水泳部

2015.09.06

第91回日本学生選手権 9月5日 神奈川・相模原市立総合水泳場

秀明大にあと一歩及ばず 決勝進出逃す

TEAM 1P 2P 3P 4P
秀明大 12
早大
▽得点者
小西3、小泉2、田中、小路、齋藤

 毎年熱戦が繰り広げられている日本学生選手権(インカレ)。大会2日目のきょう、男子部に続き女子部の戦いが行われた。その相手は関東学生リーグ戦で2度対戦し、大差で敗北を喫した秀明大。リーグ戦での経験を糧に勝利を収めたいところだったが、試合は序盤から失点を許し苦しい展開に。最後まで点差を縮めることができず、8-12でゲームセット。決勝へと駒を進めることはできなかった。

 なかなか自分たちのペースで試合を運ぶことはできなかった。田中寧葉(スポ4=埼玉・秀明英光)のシュートで先制点を入れるが、相手の反撃が始まり3失点を許す。「立ち上がりが悪くて打てるところで打てなかった」(小西晃代主将、社4=埼玉・秀明英光)。一気に試合の流れを持っていかれる。第2ピリオドでは、小西が連続でシュートを決め同点に追い付くも、重ねて点を許し再び突き放される。3-5と2点ビハインドで前半を折り返した。

得点を決めガッツポーズをする小西主将

 流れを変えたい第3ピリオド。センターボールを奪い攻撃の好機を得ると、齋藤有寿(スポ2=山形工)からのパスを小泉まお(教1=東京・中大付)が落ち着いてゴールに押し込む。「いけるなと思っていたら先輩がしっかりとパスを出してくれた」(小泉)と、1年生ながらプレーでチームを活気づけた。しかし、直後に失点を許し再びリードを広げられる。迎えた最終ピリオド、小泉が退水(※)からのチャンスをものにし確実に点を加える。その後は互いにせめぎ合い、結局追いかける展開のまま勝ち越すことはできず。決勝進出はかなわなかった。

ゴールを決め笑顔を見せる小泉はこの試合2得点を挙げた

 大差ではなかったものの、またも秀明大に敗れる結果となった早大。試合後の選手たちからは「悔しい」の言葉がこぼれた。あすは東女体大との3位決定戦が控える。4年生にとっては最後の試合だ。「ライバルと最後の試合になるので、いい試合にしたいですし、絶対に3位になりたい」(小西)。きょうの悔しさをバネに、笑顔で終われるようチーム一丸となって最終戦に挑む。

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事 河野美樹、写真 寺脇知佳、井口裕太)

コメント

小西晃代主将(社4=埼玉・秀明英光)

――試合を終えていまどのような心境でしょうか

ただ悔しいの一言です。

――試合の流れを左右したポイントはどこにありましたか

私たちは焦ったら負けるというのがいつものパターンで、秀明はカウンターで来ていけいけどんどんのチームなのでそれに合わせたら絶対に負けるので、自分たちのペースで持っていこうという話はしていました。自分たちのペースでできたとは思いますが、1ピリ目にいつも立ち上がりが悪くて打てるところで打たなかった、あとは動きが固まっていたというのが大きかったと思います。

――逆転を目指した後半はどのような意識で臨みましたか

ずっと2点ビハインドは続いていましたが、絶対に追い付けるからとにかく落ち着けというのと、後半動けるようになったのでそこに対して絶対にパスミスをしないというのを徹底しました。

――3得点挙げたご自身のプレーについてはいかがでしょうか

一番はパスを出してくれた人のパスがよかったので、キーパーがいないところに落とせたという感じだったので、本当にパスがよかったです。あとは、3点目に関しては寧葉(田中)があのポジションにいて私に(パスが)入るというのがけっこう得意なパターンで、絶対(パスが)来ると思って構えていたので、決まってよかったです。

――8月の日本選手権の最終予選を終えてから1ヶ月、どのようなことを意識して取り組んできましたか

あの試合で日本選手権に出れないとなって、もうインカレしか無くなりました。インカレで絶対に優勝したいというのをチームで共有しましたし、あの試合からチーム強化とかフットワーク強化などをしてきて、しんどい練習をいっぱいしてきました。みんな前向きに絶対に勝ちたいという気持ちで取り組んできました。戦術に関して言えば、ずっと私はフローターのポジションをとっていて、寧葉や有寿(齋藤)がドライブでたまに仕掛ける感じでした。ですが、攻撃できる人をもっと生かそうとなってドライブ攻撃にしました。それがけっこううまくはまってあまりその戦術については長い期間やってきていませんでしたが、それが変わったところかなと思います。

――あした最後の試合になりますが、抱負をお願いします

ずっと東女と練習試合をしてきた仲です。あと高校生のときから、秀明と藤村で決勝で当たったりとかそこがライバルでやっていました。そのライバルと最後の試合になるので、いい試合にしたいですし、絶対に3位になりたいです。

田中寧葉(スポ4=埼玉・秀明英光)

――きょうを振り返って感想は

悔しいなというのが率直な感想ですね。

――どのような作戦で臨みましたか

相手チームはやってくることがカウンターやドライブだってことはわかっていたのでそれに合わせるのではなくてワセダはワセダらしい水球をしようという話をしていました。

――ご自身の動きを振り返って

先制点を取れたというところでは立ち上がり良かったと思いますが、そこからシュート外してしまったりしてチームに貢献できなかったというのはあります。とにかくチームの雰囲気を良くしたかったので声を出してチームをまとめられたかなとは思いますね。

