庭球部

2015.09.21

関東学生選手権 9月20日 埼玉・秩父ミューズパーク

栄冠は誰の手に!ベスト8出そろう

 例年より1カ月遅い9月の開催となった関東学生選手権(夏関)。雨天により日程が変更され大会3日目となったきょうも、早大から多くの選手が出場。あす以降の戦いに駒を進めた。

★ベスト8に5人が勝ち残り

逆転勝利でベスト8入りを決めた岩崎

 男子シングルス3回戦には早大から6名の選手が出場。明大の西脇一樹と対戦した木島駿(スポ3=東京・日野台)はフルセットの末敗退となったが、小堀良太(スポ3=東京・大成)、村松勇紀(社3=青森山田)、岩崎歩(スポ2=神奈川・湘南工大付)、三好健太(スポ2=埼玉・秀明英光)、坂井勇仁(スポ1=大阪・清風)の5名がベスト8入りを決めた。中でも健闘を見せたのは岩崎だ。ファーストセットを3-6で落としたものの、続くセカンドセットでは粘りを見せ1-4から4ゲームを連取。競った展開となったタイブレークでも気持ちを切らさず、10-8でこのセットを奪う。ファイナルセットでも1-4から巻き返し、執念の逆転勝利を飾った。男子ダブルス2回戦にも4組が出場。大接戦となったスーパータイブレークを制した梶修登(政経4=東京・早実)・岸田海(社3=東京・早実)組を含む3ペアが次戦に駒を進めた。早大から多くの選手が勝ち残っているが、はたしてこの中から優勝者は現れるのか。今後の試合にも注目だ。

(記事 山本葵、写真 吉原もとこ)

★厳しい戦い続く

第1シードとして出場している林

 3選手が勝ち残っていた女子シングルス。きょうは3回戦が行われたが、細沼千紗(スポ2=東京・富士見丘)はストロークでライン際のコースを攻めてくる相手に苦戦。1年生ながら勝ち進んでいた上唯希(スポ1=兵庫・園田学園)も亜大のエース松本千広に敗れた。早大からベスト8に名を連ねたのは第1シードの林恵里奈(スポ3=福井・仁愛女)。序盤にブレークを許したものの、要所でのポイントを押さえ、ファーストセットを6-1とする。接戦となったセカンドセットでもタイブレークを制し、ストレート勝ちを収めた。女子ダブルス2回戦には同級生ペアの助川峰理(スポ2=東京・富士見丘)・山添絵里(人2=千葉・渋谷教育学園幕張)組が登場。ボレーで積極的にコートに切り込み相手のサービスゲームをブレークする場面も見られたが、3-6、3-6で敗退。準々決勝進出はならなかった。

(記事、写真 山本葵)

★梶谷・上組が準決勝へ

スーパータイブレークで勝利を決めた梶谷・上(左)組

 女子ダブルス準々決勝に登場したのは全日本学生選手権、関東大学リーグと活躍を見せている梶谷桜舞(スポ4=東京・富士見丘)・上組。いきなり相手のサービスゲームをブレークしたが、その後は流れをつかみ切ることができず一気に2-5となる。だが、「どういったかたちでもいいからコートにボールを入れて、チャンスがあればしっかり攻めていこうと話した」という梶谷がプレーと精神面で上を引っ張り、徐々に調子を上げていく。ジュースが6回続いた長いゲームも制し、5ゲーム連取でファーストセットを奪った。続くセカンドセットは0-6で落としてしまったが、「勝つイメージがしっかりあった」(上)というスーパータイブレークは常にリードする展開に。最後は相手のミスにも助けられ、10-6。不戦勝での勝利が決まった林・辻恵子(教3=東京・早実)組と共に、あすの準決勝に挑む。

(記事 山本葵、写真 吉原もとこ)

結果

▽男子シングルス

3回戦

●木島駿(6-4、4-6、2-6)西脇一樹(明大)

○小堀良太(6-1、1-6、6-3)菱田亘槻(中大)

○村松勇紀(7-5、2-6、6-4)白井裕都(日大)

○岩崎歩(3-6、7-6(8)、7-5)山田晃大(法大)

○三好健太(6-2、6-3)西野目敏貴(中大)

▽男子ダブルス2回戦

2回戦

○梶修登・岸田海(3-6、6-4、16-14)村上彰啓・寒川雄太(法大)

○小堀良太・坂井勇仁(6-1、7-6(2))弓立祐生・深田颯平(明大)

●村松勇紀・河野優平(6(2)-7、6(6)-7)小畑浩章・野田哲平(慶大)

○丹波谷克志・三好健太(6-4、3-6、10-7)小見山僚・前崎直哉(法大)

▽女子シングルス

3回戦

○林恵里奈(6-1、7―6(6))吉野あゆ美(東洋英和女学院大)

●細沼千紗(2-6、2-6)森崎可南子(筑波大)

●上唯希(7-5、2-6、1-6)松本千広(亜大)

▽女子ダブルス

2回戦

●助川峰理・山添絵里(3-6、3-6)熊谷ひかる・森美咲(明大)

準々決勝

○梶谷桜舞・上唯希(7-5、0-6、10-6)久次米夏海・寺見かりん(山学大)

