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バスケットボール部

2015.06.17

第55回関東大学新人戦 6月14日 東京・国立代々木第二体育館

前年度覇者に惜敗も堂々の2位!

 関東大学新人戦(新人戦)も最終日。決勝の舞台にたどり着いたのは、昨年の覇者・筑波大と、破竹の勢いで勝ち進んできた早大の2校。創部史上初の優勝へ挑んだ早大は、前半から今大会でも見せた堅守速攻のかたちを見せ、1点ビハインドで前半を折り返すなど食らい付く。しかし第3クオーター(Q)開始から連続ターンオーバーなどミスが相次ぎ、大きくリードを奪われる。最後までディフェンディングチャンピオンに粘るも、筑波大の力の前に及ばず73―84で惜敗。初優勝こそならなかったが、昭和31年(1956年)の第6回大会以来の2位と大健闘を見せた。

 筑波大の馬場雄大、杉浦佑成。ユニバーシアード代表にも選ばれたこの2人が試合開始から早大に襲いかかる。杉浦の3連続フィールドゴール、馬場のダンクシュートなど筑波大のペースで始まった。しかし、早大もG石原卓(社2=東京・京北)の緩急の上手く使ったドライブからの得点や、F濱田健太(社1=福岡第一)のジャンプシュートで食らい付く。第2Qもディフェンスからの速攻という今大会貫いたスタイルで、SF新川敬大(スポ2=東京・京北)が得点を挙げる。第2Q終了間際には石原のパスから新川がスリーポイントシュートを沈め、36―37と王者相手に一歩を引かない戦いを見せた。

要所でスリーポイントシュートを決めた新川

 後半立ち上がり、連続ターンオーバーからの逆速攻で一気に10点差まで点差が開いてしまう。何とか自分たちのリズムに引き戻そうとするものの、筑波大の激しいディフェンスを前になかなかボールが回らない。シュートも単発になり、差はどんどん開いていく。第3Qだけで25―12と、13点のリードを奪われた。最終第4Q、諦めない早大はディフェンスで相手のターンオーバーを誘発する。G長谷川暢(スポ1=秋田・能代工)が前線からプレッシャーをかけ8秒バイオレーションを奪うなど、徐々にリズムが傾き始める。一気に畳み掛けたいところだったが、筑波大は要所で得点を重ね追い上げを許さない。新川やSG南木俊樹(社2=東京・早実)のスリーポイントシュートなどで必死に追い上げるもここまで。73―84で敗れ、初優勝とはならなかった。

チーム一丸となり2位を勝ち取った

 「新人戦でこういう結果が出せて本当に嬉しい」(石原)と振り返るように、前期はなかなか結果が出なかった早大。新人戦という特殊な大会だったものの、2位という結果は非常に価値あるものだろう。「流れが悪いときに我慢する」(新川)とディフェンスで激しくプレッシャーをかけて、粘り強く戦う姿勢が今大会での躍進に結び付いた。またなかなか出場機会に恵まれない選手たちにも、経験が積めたことは必ずチームの底上げにつながるはずだ。堅守速攻のスタイルで勝てるというこの経験が、秋の戦いに必ず生きてくるだろう。

(記事 東哲也、写真 丸山美帆、渡部歩美)

表彰式後、喜びを見せる選手たち

★石原が優秀選手賞と2年連続アシスト王を受賞!

チームをけん引した石原

 今大会で早大の快進撃を支えた石原が優秀選手賞に輝いた。また昨年の大会に引き続き2年連続でのアシスト王も同時受賞を果たし、「単純に嬉しい」とその受賞を喜んだ。一試合平均18.2得点、4.2アシスト、1.7スティールと素晴らしい活躍を見せてくれた石原。早大の若き司令塔は今後もチームをけん引していってくれるだろう。


第55回関東大学新人戦 6月14日(vs筑波大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

19 17 12 25 73
筑波大 22 15 25 22 84
◇早大スターティングメンバー◇
G#7 石原卓(社2=東京・京北)
SG#21 南木俊樹(社2=東京・早実)
SF#8 新川敬大(スポ2=東京・京北)
F#27 濱田健太(社1=福岡第一)
C#26 富田頼(スポ1=京都・洛南)
◇主なスコアリーダー◇
得点  新川敬大:23得点
リバウンド  富田頼:7リバウンド
アシスト  石原卓、南木俊樹:3アシスト
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コメント