――試合全体を振り返って

こっちが追いかけるような試合でしたが、ちょっと追いつけないかなと心が折れそうなときに小泉まおとか小路安希(スポ3=埼玉・秀明英光)とかの後輩が決めてくれたことでまだまだいけるという雰囲気にもっていけたのでそういう部分で後輩には助けられました。

――特に苦戦した部分は

プレスが強くて自分たちが攻め上がれなかった部分でどうしてもセットが広くなってしまって晃代(小西)や有寿(齋藤)は1対1は強いんですけどそこでボールをまわせなかったというところでちょっと苦戦したかなと思います。

――ビハインドで臨んだ後半はどのような意識でしたか

後半開始してもしこっちが1点取れれば1点差になるし、もし取られれば3点差になるし3点差は結構キツいなと思ったのでまず1点目を大事に狙いに行ったところで小泉まおが決めてくれたんで良かったですね。

――チーム見るとき意識していることは

自分がまず冷静にいないと4年生というのもあるんですけれどよくまとめたいとは思っていたので自分が焦るときこそもっと冷静に考えてかつ客観的に見て声かけをしていました。

――具体的にどのような声かけを

失点したのを責めてもしょうがないのでその原因を瞬時に分析して伝えたいことは伝えて、まあ意思の疎通とかはできていたので細かい指示だけでいまのあれがだめだったんだなとわかってくれてたのでそんなにそんなに口数多くはしてないですね。簡潔にかつ分かりやすく。ゲーム中で直さなくてはいけないことを指示してという感じですね。あとは失点して気持ちが下がってしまうとこっちもやりづらい雰囲気になるのでまずはチームを盛り上げようという感じで声かけていました。

――あすに向けて

インカレで引退なのであしたの最終戦で最後の試合なので勝ちたいというのもあるんですけれど、とにかくワセダの水球が好きだからまずは楽しみながらやって終われたらいいなと思います。

齋藤有寿(スポ2=山形工)

――秀明大が相手でしたが、どのような対策を練ってきましたか

相手は若さとスピードと勢いのあるチームなので、相手にのまれることなく自分たちのペースで、日ごろから決めていることをやるだけだ、という気持ちでやっていました。

――試合を振り返って

最初は流れがあったのですが試合の中で勝ち越すことができなくて、ビハインドで相手を追い掛けるという展開だったので、いまいち自分たちのペースをつかみ切る前に終わってしまったなと感じます。

――お話にあたったように、点差をなかなか詰められませんでした

1点差に詰め寄ってからもすぐに取られてしまったので、点を取ってからのディフェンスを徹底できなかったことが大きかったのではないかと思います。

――自身の出来はどうでしたか

前日の練習でもアップの時もすごく肩の調子が良くて、自分の中で安定しているなと思っていたのですが、やはり試合になるとなかなかうまくいきませんでした。シュートチャンスはあったのですが、自分は得点を取るポジションで全部決めきれなかったので、役割を果たせなかったと思います。

――関東学生リーグ戦(リーグ戦)の時にも秀明大とは対戦しましたが、その時と比べていかがでしたか

秀明大相手できょうは今季の中で一番良くて、負けるときは大差で負けてしまう相手だったので、勝ちたかったとはいえ、良い試合をしたなとは思います。

――あしたの東女体大戦に向けて

日ごろから練習試合をしたりしていてお互いに手の裏は分かっているので、本当に練習通りにできるか、特徴のあるチームなのでそこを攻略していければ良い試合ができると思います。

小泉まお(教1=東京・中大付)

――インカレ初日を振り返って

チームとして勝って決勝にいきたかったので、チームの水球はできていたと思うのですけれども少し上手くいかないところもあって、悔しいです。

――ご自身として初めてのインカレでしたが、どのような気持ちで臨まれましたか

すごく試合前緊張していたのですが、先輩たちが大丈夫だよと声を掛けてくれたので、楽しくできました。

――3P、4Pの最初に1点ずつ得点を入れられましたが、それぞれ振り返っていただいていかがですか

1得点目はいけるなと思っていたら先輩がしっかりとパスを出してくれたので、しっかりと決めないとと思って打って、シュートをすることができました。2得点目は退水の場面だったので、決めなければいけない場面でリバウンドをしっかりと狙ってしっかりと打てたのでよかったと思います。

――この試合で得た収穫は何ですか

入学して最初の方は本当に上手くできなくてすごく足を引っ張っていた感じがあったのですけれども、この試合の前の練習からすごくチームとしてまとまった感じがありました。そして、先輩たちとコミュニケーションをとって、ゲームをすることができるようになったのでみんなでチーム一丸となれるように声を出してやることができたと思いました。

――試合残り30秒でのワセダのタイムアウトではどのようなことを話し合いましたか

30秒しかないので、しっかりと30秒間攻めきる気持ちでいて点差はなかなかちじまらなかったと思うのですけれども、1本しっかりと取ろうという気持ちで話していました。

――あすの東女体大との試合に向けての意気込みをお願いします

あしたはしっかりと勝って3位になって、4年生が笑顔で終われるようにみんなでチーム一丸となって頑張りたいと思います!