バレーボール部

2015.09.21

秋季関東大学リーグ戦 9月19日 神奈川・専大生田キャンパス総合体育館

開幕4連勝も、ミスが目立ちフルセットの厳しい戦い

 秋季関東大学リーグ戦第4日目。開幕3連勝中の早大は、明大との一戦に臨んだ。サイドとセンターを巧みに織り交ぜた攻撃で順調に2セットを先取。しかし、徐々に増えたミスが響き、第3、4セットをジュースの末に失う。勝負が懸かった第5セット、負けられないという気持ちが前面に出たプレーでこのセットを奪取。セットカウント3-2(25-18、25-19、26-28、29-31、15-12)の苦しい勝利となった。

 第1セット、序盤は硬さが見られたものの、中盤から加賀優太(商2=東京・早実)らサイドアタッカーの攻撃が機能し得点を挙げる。危なげなくこのセットを制した。勢いに乗った早大は続く第2セット、サイドへのマークが厳しくなったところで、福山汰一主将(スポ4=熊本・鎮西)らセンターを巧みに使い、得点を重ねる。守備では、昨季レシーブ賞を受賞した喜入祥充(スポ2=大阪・大塚)を中心にスパイクレシーブが光り、第1セットの勢いそのままに第2セットも連取した。

気迫のこもったスパイクを放つ喜入

 このままストレート勝ちを収めるかに思われた第3セット。序盤は順調に得点を重ねるが、中盤以降ミスが目立ち始める。一進一退の試合展開の中、いいかたちでスパイクを決めた直後に、たびたびのサーブミス。思うように得点できないままジュースにもつれこむ。早大のミスで活気づいた明大に終盤にブレイクされリードを許すと、点を取り返すことができず、このセットを落とす。続く第4セットも要所でのサーブミスは減らない。さらに、積極的に声を出し、チームを盛り上げてきた加賀が負傷交代。流れが悪くなった早大はこのセットもジュースの末に連取された。勝敗を左右する第5セット、開始早々相手に4連続得点を許す。しかし直後に5連続得点で取り返すなど、田中健翔(スポ3=熊本・鎮西)や喜入が気迫のこもったスパイクを見せ、苦しみながらも勝利を決めた。

得点を挙げ、笑顔で円陣を組む選手たち

 「正直3セットでしっかり終わらせられた試合だった」と福山主将が語るように、勝ったものの、課題の残る試合となった。攻撃、守備共に良いプレーが見られるだけに、自らのサーブミスやスパイクミスでの失点はあまりにももったいない。好プレーの後、ミスをどこまで減らして流れを引き寄せられるか。連勝を伸ばすカギはここにあるに違いない。

(記事 本田理奈、写真 川浪康太郎、谷口武)


セットカウント
早大 25-18
25-19
26-28
29-31
15-12

明大
スタメン
レフト 喜入祥充(スポ2=大阪・大塚)
レフト 加賀優太(商2=東京・早実)
センター 福山汰一(スポ4=熊本・鎮西)
センター 加藤久典(スポ3=東京・早実)
ライト 田中健翔(スポ3=熊本・鎮西)
セッター 山口頌平(スポ3=長崎・大村工)
リベロ 後藤光明(社3=東京・早実)
コメント

福山汰一主将(スポ4=熊本・鎮西)

――きょうの試合を振り返って

フルセットというかたちになったんですが、正直3セットでしっかり終わらせられた試合だったと思います。ミスが目立ってしまいました。

――積極的な攻撃に見えましたが、攻撃面はいかがでしたか

東日本インカレの時とライト側の速さだとか、パイプの速さを変えたので、そこら辺はしっかりと合ってきたと思います。他の大学よりは攻撃面に関しては、中大を除いては一番いいんじゃないかと思います。

――スパイクレシーブの良さが目立ちましたが、守備面はいかがでしたか

最近、ディグ(スパイクレシーブ)とブロックの反省をして、全体的に練習してきたので、春に比べたらかなりいいかなと思います。

――第4セットでは加賀優太選手(商2=東京・早実)の負傷交代がありましたが、影響はありましたか

元々汗の量が多くて体力がそんなに長続きするわけじゃないというのが練習試合とかで分かっていたんですが、今回ちょっとこういうかたちになったので今後気をつけていきたいです。

