本選手権優勝を目指す上で、まずは目の前の試合に勝たないとそのステージにも進めないですし、しっかりと準備をして自分たちのラクロスと相手のスカウティングを認識し、絶対に勝てるようなゲームをしていきたいです。『勝ち』にこだわってやっていきます。

DF洞良太(人4=神奈川・南)

――試合が終わったときの率直な気持ちを教えてください

ふがいないの一言に尽きますね。

――明大を相手に対策などはされてきましたか

相手がインバートという戦術を取ってくるので、ホットを早めに飛ばそうとしていたのですが、なかなかできなくて、うまく自分たちのディフェンスができなかった印象です。

――ボールをキープする相手に対処できなかったということでしょうか。

そうですね。ゴール裏でずっと持たれてしまいましたね。

――明大がボールキープすることは想定通りでしたか

そこは想定通りです。うまくこちらから奪い切れなかったことがディフェンスの反省点ですね。

――7失点という結果についてはどう受け止めていますか

基本的なミスで取られるところが多かったので、そのような取りこぼしがあったことが最終的に1点差の敗戦につながったと思います。

――グラウンドではビハインドの展開で焦りなどありましたか

もういくしかないと。奪いにいこうとみんな共通の意識を持ってプレーしていました。

――第3Qの序盤に一気に追い付きましたが、ハーフタイムで確認したことを教えてください

もう一度気合とギアを入れ直し、点を取り返していこうという感じでした。

――追い付いたものの停滞する時間が続きましたが、その原因としてはどのようなことがあると思いますか

ディフェンス時間が長かったこと、それとオフェンスも決め切れなかったことが停滞した原因かなと思います。

――試合終了間際には追い上げを見せました。このシーンを振り返ってみてください

こちらも何とかオフェンスにつなごうという気持ちでディフェンスして、オフェンスも点を取ってくれました。きちんと攻守がかみ合った結果、このような追い上げができたと思います。

――次戦に向けてはどのようなプレーをしたいですか

僕個人としてはこの試合の反省を生かしてどんどんボールを奪いにいきたいです。あと、ボールダウンして自分も点を取れればいいと思います。

AT篠崎大雅(スポ3=栃木)

――リーグ戦初黒星を喫しました

負ける相手ではなかったと思うので、自分たちをもう一度見直していきたいです。

――明大の攻撃の印象はいかがでしたか

相手がポゼッションしてきて、一橋大もそうでしたが結構そういう相手が苦手で、自分たちのオフェンス時間が短い中でも確実に点を取る技術がまだまだ足りていないです。そのままだと社会人にも勝てないので一人一人のレベルを上げていかないとなと痛感しました。

――前半では3点リードを奪われました

3点は入る点数だったので焦ってはいませんでしたが、自分たちのオフェンスが単発になってしまいました。焦ってないといいつつも心の底で焦って単発になってしまったのかなと思います。

――ハーフタイムではチームではなんと話しましたか

3-0で余裕はないのですが、勝てるからしっかりやっていこうと言っていました。

――一気に追い付いて勢いに乗ったように見えましたが

良い感じで点数を取って、流れが変わったかと思いましたが、ディフェンスが1点取られてそこが敗因かなと思います。

――後半は追い上げも見せましたが、後半の攻撃面はいかがでしたか

決められるシュートチャンスがたくさんありましたが、そこを決めきれないところが弱いところで、もっと自信を持てるくらい練習していきたいです。

――次戦に向け修正点はありますか

結局最後に点を取るのは個人個人の力です。まだまだそこが足りていないのでもっと練習して意識的に練習していけたらなと思います。

MF佐藤大(スポ3=東京・調布北)

――リーグ戦初めての敗退となりましたが、きょうの試合を振り返っていかがですか

相手はそれほど強い感じではありませんでしたが、相手の戦術にはまってしまったのと、流れを最後まで変えられなかったので、このような結果につながったのだと思います。

――明大の印象からは今回の展開は予想外でしたか

そうですね。ボールをキープしてくるという展開を予想していました。しかし、そこで自分たちでボールを奪って、流れをつくって、オフェンスを増やしていくというのがなかなかうまくできませんでした。

――シュートを放ってもなかなか決められないシーンが続きましたが、攻撃面を振り返っていかがですか

相手の攻撃が長い分、こっちの攻撃が短くなってしまって、どんどん焦ってしまいました。シュートも遠いところから放って精度が低くなり取られてしまったというのがありました。途中から近いシュートで確率高く狙っていこうと言っていましたが、それが自分たちでできなかったのが原因かなと思います。

――ワセダの1点目を決められていましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

入ったシュートはラッキーなものでした。その後のシュートも全体的にバーに当たったりしてしまうアンラッキーなシュートが多かったです。そこを自分たちで変えていけなかったのが、まだまだ弱いところかなと思います。

――いままでディフェンスは好調なイメージでしたが、きょうの試合はいかがでしたか

相手が長くじわじわやっていく中で、我慢しきれませんでした。いつもだったらできているところで、ボールを奪い切れなかったりと、我慢比べのようなところで我慢できず失点してしまった部分がありました。

――最終戦に向けて調整しなければいけない部分はどこですか

オフェンス、ディフェンスそれぞれ課題があると思います。ニュートラルな部分、グラボなどで相手の方がテンションが高いときょう思いました。そのような基礎の部分から振り返っていきたいと思います。

――最終戦に向けて意気込みをお願いします

もう負けられない状況になったので、最終戦しっかり勝って、次につなげていきたいと思います。