庭球部

2014.12.09

第51回全日本学生室内選手権 12月6日 大阪・江坂テニスセンター

ダブルスでアベック優勝を達成!

 最上級生としてチームを引っ張ってきた4年生が抜け、新体制で迎えた全日本学生室内選手権。本戦3日目となったこの日は、ダブルス決勝戦で男子ダブルスの今井慎太郎(スポ3=神奈川・湘南工大付)・河野優平(スポ1=福岡・柳川)組、女子ダブルスの林恵里奈(スポ2=福井・仁愛女)・細沼千紗(スポ1=東京・富士見丘)組が熱戦を制し優勝を果たした。

 男子ダブルス決勝に登場した、今井・河野組。実力派の慶大ペアを相手に迎えながら、今井の鋭いストロークや河野のネットプレーが冴えわたり、順調に得点を重ねる。安定した試合運びで終始リードを保ち、6−4、6−3でストレート勝ち。圧倒的な強さを見せつけた。今大会から新しくペアを組んだ河野について、今井は「これからもっとすごい選手になるだろうと思う」と語った。期待の新風が、来季も常勝ワセダの一角を担う。

抜群のコンビネーションを見せた今井(右)・河野(左)組

 一方、女子ダブルスでは早大ペアのチーム力が光った。林が「緊張もあり、自分たちのプレーができていなかった」と語るように、ファーストセットはサーブやリターンでのミスが目立ち、4-6とリードを許す。しかし、追い込まれたことで「やるしかない」(細沼)という強い気持ちを再確認した林・細沼組。徐々に緊張もほぐれていく中、攻めの姿勢で挑んだセカンドセット。細沼がストロークでつなぎ林が決めるという息の合ったプレーでポイントを重ねていく。3―3で迎えた第7ゲームをブレークすると、そこから一気に2ゲームを連取し6―3でこのセットをものにした。そして勝負の行方はスーパータイブレークへ。ここでも林・細沼組の勢いは衰えることなく、相手ペアを寄せ付けない強さを見せ10―7で勝利。見事優勝を決めた。

勝利の瞬間、抱き合ってよろこぶ林(手前)・細沼組

 ダブルスでアベック優勝を果たし、新体制となってもその強さは健在であることを証明した早大庭球部。シングルス決勝でも実力を発揮し、アベック優勝となるか。早大選手の活躍に期待がかかる。

(記事 芦沢仁美、松崎はるか、写真 吉原もとこ)

集合写真

結果

▽男子ダブルス

○今井慎太郎・河野優平(6-4、6-3)谷本真人・上杉海斗(共に慶大)

▽女子ダブルス

○林恵里奈・細沼千紗(4-6、6-3、10-7)池田玲・安形玲耶(共に慶大)

チャンピオンスピーチ

今井(※写真中央右)

 

まずはじめに、今大会を運営してくださいましたダンロップスポーツをはじめ、学連の皆さま、本当にありがとうございました。また、朝から夜遅くまで応援に駆けつけてくださいましたOB・OGの方々、渡辺隼コーチ(平19スポ卒=静岡・庵原)、本当にありがとうございました。そして、共に優勝を果たしてくれた河野くん(優平、スポ1=福岡・柳川)本当にありがとうございました。この大会で優勝したということはとてもうれしいことなのですけれども、新チームになってまだ日も浅いので、この大会で明らかになった課題を克服して行けたらと思っております。また明日シングルスの方もありますので、そちらにもしっかりと準備をして、頑張りたいと思っておりますので、応援よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

河野(※写真右)

 

まず初めに朝早くから大会を運営してくださった学連の方々、そして審判の方々に感謝したいと思います。そしてこの会場まで駆け付けてくださったOBの方々、ありがとうございます。今回の優勝は今井さん(慎太郎、スポ3=神奈川・湘南工大付)に頼ってばかりの優勝となりましたが、これから個人としてどんどんレベルアップしてチームの力になれるように頑張っていきたいと思います。最後になりますが、毎日一緒に汗を流して練習に付き合ってくださった隼さん、本当にありがとうございました。これからも頑張りたいと思います。

林(※写真中央左)

 

まず初めに、この大会を運営してくださった学連の皆さま、会場を提供してくださった江坂テニスセンター様ありがとうございました。また、毎日朝早くから応援に駆け付けてくださったOB・OGの皆さまありがとうございました。そして毎日厳しい指導をしてくださった隼さん、土橋さん(登志久監督、平元教卒=福岡・柳川)ありがとうございました。ことしも優勝して表彰台に立てていることをすごくうれしく思います。厳しい戦いもあったのですが、細沼(千紗、スポ1=東京・富士見丘)が元気よくプレーしてくれて励まされた部分も多くあって優勝できました。これから冬になりますが、しっかりトレーニングを積んでこれからも戦えるように頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。

細沼(※写真左)

 

