競走部

2015.04.05

第48回東京六大学対校大会 4月4日 神奈川・慶大日吉陸上競技場

優勝逃すも成長を示す

 ついにトラックシーズンが開幕した。関東学生対校選手権(関カレ)、日本学生対校選手権(全カレ)の総合優勝を掲げるワセダ。東京六大学対校大会はその両インカレの結果を占う重要な初戦となる。3年ぶりの優勝を奪取すべく本大会に臨んだが、結果は総合2位。3年連続で法大に王座を譲るかたちとなった。しかしトラック部門では1位という好成績を収め、冬季練習の成果を存分に発揮する。特に4×100メートルリレー(4継)、4×400メートルリレー(マイル)は今季も安定した実力を見せつけ、2冠を達成。両リレーの学生記録更新へ向け好スタートを切った。

(記事 八木瑛莉佳)

★終始危なげない走りを見せた三浦が圧勝!

障害を飛び越える三浦

 3000メートル障害決勝には三浦雅裕(スポ4=兵庫・西脇工)が出場した。序盤から共に出場した浅川倖生(スポ3=兵庫・西脇工)が積極的に先頭に立ち、法大・阿部泰久、三浦が後に続いてトップ集団を形成する。レースが動いたのは1000メートル手前。ここで早くも三浦が単独トップに浮上すると、そのまま後続を大きく引き離し1位でフィニッシュした。しかし首位がゴールしてからも、3位以降の順位が頻繁に入れ替わり油断できない状況が続く。浅川はラスト1周から追い上げてきた明大・太田翔にゴール直前のところでわずかにかわされ4位で終えた。

 ワンツーフィニッシュとまではならなかったものの、健闘した今大会が両選手にとって関カレへの大きな弾みとなったに違いない。上級生としてエンジを支えていく彼らの更なる活躍は今後も見逃せない。

(記事 井上莉沙、写真 菅真衣子)

★大会新で2連覇達成

リードを保ち勝利に貢献した徳山

 チームの主力であった選手たちが卒業し、戦力ダウンが懸念されたことしの4継。シーズン初戦で1走を務めたのは、今回がリレー初出場の竹吉大記(スポ3=千葉・市船橋)。勢いのあるスタートを決めると、2走の永沼賢治(スポ4=大分舞鶴)へと確実にバトンをつなぎ、宿敵である法大に食らいつく走りを展開。3走・橋元晃志(スポ3=鹿児島・川薩清修館)でリードを広げるとバトンはアンカー徳山黎(スポ2=神奈川・相洋)に託される。粘りのある走りでトップを守り抜き、見事1着でゴールへ駆け込んだ。タイムは昨年ワセダがつくった大会記録を上回る39秒61。2年連続で新記録を打ち立てた。だが好成績の一方で浮き彫りとなったのはバトンパスという課題。学生記録更新という今季の目標を達成するためにも、必ずや改善しなければならないだろう。橋元は「個々の力をのばしていく必要がある」と語り、冷静にチームの現状を見据えている。さらなる可能性を秘めたワセダの4継が新たな布陣で戦いに挑んでいく。

(記事 菅真衣子、写真 副島美沙子)

★伊澤が800メートルで初V

初優勝を果たした伊澤

 圧巻の3連覇を成し遂げ、今大会で4連覇が懸かっている吉田貴洋(スポ4=和歌山・田辺)と伊澤賢人(スポ4=栃木)が800メートルに挑んだ。二人は並んでスタートを切ると、中盤から徐々に集団内での順位を上げ展開をうかがう。トップに立ちペースをつくったのは慶大の村上昂輝。ワセダは村上の後ろで吉田、伊澤の順で走りながらレースを進めた。スパートのタイミングを見計らっていた吉田が残り200メートルに入り村上との差を一気に詰めて並ぶと、伊澤も負けじと先頭に付いていく。ホームストレートに入りスピードを上げていく中で、伊澤は全力で前との差を縮めていった。接戦が繰り広げられる中で最後は吉田と伊澤の一騎打ちとなるが、競った末に前に出た伊澤がガッツポーズでゴール。今大会初優勝を勝ち取り、頬を緩ませた。「いかに4連覇を阻止して自分が優勝するかということを考えていました」(伊澤)。吉田にとっては悔しい2位となったが、ワセダがワンツーフィニッシュを果たし、強さを示すレースとなった。互いに高め合いながら成長していく中距離ブロックに今後も注目だ。

(記事 副島美沙子、写真 菅真衣子)

