水泳部

2015.09.23

第91回日本選手権最終予選会 9月22日 埼玉・青木町公園プール

1点差で勝利し本戦出場権獲得!

TEAM 1P 2P 3P 4P
日大
早大 10
▽得点者
吉村4、瀧川3、深田、桜井、深川

 約2週間前に幕を閉じた日本学生選手権(インカレ)では4位と満足のいく結果とはならなかった男子部。この悔しさをバネに挑んだ日本選手権最終予選。大会2日目のこの日、勝利すれば本戦出場権を獲得できる、日大との大事な一戦に臨んだ。前半は先制点を奪うもなかなか流れに乗ることができず一進一退の攻防が続く。しかし後半立て直し最終ピリオド、深川幹徳(スポ3=福岡工)が奪ったリードを全員で守り通した。10-9と粘り勝ちを収め、見事本戦出場権をつかみ取った。

 第1ピリオド開始20秒、桜井祐太(人3=東京・城北)がゴールを決め先制点を奪うと、続く2点目は吉村崇(スポ1=大分商)の華麗なロングシュートで飾る。そのまま早大ペースに持ち込みたいところであったが、ここから激しい攻防戦が繰り広げられる。「何度もシュートチャンスがあり決め切るべきだったのにかなりの本数を外してしまった」(瀧川峻也主将、スポ4=京都・鳥羽)と言うようになかなかボールが枠を捉えることができず点差を広げることができない。安定したディフェンスも相手がうまくすり抜け点を奪われるなど苦戦。意地と意地がぶつかり合う中、波に乗り切れず5-6で前半を終了する。

この日4得点を挙げる活躍を見せた吉村

 迎えた第3ピリオド、深川からのパスに合わせた深田隼輔(スポ4=鳥取中央)が得点を挙げるとそこから一気に流れを引き寄せる。1年生の吉村の活躍もあり早大が4連続ゴールを奪い逆転に成功。しかし喜びも束の間、自分たちのミスから失点し再び同点に戻されてしまう。9-9と緊迫した状況のまま勝負の行方は最終ピリオドに持ち込まれた。そして開始1分半、深川が貴重な勝ち越しゴールを奪う。攻め込まれる場面もあったが、1点リードを何とか逃げ切り、10-9と接戦をものにした。

わずかなリードを全員で守り切った

 「まずは一安心、最低限の目標はクリア」と本戦出場権を獲得して中嶋孝行監督(平13教卒=福岡工)は安堵(あんど)の表情を浮かべた。シュートを決め切れない、失点が多いなど課題も見つかる試合となった。インカレを終え悔しさを胸に調整を重ねてきた男子部は、きょうの反省を生かしさらに技術に磨きをかけたいところ。来月の本戦を見据え、まずはあすの一戦に全力を注ぐ。

(記事 網代祐希、写真 難波亮誠、杉野利恵)

コメント

中嶋孝行監督(平13教卒=福岡工)

――本戦出場権を獲得されたいまのお気持ちを聞かせてください

まずは一安心ではないですが、最低限の目標はクリアできたのでそこはよしとしたいと思っています。

――きのう、きょうと吉村選手の活躍が目立ちましたがご覧になっていていかがでしたか

どうしてもポジション的に下がられてる機会が多いので、そこをしっかりと決めてくれたのはよしとしたいと思います。ですが、もっと力強いプレーであったり、周りの状況判断をしてディフェンスをするだとか、そういったところはまだできていないところもあるので、一年生なので全部を求めるのは酷なことかもしれませんが、中心の選手になれるようにできてくれたらなと思います。

――上級生からディフェンスの場面でげきが飛んでいました

水の中でやっていることなので、常に状況判断をして上がちゃんと指示をしてくれたのはよかったと思います。

――きのうの勝利からの流れを感じた部分はありましたか

きのうもし負けていても敗者復活できょうの試合に出られたわけですが、しかし勝つ勝たないでは(勝った方が)少し気が楽になる部分があったと思います。ましてやきょう勝てば(本戦出場)確定ということで、どうしても外プールで天候もよくて雰囲気がだらっとしてしまうこともありますが、きょうは最初リードされながらも、最後までチームとして集中してやってくれたと思います。

