野球部

2015.09.10

秋季リーグ戦 9月12〜13日 神宮球場

東大戦展望

 歓喜に沸いた春から、はや3ヶ月。6季ぶりの春季リーグ戦優勝、そして日本一という結果に慢心せず、選手たちは厳しい夏の鍛錬を乗り越えてきた。行った夏季オープン戦(オープン戦)は、1、2軍合わせて38試合と例年の倍近く。多くの実戦を通じ、経験を積んだ。いよいよ今週末に開幕が迫った東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)。連覇を目指す早大が第1週で相対するのは、春に法大から白星を挙げて連敗記録をストップした東大だ。

 春に他大から恐れられた強力打線は、この秋も健在だ。春季リーグ戦で首位打者を獲得した丸子達也(スポ4=広島・広陵)は高打率を残すのみには満足せず、長打力を付けることを意識して練習を重ねてきた。オープン戦でも5本塁打を放つなど、その成果は上々。昨季序盤は不振に苦しんだ重信慎之介副将(教4=東京・早実)も、快速を生かした長打が目立つ。また新たな戦力として、オープン戦で代打での起用に応えている宇都口滉(人2=兵庫・滝川)、三倉進(スポ2=愛知・東邦)の若手勢や、全日本大学選手権から指名打者として結果を残し続けている藤田恭輔(商4=埼玉・早大本庄)にも期待がかかる。

秋も4番としての活躍が期待される丸子。目標は三冠王だ

 一方の投手陣では、オープン戦で強豪社会人を相手に好投を見せた竹内諒(スポ3=三重・松阪)、チームトップの8試合に登板した吉野和也(社3=新潟・日本文理)が存在感を発揮している。春に若き大黒柱としてチームをけん引した大竹耕太郎(スポ2=熊本・済々黌)はオープン戦での登板数は少なかったものの、開幕に向けての調整に期待。吉永健太朗(スポ4=東京・日大三)は、いよいよ大学ラストシーズンを迎えた。復活への強い思いを胸に、今季こそはフル回転の活躍を見せたい。

 対する東大は、昨季法大1回戦で4年半ぶりとなる勝利を挙げ、史上ワースト記録を更新していた連敗を94で止めた。勝利投手となった柴田叡宙(2年)や最速140キロ台後半の速球を誇る山本俊(3年)など投手陣の充実、そして飯田裕太主将(4年)をはじめとした手堅い守備が功を奏し、春季は2桁失点を許さなかった。4番の楠田創(2年)は六大学オールスター戦で二塁打を放つなど、打線も着実に力をつけている。次なる目標は2002(平14)年秋以来となる勝ち点。一回り成長した赤門軍団が、早大の前に立ちはだかる。

法大1回戦で勝利投手となった柴田(東大)

 春季リーグ戦でも初戦で東大と対戦した早大。その際は一時リードを許すなど、苦しい試合展開を強いられた。だが、そこから粘り強く逆転し勝利すると、その後の試合でもチーム一丸となって戦い、ついには日本一まで上り詰めた。秋もこのカードで理想的なかたちの白星を挙げ、弾みをつけたい。覇者として臨む秋、他大からのマークはより厳しいものとなるだろう。しかし、稲穂戦士たちはそれを上回るほどの進化を続けている。春秋連覇、そして明治神宮杯を奪取し、リーグ史上初となる『四冠』へ。物語の続きは、ここから始まる。

(記事 芦沢仁美、写真 角田望、豊田光司)

東京六大学秋季リーグ戦星取表
早 大 法 大 慶 大 明 大 立 大 東 大 勝ち点 勝率
早 大 10/17、18 10/31、11/1 9/26、27 10/3、4 9/12、13
法 大 10/17、18 9/26、27 10/24、25 10/10、11 9/19、20
慶 大 10/31、11/1 9/26、27 10/17、18 9/26、27 10/3、4
明 大 9/26、27 10/24、25 10/17、18 9/19、20 10/10、11
立 大 10/3、4 10/10、11 9/12、13 9/19、20 10/24、25
東 大 9/12、13 9/19、20 10/3、4 10/10、11 10/24、25