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ホッケー部

2015.07.11

全日本大学王座決定戦 7月10日 埼玉・阿須運動公園ホッケー場

激戦制し初戦を突破

 春季関東学生リーグで2位と実力の高さを見せた早大。戦いの舞台は大学ナンバーワンの座を争う、全日本大学王座決定戦へと移る。初戦の相手は福井工大。東北・北信越地方代表の新鋭相手に、先制点を奪われる苦しい展開に。それでも後半にFW宮崎俊哉(スポ3=福井・丹生)のシュートで同点へ追いつくと、迎えたシュートアウト(SO戦)で4-2と圧倒。無事、次戦へと駒を進めた。

 「相手が初めて戦う大学だったこともあり、緊張も見られました」。松本剛毅監督(平6卒)のその言葉通り、早大は前半を通して思うようなプレーをすることができない。開始早々、FW関修平(商1=東京・早大学院)が右サイドよりゴールを襲い、ペナルティーコーナー(PC)のチャンスを得る。先制を決める絶好の機会となるが、ここは相手守備陣の堅い守備に阻まれてしまう。その後も攻めの姿勢を崩すことはなかったが、なかなか得点には結びつかない。「基本的なミスが多かった」(FB木村浩一郎主将、スポ4=栃木・今市)。思い描いていた展開に持ち込めず、ただ時間だけが過ぎていく。そして迎えた前半終了直前。相手のPCの場面で守備の合間を縫われるシュートを打たれ、痛恨の1点を与えてしまった。0-1。ビハインドの状態で後半へ突入することとなる。

チームをけん引する木村主将

 敗北が許されないトーナメント戦。それだけに、1点ビハインドという状況が選手たちに重くのしかかる。嫌なムードが漂い始めたチームを救ったのは、絶対的エースの一振りだった。後半開始3分、中央からパスを受けた宮崎はすかさずスティックを一閃。「(パスを)もらったらすぐゴールを見てシュートを打とう、あとは決めるだけだと思っていました」。勢い良く放った打球はゴール上段へと突き刺さる。見事にネットを揺らし、同点に追いつく値千金の1点をもぎ取った。このまま一気に攻め立てたい早大だったが、次の1点に手が届かない。結局1-1のまま試合は動かず、後半終了を告げるホーンが会場に鳴り響く。熱戦の行方はSO戦へと持ち越された。

同点弾を決めガッツポーズを見せる宮崎

 5名ずつのシューターによって争われるSO戦。並々ならぬ集中力と状況判断能力が強いられるが、「(SO戦は)練習でも結構しているので、いつも通りやろうという感じでした」(木村主将)と気負わなかった。先攻の早大は宮崎、木村主将、MF宮口和樹(スポ2=滋賀・伊吹)、そしてFB鵜飼慎之介(スポ4=福井・丹生)が4連続でシュートを決め、圧倒的な勝負強さを見せつける。一方、後攻の福井工大からゴールを守るのがGK戸田翼(社3=滋賀・伊吹)だ。相手の1人目と3人目にこそシュートを許したものの、2人目に対してはファインセーブを見せる。迎えた4人目。既に早大が4点を手にしているため、ここで抑えればその時点で勝利が決まる。この場面で、戸田は体全体を使い相手を翻弄(ほんろう)。見事相手のシュートを阻むことに成功し、ここでゲームセット。勝利の女神はエンジの戦士たちにほほ笑んだ。

SOを確実に決めた鵜飼

 死闘を制し、無事に初戦突破を決めた早大。しかしながら、安堵(あんど)している暇はない。次戦に控えるは名実共に大学トップレベルの実力を持つ関西の雄、立命大だ。この強豪校相手に、はたしてどんな戦いぶりを繰り広げるのか。「食らいついて、ジャイアントキリングを起こせるようにしたい」。そう語る木村主将の目は、既に次なる難敵を見据えていた。

(記事 落合修平、写真 大森葵)

全日本大学王座決定戦
早大 0-1
1―0
(4SO2)
福井工大
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コメント

松本剛毅監督(平6卒)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

年に2回しかない全国大会ですし、前半シーズンの目標でもあるので。さらに相手が初めて戦う大学だったこともあり緊張も見られましたが、なんとか結果を出すことができました。

――具体的な内容に関してはいかがですか

相手は個々のレベルが高く、また非常に組織的なホッケーをしてきました。やりづらかったですね。

――最後のシュートアウトに関してはどうでしたか

あれに関してはおみくじみたいなものなので(笑)。我々の方が、少しだけ運があったのかな、といった捉え方をしています。

――次戦に向けた意気込みをお願いします

相手は大学トップレベルの実力を持っているので、なんとか立ち向かっていきたいと思います。

FB木村浩一郎主将(スポ4=栃木・今市)

――シードにより2日目からの試合となりましたが、どのような意気込みで臨みましたか

法大を仮定して練習をしていたのですが、きのう試合を観戦していたので、とりあえずトーナメントですが、目の前の試合を意識して1勝しようという感じでやっていました。

――福井工大のチームの印象は

うちのチームも福井県の出身が多いので、楽しみにしていた部分はありました。ですが正直、ここまで苦戦するとは思っていませんでした。やはり僕らも初戦で、結構やられてしまったという印象です。