――3ピリオドは逆転をしてから同点に追い付かれてしまいましたが、改めて3ピリオド目を振り返っていただけますか

2点差をつけて、ここで引き離せば向こう(日大)にしてもダメージになるところでした。点がとれないというか失点になってしまうのは、きょうに限った話ではないですが、今までの流れからしてもそういうところがあったので、あしたの試合、また本戦になるともっとレベルが上のチームが出てくるので、そのあたりはまだ時間があるのでチームで意識してできればいいのかなと思います。

――日大への対策は何かありましたか

いやもう、ケースバイケースですから。基本的にはインカレが終わってから何か特別なことをしたわけではなく、しっかり泳ぐということをテーマにしてやってきたので、うちのスタイルを崩さす最後まで泳ぐというところですね。

――インカレが終わってから2週間、チームとして修正した部分はありますか

特別なことはしていないです。細かい戦術のことを一つひとつやっていくのも大事ですが、基本的にはがむしゃらに練習をして目標に向かってやるというのを念頭に置いてやってきました。みんなが目標を分かってしっかりとやってくれたのが一番よかったと思います。それがこういう結果につながってくれたのだろうと、結果論にはなりますがそのように思いますので、けが人もいるので少し休んで、また本戦までやっていきたいですね。

――インカレを終えてから選手たちの気持ちの部分での切り替えについては

少しオフを入れたのでそのあたりでリセットして、一からやり直そうという話だったので、しっかりリセットしてくれたと思います。

――あした最終日となりますが、一言お願いします

けが人も多いので、あしたは戦力的には落ちると思いますし、出さないプレーヤーも出てくると思います。ですがチーム全体で僕らは戦いたく、他のチームを見てみてもそうですが、フルメンバーで戦えるチームで僕らもありたいので、控えの選手もあすはなるべく出して、経験を積ませてあげたいなと思います。

瀧川峻也主将(スポ4=京都・鳥羽)

――本戦出場権を獲得されたいまのお気持ちは

とりあえず一安心です。きのうもきょうも相手は弱くなかったですが練習通りやれば勝てるかなと思っていたので勝てて安心しました。

――3ピリオドでは試合の流れをつかみかけたように思いましたが再び同点に戻されたところはいかがでしたか

自分たちからのミスの失点が多かったかなというのがあるので明日また切り替えてやっていかなければいけないなと思います。

――対戦相手の日大への対策はありましたか

特に対策は練っていなかったです。自分たちのプレースタイルであるディフェンスからのカウンターをしっかりやっていこうという話はしました。

――インカレを終えてチームとしてどのように調整しましたか

インカレは満足のいかない結果で終わってしまったのでもう一回追い込む、チームとしてもう一段階レベルを上げようということでかなり追い込みました。

――シュートを外されたときに声をあげていましたが

何度もシュートチャンスがあって決めなければいけないところだったのですがかなりの本数を外してしまったので…。

――最終日のあしたへ向けて意気込みをお願いします

あすは消化試合といえば消化試合なのですが日体とできる数少ないチャンスですので全力で向かっていきたいと思います。

吉村崇(スポ1=大分商)

――本戦への出場権を獲得されたお気持ちはいかがですか

単純に嬉しいです。

――調子は良かったのですか

調子は良かったです。先輩たちがつないできてくれたボールなので、先輩たちのおかげです。

――チームメイトからディフェンスについて指摘を受ける場面が見られましたが、どのようなことを言われましたか

失点がとても多かったので、ディフェンスをしっかりしてからカウンターをするようにと言われました。

――きょうの試合で課題点などは見つかりましたか

失点が多いことが課題なので、ディフェンスをもっと固めてそこからカウンターできるようにしていきたいです。

――インカレが終わってからきょうまでの約2週間どのような調整を行ってきましたか

チーム全体で泳ぎ込んで、泳力強化に努めました。この結果、きのうときょうの試合でもかなり泳げたと思います。

――あしたの試合への意気込みをお願いします

まずは本戦が決まって嬉しいですが、残り1試合か2試合あるので全力を尽くしてチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。