メニュー

卓球部

2015.01.17

平成26年度全日本選手権 1月16日 東京体育館

まさかの逆転負け…大島の全日本はベスト16で終幕

 有力選手が激戦を繰り広げる全日本選手権(全日本)大会5日目。表彰台を目指した大島祐哉(スポ3=京都・東山)は、5回戦を快勝し2年連続のランク入りを決める。しかし続く神巧也(明大)戦ではゲームカウント3-0とリードしながら逆転負け。また大島と上村慶哉(スポ1=福岡・希望が丘)のダブルスは5回戦で社会人ペアを相手に流れをつかめず敗戦を喫する。この結果、早大勢は全選手が大会から姿を消した。

 世界選手権代表選考会などで好成績を残し、今大会でも上位進出が期待された大島。きょうの初戦は村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)と対戦した。昨年の世界ジュニア選手権では決勝に進出するなど勢いのあるカットマンだったが、冷静なドライブ攻撃で主導権を握りゲームカウント4-1で勝利を収める。そして自身初のベスト8入りを懸けて6回戦で対したのは明大の神。大島は抜群のフットワークを生かし序盤、ゲームを支配する。3ゲームを連取し勝利まであと一歩と迫るがここから悪夢が待っていた。「勝たなきゃいけないという思いがでてしまった」(大島)と振り返るように、勝利への執念が焦りへとつながってしまう。互角のラリー戦となったものの、要所で連続ポイントを奪われ惜敗。全日本の舞台でベスト4という悲願はらいねんに持ち越しとなった。

接戦を落とし、うつむく大島

 敗れたものの今後につながる試合となった。前日シードペアをストレートで下しベスト16に進出した大島・上村組は5回戦で張一博・高木和(東京アート)組に挑戦。社会人の強敵を相手に序盤から強気に攻め第1ゲームを先取する。ここから勢いに乗りたいところだったが、「相手の方が一枚上かなと思いました」(大島)、「先にミスする形になってしまいました」(上村)の言葉通り、試合が進むごとにラリー戦で強さを発揮し始めた相手ペアに惜しくも敗戦。しかし格上相手に健闘を見せた早大エースダブルスの活躍は、今後のリーグ戦に向けても明るい材料となるに違いない。

社会人ペアにも強気の攻めをみせる

 「心技体が一番の選手が勝つ」と試合後に語った大島。休む間もなく控える海外遠征などの経験を重ねる中でその力は十分に蓄えられていくだろう。全日本で目標の結果を達成することはできなかったが、大学ラストシーズンを迎えることしさらなる活躍が期待される。今大会、チーム全体としては主力の初戦敗退が相次ぐなど課題も残る結果となった。男子部、女子部ともに選手各々がこの舞台での経験を生かし、2015年を飛躍の年としたい。

(記事 石川諒、写真 藤川友実子)

結果

▽男子シングルス

5回戦

○大島4-1村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)

6回戦

●大島3-4神功也(明大)


▽男子ダブルス

5回戦

●大島・上村1-3張一博・高木和卓(東京アート)組

関連記事

大島が単・複共に大会5日目へと駒を進める/平成26年度全日本選手権(1/16)

山本勝・小道野組がベスト8進出!/平成26年度全日本選手権(1/15)

コメント

大島祐哉(スポ3=京都・東山)

――きょうのダブルスを振り返っていかがですか

ダブルスは相手も強かったので何とか競って最後勝ちたいなというのはあったのですが、相手の方が一枚上かなと思いました。

――シングルスの5回戦を振り返っていかがですか

冷静にカットを打てたので、それが一番の勝因かなと思います。

――第4ゲームのタイムアウト後連続得点がありましたが、タイム中の心境は

変わらずに、カットマンなので冷静にカットを打つことだけを考えてやりました。

――6回戦を振り返っていかがですか

3ー0から逆転負けしてしまったので、自分の精神的な弱さであったりというところが出た試合でしたね。

――第3ゲームまでとそれ以降で相手の戦術に変化はありましたか

そうですね。相手が僕のチキータを回り込んで狙ってきたので、それに対して対応がなかなかできなかったかなと思います。

――最終ゲームはどのような気持ちで臨みましたか

勝たなきゃいけないという思いが出てしまったので、勝てなかったというふうに思います。ただ勝たないといけないという思いは持たないといけないですけど、それが全面に出て若いプレーにつながってしまったので良くなかったです。

――今大会のシングルス、ダブルスの総括をお願いします

どっちも目標には届かなかったですし、全日本(全日本選手権)では技術だけではなくて心技体が一番の選手が勝つのではないかと思います。

――全日本学生選抜選手権後、今大会にはどのような調整をして臨みましたか

色んな試合があったり選考会があったりして、うまく調整ができたとは言えないですけど、そのなかでも試合はやらないといけないですし、優勝を目指してやってるのでコンディションどうこうではないかとまた改めて思いました。

――東京選手権までどのように調整していきたいですか

カタールとクウェートのオープン大会があったりユニバーシアードの選考会があったりと試合が続くので、試合の中で調整をしていきながら東京選手権はまた頑張りたいと思います。

上村慶哉(スポ1=福岡・希望が丘)

――ダブルスでは1ゲーム目を大差で奪いましたが、試合の入りとしてはいかがでしたか

相手が格上だと思うので、特にプレッシャーは感じることなく試合に入れました。

――臆することなく、強気でいけたということですか

はい、そうです。

――徐々にミスが目立ち始めましたが

相手の戦術が上手かったりとか、ボールの質が高いので、こっちが先にミスをするかたちになってしまいました。

――きょうの戦術は

先に相手に打たれてしまうのではなく、こっちから仕掛けていって、ラリー戦で勝負するっていう戦術だったんですけど、ラリー戦でも相手の方が強かったし、相手から先に打たれる方が多かったので。やっぱり細かいところで技術を高めていかなければいけないと思いました。

――ダブルスでベスト16という結果を受けていかがですか

最低目標がベスト16だったので、とりあえずベスト16に入れたことは良かったと思います。またらいねんからはもっと上を目指して、メダルを取って決勝に進めるようにやっていきたいなと思います。

――シングルスでは、初戦の2回戦での敗退となりましたが

試合に入るまでの準備が(十分ではなくて)。全日学(全日本大学総合選手権)が終わってから2ヶ月間試合が空いて、そこで自分の中で気が抜けて、モチベーションを全然上げることができなかったのが一番反省しなきゃいけないところだと思います。

――では、敗因は相手ではなく自分にあったということですか

そうですね。相手よりも、自分(のせい)で負けました。

――今大会で見つかった課題はなんでしょうか

セルライドボールからプラスチックボールに変わったり、今まで(の試合)と違うところもあったりして。やっぱり全日本っていう特別な舞台に向けて自分のモチベーションをどれだけ上げていけるか、どれだけ厳しくやっていけるかっていうのが、今後どの大会でも一緒なんですけど、自分の課題だと思います。

――収穫は得られましたか

ダブルスのレシーブが前より良くなってきたのか収穫です。でも最後にミスが出るのが自分なので、頑張ります。

――最後にこれからに向けて意気込みをお願いします

この大会ではシングルスで全然勝てなかったので、これからプラスチックボールに対応していって、東京選手権ではもっと上に行けるように頑張ります。