G石原卓(社2=東京・京北)

――準優勝という結果についてはいかがですか

ワセダはいま2部でトーナメント(関東大学選手権)も14位だったので、決勝にいけただけで嬉しいです。でも正直勝ちたかったというのはあります。

――筑波大に対して足りなかった部分はどこだとお考えですか

バスケの実力が一番足りなかったのですが、自分たちのバスケはできていると思います。でも、まだそこで相手の身長が高いとか、能力が高い選手がいるのでそこをどう止めていくのかがこれからの課題かなと思います。

――相手のディフェンスがかなり止めにこられたと思うのですがそこはどう攻めていきましたか

自分にマークがいっているということは誰かが空くということなので自分は最初、結構点数取っていたのですが、後半は自分から仲間を生かすようなプレーを心掛けていくようにしました。でもそれがちょっとうまくいかなくて流れが相手にいっちゃったかなと思います。本当はもっと自分で作っていけば違う展開になったと思うのですが、自分のふがいなさでチームが負けてしまったと思っています。

――ガードの選手が多いですが秋に向けてどのような練習をしていますか

練習中から森井(健太、スポ2=京都・洛南)だったり長谷川(暢、スポ1=秋田・能代工)だったり池田さん(池田慶次郎主将、社4=東京・京北)たちと勝負したりしています。今はスタメンで使ってもらっているのですが誰が出るかは全然わからないので、切磋琢磨(せっさたくま)して良い感じでライバル意識を持って、練習中から試合を意識したプレーができています。ガードが多いのですがチームにとっては良いことかなって思います。

――前期を振り返っていかがですか

最初六大学(東京六大学リーグ戦)とか(京王)電鉄杯が始まって良い結果が残せなくて、トーナメントでも結果が残せなくて早慶戦でも負けてしまって。でもワセダらしいバスケットはできていたのに負けてしまったので負けを悔しむのではなくて次にいこうと思っていました。新人戦で自分が最上学年でどういうチームを作っていこうとか色々と考えて、2年生で話して南木(俊樹、社2=東京・早実)がキャプテンとしてチームをまとめてくれたので新人戦でこういう結果が出せて本当に嬉しいです。

――優秀選手賞と2年連続アシスト王に選ばれましたが、いかがですか

単純に嬉しいです。アシストは自分がパスしても点を入れてくれないとアシストがつかないので決めてくれた選手にありがたいです。

――今大会で個人やチームとしての収穫はありますか

チームとしては今回の新人戦のテーマが泥臭いプレーというのを大事にしようと思っていたので今大会で南木を筆頭にみんながルーズボールを追いかけたり、リバウンドをしっかり取れたりしていたのでそういうのは良かったかなと思います。個人としては自分でドライブして点数は取れてきたのですが、そこからの合わせとかが全然できていないので次のステップとしてどうやったら仲間を使えたりチームをどうやったら勝利に導けるのかを考えていきたいです。

――秋に向けて強化していきたいところはありますか

ワセダってオフェンスよりもディフェンスのチームなので新人戦ではよくできていたと思います。新人戦の流れで普通のチームに戻ってもディフェンスとリバウンドをもっと強化していきたいです。オフェンスは入る日、入らない日があるのですがディフェンスは調子悪いとかないので、いつでもできるワセダらしいディフェンスをもっと身に付けていければいいなと思います。

SF新川敬大(スポ2=東京・京北)

――どのようなお気持ちで決勝戦に臨まれましたか

早大は新人戦で優勝したことがないので、絶対に優勝して歴史に名を刻むという気持ちで臨みました。結果として負けて悔しいです。

――2Qや4Qの要所でスリーポイントシュートを決めていらっしゃいましたが、振り返って

今大会は全然スリーポイントが入らず、こういった決勝の舞台でスリーポイントを決められて嬉しいです。

――4Qの最後までチーム全体から諦めない姿勢が伝わってくるプレーでした

最後まで諦めなければ試合は分かりません。そういった気持ちを持って全力でプレーしました

――新人戦を終えて、成長できたことは

ディフェンス面ですね。流れが悪いときに我慢するという点で成長できたと思います。

――新人戦で見つかった課題は

自分たちはサイズが小さいので、要所でオフェンスリバウンドをとられてしまったり、上で戦えないところです。小さい人は小さいなりに頑張れるところがありますから、大きい人を苦しませることができるように、この先もやっていくしかないと思います。