★ワンツーフィニッシュで好発進

圧倒的な勝利を収めた中野

 この日初めに行われた対校400メートル障害予選。中野直哉(スポ3=長野吉田)と石田裕介(スポ2=千葉・市船橋)が出場し、両者ともに各組1位の快走を見せた。迎えた決勝では中野がスタート直後からスピードに乗ると、その勢いは終始衰えることなく後続を突き放しての圧倒的な勝利を収める。だが優勝というかたちではあるが目標タイムに届かず、歩数も合わないなど今回のレース内容に対して悔しさをあらわにした。一方、石田裕も序盤から積極的なレースを展開。最終コーナー付近で前方に離される場面もあったが、ホームストレートに入ると同時に一気にスパートをかけ上位選手を抜き去り、中野に次ぐ2位でフィニッシュ。昨年は思うような結果を残せていなかった石田裕であったが、予選では自己ベストにわずか0.6秒迫るタイムを叩き出すなど、着実にレベルアップを遂げている。

 好調な滑り出しとなった今シーズン。次なる対校戦でも2人のワンツーフィニッシュを実現させ、表彰台をエンジで彩りたい。

(記事 菅真衣子、写真 副島美沙子)

★ラストで逆転!木村が優勝

後半にスパートをかけ優勝した木村

 400メートル決勝には木村賢太(スポ4=大分・杵築)と愛敬彰太郎(スポ3=三重・桑名)が出場。アウトレーンの愛敬は他選手を気にすることなく前半から積極的に飛ばす。一方木村は前半スピードに乗り切れず、内側のレーンを走る法大の2選手に先行を許した。300メートルを過ぎたあたりで木村がギアを入れ替えると法大の選手をゴール手前でかわし、逆転で優勝。また愛敬もラストの直線でスピードを上げ、木村に次ぐ2着でフィニッシュ。チームを支える上級生として、しっかりと結果を残した。

 両選手とも後半に勝負強さを見せつける走りとなった。加藤修也(スポ2=静岡・浜名)と共にワセダのロングスプリントを盛り上げる活躍に注目だ。

(記事 戸田郁美、写真 副島美沙子)

★粘りの走りで野本が2位に

粘りの走りを見せた野本

 予選を勝ち上がった野本周成(スポ2=愛媛・八幡浜)、竹吉大記(スポ3=千葉・市立船橋)が出場を果たした110メートル障害決勝。「スタートは良かった」という野本が、序盤からスピードに乗り高山峻野(明大)、竹吉と共にトップ争いを展開した。高山が一歩リードする中で、野本は懸命な走りで食らいついていく。ラストにじわじわと差を詰め迫ったが及ばず、そのまま2位でレースを終えた。それでも14秒4というセカンドベストの走りで今シーズン好調な滑り出しを見せた野本。「もう少し良いタイムを狙っていました」(野本)と満足のいく結果とはならなかったものの、手ごたえを感じる試合となった。課題として挙げるハードルのインターバルでの走りを磨き、さらなる飛躍を目指す。昨年同種目で5位だった竹吉も順位を3位に上げポイントを獲得。対校得点でチームに貢献した。実りのあるシーズンにするべく、一試合一試合全力で走り抜く。新生ワセダの戦いはまだ始まったばかりだ。

(記事 副島美沙子、写真 菅真衣子)

★橋元が自己ベストタイを記録

自己ベストタイ記録を残した橋元

 予選を難なく勝ち上がった橋元晃志(スポ3=鹿児島・川薩清修館)が100メートル決勝に登場した。序盤から小池祐貴(慶大)と競い合ったものの、結果は2位。あと一歩のところで及ばなかったことについて、「後半に前傾し過ぎて足が流れてしまい、足が前に出てこなかった」と悔しそうに振り返った。しかし追い風2.0メートルの好条件ということもあり、3月に残した自己ベストと並ぶ10秒35を記録。冬季練習の成果、そして自身の好調さをアピールした。今季は夏季ユニバーシアード(ユニバーシアード)など国際大会が開催されるが、「国際大会を目指すのであれば、対校戦などで順位やタイムで上に行くのは当然のこと」と学生大会を着実に勝ちに行く姿勢を見せた橋元。『ワセダから世界へ』――。このスローガンを実現させるためにも、まずは国内大会でしっかりと結果を残したい。

(記事 八木瑛莉佳、写真 高畑幸)

★柳、開幕戦で好記録をマークし優勝!

