卓球部

2015.09.18

秋季関東学生リーグ戦 9月15日 東京・代々木第二体育館

現体制最後の団体戦で悲願の優勝!

 まさに有終の美であった。秋季関東学生リーグ戦(秋季リーグ戦)は最終日を迎え、勝てば優勝の早大は中大と運命の一戦に臨んだ。これが団体戦最後の試合となった小道野結主将(スポ4=神奈川・横浜隼人)と高橋結女(スポ4=新潟産大付)の4年生コンビがチームをけん引。団体戦スコア4-2で勝利し、念願の秋季リーグ戦2連覇を成し遂げた。

 1番手に起用されたのは、今大会初出場となった佐藤風薫(スポ3=岡山・就実)。中大のエース山本怜相手に接戦を繰り広げるも、決め手を欠きストレート負け。金星を挙げることはできなかった。続いて登場した高橋は、苦手とするカットマンにラリー戦で敗れ第1ゲームを落とす。それでも、第2ゲームをジュースの末奪うと、試合は高橋のペースに。相手の粘り強いカットに負けじと食らいつき、コース際への強烈なスマッシュを連発。ゲームカウント3-1でこの日の初白星を手にした。4年間共に戦ってきた小道野主将と挑んだダブルスでは、2ゲームを先取されるも、二人から慌てる様子は感じられなかった。緊迫した場面でも笑顔で声を掛け合い、抜群のコンビネーションで相手を翻弄(ほんろう)。サーブで相手を崩し主導権を握ると、勢いそのままフルゲームに持ち込み逆転勝ち。勝敗を左右する大一番を制し、『優勝』の二文字がいよいよ現実味を帯びてきた。

今大会初出場も、勝利はならなかった佐藤

 4番手の徳永美子(スポ1=福岡・希望ヶ丘)はフルゲームの末敗戦。しかし、阿部愛莉(スポ1=大阪・四天王寺)とのダブルスでは圧巻のストレート勝ちを収め優勝に王手をかける。「このメンバーで団体戦ができて本当に良かった」(徳永)。次世代を担うルーキーコンビが流れを作り、チームの大黒柱である小道野主将に希望を託した。第1ゲームは7連続ポイントを含む猛攻で圧倒するも、第2ゲームは8-5からの6連続失点でまさかの逆転を許す。勝ち点を分け合い迎えた最終ゲーム。一進一退の攻防が続く中、チームメイトの声援が主将の背中を押した。激しいラリーの応酬に耐え、マッチポイントを握る。相手の返球がネットに阻まれ11点目を奪うと、小道野主将がこん身のガッツポーズで喜びを露わにした。「勝った時は全員で勝てたんだなと思って本当にうれしかった」(小道野主将)。春季リーグ戦、全日本学生総合選手権・団体の部(インカレ)で優勝を逃した雪辱を果たすかたちで、現メンバーでのラストマッチを終えた。

優勝を決め、抱き合う小道野(左)と高橋

 初日こそ黒星スタートとなったが、それ以降は怒涛(どとう)の6連勝で2季ぶりの頂点に返り咲いた早大。高橋の「一年間しっかりついてきてくれた後輩たちに感謝の気持ちでいっぱいです」という言葉が示すように、1年生から4年生が一丸となってつかんだ栄冠であった。一つの時代が幕を閉じ、早大卓球部の新たな戦いが始まろうとしている。

(記事 川浪康太郎 写真 大庭開、谷口武)

殊勲賞に輝いた高橋

結果

▽中大 ◯4-2

●佐藤風薫0−3山本玲

◯高橋結女3−1永田彩夏

◯小道野結・高橋結女組3−2秋田佳菜子・美濃口千夏組

●徳永美子2−3秋田佳菜子

◯阿部愛莉・徳永美子組3−0西村梓・三上千穂

◯小道野結3−2伊藤佑里子

コメント

小道野結主将(スポ4=神奈川・横浜隼人)

――優勝おめでとうございます。いまのお気持ちを聞かせてください

ありがとうございます。まさか自分たちの代で優勝すると思ってなかったので、すごくうれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。

――主将自らがチームの勝利を決める1勝を挙げました

ラストで阿部(愛莉、スポ1=大阪・四天王寺)が勝っていたので気持ちではすごく楽だったのですが、本当に最後の試合だったという気持ちと、優勝を決める試合だったので勝てた時はいろいろな思いでいっぱいでした。

――勝利の瞬間には涙されていました

最後みんながベンチにそろって応援してくれていたので、ラストゲームになって負ける気がしなかったし勝った時は全員で勝てたんだなと思って本当にうれしかったです。

――試合後高橋結女選手(スポ4=新潟産大付)と話をされていましたが

あまり覚えていないです(笑)。ですが、本当に優勝したんだねって二人で確かめ合っていました(笑)。あとは終わったんだねって。

――試合自体はフルゲームまでもつれこみました

フルゲームまでいったんですけど、試合展開は常にリードしていたと思うし、私が緊張しすぎて硬くなってしまったのがフルゲームまでいった原因だと思います。

――最後の最後につかんだ優勝ですが、今シーズンは苦しんだと思います

春とインカレはあと1本が取れず悔しい思いで終わりました。秋の初戦もやっぱりあと1本が取れなくて、正直やっぱり1本に泣くチームなのかなと思いました。ですが、そこからチーム全員がマイナスにならず、むしろ初戦黒星をさらに勢いに変えてどんどん成長してくれたので全勝優勝よりもうれしい優勝でした。