――前半は自分たちのペースをつかめなかったように見えましたが

そうですね。先制点を早めに取って試合を決めようという話をしていたのですが、なかなかうまくいかず先制点を取られてしまいました。なので、とりあえず後半は切り替えてやっていこうという感じでいきました。

――後半も1点にとどまりましたが振り返って

やはり足が動かないというのがすごくあったので、自分たちのホッケーをあまり展開できませんでした。今回はコートの関係もあるのですが、基本的なミスが多かったので、あしたに向けて修整していかなければならないと思います。何回もやっていますが、とりあえず1回やれたというのは大会の雰囲気をつかむ意味では良かったです。トーナメントなので勝てたのは良かったですね。

――シュートアウト(SO戦)では強さを見せましたね

2本目は僕が打ったのですが、やっている途中にこれはやられたと思って、正直外すと思っていましたが、最後に打ったらそれが良い感じに入ったので、これは運がついてるなと思いました。(SO戦は)練習でも結構しているので、いつも通りやろうという感じでした。山梨学院大戦もそれで勝っているので、いつも通りやりました。

――きょうの試合の収穫を教えてください

収穫は、トーナメントの初戦で勝てたということと、コートや試合の雰囲気にのまれずに勝てたということですかね。あしたはとりあえず食らいついて、ジャイアントキリングを起こせるようにしたいと思います。

――次は立命大との試合となりますが、何か戦術などは考えていますか

引いて守っていこうかなとも思うのですが、あんまり変えるだけではなくて自分たちのホッケーをして最後まで食らいついていけるようにしていきます。

――準決勝への意気込みをお願いします

とりあえずあした、勝てるようにしたいです。向こうのキャプテンも同じ高校出身ということもあるので、勝って決勝に行きます。

FW宮崎俊哉(スポ3=福井・丹生)

――王座(全日本大学王座決定戦)にどのような意気込みで臨みましたか

秋のインカレ(全日本学生選手権)に結果が繋がってくるのでとりあえずベスト4進出は絶対に逃さないように内容云々よりも結果をしっかり残せるように皆で戦おうという話をしていました。

――福井工大の印象は

僕の地元の大学で知っている人がいっぱいいるのですが、普通にやれば勝てると思っていました。案外そうはいかなくて苦しかったです。

――試合内容を振り返って

終盤DFライン、MF、FWという三段階で攻撃ができなかったのが苦しくなった原因だと思うので、あすは一番強い相手との試合ですが、そこを修正した上でしっかり食らいついていけるように頑張りたいと思います。

――自身のプレーを振り返って

2週間前くらいから調子が全然上がらなくて苦しかったのですが、きょうは点も取れたしチームに貢献できたなと思うので、あすからも調子をもっと上げていきチームに貢献できるよう頑張りたいです。

――ゴールシーンを振り返ってみていかがですか

負けていてとりあえずシュートを打たないと得点にもならないので、(パスを)もらったらすぐゴールを見てシュートを打とう、あとは決めるだけだと思っていました。

――大きなガッツポーズも出ましたね

そうですね、嬉しかったです。

――山梨学院大戦ではシュートアウト(SO戦)で失敗がありましたが、今回緊張はありましたか

疲れていたので緊張とかいうよりは早く終わらせたかったです(笑)。

――そのSO戦を振り返って

山梨学院大戦の時は派手なプレーをして会場をどよめかせてやろうと思っていたのですが、失敗したので今回は落ち着いて普通通りできたので今後もあんな感じでやろうと思います。

――あすの準決勝に向けて意気込みをお願いします

相手は関西1位のチームなのでそれにしっかり食らいついて少しでも長い時間粘って、きょうみたいにSO戦に持っていければ勝つチャンスは大きくなると思うので頑張って食らいついていきたいと思います。

FW糸賀俊哉(スポ1=島根・横田)

――きょうの試合への意気込みは

あしたの立命大戦に向けていいスタートを切りたかったですし、相手の福井工大があまり強くないと思っていたので、自分たちの今までの練習の成果をすべて出しきれれば勝てると思っていました。

――きょうの試合について

結果的に足元をすくわれたかたちになりました。自分たちが普段使っている芝とは違って、ボールが浮いてしまったりして、そういう部分への対応ができなかったのが良くなかったと思います。

――試合を通して攻めきれなかった原因は

ボールが浮いてしまっていたので中盤を上手く使えなくて、どうしてもFWへのロングボールを通してFWで勝負というのが多かったです。そういう中でボールをおさめたり、シュートを打つところまで持ち込めなかったからです。

――途中出場でしたが、どのような意識で試合に入りましたか

最初の10分で点を取ろうと話していたのですが、結局取れていない状態で交代したので、自分が点を取ってやろう、という気持ちでした。

――次の立命大に向けての意気込みは

格上の相手なので、そう簡単に勝てる相手ではないと思います。ですが日頃の練習の成果を出して、きょうの試合のような良い勝負ができるようにがんばります。