まず、今大会を開いてくださった学連の皆さま、この大会に関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。そして、審判をしてくださった皆さま、ありがとうございました。早稲田大学は毎日厳しい練習をしていますが、その厳しい練習を乗り越えたからこそ、このうれしい優勝があるのだと思います。きょうの試合は私が緊張して全然だめだったのですが、林さん(恵里奈、スポ2=福岡・仁愛女)が先輩として引っ張ってくれたので、それに私は着いて行きました。この優勝というのは私の力ではできなかったことだと思います。林さん、ありがとうございました。らいねん王座10連覇という目標があるので、それに向かって頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

コメント

今井慎太郎(スポ3=神奈川・湘南工科大付)

――ダブルス優勝おめでとうございます。昨年度に続き連覇となりましたが、いまのお気持ちを教えてください

同じ優勝でも、きょねんとはまた心境が違いますね。きょねんは先輩(古田陸人、スポ4=愛知・名古屋)と組ませていただいて、引っ張っていただくかたちで優勝したのですけれども。ことしは後輩と、しかも2個下で経験の浅い選手と組むことになったので、自分が引っ張らないといけない立場にいて。結果を見る限りでは、自分がきちんと引っ張っていけたのかなと思うところです。

――新体制になって初めての大会でしたが、主将としてこんなチームを作っていきたいという目標はありましたか

4年生の主力級のメンバーがかなりごそっと抜けましたので、河野(優平、スポ1=福岡・柳川)もそのレギュラーのメンバーに入っていなかったですし、そういった選手を育成するということを考えていました。もちろんもともと実力は持っているのですが、これまで前のメンバーの陰に隠れてしまっている部分もあったので、彼らをしっかり引き立てて新たなチームを作りたいと意識してきました。それはどの大学でも同じだとは思うのですが、その中でもこういう大きな大会で経験を積ませて成長を促してあげられるというのは貴重な方法だと思います。また彼らだけでなく自分も負けずに成長して、チームの主将としてしっかりやっていきたいと思ってきました。

――主将としてのプレッシャーはありましたか

主将だからというプレッシャーかどうかは断言できませんが、きょうのシングルスでもコートに入るときにはプレッシャーを感じましたね。やっぱりそういう立場にいるということを実感しましたし、そこでプレッシャーに押しつぶされてしまうのではなくて自分のプレーをすることを意識してやっています。

――これまでは先輩の古田選手とダブルスを組まれていましたが、年下の河野選手と組むこととの違いはありましたか

大きな違いがありますね。今回は自分が引っ張っていかねばならない、と。だからこそ自分が冷静にならないといけない、それが逆に良い方向に持っていけることもあると思いますし。もう少し彼を自由にさせてあげないといけないということもありますし、そのためには自分がもっとしっかりしないといけないなと思います。いままで古田さんに頼って好きなようにやらせていただいてきましたが、そのときは自由な分いろいろ感情の波があって熱くなってしまうことも多かったと思います。それが今回は冷静になって、試合の展開をしっかり見ながらできました。それは大切なことだと思いますし、それはやはり自分にこれから必要なことだと思いますし、そういう風に捉えるべきだと思っていて。そういう面で大きく違いがあるなと思っています。

――一緒にプレーしていた河野選手の印象はいかがでしたか

彼は高校のときに良い成績を残して、実力を持っている選手ですが、大学に入ってメンバーの中で埋もれて過ごしてしまっている感じがありました。でも、特にボレーの反応など元からすごく良いものを持っている選手で、ネットプレーはとても冴えているなと思います。体格もありますしストロークもしっかりと負けない、押されないものが打てていると思いますし。これからもっとすごい選手になるだろうと思いますね。

――声かけなどもなさっていましたが

そうですね、自分がしっかりと声をかけて、引っぱっていく立場にならないと行けないので。まあ意識し過ぎずに、僕の場合は自然とガンガン言ってしまうタイプなので、それはいつも通りですかね。

――きょうのダブルスの試合を振り返って

相手は経験を積んでいるペアでしたし、そういった選手たちに対しても引かないようにするということを心がけてやってきました。それがしっかり押し返せたので、それが試合の大きな展開のひとつとなり、リードができたのかなと思います。

――後半に追い上げられる場面もありましたが、その原因は

彼(河野選手)も緊張してミスが目立っていましたし、僕ももっと声かけなどして作戦を考え直さないといけなかったなと。彼も1年生で、優勝が見えた瞬間に固さが見えて、ミスが続いてしまった。そういった経験が浅い部分が原因だったかなと思うので、これを期に、これを経験したことをプラスに生かして戦っていこうと思います。

――明日はシングルスの決勝ですが、意気込みをお願いします

相手は同じ大学の栗林くん(聡真、スポ3=大阪・清風)だということで。公式戦で対戦したのは夏関(関東学生トーナメント)でのことだったので、それ以来は一度も対戦したことがなくて、彼も調子を上げていますし。優勝を狙うということももちろんですが、自分のプレーをしっかり出すことを目標にしてやっていきたいと思います。

