ゴルフ部

2015.09.14

関東大学秋季対抗戦 9月7~11日 埼玉・こだまゴルフクラブ(男子)、群馬・初穂カントリークラブ(女子)

男子部はBブロック降格も、女子部は堂々のAブロック優勝

 部員たちがもっとも待ち望んだ秋季対抗戦が幕を開けた。結果としては、男子部は昨年同様にBブロック降格、女子部は目標としていたAブロックでの優勝と明暗がはっきりと分かれた。

 5月に行われた関東大学春季Bブロック対抗戦で見事に優勝し、Aブロック昇格を果たした早大。3位という目標を掲げ、関東大学秋季Aブロック対抗戦に臨んだ。今大会は午前にダブルス(4ポイント)、午後にシングルス(8ポイント)の合計12ポイント、各18ホールマッチプレーで6チームが争う対抗戦。早大は3日目こそ雨天中止で東北福祉大に引き分けたが、それ以外の日はAブロックの強豪の前に1勝もすることができない。目標にしていた3位には程遠く、0勝5敗1分けの勝ち点0.5で最下位という結果に終わった。それと同時に、来春から再びBブロックで戦うことが決定してしまう。昨年もこの大会で最下位に沈み、Bブロック降格という苦汁をなめており、巻き返しを誓っていたが、またしてもAブロックの厚く高いカベに跳ね返された。「悪天候で自分たちのゴルフができなかったということは実力が足りていないということ」(山城泰介主将、先理4=沖縄・開邦)と語るように、悔しさをにじませながらも力の差を認めるしかなかった。春にAブロック昇格もつかの間、早大にとっては試練のシーズンとなった1年。来春から戦いの場を再びBブロックに移すが、いつまでも下を向いてはいられない。この悔しさを力に変え、今よりも成長した姿を見せるつもりだ。

(記事 郡司幸耀、写真 杉田陵也)

Aブロックでは自分たちのゴルフができなかった。写真は3年生の照沼

 女子部の目標であった『Aブロック優勝』。ついにその悲願を成し遂げた。台風接近による悪天候の影響で、初日から中断などがあるイレギュラーな試合となった今大会。そんな厳しい状況下、初日終了時点では301ストロークで首位につける。2日目もこの勢いでトップを死守したいところであったが、またもや雨により一時中断。再開を待つも、そのまま中止となり初日のスコアが総合結果として採用されることに。「厳しい状況でしたが、全員で戦っているという意識があった」(小出真鈴、文構3=長野西)。困難なコンディションでも集中を切らさず、全員でもぎ取った栄冠であった。72打でチームトップの好成績となった小出は、「本当に心から嬉しい」とコメント。選手たちは喜びであふれていた。次の目標は全国大会である信夫杯。「主将としてチームを一つにしていけるようにしたい」と鈴木ありさ(スポ4=東京・杉並学院)が語るように、チーム力を高めて臨むつもりだ。関東1位として『日本一』を目指す戦いが、また始まる。

(記事 大森葵、写真 菖蒲貴司)

目標としていたAブロックでの優勝を果たした女子部

 秋季対抗戦を終え、山城主将は「12月までは自分たちの代で率いていくので、最後まで主将として責任を果たして次の代へバトンタッチしていければ」と力強く語った。何も、最後の大会を終えることが引退ではないのだ。山城主将にとって伝統あるワセダの体育会に4年間所属したことはこれからの人生にとって大きな財産になるだろう。試合には敗れても先輩としての意地と悔しい思いは見て感じられた。一方で、女子部には4年生がいない。次年度も現在の体制に新入部員を加えてのスタートとなる。3年生主体のチームがAブロックでの優勝を果たしたことは、来年度はさらなる期待が持てるということだ。より一層強いチームとなるべく、全国の舞台でも『全員ゴルフ』を展開していく。

(記事 菖蒲貴司)

結果

▽男子部 6位



▽女子部 優勝

コメント

山城泰介主将(先理4=沖縄・開邦)

――Bブロック降格となってしまいました

全体的に実力もチーム力も足りなかったというのがこのような結果になってしまったと思います。その原因は今までの取り組みや言動という面で気持ちで部員を引っ張っていけなかった主将である自分にあると思います。

――主将としてチームをまとめることにおいて、1年間どういった点で苦労されましたか

自分自身、組織のトップに立つという経験が初めてのことで、最初は戸惑いましたがそこは周りに助けてもらって、春は優勝できて。今回もゴルフの実力はみんな上がっていて、Aブロックでも戦えるのではないかと思っていたのですが、それが結果的に勝負をするうえでスキになってしまったのかなと思います。惜しいチャンスを物にできない戦いが多かったので、そういう部分で負けてしまったのだと感じています。

