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ハンドボール部

2015.05.20

関東学生春季リーグ 5月17日 東京・国士舘大多摩体育館

春季リーグ閉幕。見つかった課題と収穫は

 関東学生春季リーグ(春季リーグ)もついに最終日を迎えた。この日の対戦相手は日体大。春季リーグの初戦でも戦ったが、そこでは19-20と大接戦の末、敗戦を喫した。因縁の相手を前にリベンジに燃える早大。しかし波に乗り切れず、前半は1点ビハインドで折り返す。後半に入っても変わらず、どちらに流れが傾くわけでもなく時間だけが過ぎていったが、残り5分でリードを奪うことに成功。そしてこの大事な局面で一番の粘りを見せ、17-14で勝利し見事初戦の雪辱を果たした。

 森本方乃香(スポ4=愛知商)のシュートで試合は幕を開ける。だが、この日も良い滑り出しとは言えなかった。単調な攻撃が続き、バリエーション不足が目立つと、なかなかネットを揺らすことができない。芳村優花(教2=愛知・星城)や小林稚菜(スポ4=東京・小金井北)らの活躍でなんとか離されずにはいたものの、リードを奪えずにいた。そのまま均衡状態で進んでいたが、終了間際に連続失点を許し7-8で前半を終える。

チームを勢い付けた安藤

 後半も1点を争う展開が続き、点差を離すことができない。相手が退場者を出し数的有利になった場面では、堅守速攻の良いかたちになるもフィニッシュの部分で精彩を欠き、得点に結び付けられなかった。それでも要所でディフェンスが光ると、さらに相手のミスも重なり同点のまま迎えた後半14分。安藤万衣子(教2=東京・文大杉並)がペナルティスローを確実に決め、逆転に成功する。これでペースを握った早大。残り5分を切って、我慢の時間帯も気を緩めることなく守り切り、終盤安藤が自ら切り込んで放った2本のシュートが試合を決定付けた。試合後、安堵の表情を見せた千葉絵里子主将(社4=東京・文大杉並)。「ミスも目立ったんですけど、それ以上に最後まで粘り強く戦えたので良かった」と、笑顔で振り返った。

後半ベンチも大いに盛り上がった

 この春季リーグでは、1次リーグと2次リーグとを合わせて計10試合を戦い抜いた。このリーグ戦を通して、見えた課題は多い。パスミスやフリーでのシュートなど、イージーミスを改善することはもちろん。さらにはスロースタートで前半にビハインドを背負うことが多く、格上相手だと後半に追い上げ切れないことも少なくない。出だしは、やはり課題の一つだろう。ただ、千葉主将は収穫もあったと話し、「最後の1秒まで諦めないで戦える粘り強いチームになれた」と語る。加えて、安藤や川上智菜美(スポ2=東京・佼成学園女)、橋本澪(スポ2=東京・佼成学園女)ら下級生も台頭し、層により厚みを増した早大。この夏にワンプレーの質を上げ、どれだけチームとしての完成度を高められるかが、秋を戦い抜く上でのカギになりそうだ。この春季リーグでの戦いを糧に、早大はまい進を続ける。

(記事 佐藤凌輔、写真 尾澤琴美)

関東学生春季リーグ
早大 17 7−8
10−6
14 日体大
スタメン
GK 高田美沙(スポ4=千葉・昭和学院)
CP 千葉絵里子(社4=東京・文大杉並)
CP 川村いぶき(社4=岩手・花巻北)
CP 森本方乃香(スポ4=愛知商)
CP 兒玉菜夏(スポ4=富山・高岡向陵)
CP 小林稚菜(スポ4=東京・小金井北)
CP 芳村優花(教2=愛知・星城)
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千葉絵里子主将(社4=東京・文大杉並)

