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ハンドボール部

2015.04.22

第89回関東学生春季リーグ 4月19日 神奈川・日体大健志台体育館

残り1秒で劇的な逆転勝利!

 ラスト1秒が試合の明暗を分けた。対戦相手は強豪・筑波大。序盤から互いに一歩も譲らぬ大接戦となった。後半に入っても逆転に次ぐ逆転を繰り広げ、まさしくシーソーゲーム。同点のまま終盤までもつれ込んだが、土壇場で早大にラストチャンスが訪れる。試合終了の笛が鳴る直前、芳村優花(教2=愛知・星城)が放ったミドルシュートはネットを揺らし、最後の最後で逆転。接戦を制し、チーム一丸となって勝利をつかみ取った。

 開始5分で2人の退場者を出してしまう苦しい立ち上がりとなった。ミスも重なり良い滑り出しとは言えなかったが、徐々にリズムをつかみ早大らしさを取り戻していく。序盤、攻撃では小林稚菜(スポ4=東京・小金井北)が、守備では2枚目を守る川村いぶき(社4=岩手・花巻北)が存在感をアピール。さらにGK高田美沙(スポ4=千葉・昭和学院)も最後列からチームを鼓舞し、いい雰囲気で試合を運ぶ。そこから両校得点を奪えない時間帯が続いたが、前半20分に安藤万衣子(教2=東京・文大杉並)が速攻を決め逆転に成功。流れが早大に傾き点差も離したが、最後2連続で失点を許してしまい11-11と同点のまま前半を折り返す。

決勝点を決めた芳村

 後半も一進一退の攻防で、大きく点差が開く場面はなかった。ディフェンスでも際の部分まで守り切れず、なかなか失点を抑えることができない。試合が大きく動いたのは、後半の半分を過ぎたところ。内海菜保(スポ2=香川・高松商)や安藤ら下級生の力もあり一時はリードを奪ったが、相手も引き下がらず22-22で最終局面へ。残り10秒のところでボールを受けた芳村。「時間が無いのは分かっていたのでいくしかないと思っていた」(芳村)。これを見事ゴール右隅に流し込み、大逆転。会場は歓喜の渦に包まれた。

勝利に歓喜する選手たち

 格上とも言える相手に僅差ながらも勝利を挙げたことは、この先関東学生春季リーグ(春季リーグ)を戦い抜くにあたり勢い付ける結果となっただろう。ことしの早大は全体的に若いチームで不安定さはあるものの、大型の選手も揃っていて個の力もほかと引けをとらない。これからは東女体大や東海大など昨年の上位チームとの連戦になるが、ここで勝てれば春季リーグ優勝が見えてくるはずだ。この正念場を乗り切れるか。早大の真価が試される。

(記事 佐藤凌輔、写真 山本葵)

関東学生春季リーグ
早大 23 11−11
12−11
22 筑波大
スタメン
GK 高田美沙(スポ4=千葉・昭和学院)
CP 千葉絵里子(社4=東京・文大杉並)
CP 川村いぶき(社4=岩手・花巻北)
CP 兒玉菜夏(スポ4=富山・高岡向陵)
CP 小林稚菜(スポ4=東京・小金井北)
CP 森本方乃香(スポ4=愛知商)
CP 芳村優花(教2=愛知・星城)
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コメント

千葉絵里子主将(社4=東京・文大杉並)

――今季初勝利を収めました、いまの感想をお願いします

すごくうれしいです!

――チームにとって勢い付く1勝になったのではないでしょうか

そうですね、この勢いで来週の東女体大戦も東海大戦もみんなで勝ちにいきたいと思います。

――試合を振り返っていかがですか

きのうの反省としてディフェンスからの速攻でもっと点数を取りたいというのがあったのですが、きょうはそれが100%ではなくても出せたと思うのでそこはよかったと思います。

――今季はスタートからセンターでの起用ですが、上3人の連携というのはいかがですか

まだうまく連携できていない部分があるので、これからはもっと詰めていきたいと思います。

――昨年のチームと比べて2枚目と3枚目に背の高い選手が揃っていますが、ことしのディフェンスはいかがですか

きょねんまでは1-2-3を主体としていてことしもその練習をしてきたんですけど、うまく機能しませんでした。あとは見ての通り大型の選手も揃っているので、それなら0-6の方がいいんじゃないかということで新チームになってから0-6を基本として練習してきました。

――関東学生春季リーグ(春季リーグ)開幕までディフェンスの練習に力を入れてきたということで、仕上がりという部分ではいかがですか

まだまだ詰めが甘いところはたくさんあるんですが、ディフェンスでリズムが取れていると思うのでそこはいいんじゃないかなと思います。

――最後に、次の試合に向けて意気込みをお願いします

絶対勝ちます!

川村いぶき(社4=岩手・花巻北)

――きょうの試合にはどのようなお気持ちで臨みましたか

きのうの試合は負けてしまっていて。チームとしても優勝するためにまずは上位リーグにいかなければならないという思いがあったので、この試合は絶対に取りにいくという気持ちでやりました。

――では、勝利したいまのお気持ちは

もう、すごくうれしいです。本当に良かったです。

――ご自身の調子はいかがですか

私はディフェンス専門のポジションを任されているのでなるべく好不調をつくらないようにしていますが、足も動いているし調子は悪くないと思います。

――きょうのご自身のプレーに点数をつけるとしたら何点くらいでしょうか

60点くらいですね(笑)。相手に抜かれはしなかったのでその点は良かったですが、もう1プレー、試合の流れを変えるようなディフェンスをしたかったです。

――チームの連携はいかがでしたか

ディフェンスでは声を出して守るということを意識していて、きょうはまずまず出来ていたと思います。勝負どころのオフェンスでもミスが少なく、みんなでボールを狙いにいけていたのでよく頑張ったなと感じています。

――次戦は強敵である東女体大との対戦となります。意気込みをお願いします

この試合は勝ちましたが、まだまだ課題もたくさんあるので。そこを一つずつ改善していって、結果として東女体大を倒せるよう頑張ります。

芳村優花(教2=愛知・星城)

――初勝利おめでとうございます。いまの率直な感想をお願いします

個人的にきのうの試合がミスだらけでモチベーションも少し下がっていたんですけど、きょうはやるしかないという気持ちで臨みました。とりあえず勝ててホッとしています。

――最後のシュートシーンを振り返っていかがですか

時間が無いのは分かっていたのでいくしかないと思っていたんですけど、ポストの選手がしっかりとブロックしてくれたおかげで良い状態で打てました。

――きょうの試合で意識したことは

とにかくディフェンスで守って、あとはミスを減らそうと意識していました。

――今季は初戦からスタメンで出場していますが、このオフシーズンに自身で何か取り組んできたことはありますか

シュートを打つのは得意なのですがパス回しが苦手でリズムを崩してしまうことがあったので、センターがつくってくれたリズムをつなげるよう意識して練習に臨んでいました。

――では、次の東女体大戦への意気込みをお願いします

今回みたいにうまくいくかは分からないんですけど、流れが悪い時でもディフェンスで粘って1点でも多くシュートを決められたらいいなと思っています。