ガッツポーズをつくりゴールした柳

 5000メートルに出場した柳利幸(教4=埼玉・早大本庄)と中村信一郎(スポ4=香川・高松工芸)。開始からトップ集団を形成し、レースをけん引する。柳は東京箱根間往復大学駅伝の9区で顔を合わせた木村慎(明大)と先頭争いを繰り広げる一方、中村信はその後ろをキープし3番手につける。レースのポイントとなったのは4000メートル付近。柳、中村信、足羽純実(法大)が集団から飛び出ると、その後も徐々にペースを上げ、残り1周で優勝争いは柳と足羽の一騎打ちに。ラスト200メートルでスパートを仕掛けた柳が、足羽を突き放し優勝を果たした。タイムも13分58秒をマークし、満足した表情でガッツポーズを見せた。また、後半に粘り切れず3位となった中村信も14分05の自己新記録を樹立。長距離陣の要となる二選手が幸先の良いレースで結果を残した。ユニバーシアード代表選考も視野に含めた今後の大会に向け、さらなる期待が高まる。

(記事 高畑幸、写真 菅真衣子)

★一度も先頭を譲ることなく、3連覇達成!

マイル3連覇に貢献した木村

 今大会の最終種目として行われたマイル。ワセダは昨シーズンまでの走順を入れ替えて臨んだ。1走を任されたのは、世界レベルでの活躍が期待される加藤修也(スポ2=静岡・浜名)。前半からリードを奪い、得意の後半にもそのストライドは衰えることなく先頭で石田裕介(スポ2=千葉・市船橋)へ。石田は前半こそ慶大に迫られたがラストの直線で一気に後ろを引き離し、中野直哉(スポ3=長野吉田)へバトンを渡した。中野も貯めていた力を後半に爆発させ、後ろとの差を広げアンカー木村賢太(スポ4=大分・杵築)にバトンパス。木村は後輩たちが作った大量リードを保ち、危なげなくゴールへと飛び込んだ。

 昨年あと一歩のところで逃した関カレの優勝。リベンジのため、そして『リレーのワセダ』復活のために――。新チームは始動したばかりだ。

(記事 戸田郁美、写真 副島美沙子)

結果

※対校種目出場者のみ掲載

▽100メートル

予選

橋元晃志 10秒52(+0.1)(1組1着)

北村拓也(スポ4=広島皆実) 10秒95(+1.5)(2組3着)

決勝

橋元晃志 10秒35(+2.0)(2位)

北村拓也 DNS

▽400メートル

予選

木村賢太  47秒96(1組1着)

愛敬彰太郎 48秒54(2組3着)

決勝

木村賢太  47秒60(1位)

愛敬彰太郎 48秒64(2位)

▽800メートル決勝

伊澤賢人 1分50秒70(1位)

吉田貴洋 1分50秒93(2位)

▽1500メートル決勝

池山謙太(スポ4=新潟・長岡大手) 3分55秒91(4位)

出口翔(スポ4=東京・開成)    3分56秒13(5位)

▽5000メートル決勝

柳利幸   13分58秒64(1位)

中村信一郎 14分05秒77(3位) 自己新記録

▽110メートル障害

予選

野本周成 14秒37(+3.5)(1組1着)

竹吉大記 14秒45(+1.4)(2組2着)

決勝

野本周成 14秒04(+2.6)(2位)

竹吉大記 14秒34(+2.6)(3位)

▽400メートル障害

予選

石田裕介 52秒46(1組1着)

中野直哉 52秒20(2組1着)

決勝

中野直哉 51秒76(1位)

石田裕介 52秒34(2位)

▽3000メートル障害決勝

三浦雅裕 9分03秒67(1位) 自己新記録

浅川倖生 9分35秒84(4位) 自己新記録

▽走高跳

仲野遼(創理3=福岡・京都) 1メートル95(4位)

▽走幅跳

前田淳(スポ2=東京・早実) 6メートル79(-0.4)(6位)

▽三段跳

仲野遼 NM

▽砲丸投決勝

中川雄太(スポ3=和歌山・近畿大和歌山) 13メートル31(3位)

釼持優太(スポ4=神奈川・小田原)    10メートル89(7位) 自己新記録

▽円盤投決勝

中川雄太 13メートル31(3位) 自己新記録

釼持優太 10メートル89(7位) 自己新記録

▽やり投

釼持優太 60メートル35(5位)

中川雄太 35メートル60(10位)

▽4×100メートルリレー決勝

早大(竹吉―永沼―橋元―徳山) 39秒61(1位) 大会新記録

▽4×400メートルリレー決勝

早大(加藤―石田―中野―木村) 3分10秒52(1位)

▽対校得点

1位 法大 139.5点

2位 早大   123点

3位 慶大    89点

コメント

伊澤賢人(スポ4=栃木)

