野球部

2015.09.24

秋季リーグ戦 9月26〜27日 神宮球場

明大戦展望

 第1週では東大と対戦した早大。苦戦しつつも連勝し、まずは勝ち点1を奪取した。空き週をはさんで今週末に迎え撃つのは、春季リーグ戦では4位に沈んだ明大。しかし、唯一早大に黒星をつけた侮れない相手だ。

 春の打撃タイトルを独占した早大打線に対し、やはり他大からのマークは厳しくなっている。「東大のバッテリーが非常に(早大打線を)研究している」(髙橋広監督、昭52教卒=愛媛・西条)。その言葉の通り、東大戦では2試合ともチーム全体で5安打と攻めあぐねる場面が目立った。しかし、その中でも印象的な活躍を見せている男がいる。重信慎之介副将(教4=東京・早実)だ。東大1回戦では自身リーグ戦通算2本目となる本塁打で試合を決め、2回戦では初回に三塁打を放ち先制のホームを踏んだ。春の盗塁王が、今季は力強い打撃でも神宮を沸かせる。また、ラストシーズンを迎えプロのスカウトも注目する主砲・茂木栄五郎(文構4=神奈川・桐蔭学園)は、東大戦では無安打に終わった。春秋連覇には茂木の打撃は不可欠なだけに、この明大戦で安打を重ねたい。

 若き大黒柱の姿は、開幕のマウンド上にはなかった。春には最優秀防御率、ベストナインなどを獲得し、六大学を代表する投手に成長した大竹耕太郎(スポ2=熊本・済々黌)。しかし今季は故障で出遅れ、シーズン途中での復帰が見込まれる。開幕投手を務めたのは、髙橋監督からの信頼も厚い吉野和也(社3=新潟・日本文理)。アンダースローから繰り出す変幻自在の投球で8回2失点と、見事に大役の務めを果たした。明大の強力打線を手玉に取ることができるか。東大戦で自身リーグ戦初勝利を挙げた北濱竣介(人2=石川・金沢桜丘)も好調を維持している。接戦が予想される明大戦では救援陣の活躍も不可欠。威力十分の直球で強力明大打線を抑え込みたい。また、この投手陣をリードするのは、今季から正捕手に与えられる背番号『6』を背負う司令塔・道端俊輔(スポ4=智弁和歌山)だ。日本一に大きく貢献した正捕手が、今季も期待を背に扇の中心に君臨する。

首脳陣からも大きな信頼を寄せられる吉野和

 対する明大。今夏の第28回ユニバーシアード競技大会には4人を輩出した名門も、開幕戦で6季ぶりの黒星を喫するなど不安の残る立ち上がりを迎える。それでも、その後は2連勝し立大から勝ち点を挙げた。上原健太(4年)、柳裕也(3年)を中心とした強力な投手陣、それをリードするのは代表でも主将を務めた坂本誠志郎(4年)。そして、何と言っても注目は髙山俊(4年)だ。今季は2番に座り、確実にチャンスメークをしてクリーンアップにつなぐ。立大戦では3戦で合計7安打を放ち、ここまで通算安打は124本。高田繁氏の持つリーグ通算安打記録・127本まであと3本に迫った。いよいよカウントダウンが始まった記録達成の瞬間。早大投手陣は細心の注意を払って対戦したいところだ。春の屈辱を晴らすべく、総合力で早大に襲い掛かる。

東京六大学オールスター戦で好投する柳(明大)

 早くもヤマ場を迎えたといえるだろう。春の3試合は全て、紙一重の戦いであった。今季もそう簡単には勝たせてくれないはずだ。苦手意識の強い明大を相手に、優位に試合を進められるか。グランドスラムを目指す上で、今週末は絶対に負けられない戦いとなるに違いない。覇者としての威厳を保つべく、全身全霊をかけて明大に挑む。

(記事 中丸卓己、写真 豊田光司)

東京六大学秋季リーグ戦星取表
早 大 法 大 慶 大 明 大 立 大 東 大 勝ち点 勝率
早 大 10/17、18 10/31、11/1 9/26、27 10/3、4 ⚪︎4−2⚪︎4−2 1.00
法 大 10/17、18 9/26、27 10/24、25 10/10、11 ⚫︎2−5、⚪︎6−4、⚪︎10−1 .667
慶 大 10/31、11/1 9/26、27 10/17、18 ⚪︎7−5、︎⚫︎4−5⚪︎4−2︎ 10/3、4 .667
明 大 9/26、27 10/24、25 10/17、18 ●2−4、○4−1、○5−3 10/10、11 .667
立 大 10/3、4 10/10、11 ●5−7○5−4●2−4 ○4−2、●1−4、●3−5 10/24、25 .333
東 大 ●2−4●2−4 ○5−2、●4−6、●1−10 10/3、4 10/10、11 10/24、25 .200