スケート部

2015.09.20

関東大学リーグ戦 対法大 9月19日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

接戦制し白星発進!

 長きに渡る夏季トレーニングを経て、ついに関東大学リーグ戦(リーグ戦)が開幕した。初戦の相手は法大。春の関東大学選手権で死闘を繰り広げた強豪校である。試合は先制点こそ早大が手にするも、すぐに法大に追いつかれてしまう。その後は両校ともに1点ずつを加え、迎えた第3ピリオド(P)終盤。FW金子立樹副将(スポ3=北海道・駒大苫小牧)からパスを受けたFW青木優之介(スポ3=埼玉栄)が手薄な相手守備陣を攻め、値千金のシュートを決める。これが決勝点となり、3-2で勝利を収めた。

 「開幕戦ということで、先制点と勝利にこだわっていこうとミーティングの時に言っていました」というDF石川貴大主将(スポ4=埼玉栄)の狙い通りの展開となった。第1P開始早々、相手の反則により数的有利なパワープレーのチャンスを迎える。この好機をものにしたのが金子立。ゴール左前よりスティック一閃、ゴールネットを揺らし先制に成功する。このまま勢いに乗りたいところだが、法大の強固な守備の前になかなか追加点を奪うことができない。逆に数的不利なキルプレーのピンチで法大に得点を許し、同点となってしまう。第2Pでは中盤に相手ゴールを攻め立てる。相手守備陣も必死に食らいついてくるが、最後はFW矢島雄吾(スポ1=北海道・駒大苫小牧)が混戦を抜け出しパックをゴールへと運んだ。貴重な1点を手にした早大だが、このリードを守り切ることができない。30分46秒、キルプレーの状況で再び相手にシュートを決められ、2-2。まさに一進一退の攻防が続いた。

先制し喜ぶ選手たち

 勝負の第3P。早く勝ち越そうと早大は相手ゴールを襲うが、GKの攻セーブに幾度もシュートを阻まれてしまう。1点が遠い我慢の時間帯が続き、刻一刻とゲームセットが近づく。しかし、「最後まで足を止めないでやっていこうと言っていた」という工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)の言葉通り、早大の運動量は法大のそれを上回っていた。そして試合終了直前、最大の好機が訪れる。残り時間がわずかとなり攻勢に出ていた法大に一時は自陣ゴール前まで詰められるが、金子立のパスを受けた青木が一気に相手ゴールまで駆け抜ける。そしてGKと一対一になると、青木はスティックを勢い良く振り抜く。放たれたパックは空を切り、そのままゴールネットへと吸い込まれていった。3-2。ゲームセットまで残り9秒という、まさに土壇場で青木が会場を沸かせた。

決勝点を決めた青木

 リーグ戦を通して、ロースコアで勝ち切ることを目標としている早大。それだけに、「とてもタイトで厳しい試合だったんですけども、しっかり最後勝つことができたというのが今後の試合で自分たちに弾みになるのではないかと思っています」(石川主将)とこの試合の勝利は大きな収穫になったに違いない。次の相手は慶大。リーグ戦の覇者を目指し、このまま一気に波に乗りたいところだ。

(記事 落合修平、写真 松本理沙)

関東大学リーグ戦
早大 ピリオド 法大
1(9) 1st 1(11)
1(9) 2nd 1(14)
1(12) 3rd 0(8)
3(30) 2(33)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 02:43 金子立 青木 石川 PP
法大 17:18 西口 横山 PK
早大 25:53 矢島 金子聖 堰合
法大 30:46 松本力 中口 横山 PK
早大 59:51 青木 金子立
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
青木 金子立 寺井 ハリデー 石川
矢島 瀬戸 鈴木 新井 堰合
加賀美 坂本龍 田中 松本
金子聖 高橋 飛田 斜森 坂本之
GK遠藤
コメント

工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)

――きょうの試合の展開はいかがでしたか

秋のリーグ全体としてロースコアで勝ち切るという目標を立てていたので、スコア的には良かったですね。

――逆に反省点を挙げるとするならばどこでしょうか

まず、全体的に足が動いていなかったですね。それに加え強く当たりに行くこともできていなかったと思います。次回の試合でしっかりと修正していきたいです。

――足が動かなかったとありましたが、緊張していた面もあったのでしょうか

それもあると思います。やはり最初の試合ということで勝ちを意識し過ぎてしまうものですし。また、相手も強いチームだったので、なかなか思い通りにはプレーさせてくれなかったですね。

――パワープレーでなかなか決めきることができない印象でしたが

相手も良く守っていましたが、本当は決めるべきところで決めなければなりません。そこら辺は選手の間でも課題として意識が共有できているのではないかと思います。

――第3Pでは青木選手が決勝点をもぎ取りました

最後まで足を止めないでやっていこうと言っていたので、それがああいった得点のかたちに結びついたのだと思います。

――夏季トレーニングの成果は見られましたか

第3P以降は相手と比べて動けていたので、体力的な面で成長していましたね。

――リーグ戦全体を通してどのように戦い抜いていきたいですか

きょうみたいな接戦が続くと思います。ロースコアで勝ちに持ち込むというのは14試合共通の目標なので、そういったかたちで戦っていきたいですね。

DF石川貴大主将(スポ4=埼玉栄)