――見事優勝を飾られましたが、本日のレースの感想をお願いします

レース前にスタートしてからのレース展開について吉田(貴洋、スポ4=和歌山・田辺)と話していました。慶大の村上(昴輝)が前に出たのでうまく使っていこうと思っていました。1週間前の春季オープンではレース展開で失敗した部分があったので、そこを1番気を付けようと思って走っていました。その反省も生かして結果的には優勝をすることができたのでとてもうれしいです。

――今季初の対校戦となりましたが、いかがでしたか

結果に関しては、ワンツーフィニッシュを求められていたので実現できて良かったです。タイムに関しても引っ張ってもらうかたちではありましたが、1分50秒とこの時期にしてはいいタイムが出たと思うので、先週の試合ではあまり走れませんでしたが自信がついたと言いますか、関カレ(関東大学学生対校選手権)や日本選手権に向けていいレースができたと思っています。

――ペース配分としてはどのように考えていらっしゃいましたか

去年はスローペースだったのでことしもスローペースかなと思っていたのですが、思った以上にいいペースで進んでいたので、自分のレースができたと思います。

――吉田選手と競ってのゴールとなりましたが、意識はされましたか

吉田は4連覇が懸かっていたので、自分と吉田に出場メンバーが決まったときから仲間内ではありますがいかに4連覇を阻止して自分が優勝するかということを考えていました。それは個人的なことなのですが、中距離ブロックとしては吉田と何が何でもワンツーフィニッシュをしてチームに貢献しなければいけないということを考えていたので、それが実現できたのがすごくうれしかったですし、中距離にとっても大きかったと思います。

――ラスト100メートルで勝負を制したかたちになりましたが、どのようなことを考えながら走っていましたか

ラストの直線に入ったときには自分もそんなに余力があったわけではなくて、村上も吉田もスパートが強い選手なので、自分が先頭に立っても気を抜かずに、もしかしたら抜かれるかもしれないということを考えて不安と戦いながら走っていました。

――今季の調子はいかがですか

冬季練習のときに若干腰の痛みがあったので、沖縄合宿でもほかの人の半分ぐらいの練習量しか積めていなかったので不安はあったのですが、きょうこういう風にいいレースができたので問題はないのかなと思います。

――冬季はどのように練習されましたか

冬季練習は距離を積む練習だったのですが、自分は長い距離の練習を苦手としているので、その意識を薄くしようと思って臨んだのですが、腰の痛みや自分が苦手としていることもあって、そんなにうまく練習は積めてはいなかったかなと思います。

――今季の目標を教えてください

5月3日の静岡国際(大会)に出場する予定で、そこはペースメーカーもつくような大会なので自己ベストを狙っていきたいのと、その次に関カレがあって、まだ関カレには出たことがないので出場メンバーに選ばれるということと、そこでしっかりと入賞してチームに貢献したいです。日本選手権も去年は言(田中言主将、スポ4=東京・早実)が入賞しているので、僕も負けじと入賞したいですね。

――中距離ブロックとしてはどのようなシーズンにしていきたいですか

いまのところ中距離の主力選手がみんな4年生なので、最終学年で4年間の集大成として対抗戦でしっかりと入賞してチームに貢献することと、学生の中距離はワセダが強いということを示すことも重要だと感じています。僕たちがいなくなると一気に減ってしますので、後輩たちにいまやっていることを伝えて後輩のサポートもしつつ中距離全体で強くなっていきたいです。

中野直哉(スポ3=長野吉田)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

タイムを狙っていたのですが51秒76で、全体的に歩数も合わずにまだ足りない部分が多いかなと思いました。

――昨年から足の切り替えを行っていますが、どのくらい習得したと感じていますか

逆足をことしは使わない予定でいるので、できれば15歩でやっているのですが、そこでおして走りたいので、それで走れてどう戦えるのか考えているので、逆を使いたくて使っているわけではないです。うまくいっていない部分が16歩になっているという感じです。

――トラックシーズンが開幕しましたがどのようなお気持ちですか

ことしは部から日本代表を出すという目標があるので自分もしっかりユニバーシアードを狙って50秒切れるようにやっていきたいと思っています。

――冬季練習や春合宿でどのような練習をされましたか

冬季はブロックとして強いメンバーが揃っていて一緒に良い練習ができたかなと思っていますし、3月は鹿児島合宿でとても良い環境で現地の方にも支えてもらいながら良い合宿ができたと思うのでその成果を結果として恩返しできるようにやっていきたいと思っています。