――初日に日体大に敗れての優勝でした

さっきも言ったのですが、初戦黒星はだいぶきつかったです。ですが次の日の試合からはその負けを乗り越える試合をしてくれたし、ベンチもさらに盛り上がってくれたので、優勝につながったかなとおもいます。

――早大の主将として最後の試合を「やり切る」ことはできましたか

やり切れました。みんなのおかげでやり切ることができました。こんな最高なかたちで引退できることに感謝したいです。

――小道野主将から見てこのチームはどんなチームでしたか

最高のチームです。ワセダは専大や中大みたいに絶対的な一手はないのですが、その代わり全員で1点を取りに行くという一体感があったチームだとおもいます。

――後輩に向けてのメッセージをお願いします

私たち4年が最後力を出せたのも、後輩のみんなが何も言わないでついてきてくれたおかげだと思ってます。ですが、春とインカレは優勝できなかったので、来年はみんなで協力し合ってぜひグランドスラムを達成してほしいです。

――全日本学生総合選手権個人の部(全日学)への意気込みをお願いします

10月には全日学があるので、悔いの残らないようにしっかりと準備していきたいし、納得いく試合ができるように頑張ります。

高橋結女(スポ4=新潟産大付)

――優勝した率直な感想を聞かせてください

まだ実感はありませんが、このチームでの最後の大会で優勝できて本当にうれしいです。

――大学生活最後の団体戦でしたが、どんな気持ちで臨みましたか

勝敗ではなくチームのみんなが笑顔になってくれるような試合をしようという気持ちで試合に臨んでいました。

――初日黒星スタートとなりましたが、チームの雰囲気はいかがでしたか

初日で日体大に負けてしまいましたが、試合後は選手全員が気持ちを切り替えて次の試合に臨めていたと思います。また、初戦で敗れたことで選手の中で気持ちが吹っ切れた部分があったと思います。開き直って相手に向かっていく気持ちが強くなったように感じました。

――きょうのシングルスでは苦手なカットマンとの対戦でしたがどのようなことを心掛けましたか

相手に対して苦手意識を抱かないようにこころがけました。当たる相手も予想できていたのでどう攻めていくかを自分で整理してから試合に臨みました。

――リーグ戦最後のダブルスはどんな思いで臨みましたか

小道野とのリーグ戦最後のダブルスであり、相手は前回負けている相手だったので悔いの残らないように向かっていこうと二人で話して試合にはいりました。

――ことし一年を振り返って

私たちの代が最高学年になってから、一年間しっかりついてきてくれた後輩たちに感謝の気持ちでいっぱいです。悔しい敗戦もチームみんなのおかげで乗り越えてこられました。

――全日学へ向けた意気込みを聞かせてください

最後の全日学となりますが、単複共に優勝目指して頑張りたいと思います。

阿部愛莉(スポ1=大阪・四天王寺)

――優勝おめでとうございます。いまのお気持ちは

最高にうれしいです。優勝を目標にして今までチーム一丸となって練習をしてきたので目標を達成できて本当に良かったと思っています。

――きょうのダブルスはどのように戦いましたか

ダブルスの試合では負けて終わっていたのですが、また1から気持ちをリセットしてから臨みました。自分たちの卓球が出来るように思い切って戦おうと徳永(美子、スポ1=福岡・希望ヶ丘)さんと話しました。

――シングルスは成立しなかったものの、出番が回ってきてどのような気持ちでしたか

正直とても緊張したのですが、自分の力を出し切るしかないと思いました。

――今大会は阿部選手にとってどのような大会でしたか

初戦負けてしまって最初はどうなる事かと不安もありましたが、チーム全員が最後まで諦めず戦えたのでそれが優勝につながったのだと思います。

――4年生が引退しますが、どう感じていますか

とても寂しいですし、いまは少し不安な気持ちもあります。でも、最後に優勝と言うかたちで4年生を送り出す事が出来て本当に良かったと思います。本当に頼りがいがある4人でした。

――このワセダはどのようなチームでしたか

一人一人責任感が強いチームだと改めて感じました。

――全日学への意気込みをお願いします

全日学では個人戦となりますが思い切りの良いプレーが出来るように自分が納得いく試合をしたいと思います。

徳永美子(スポ1=福岡・希望ヶ丘)

――優勝が決まりました、いまのお気持ちは

すごく、すごくうれしいです。春からずっと優勝を目標にみんなで頑張ってきたので最後に優勝することができて良かったです。

――シングルスでは1年生との対決となりました

秋田(中大)さんは強いし思い切っていこうと思いました。1年生というのもあって勝ちたかったです。

――シングルスで敗れてから、ダブルスに臨まれました

4番手での負けを引きずらず試合したことで体は動いたので、阿部さんと元気よく試合はできました。

――今大会を通して感じたことはありますか

今大会を振り返ってやっぱり私は周りの方々に支えられて試合ができていると改めて感じました。苦しい試合もたくさんありましたがワセダのチームワークで乗り越えていけて良かったです。

――春リーグと比べて成長したと感じたところはありますか

春と比べて良くなったと思うのは気持ちの面です。春も秋の1戦目の日体大戦も最後攻めきれず負けてしまって、考え方を変えてそれから大事なところで攻めていけたのが良かったかなと思います。入学してからトレーニングもたくさんしているので少しは体も強くなったかなって思います。

――4年生とは最後の試合となりました

中大戦これが4年生の方々と組める最後の団体戦なんだと思うとすごく寂しかったです。ですが4年生の方々は堂々と試合していたのですごいなって思いました。このメンバーで団体戦ができて本当に良かったです。

――最後に、全日学への意気込みをお願いします

全日学はシングルスで個人の力となってくるのでしっかりと練習して優勝したいです。