――今日の試合を振り返っていかがでしたか

開幕戦ということで、先制点と勝利にこだわっていこうとミーティングの時に言っていました。とてもタイトで厳しい試合だったんですけども、しっかり最後勝つことができたというのが今後の試合で自分たちに弾みになるのではないかと思っています。

――3-2というスコアには満足していますか

自分たちはそんなに得点力のあるチームではないと思っていて、理想は3点で勝とうというのが自分たちの中でのゲームプランなので、すごく良かったんじゃないかと思っています。

――パワープレーで決めきれなかった印象がありましたが、いかがですか

今まで早大の強みはパワープレーであったのですが、今日は成功したのは6分の1か5分の1ぐらいだったと思います。もう少し30パーセント、35パーセントぐらいのパワープレー成功率を残せるような展開になっていけば、もっと楽な試合展開だったり、もっとスコアがたくさん取れるような展開になったりすると思います。ただぺナルティをもらうというところに関しては、みんな足が動いていたので、ペナルティを誘うようなプレーというところに関してはすごく良かったんじゃないかなと思います。

――今後リーグ戦をどのように戦っていきたいですか

まず、今日含めた3連戦、しっかり勝って、その後につながるような弾みにしていきたいと思います。最終的にはやはり後半戦、優勝を狙える位置、優勝をもぎ取れるようなチームになっていければなと思います。

FW金子立樹副将(スポ3=北海道・駒大苫小牧)

――開幕戦にどのような意気込みで臨みましたか

合宿や夏の大会を通して夏はあまりいい結果が出なかったので、この開幕戦は1Pからしっかりやっていこうといったことがチームの意識としてありました。

――法大戦ということでしたが、具体的に意識していたことは

春の大会で1回やっているのですが、その時はどっちも点数の取り合いみたいな感じになっていたので、きょうはロースコアで失点をまず抑えるということを意識して試合に臨みました。

――この試合を全体的に振り返ってみていかがですか

先制点を取れたことはすごく大きいのですが、その後は自分たちの反則から失点してしまいました。第2Pも勝ち越してまた反則で取られてといった風に自分たちのミスから失点が続いたので、全体としては良くなかったですが、最後勝ちきれたということは一番大きいかなと思います。

――ご自身が決められた先制点について振り返ってみて

夏は一度も先制点を取れなかったので、きょうは先制点を取ろうという意識でみんないて。その中で自分がパワープレーで点数取れたのはすごく良かったですし、その後もっとGKにプレッシャーをかけて追加点を取れれば良かったのですが、先制点取れたということは良かったと思います。

――3得点目はアシストも決められていました。振り返ってみていかがですか

青木(優之介、スポ3=埼玉栄)は足が早くて、守備を犠牲にしてゴールに向かってくれました。自分はただパスを出すだけだったので、青木に感謝しています。

――今回、あまりパワープレーを生かしきれていない印象がありました。振り返ってみていかがですか

相手の反則も多くて、パワープレーもあった中で1点しか取れなかったというのは、きょうみたいな苦しい試合展開にも繋がるので、今後の練習でしっかり精度を上げていければいいなと思います。

――3―2という結果についてはどのように受け止めていますか

ロースコアで勝ち切るという点ではプラン通りだったので、良かったんですけどもう少し失点を減らせたのかなという印象はあります。

――これから長いリーグ戦が続きますが、どのように戦っていきたいですか

1日空けてすぐ試合もあるので、きょうからコンディション調整をして次の試合以降もしっかり勝ち切りたいと思います。

――夏合宿などを終えたチーム雰囲気はいかがですか

合宿を乗りきったという達成感もありますし、きょうも先制点を取れたし、チームとしては良い状況で試合に臨めているので、状況としてはいいのかなと思います。

――次戦に向けた意気込みをお願いします

慶大には夏に勝っているのですが、その時先制点を取られているので、しっかりきょうみたいに先制点を取れる練習をして試合に臨みたいと思います。

FW青木優之介(スポ3=埼玉栄)

――今日の試合を振り返って

秋リーグ初戦ということで、みんなできょうは重要だという意識を持って挑みました。最後に勝てたのは非常に大きいかなと思います。

――2-2で迎えた第3Pでは何を意識して挑みましたか

第2Pまでの2-2は想定内でした。チームとしてもロースコアで戦うという方針があったので、第3Pでみんなで勝とうという意識を持って勝ち切れたのは良かったかなと思います。

――3点目の場面では青木選手が抜け出す形でゴールまで持ち込みましたがそのときは何を考えていましたか

決めることしか考えていなかったので、決めることができて安心しています。

――決勝点となりましたがお気持ちは

チームの勝利に貢献できたのが大きいかなと思います。

――次は慶大と対戦しますが意気込みは

どこが相手でも自分たちがするホッケーは変わらないと思うので、どんな相手でも一生懸命やりたいと思います。