――今後出場予定の試合は

グランプリシリーズは出て、あとは関カレなどのインカレです。

――今シーズンの目標を教えて下さい

ユニバーシアードに出場できるようにしっかり50秒を切ってやっていきたいと思っています。

橋元晃志(スポ3=鹿児島・川薩清修館)

――100メートルのレースを振り返っていかがでしたか

タイムは10秒35で自己ベストタイでしたが、結果は2位ということで勝ち切れなかったです。また後半の動きで自分の悪いところが出てしまった点から見るとまだまだ自分の力が足りなかったなと思いました。

――自分の悪いところとは具体的にどのようなところですか

具体的には後半に前傾し過ぎて足が流れてしまい、足が前に出てこないところです。

――3年ぶりの自己ベストとなる10秒35という記録を3月に出されたことについてはどのように考えられていますか

ケガでずっと100メートルを走れていなかったのですが、タイム的には去年、おととしに出さなければならなかったと思います。自己ベストですが、別段自分の力が上がったなと実感しているわけではないですね。でもあの時期に10秒3台を出せたことは冬季練習がしっかりできたということの確認にはなったと思うので、その点は良かったです。

――4継を振り返っていかがでしたか

自分の走りはしっかりできたと思いますが、全体的にバトンパスの部分で課題が残ったと思います。今季の目標であるリレーの学生記録更新ということを考えると、バトンパスで課題が残るということ、個々の力をまだまだ伸ばしていかなければならないと思います。

――リレーメンバーが変わったことによる変化などはどのようなものがありますか

実績も残されていた去年の先輩方が抜けたことによって戦力ダウンは否めないところもありますが、ことしのメンバーも今から調子も上がってくるだろうし、ことしもなかなかのタイムを出せるのではないかと思います。去年は主要な大会で勝てると言われていたのに2位に甘んじてしまったので、ことしはしっかり日本選手権リレーや関カレ、全カレ(日本学生対校選手権)などでしっかり優勝できるように去年の反省を生かして頑張っていきたいです。

――冬季練習はいかがでしたか

ことしの冬季練習は足の不調で抜けることもなく継続して練習できたので、良いかたちで終えることができました。合宿も鹿児島で行ったのですが、僕の地元ということで本当に鹿児島の方々のご支援をいただいて実りのある合宿になりました。

――夏季ユニバーシアードや世界選手権が控えていますが、今季の目標を教えてください

世界を目指すということで、ユニバーシアードや世界陸上を最大の目標にはしますが、やはり学生スポーツをやっているので対校戦は外せないと思います。国際大会を目指すのであれば対校戦などで順位やタイムで上に行くのは当然のことだと思います。しっかり(世界を)見据えながらも足元をすくわれないように、去年やおととしはケガで走れなかったので、着実に一つ一つの試合で自分の力を出せるようにしていきたいです。

――最後に、今後のレース予定を教えてください

4月半ばに織田記念(織田幹雄記念国際大会)に出る予定です。静岡国際に出るかもしれませんが、その次は関カレに出場する予定です。

野本周成(スポ2=愛媛・八幡浜)

――ラストに競って惜しくも2位という結果になりましたが、きょうのレースを振り返っていかがでしたか

スタートは良かったのですが、その後のハードルのインターバルがやはりうまくまだ走れていなくて。最後刺し切れなかったので、そこは課題が残ったレースとなりました。

――自己ベストが14秒12で、きょうは追い風参考ではありますが14秒04というタイムでした。結果についてはどう思われますか

初戦でセカンドベストのタイムを出すことはできたのですが、今回もう少し良いタイムを狙っていました。なので、いろいろ気候とか条件の問題もあって(タイムを)出せなかったにしろ、もうちょっとレースの中でいろいろな動きを意識していくことはできたので、そこは課題ですね。

――冬場はどのようなトレーニングをされていましたか

冬場の11月、12月くらいは耐乳酸系のことをやって、長い距離を中心にやったりしていました。1月、2月くらいはことしいろいろな大会に合わせていかなければいけないということで、早めにスピードを入れる練習をしたりしていたおかげで、今回結構走れたのかなと思います。

――今後の試合のご予定は

次は関カレがあるのですが、その前に他のレースも走っておこうかなと思います。

――レースは何に出るか決まっていますか

ちょっとまだ決まっていないです。

――最後にことし一年間の目標をお願いします

去年も六大学(東京六大学対校大会)で2番で、少しワセダに貢献することはできたのですが、関カレ、全カレで去年は良くない結果に終わってしまったので、ことしは絶対入賞することを最低限の目標として頑張っていきたいと思います。