――今季初のフルセットとなりましたが、気持ちの面はいかがでしたか

フルセットになったのはそんなに焦りとかはなかったんですが、基本的に3セット目以降自滅になってしまったので、そこで気持ちの緩みが出たんじゃないかなと思います。

――開幕4連勝となりましたが、チームの雰囲気はどうですか

雰囲気は良くないです。試合の中で全体的にバラバラになるところがあるので、もうちょっとチーム一つになっていきたいと思います。

――あしたの試合に向けた意気込みを聞かせてください

中大が勝っているので、そこ(リーグ最終戦)まではしっかりと勝っていけるように頑張りたいです。

山口頌平副将(スポ3=長崎・大村工)

――今季初のフルセットの試合でした

きょねんの全カレ(全日本大学選手権)も明大とフルセットで負けていたので、一瞬その記憶がよぎりもしました。落とした第3、4セットも自分たちのミスが原因でした。攻めていく気持ちは大事だと思いますが、ミスを減らしていこうということで第5セットを戦いました。内容的には自滅という感じで苦しい試合になりましたが、なんとか勝つことができて良かったです。

――明大にフルセットで勝てたということは、悪いイメージを払拭(ふっしょく)できた感じもありますか

個人的には(明大への)苦手意識はそんなにありませんが、結果的にフルセットの試合が増えてしまいますね。きょうは本当にストレートで勝てる試合だったと思います。

――第1セットの入りは硬さが見られましたが

そうですね。序盤は走られてしまいましたが、中盤からはいいかたちで連続得点できて、最終的には点差も開いていい試合ができました。気持ちの面でやはりブレがあるというか、そういうところを直していきたいです。

――きょうのトスの配分はどのようなことを心掛けていましたか

中盤からサイドへのマークが厳しくなってきて、いけそうなときにセンター線も決めさせてあげられた部分はありますが、もう少し精度は高めていかなくては池にと思います。

――第4セット途中に加賀優太選手(商2=東京・早実)の負傷離脱がありましたが、チームに影響はありましたか

代わりに入った幸也(鵜野、スポ1=東京・早実)もキャッチもよく集中して頑張ってくれたので、加賀が抜けた後も1点1点の試合はできてはいました。でもやっぱりサーブミスが多く、先にブレイクが取れず明大優勢のままのジュースでした。1本ブロックやサーブ、ディグといったがうまくいっていれば結果も変わったかと思いますが、終盤にサーブミスが多かったので、そういう試合をしていたら勝てないなと思います。

――ジャンプサーブ陣も攻めている印象はありましたが、やはりミスは避けたいところでしたか

ジャンプサーブのミスが序盤から多いということで、入れていってもいいからブロックで対応しようという話をミーティングでしました。でもジャンプサーブ陣が入れにいってもミスをするという場面も多かったので、そこはしっかり修正すべき点です。

――第5セットも出だしは苦しみましたが、そこから巻き返せた要因は何でしょうか

チーム全体で負けられないという気持ちは一人一人強く持っていました。第5セットの内容が良かったというわけでもありませんが、気持ちを強く持てたと思います。

――あしたでリーグ戦の前半も終わりですが、ここまでの戦いぶりはいかがでしょうか

秋季リーグも勝ててはいますが、自分たちのミスから自分たちで苦しくしている試合が多いので、そこを修正していきたいです。あとは、先を見ずに目の前の1試合をしっかりと戦っていきたいと思います。

喜入祥充(スポ2=大阪・大塚)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

無駄にフルセットになってしまったと感じています。

――フルセットの試合となりましたが、どのようなお気持ちでプレーしていたのですか

今季初のフルセットだったので、黒星はつけないようにということと、自分たちのミスが多かったのでそこを減らすことだけを考えてプレーしました。

――きょうはディグがよかったと思いますがご自身としてはどう考えていますか

まだ上げられるボールや、上げなくてはいけないボールがあるので、ディグだけではなく、相手が逃げてきたチャンスボールなんかもしっかり拾っていきたいと思います。

――サーブでも攻めていたと思います

序盤はサービスエースもとれてよかったのですが、要所でミスが目立ってしまいました。終盤のミスが多かったので、終盤でもミスを減らしたサーブが打てるように、自分でも調整していきたいです。

――加賀優太選手(商2=東京・早実)の交代はチームにどのような影響を与えましたか

彼はムードメーカーで、彼が外に出ると声を出して盛り上げてくれる人が1人減るので、しっかりカバーしようと思って、声を出して頑張りました。

――次の試合への意気込みを聞かせてください

きょうはフルセットでみんな疲れていると思うので、しっかり休んで、あしたはストレートで勝ちたいと思います。