バスケットボール部

2015.06.14

第55回関東大学新人戦 6月13日 東京・国立代々木第二体育館

快進撃止まらず!決勝進出

 ヤングワセダの快進撃が止まらない。前日強豪・青学大を倒しベスト4へと駒を進め、勢いに乗る早大は、準決勝で大東大と対戦。前半から持ち味のディフェンスからの速攻で流れをつかみ、16点をリードし前半を終えた。しかし後半相手がゾーンディフェンスを敷いてくると流れが一変。16点のリードが2点にまで縮まってしまう。だがここで崩れないのが、今大会の早大。ゲームキャプテンを務めるSG南木俊樹(社2=東京・早実)のスリーポイントシュートなどで流れを断ち切り、逆転は許さない。最後まで堅守速攻のスタイルを貫いた早大が86―72で勝利。決勝進出を決めた。

 第1クオーター(Q)、G石原卓(社2=東京・京北)が切り込み得点を奪うと、今度は引き付けてからのパスでSF新川敬大(スポ2=東京・京北)、F濱田健太(社1=福岡第一)のスリーポイントシュートをアシスト。さらに濱田の2本目のスリーポイントシュートがブザービーターとなり、第1Qからリードを得る。第2Qに入ると相手の高さあるインサイド陣にリバウンドを拾われる苦しい時間帯になるも、粘り強くディフェンスを続けていく。するとG長谷川暢(スポ1=秋田・能代工)が8秒バイオレーションを奪うなど、ガード陣が前線からプレッシャーをかけてターンオーバーを誘発。長谷川のバスケットカウントで48―32と16点差を付け前半を折り返した。

前半3本のスリーポイントシュートを決める活躍を見せた濱田

 第3Qに入ると大東大がゾーンディフェンスに変更する。ゾーンディフェンスを前に早大はなかなか攻め切ることができず、これで流れが大東大に一気に傾く。前半あった大量リードもつかの間。2点差まで迫られてしまう。しかし「いままでワセダになかった部分」(南木)と振り返るように、ここで集中力が途切れないのが今大会の早大。この大事な場面で南木の2本のスリーポイントシュートが決まり、再び大東大を突き放す。第4Q、激しい攻防が繰り広げられるも、ディフェンスからの速攻という早大らしさは健在。最後は新川のスリーポイントシュートが決まり、勝負あり。結局第1Qのリードを最後まで守り切り、86―72で勝利。初優勝に向けて後一歩まで上り詰めた。

ディフェンスからの速攻で得点するG森井健太(スポ2=京都・洛南)

 ボールへの執着心。これが今大会のチームを支える部分だ。全員がリバウンドやルーズボールに飛び込み、一つ一つのプレーに全力で取り組む姿勢がチームに勢いを与えている。さらにガード陣の前線からプレッシャーディフェンス。そしてそこからのファストブレイクと、早大らしい堅守速攻のスタイルが体現されてきている。長らく遠ざかった決勝の舞台。相手は前年度覇者の筑波大だ。ユニバーシアード代表の馬場雄大、杉浦佑成らタレント豊富な筑波大にも、いかに早大らしさを貫けるか。「挑戦者として」(南木)と語るようにディフェンディングチャンピオンへの挑戦となる決勝戦。初優勝に向けて、チャレンジマッチが幕を開ける。

(記事 東哲也、写真 渡部歩美)

第55回関東大学新人戦 6月13日(vs大東大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

23 25 17 21 86
大東大 18 14 21 19 72
◇早大スターティングメンバー◇
G#7 石原卓(社2=東京・京北)
SG#21 南木俊樹(社2=東京・早実)
SF#8 新川敬大(スポ2=東京・京北)
F#27 濱田健太(社1=福岡第一)
C#26 富田頼(スポ1=京都・洛南)
◇主なスコアリーダー◇
得点  南木俊樹:24得点
リバウンド  新川敬大:10リバウンド
アシスト  石原卓:10アシスト
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コメント

SG南木俊樹(社2=東京・早実)