――入れ替え戦を回避したということで、いまの感想をお願いします

初戦のリベンジが果たせて本当にうれしいです。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

ミスも目立ったんですけど、それ以上に最後まで粘り強く戦えたので良かったと思います。

――この関東学生春季リーグ(春季リーグ)の総括をお願いします

いままでと比べてガラっとメンバーも変わって臨んだ春リーグだったので、あたふたしていた部分がたくさんあったんですけど、それなりに結果を残せたのでこれを糧に秋も頑張ります。

――下級生の活躍も目立った春だったと思いますが

そうですね、本当に下級生に助けられたと思います。

――この春を通して見つかった課題や、逆に収穫などはありましたか

収穫は、最後の1秒まで諦めないで戦える粘り強いチームになれたと思うことです。課題としては、イージーミスですね。基本の基本、基礎が甘いと思うのでこれも秋に向けてまた練習していきたいと思います。

――春季リーグはどの試合も接戦でしたが、点差を離せない原因はどういったところにあると考えますか

少しリードした時に、油断してしまうというか。リードしてもう一回ここからエンジン掛けるぞ、っていう時になかなかそれがうまくいかなくて、追い付かれる展開が多かったですね。あとは、引き離せる場面でのイージーミスが続いてしまったりすることです。考えとしては、まずは私たちが大きく(点差を)離して、多くの選手を短い時間でもコートに立たせてあげたかったと思います。

――夏に練習を積みたい点は

基本の練習ですね。走りながら、スピードの中でのパスキャッチ、シュート練習などそういった動きの練習をもっと合わせていきたいなと思います。

――では、関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)への意気込みをお願いします

秋は必ず4位以上、優勝を目指します。そしてインカレ(全日本学生選手権)にも良いかたちでつなげられるようにみんなで頑張っていきます。応援よろしくお願いします!

安藤万衣子(教2=東京・文大杉並)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

試合前の練習でオフェンスもディフェンスも課題が山ほどあったので不安だったんですけど、いまこうやって結果に出せたのでホッとしています。

――後半安藤選手の活躍でチームが盛り上がっていましたが、何か心掛けていたことはありますか

(手の甲に“強気 冷静”と)書いていたんですけど、きのうは冷静だったんですけど弱気になってしまって、でもいままでは熱くなりすぎて前しか見えなかったりしていて。きょうはセンターとして冷静に、でも強気に間割って点取りにいくことができて、いい動きができたと思います。

――今回の春季リーグ全体を振り返っていかがでしたか

課題が見つかったのはいいんですけど、その課題が山ほどあり過ぎて正解が分からなくなってしまっていました。筑波大に勝てても国士舘大に負けたりして、自信と課題が明確になったと思うのでそこを次解決していきたいと思います。

――下級生ながら司令塔として活躍されていましたが、悩んだ部分もあったのでしょうか

自分がいったら周りがいけないし、周りがいったら自分がいけないし、すごい消極的になったこともありました。これまで正木優唯さん(スポ3=京都・洛北)という全く違うタイプの司令塔を見て次こうしてみようとか考えていたんですけど、正木さんがケガしてしまい出られなくなってしまって、その点の負担は結構感じていました。でもやっぱり芳村(優花、教2=愛知・星城)とか川上(智菜美、スポ2=東京・佼成学園女)とかも出ていて頑張っているから自分も自分らしくやろうと思いました。

――同期の存在はやはり大きかったのですか

そうですね。あとミスしても、千葉さん(絵里子主将、社4=東京・文大杉並)とか佐藤未来さん(スポ3=東京・文大杉並)とかも中高の先輩なのですごく信頼していて、その時に掛けてくれる言葉は大きかったです。

――次の関東学生秋季リーグに向けて

大きい相手に対して自分が打っていくプレーがまだまだ足りないのと、確実に両45のシューターたちを打たせるプレーももっと磨いていきたいです。あと稚菜さん(小林稚菜、スポ4=東京・小金井北)とか高さのあるポストをもっと生かせると思うので、ポストの位置取りと、センターとのコンビをもっと練習したいなと思います。