ラクロス部

2015.09.14

関東学生リーグ戦 9月12日 東京・駒沢補助競技場

『鉄壁、よって無敵』!鬼門の一橋大戦、攻守で圧倒

1Q 2Q 3Q 4Q
早大 11
一橋大
▽得点者
畑田3、山口2、篠崎、伊藤皇、吉永、佐藤大、小宮山、秋山

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)2連勝中と勢いに乗る早大は、全5試合のリーグ戦で選手たちが口をそろえて「最大のヤマ場」と語る強豪・一橋大との決戦に挑んだ。何を仕掛けてくるか読めない難攻不落の一橋大。両者一進一退の攻防を繰り広げる接戦が予想されたが、試合は序盤から早大ペースとなる。立て続けにゴールを奪ったかと思えば、鉄壁の守備で相手に得点を許さない。終始自分たちのペースで試合を進め、終わってみれば11得点を挙げる快勝。ファイナル4進出に向けて大きな価値のある勝利で、リーグ戦3連勝とした。

 「ここで勝たないとファイナル4はない」(石渡祐介ヘッドコーチ、平18商卒)。同じブロックに属するライバルに負けるつもりはなかった。第1クオーター(Q)、開始早々からAT山口俊(国教4=神奈川・湘南)のゴールで先制。一橋大が敷くゾーンディフェンスへの対策として、ゴールから少し距離を置いてのミドルシュートで果敢に攻める。パスを受けたAT畑田峻希主将(スポ4=福井・若狭)が見事に振り抜き追加点。また、G新町隼人(法4=東京・早大学院)がこの日もゴール前に立ちはだかった。好セーブが要所で光り、相手に得点の隙を与えない。その後もAT篠崎大雅(スポ3=栃木)の3節連続となるゴールなどで着実に得点を重ね、4-1とリードして前半を終える。

難敵相手にも巧妙なテクニックで相手を圧倒した畑田

 『鉄壁、よって無敵』。部員の多さから、早大ラクロス部の応援はベンチ外の選手たちが中心となって行う。その中でも早大が守備をしている時間帯に聞かれる応援がこれだ。その応援通り、この日は攻め込まれる場面がほとんど見られなかった。波に乗るオフェンス陣の傍ら、ディフェンス陣もしっかりと役割を果たす。徹底したマークと、体を投げ出してでもゴール付近への侵入を許さない気迫。まずはショットを打たせず、仮に打たれても新町、そして途中出場のG奥田凌平(人4=奈良女大付)がゴールを割らせない。「ディフェンス陣全体でカバーしてもらえた」(DF矢野博副将、商3=神奈川・逗子開成)。一方、後半も早大は攻撃の手を緩めない。一橋大のゴーリーが前に積極的に出てくる場面を見逃さず、素早くパスを回し相手をかく乱して最後は無人のゴールにショットを決める。また、相手の攻撃をしのいでからロングフィードで一気に攻め込む場面も見られた。結果、後半でも7得点を奪い相手を圧倒。終了間際に1点を失ったものの、9点という大差をつけての勝利だった。

リードを広げ、喜びを見せる選手たち

 この勝利には選手たちも大きな手応えを感じたはずだろう。攻守が見事にかみ合い、苦戦も予想された一橋大に快勝できた。ただ、全く課題が無いわけではない。ボールがニュートラルとなってからの対応には甘さが見られる。快勝の後にも選手たちは次々と課題を口にした。ファイナル4、そしてその後に見据える『日本一』という目標に向け、慢心はない。リーグ戦の残り2試合にも勝利し、全勝1位通過でファイナル4に臨みたいところだ。

(記事 中丸卓己、写真 寒竹咲月)

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コメント

石渡祐介ヘッドコーチ(平18商卒)