――春にAブロックに上がったばかりでしたが

Bブロックでも苦しい状況からみんなでつかんだ勝利でせっかくAブロックに上がったのに、またすぐBブロックに落ちてしまったということは、来年以降の後輩の活動にも響いてきますし、やはりそういうことを考えると責任を感じてしまいます。

――きょねんもこの大会でBブロックに降格しました。後輩のみなさんは自分たちのように春リーグでAブロックに昇格してくださると思いますが

今の3年生が来年の主力になると思います。3年生も今までギリギリの戦いを勝って残留したりだとか、チャンスを物にできずに降格してしまったりだとか、様々な経験をしている代だと思うのでその経験を活かして、来年は1年間を終えたときに笑っていられるような年にしてほしいと思います。

――改めてこの大会はいかがでしたが

悪天候で自分たちのゴルフができなかったように思います。そのあたりも実力が足りていないと思いました。3日目が雨天中止になって東北福祉大と引き分けとなったのですが、それがワセダとしては大きくて、それで慢心が出てしまったところがあります。大会を通して集中ができていなかったと思います。

――大学生活の集大成であるリーグ戦が終わりました。これまでの振り返りとこれからの抱負をお聞かせください

部活動というものに属すること自体が初めてで、最初は何もわからず単にゴルフが上手くなりたいと思って入部したのですが、やはりワセダのゴルフ部というのは人間形成や社会人になるためのマナーを学ぶ場だとしっかり叩き込まれて、人間として成長できたと自分で実感できるくらいに成長できた恵まれた環境だったと思います。監督やコーチ、またOB・OGの支援のおかげでゴルフに打ち込むことができ、また先輩や後輩、同期との素晴らしい出会いもあり、ワセダの名を背負ってリーグ戦を戦うという貴重な経験もできたので、充実した4年間だったと思います。これからは…。リーグ戦が終わったばかりで何も考えていませんでした。試合はないですが12月までは自分たちの代で率いていくので、最後まで主将として責任を果たして次の代へバトンタッチしていければなと思います。


青野憲太郎(スポ4=京都学園)

――Bブロック降格となってしまいましたが、リーグ戦を終えての感想は

率直に言うと、悔しいです。Aブロックの層の厚さや強さを分かっていた上で、3位という目標が達成できずにBブロック降格というのは残念です。初日から4日目でチームの雰囲気も少し乱れてまとめきれなかったのは主将と主務の責任ですし、やらなければいけないことをやれなかったことに対する反省はしなければいけないと思います。

――春にAブロックに昇格して迎える今大会へのチームの意気込みはいかがでしたか

春に勝てたことは通過点に過ぎなくて、この秋にAブロックで3位になるという目標のためのBブロックでの優勝でした。目標達成のためにチームのモチベーションは高かったですが、手の届かない目標を設定したことでチームの雰囲気が乱れや、全員が同じ気持ちになれないことにつながったかなと思います。

――今回のコースはいかがでしたか

グリーンのコンディションが悪かったのですが、本当に上手い選手は悪いコンディションでもしっかりスコア出して試合で勝てるので、関係ないと思わなくてはいけないです。難易度が高かったのは事実でしたね。

――悪天候の中で試合があるかどうか分からない状況では、チームとしてどういった気持ちで試合を待っていましたか

3日目が中止になった夜に話したのは、明日はやるもんだと思って試合に臨める準備しようと話をしていました。

――今大会は4年間のゴルフ部としての活動の一つの区切りになりましたが

4年間を振り返ると1年生から辛いことや楽しいことなどいろいろあった中で4年生になって、新しい部員を迎えてここまでやってきました。結果はBブロック降格でしたが、1年間このメンバーで戦えたのは大学生活の中で思い出に残る大会になりました。

――昨年もBブロック降格を経験してまたしても同じ結果に終わってしまいましたが、今後Aブロックに残留するために必要なことは

まずは技術。上位に入る大学と比べると圧倒的な差があると思います。それと精神面。追い込まれても追い込まれなくても余裕を持って5日間戦い抜くメンタルが必要です。そして、みんなが同じ目標に向かって努力することがすごく重要になってくると思います。


鈴木ありさ(スポ4=東京・杉並学院)

――見事Aブロックで優勝を果たしました。率直にいまの気持ちを教えてください

目標としていたものなので率直に嬉しい気持ちでいっぱいです。あとはこのような結果を残せたことに対して、チームのみんな、監督、コーチ、OBOGのみさなんにも感謝したいです。