――決勝進出です。いまのお気持ちは

率直に嬉しいですね。初めてというか久々らしいので、ちょっとまあ僕自身ビックリしているんですけど嬉しいです。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうは出だしからディフェンスで当たれたので、当たってディフェンスからブレイクというかたちが多く作れて、我慢の時間帯もありましたけど、切れずにみんなで集中してまとまって勝ちにこだわってできたかなと思います。

――前半はディフェンスからの速攻が多く出ていましたね

気持ちよくできました。

――後半相手がゾーンディフェンスに変えたところで点差が詰まってしましたが、ゾーンディフェンスについては

外角のシュートもその時外していて、相手にリバウンド取られて逆速攻が続いて、その後相手がマンツーマンに変えて自分たちのペースでできました。あれは我慢の時間帯でした。

――点差が縮まった場面での南木選手のスリーポイントシュートは大きかったと思いますが

お父さんにも「思いっきり打て」と(笑)。昨日の試合は結構ずっと外していて、入らなくてもいいから思いっきり打てと言われていたので。とにかく思いっきり打ってやろうと思っていました。頭の中クリアにして、外角きょうは入らないなと思って、その前提でディフェンス頑張ってブレイク、ゴールに近いところで打とうと決めていたのですが、前半で結構決められていたので、だんだん気持ちよくなって自分のペースになったと思います。

――2点差まで追いつかれても逆転は許さなかったというのは大きいのではないでしょうか

それがいままでワセダになかった部分だと思うので、このチームはそこが力が付いたところだと思います。

――リバウンド、インサイドへのディフェンスはどうでしょうか

思っていたよりは…。もっと取られると思っていたので。新川とか富田とかが頑張ってくれたので。

――ゲームキャプテンの目線から見ていまのチームの状態、雰囲気はどうでしょうか

すごくいまのところいい雰囲気だなと思いますね。みんなが勝ちにこだわって、ベンチの試合出ていない人たちも勝ちにこだわって自分にできることをして、みんな声出してチーム一丸となってやっています。

――あしたの決勝に向けて意気込みをお願いします

挑戦者として、初めての僕らの舞台なのでとにかく思い切り楽しく、自分たちが思う存分できるように気持ちよくやりたいと思います。

G森井健太(スポ2=京都・洛南)

――見事決勝進出となりましたが、いまの率直なお気持ちをお願いします

しばらくの間、早大はベスト4から離れていたので、決勝に行けて嬉しいですし、みんな頑張ったかいがあって今があるので、とりあえず安心してます。

――きょうのゲームプランはどういったものでしたか

最初からディフェンスに仕掛けて、みんなで走ってリバウンドを取って戦いました。早大らしいバスケをしようと話していました。

――きのうに引き続き、激しい攻防戦となりましたが一度もリードを許さなかった要因というのは

やっぱりこの新人戦を通して我慢することをみんなで頑張っているので、我慢できたことがこの結果につながったと思います。

――第3Qにおいて相手にゾーンディフェンスを展開された時、どのような対策を講じましたか

リングにアタックするプレーが極端になくなって、外からのシュートばかりになってしまったのですがしっかり中へ入ってキックアウトしてシュート、というかたちがつくれたのでその面ではよかったかなと思います。

――きょうの試合でもリバウンドへの強い意識を感じましたが振り返っていかがですか

やはりインサイド中心に体を張ってくれて、ガードのみんなもリバウンドに参加できたのでそういう面も含めてチームで頑張れたのかなと思います。

――ボールへの執着心も見ていてとても伝わってきましたが

やっぱり俊樹(SG南木俊樹、社2=東京・早実)を中心に粘り強く戦えたということはこの新人戦を通してとてもよくできているので、この試合もよかったと思います。

――チームの結束力も試合を重ねるごとに強くなっていると感じますが、プレーしていていかがですか

この大会を通して、みんなで話し合って解決しようと意思が見られて、やってて心強いし、2年生を中心に声を掛け合っているのでそういう面でとてもいいチームだと思います。

――最後になりますが、決勝への意気込みをお願いします

やることはこれまでと変わらないのですが、勝つという気持ちを強く持ってあしたも頑張りたいです。