コメント

梶谷桜舞(スポ4=東京・富士見丘)

――ことしから時期が変わった関東学生選手権(夏関)ですが、ベスト4進出が決まりました

ベスト4に入れたことはやはりうれしいのですが、あまりいい勝ち方をずっとしていなくて。勝つに越したことはないのですが、みんな一緒ではありますけれどインカレ(全日本学生選手権)とリーグ(関東大学リーグ)でずっと試合が続いていたので、やはりリーグで気持ちが切れた部分が少し出てしまったのかなと試合をしていて思います。

――第1セットは先に2-5とされてしまいましたが振り返って

立ち上がりがすごくよかったのですが、ブレークして1-0で私のサーブを落としてしまって、でも0-40からブレークして結構リズムはできていました。ただそこから相手も同じ状況ですがイレギュラーとかコートの状態がよくないので、なかなか自分たちでリズムを作ることができなかったです。やはり私が後ろでボールを作って上(唯希、スポ1=兵庫・園田学園)に決めてもらうパターンがいいのですが、ハードコートの方が自分にはあっているので、リズムがつかめずに早くポイントが欲しかったり焦ってしまったりして2-5までいってしまいました。

――そこからどのように立て直しましたか

自分たちのポイントパターンじゃなくても、どういったかたちでもいいからコートにボールを入れて、チャンスがあればしっかり攻めていこうと話しました。

――第2セットを落としてしまいましたが、スーパータイブレークはどのようなお気持ちで臨みましたか

正直0-6ではあったのですが、40-15のゲームが3つあって、私たちにも流れが来ていた時間帯もあったのですが、結局落としてしまいました。なので0-6というスコアはあまり気にしていなかったです。やはりそこに引きずられている場合じゃなくて10ポイントで決まってしまうので、最初の出だしだったり、相手のセカンドサーブになったらしっかりと攻めるだとかポイントポイントで意識して二人で頑張りました。

――あすの準決勝への意気込みをお願いします

リーグ初戦の筑波戦で当たったペアとやるのですが、その時はフルセットで勝っていて、でも今回はスーパータイブレークなので、しっかりときょうみたいな試合にならないように戦い方を考えて、二人で協力して頑張りたいと思います。

上唯希(スポ1=兵庫・園田学園)

――きょうのシングルスは亜大の松本千広選手が相手でした。振り返っていかがでしたか

ファーストセットを7-5で取ることができて、セカンドセットも2-0スタートで私がゲームポイントを握っていたのですが、自分のサービスゲームでジュースが続いて落としてしまって。そこから2-6、0-3と9ゲーム連取されてしまいました。これはダブルスでも課題になっているのですが、2-0の場面で落としたゲームではサーブで自分から攻めることができなくて、ダブルフォルトが多かったです。サーブで流れをつかんでキープしたかったのですが、それができなくて流れがあちらにいってしまったという感じでした。3-0にしていれば勝てるチャンスは大いにあったので、悔いの残る試合になったと思います。でも、振り切るべきところで振り切れなかったりといった課題はしっかりと見つかっています。インカレからリーグ、夏関と試合が続いているのでいままでは修正する時間があまりなかったのですが、夏関が終わったら王座(全日本大学対抗王座決定試合)まで時間が空くので、王座に向けてメンタル面も技術面もしっかり改善していきたいと思います。

――ダブルスでは、ファーストセットは2-5から7-5に盛り返しました。このセットを取り切ることができた要因は

2-5の時に私がメンタル面で落ちてしまっていたのですが、桜舞さん(梶谷、スポ4
=東京・富士見丘)が笑顔で盛り上げてくださって。2-5で相手のゲームポイントが何回もあって、3-5でもゲームポイントが何度もあったのですが、私がどんよりしていると明るく盛り上げてくださったので取り切ることができました。私のサーブがあまり入らないというのもあったのですがしっかり前で決めてくださって、このセットを取れたのは本当に桜舞さんのおかげです(笑)。

――セカンドセットは0-6で落としてしまいましたが、振り返っていかがですか

ファーストゲームでゲームポイントを握っていたのに落としてしまって。それ以降もゲームポイントを取り切れないことで相手に勢いをつけてしまった部分がありました。0-5になった時、正直もう次のスーパータイブレークで切り替えていこう、という気持ちでプレーしていました。

――スーパータイブレークは常にリードする展開となりました

夏関の二次予選でも1回スーパータイブレークになっていて、インカレでもスーパータイブレークがあって、今回の夏関本戦の1回戦でもスーパータイブレークで、というふうに、スーパータイブレークは今までたくさん経験してきました。でも、1回もスーパータイブレークを落としたことはなかったので、それが自信にもつながっていて、イメージは良かったです。(対戦相手と)実力は同じくらいでしたが、勝つイメージがしっかりあったので勝ち切ることができたのだと思います。

――あすの準決勝に向け意気込みをお願いします

インカレでは優勝しましたがこれはまた別の大会で、桜舞さんはこの大会で優勝するために4年生なのにエントリーしてくださっているので、あすもしっかり勝ってその次につなげていきたいと思います。