――目標としていた大会ですが、準備の段階ではどのようなことを重点的に練習していましたか

このコースが簡単に感じていたので、アンダーパーを出さなければ優勝はできないと思っていました。しかし、実際は悪天候の中での試合ということで、そういうことも想定しながらチーム一丸となって練習できたので、その結果優勝ができたのかなと思います。

――台風接近に伴い雨風が強い中での試合となりましたが、プレーをして難しい点はありましたか

雨風がとても強かったので選手としてはかなり苦しめられたのですが、応援であったり、みんなが頑張っていると思えばどんな一打でも執着して頑張ろうと思ってプレーができたので、良かったと思います。

――個人的には75打という成績でしたが、この点に関してはどのようにお考えですか

2オーバーということで、最低でもパープレーで回ってこなければいけないと思っていたのですが、中々上手くいきませんでした。それでも、難しい場面でしっかりと入れたり、チャンスのところでも入れたりと、執着心を持ちながら一打を無駄にせずできていたとは思うので、その点は良かったと思います。

――来春は優勝したチームとして大会を迎えますが、チームとしての課題はありますか

また1カ月後には信夫杯という全国大会がありますが、今大会を優勝したことでまた注目されることもあると思うので、また一からチーム力を大きなものにしていって、心技体すべての面において調整していけるようにしたいです。また、主将としてチームを一つにしていけるようにしたいです。

――個人戦である朝日杯、そして団体戦となる信夫杯とまだ試合は続きますが、そのに向けての目標を教えてください

個人、団体と1週間に全国大会が続くので、どの試合も日本一になることを目標にチームとして頑張っていきたいと思います。


小出真鈴(文構3=長野西)

――優勝という結果となりましたが今のお気持ちを教えてください

本当に心の底から嬉しいです。

――目標としていた優勝ということで喜びも大きいでしょうか

そうですね、ずっとリーグ戦で優勝というのを目標に厳しい部活をしてきたので、それが結果として出たということで本当に嬉しいです。

――どのような意気込みでこの大会に臨みましたか

春のリーグ戦から優勝というのをずっと掲げていたのですが、春のリーグ戦も全国大学対抗戦も優勝することができなかったので、今度こそ優勝してやるという気持ちを全員で強く持って臨みました。

――スコアが72という好成績でしたがプレーを振り返って

ショットがすごく良くてピンによってくれたのですが、自分でもびっくりするくらいでした。ですがそれは自分の実力というよりは日頃監督やコーチからご指導いただいていることや、チームのみんながおうえんしてくれたことが、目に見えない力で後押ししてくれたからこそのスコアかなと思っています。

――今大会は雨などで中断がありましたが、影響は大きかったでしょうか

そうですね。正直すごくしんどくて厳しい状況だったのですが、やはり応援が待っててくれているという意識はすごく強く持っていたので、適当にやることは決してなかったですし、しっかりと気持ちを切らさずにできました。厳しい状況でしたけど、全員で戦っているという意識があったからこそ、そこでワセダらしさというのを発揮できたのではないかなと思います。

――今後の目標などを教えてください

次に信夫杯があって、今回は関東1位なので、そこで団体で日本一を目指してまた全員で頑張りたいと思います。


新島有稀(スポ3=神奈川・多摩)

――Aブロックの優勝おめでとうございます。いまのお気持ちは

天候が悪い中、2日目ができるかできないかというところで、2日間とも準備が出来たのですが、その要因としては選手が試合の前々から準備を出来ていたということと、なにより応援の力が大きかったことですね。一時中断になったときに再開のために動いてくれたのは絶対的にワセダが一番だったと思いますし、日本一を目指しているチームの中で、スコアだけではなく応援も日本一だったのではないかと思います。また、そういった成果がスコアに表れたのではないかなと思います。優勝という結果にはとても嬉しく思います。

――応援というのはレギュラーではない選手が

そうですね。

――76というスコアについては

私の実力ではおそらく良いほうに入るのですが、日本一を目指すチームの一員としてはまだまだかなと思います。

――ひさびさの実戦でしたがここまでどのような調整を行ってきましたか

年間を通していちばん重要な試合であるので、しっかり調整は積んできたつもりです。早慶戦で内容があまり良くなかったので正確性を上げることを意識していました。

――Aブロック優勝というチームの目標を難なく達成されましたが、その点については

喜びはいちばん大きいです。きょねんの秋のリーグ戦で2位になったのですが、そのときは個人的に良かったと思ったのですが、今回は優勝を狙って優勝できたので、それが大きな自信になりました。

――来年度に向けて

今のチームにさらに向上心を持って臨めたらなと思います。常に最高のチームを目指してやっているので、いま優勝したこのチームよりも良いチームを作れたらいいなと思っています。