――きょうはヤマ場となる一橋大戦でしたが、どのような意気込みで臨みましたか

ここで勝たないとファイナル4はないと思っていたので、そのような気持ちで臨みました。

――一橋大の印象は

何をやってくるかわからないチームだったので、そこの対策だけは事前に頭に入れて臨んでいきました。

――試合を振り返って

ディフェンスが相手のオフェンスに対して、シャットアウトできていた部分がありました。ディフェンス時間は長かったですが、そこは持ちこたえられたと思っています。

――2点に抑えられたという点については評価できるということですか

そうですね。1点目はラッキーゴールだったので、そういう意味でほぼ1失点で抑えられたということでかなり評価しています。

――きょうは出だしもうまくいったと思いますが

そうですね。ただ第2Qでは中だるみと言いますか、スピードが落ちてしまいました。第3Qでまたエンジンをかけようという話はしていたので、そこからまた点が取れたという点は評価できると思います。修正できました。

――11-2というスコアに関しては

きょうに関してはディフェンスが落ち着いてできたので、オフェンスにつながりました。そこが大きいと思います。

――次の明大戦に向けて

引き続き勝利して、ファイナル4へ弾みになる試合にしたいと思います。

AT畑田峻希主将(スポ4=福井・若狭)

――ヤマ場となる一橋大戦でしたが、どのような意気込みで臨みましたか

きょう勝つか負けるかで今後の進退が変わってきます。緊張はそれほどありませんでしたが、絶対に勝たなければいけないと強い気持ちで臨みました。

――一橋大の印象は

ライドなど特殊なことをやってきそうなチームなので、どんなことをするのか想定はしていました。それほど予想に反することはしてこなく、してきたとしてもしっかりと対応できたと思います。

――うまく出だしを切れたと思いますが、攻撃面はいかがでしたか

そうですね。入りは良かったですが、第2Qで1点しか取れませんでした。特に相手が変わったことはしてこなかったのですが、こっちがパスミスであったり、精度の悪いプレーで自滅をしてしまいました。もっと精度を上げて、普通にいつも自分たちが練習していることをやれれば、序盤でもっと点数を離せたかなと思います。そこは反省ですね。

――第2Qは相手のポゼッションが高まりましたが、どのように切り替えていきましたか

DF陣が頑張ってくれて、なかなか得点も許しませんでした。できれば、相手のポゼッションが長い時間に先にこちらが点を取れれば、DF陣ももっと奮闘しようという気持ちになったと思います。相手のペースになりつつありましたが、こちらで流れを持ってこようかなと僕は試合中に思っていました。ただ、1点しか取れなくて、相手に1点を許してしまい、そこは突き放せないチームの弱さだと思います。本当であれば、序盤で突き放して楽な展開にしたかったです。まだ詰めの甘さというのがあると思うので、これからどんな相手でも自分たちのラクロスをやり通せる力を付けていきたいと思います。

――11得点よりももっといけたという印象ですか

そうですね。15点くらいは取りたかったですね。本当にあと2、3点は取りたかったです。

――次の明大戦に向けて

まだリーグ戦はあと2試合残っていて、気の抜けない相手ですし、足元をすくわれたらいけません。しっかり自分たちが準備をして、自分たちのラクロスを徹底すれば、有利な試合になると思います。口酸っぱく練習から言って、良い準備をして臨みたいです。明大戦も勝つことはもちろんですが、内容にこだわって、自分たちの満足できる内容のゲームができれば良いかなと思います。

DF矢野博副将(商3=神奈川・逗子開成)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

同じブロックのなかで一番注意しなければならない相手だったので、きょう良いかたちで快勝できたのはよかったと思います。

――ディフェンスとしては、どのような試合内容となりましたか

相手がAT主体のチームで下で積極的に1on1をかけてくるのに対して、こっちが試合のなかで対応できたことが2失点につながったのではないかと思います。

――11-2というスコアはどのように受け止めていますか

もっと接戦を予想していたので、オフェンスが頑張ってくれたなと思っています。

――一つのヤマ場となった一戦でしたが、一橋大の印象は

やっぱり相手のATのレベルは高くて、自分も1on1で抜かれてしまうところもありましたが、そこをうまくディフェンス陣全体でカバーしてもらえたので本当に今回は助かったなと思っています。

