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ハンドボール部

2015.05.14

関東学生春季リーグ 5月10日 東京・東女体大体育館

土壇場で粘り切れず、悔しい敗戦

 関東学生春季リーグ(春季リーグ)も1次リーグが終わり、5位以下のチームで構成される下位リーグでの総当たり戦が始まった。対戦相手は、1次リーグで逆転勝利を収めた国士舘大。前半はチャンスで決め切れず、得点が伸び悩む苦しい展開に。それでも後半は波に乗り同点にまで追い付いたが、あと一歩踏ん張り切れずに悔しい敗戦。前回白星を飾った相手だけに、選手も悔しさをにじませていた。

 この日は、攻守で流れをつくれなかった。守れないから攻められない、攻められないから守れない。そんな悪いリズムが続き攻めあぐねる。特にクロスへの対応とロングシューターへのケアの甘さが目立ち、セットディフェンスで守ることができなかった。幸い相手のミスにも救われ大きく点差を離されることはなく、シーソーゲームのまま前半残り10分へ。メンバーを代えて変化を加えつつ攻め立てるが、時間だけが過ぎ7-9とロースコアで前半を終える。

試合前円陣を組む早大

 しかし後半は一転、川上智菜美(スポ2=東京・佼成学園女)や芳村優花(教2=愛知・星城)ら下級生の活躍で一気に点差を縮めることに成功。後半14分には同点にまで追い付いた。さらには相手が退場者を出し、数的有利な状況に。しかしここで一気に引き離すことはできず、それでも川上がここ一番でサイドシュートを沈めるなど辛うじて食らいつく。残り10分を切ってスコアは16-16と勝負どころだったが、ここで粘り切れずそのまま試合終了。接戦を制することができなかった。

後半チームに貢献した川上

 試合後、千葉絵里子主将(社4=東京・文大杉並)は「一人一人が前を狙っていくプレーが欠けていた」と振り返った。一試合を通して大きく差をつけられることはなかったが、やはり響いたのは終盤の攻防だろう。この悔しさを糧にこれまで見つかった課題を修正し、切り替えて次戦に臨みたいところ。ラストスパートを全力で駆け抜けてほしい。

(記事、写真 佐藤凌輔)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません。

関東学生春季リーグ
早大 17 7−9
10−11
20 国士舘大
スタメン
GK 高田美沙(スポ4=千葉・昭和学院)
CP 千葉絵里子(社4=東京・文大杉並)
CP 川村いぶき(社4=岩手・花巻北)
CP 兒玉菜夏(スポ4=富山・高岡向陵)
CP 小林稚菜(スポ4=東京・小金井北)
CP 森本方乃香(スポ4=愛知商)
CP 芳村優花(教2=愛知・星城)
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コメント

千葉絵里子主将(社4=東京・文大杉並)

――ここ一番で粘り切れませんでしたが、試合を振り返っていかがですか

勝負どころのオフェンスやディフェンスで粘れなかったことが敗因だったかなと思います。

――なかなか前半に得点を伸ばせない試合が続いていますが、どういったところに原因があると考えますか

もともと自分たちの課題としてセットオフェンスで点が取れないというのがあって、それが一つです。あとはディフェンスから速攻でも、焦ってシュートにいくまでにイージーミスが積み重なってしまうのでそういうところかなと。

――速攻でのミスが目立ちましたが

春季リーグ(関東学生春季リーグ)通して、速攻での長いパスミスとか同じミスをしてしまっています。意識して練習しているつもりですがまだ意識が低いのか、やろうとしていることは分かるんですけど、なかなかできずに練習からできないことが試合でできるわけが無いので、練習あるのみですね。

――前後半通して、前を狙う意識が低かったように感じましたが

試合後に監督(脇若正二監督、昭50教卒=岐阜・加納)にも言われましたが、一人一人が前を狙っていくプレーが欠けていたと思います。

――次の試合への意気込みをお願いします。

これ以上絶対に落とせないので、これまでの反省点を洗い出して、また今週がむしゃらになって練習に取り組んでいきたいと思います。