――前期も終わりですが、ご自身のプレーを振り返って

きょねんと異なり、ことしはポジションが一つ上に上がりました。プレーもきょねんよりは大きく広がってできたと思います。

――後期の目標は

陰ながら、表に現れないところで、地道に頑張りたいと思います。

SG南木俊樹(社2=東京・早実)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

競るのはわかっていたので、前から当たってディフェンスからとにかくブレイクというかたちで僕らの流れに持っていこうとやりました。

――後半立ち上がりに点差が離されてしまいましたが悪かったところはどんなところにありますか

クオーターの始めの出だしが悪かったところと、ミスしてそこからの相手の逆速攻が続いてしまったのが負けた要因であったと思います。

――相手の馬場選手と杉浦選手に関しては戦ってみてどんな印象ですか

でかいし動くし、僕らは高さが無かったので…。しかも速攻とか馬場選手の1対1とかオールコートで走って好きなようにやられてしまったので、ちょっと違うなと思いましたね。

――きょうよかったと感じるところは

最後も追い上げとか前半もそうですけど、食らい付くというか点差が離れそうになった時にまた我慢して自分たちの流れが来るまでディフェンスすることができたので、前半はだから競れたのかなと思います。後半はそこがちょっと欠けていたので、気持ちの面でちょっと負けた部分がありますね。

――今大会は2位ということですが、この結果はどう捉えていますか

それは本当にプラスに考えて、ここまで来られたという自信が付きました。でもここで終わりじゃないので、ステップアップしてリーグ戦につなげられたらなと思います。チームの活力になればと思います。

――この大会の経験は南木選手自身にとっても大きいのではないでしょうか

ことしのリーグ戦には間に合わないかもしれないですけど、3、4年生になった時にまたチームの力になれればなと思います。

――この大会で自分が一番伸びたところはどんなところですか

いままでは自分自分になっていたんですけど、チームのことを見られるようになったところですね。またミスした後にポジティブに前向きにプレーできたというところはよかったかなと思います。

――今後に向けて意気込みをお願いします

僕らの目指すリーグ戦の目標というのは1部昇格なので、そこに向けて今回の大会は新人戦ではありましたけども、切り替えてこの経験を生かして、そこだけを目指して一丸となって頑張っていきたいです。

C富田頼(スポ1=京都・洛南)

――惜しくも敗れてしまいましたが、決勝戦を振り返っていかがですか

向こうの方が身長も能力も技術的にも高い部分があって、そこの部分でディフェンスで完全に抑えることができなかったのが敗因かと思っています。

――富田選手はユニバーシアード代表のマッチアップとなっていましたがいかがでしたか

自分よりも格上の相手だと思っていたので、チャレンジャーとして積極的にディフェンスやオフェンスをしていこうということは心掛けていました。

――マッチアップしてみて、どのような点に自分との差を感じましたか

シュート力、フィジカルの部分で劣っているなと思いました。

――試合序盤に関しては接戦となっていましたがプレーしていていかがでしたか

前半は、前日と同様な展開で非常に集中できていたと思います。

――第3Qで流れに乗れない中で、意識していたプレーとは

自分たちのリズムを取り戻すためには、とにかく我慢してディフェンスを頑張ってルーズボールやリバウンドであったりをしっかり意識してやることが大切だと思っていました。その部分をやろうと心掛けてはいたのですが、やっぱり向こうの方が技術的に長けていてトランジションやスティールなど速攻の部分で止め切れなかったことが、後々第4Qに響いたのかなと思います。

――その中でも試合終盤にかけて粘り強いプレーを繰り広げていました

そんなに深いことを考えずに、ただひたすら目の前のことをしっかりしていこうと考えてました。

――今大会で得たものは何ですか

ディフェンスの泥臭さといった部分を追求していけば、自分たちが2部であろうとも1部の相手に勝って上に進めるということを証明できたと思います。

――これから強化していきたい部分とは

まだディフェンスリバウンドのところで、低い身長をカバーできていないのでそういった部分を補強しつつオフェンスの部分でもペイント内でのシュートを増やしてファウルをもらってフリースローを獲得するなど、もっと精度を上げていくことが大事だと思います。

――次の公式戦は秋の関東大学2部リーグ戦になりますが、そちらに向けての意気込みをお願いします。

必ず1部復帰して、インカレ(全日本大学選手権)優勝したいと思ってます。