――ファイナル4進出に向け、また一歩近づきましたね

今回勝てたことで、流れに乗れると思うので残りの試合もなんとか乗り切って、どこが次反対ブロックから来るかわかりませんが、この良い流れを保ったまま良い準備をしていきたいと思います。

――最後に、次戦明大戦への意気込みをお願いします

今回、自分自身はふがいないといいますか、相手のATにやられてしまったところがあったので、次は相手を圧倒できるように一対一にこだわってやっていきたいと思います。

AT山口俊(国教4=神奈川・湘南)

――きょうは一橋大戦というヤマ場でしたが、どういったモチベーションで臨まれましたか

チームとしてはもちろん勝つことが目標だったのでここに照準を合わせて一日一日練習を大事にやってきましたし、個人としては2試合目までで1得点だけでチームにあまり貢献できていなかったという思いがあったので、複数得点という目標でやっていました。

――結果は11ー2で相手を圧倒しました。チームとして振り返っていかがですか

予想していたよりも早い段階で先制点が取れて、そこから相手に流れを渡さずに試合ができたかなと思います。そこは良かったという話が出ましたが、逆にまだまだ詰めなければいけない部分もあります。グラウンドボールなどのニュートラルな部分でまだ圧倒できていなくて、今後FALCONSに勝つという目標を考えたときにまだそこは圧倒的に足りないと思います。きょうの結果は良かったので、変に慢心せずに一歩一歩またやっていこうという話が出ました。

――その先制点を奪ったのは山口選手ですが、あの場面を振り返っていかがですか

峻希からのアシストでしたが、割と自分にアシストを出してくれるというのはシーズンが始まってから感じていて。あのシーンでも自分がフリースにいて、なんとなく「出るかな」と思いました。打った時は正直抜けたと思いましたが、それが幸いして逆に良いコースに行ってくれたので、先制点を取れたというのは良かったと思います。

――きょうはミドルシュートが多かった印象ですが、何か作戦などはありましたか

相手がゾーンを敷いてきて真ん中のディフェンスが上下に動く、というのは自分たちも対策として認識していて、その上下動を逆に自分たちが使えば上からのシュートも狙えるのではないかということでした。畑田が2点目を決めた時も、本来上を見なきゃいけないディフェンスが結構下に絞っていて、その空いたスペースを畑田が狙ったという感じでした。練習通りにできていて、篠崎(大雅、スポ3=栃木)も畑田にいいフィードを出していました。そういった部分できょうはミドルシュートが多かったのかなと思います。練習していた感じでできたので、そこに関しては良かったと思います。

――きょうは守備でも2失点と安定していましたが、山口選手から見て守備はいかがでしたか

いや、もう本当に、言い方はあれですけどよく頑張ってくれたと思います。一橋大はアタックで裏から攻めるというかたちなので、ロングはいつもより負荷がかかるのかなというのは想定していました。なので本当に頑張ってくれたと思います。あと、試合に出ていた吉富(剛、商4=千葉・東邦大東邦)、吉田(崇、創理4=神奈川・鎌倉学園)、矢野(博、商3=神奈川・逗子開成)が試合中に負傷してからも、控えの選手たちが頑張ってくれて2失点に抑えられたというのにつながったと思うので良かったです。

――これでリーグ戦3連勝となりましたが、チームの雰囲気はいかがですか

このヤマ場で勝ち切れたということで雰囲気としては良くなっていると思います。この雰囲気を維持した上で、残りの2試合に勝たないとファイナル4確定ではないのでしっかりと詰めていく部分もたくさんあります。あと9月はFALCONSとか、最終的に目標としているチームと多く練習試合を組んであるので、自分たちがいまどの位置にいるのかというのも再認識できると思います。なので一日一日の練習を気を抜かずにやっていきたいです。

――最後に次の試合に向けて意気込みをお願いします

チームとしては残りのチームを圧倒するというのが一番ですし、個人的にはまだまだ満足できる結果も残せていないので、一試合3、4点はコンスタントに取れるように個人としてもチームとしても頑張っていかなきゃいけないと思うので、応援のほどよろしくお願いします!