河野優平(スポ1=福岡・柳川)

――優勝おめでとうございます。いまのお気持ちは

優勝できてうれしいという気持ちはあるのですが、全国大会では初めての決勝で、自分ではびびってるつもりはなくても最後どうしてもきれいに勝ち切ることができなくて。そういった場面での勝ち切る難しさを感じた試合でした。

――やはり緊張は大きかったですか

そうですね。学生ランキングナンバーワンの今井さん(慎太郎、スポ3=神奈川・湘南工大付)と組ませていただいているということで、それだけでも結構プレッシャーを感じていますし、早慶戦ということもあってOGの方々もすごく応援してくださったので勝たなきゃいけないというプレッシャーは大きかったです。

――今井選手とのペアですが、どのようなプレースタイルを意識していたのですか

まだ1、2回しか組んでいなくてこの大会に入ってきたので特にはないのですが、僕はボレーをしっかりして今井さんには全部やってもらうみたいな感じです。とにかく自分の仕事は前に出てボレーで決めることでした。

――対戦相手の慶大の印象はいかがでしたか

向こうも決勝という舞台にあまり慣れていなくて、ダブルフォルトなどの大事な場面でのミスが出てくれたので、そこはすごく大きかったです。けれどやはり今後そのようなところもきちんと修正してくると思いますし、ストロークで勝負した時に押されたところがすごくあったので、そういう時にも勝てるようにこれからやっていきたいです。

――きょうの試合内容を振り返って

第2セット5-0まで正直出来過ぎていたというのはあって、そこから急に勝ちを意識して引いてしまった部分があったので、やはり今井さんのサーブでしたしそこをとにかく6-0で抑えるということが重要だったなと思います。第1セットでは、ブレークを生かしていつものパターンの今井さんのサーブで締めてもらえるということができたのでよかったです。

――ご自身のプレーはいかがですか

まだまだ課題はボレーに関してもあるのですが、特にフォアボレーでしっかり決めること、コースを突いていくことはできたと思います。でもネットから離れたところもしっかりとパンチを強く、相手に打たせないことができればなと思います。

――今井選手はコート上ではどのような先輩ですか

いつも通り厳しい先輩で毎試合毎試合喝を入れられていて、正直少しびびりながらやっているところはあるのですが、それが普段からも今井さんのスタイルであって、厳しく、いい先輩です。

――今大会での成長点は

僕自身は今回、成長というよりは今井さんに頼っているだけだったので、今後は自分の力で全国のタイトルを獲れるようにとなりたいと思います。今回は成長というより経験させていただいたという方が大きいと思っています。

――では最後に今後への意気込みをお願いします

まずはチームの目標としては王座(全日本大学対抗王座決定試合)の11連覇を目指していて、そのチームの一員として一勝をあげる選手になりたいと思います。

林恵里奈(スポ2=福井・仁愛女)

――シングルス準決勝がワセダ対決になったことについてはいかがでしたか

きょねんのこの大会の予選の決勝では負けていたので、今回はそのリベンジのつもりで臨みました。しかし気負いすぎることはないと思い、戦う相手が同じ学校の人だからといってそれほど大きなプレッシャーを感じずにのびのびとプレーしていました。

――シングルス準決勝はファイナルセットまでもつれこむ長丁場の試合となりましたが、精神的、体力的に疲れはありましたか

精神的、体力的にきつい部分はもちろんありましたが、ファイナルセットに入ったときには相手との戦いというよりは自分自身との戦いだなというふうに感じていました。やはり疲れからか集中が途切れてしまう部分もあるにはあったのですが、なんとか勝ちきれたかなという印象です。

――シングルスを終えてからあまり間をおかずにダブルス決勝を迎えましたが、意気込みはいかがでしたか

相手が慶大だということで、絶対に負けたくないという強い気持ちでいました。慶大ペアは第2シードに勝っているような勢いのあるペアだったのですが、その勢いに負けずに元気よく細沼(千紗、スポ1=東京・富士見丘)と力を合わせてやっていこうというふうに話し合って、いい状態で試合に入ることができたかなと思います。

――ダブルス決勝のファーストセットはあと少しというところで取られてしまいました

最初のセットということで緊張もあり、自分たちのプレーができていなかったことが原因だったと思います。

――ファーストセットを取られている分セカンドセットからは緊張感のある場面が続いていたと思いますが、お二人ともしっかりとコースを狙っていたりとても落ち着いていた印象を受けました

実際はものすごく緊張していました(笑)。ファーストセットが終わってトイレットブレークに行ってからコートに入る前にお互いにこれはもうやるしかないということを細沼と話していました。

――スーパータイブレークまでもつれこむ長時間に及ぶ試合の末、見事ダブルス優勝を果たされました。その勝因というのは何だとお考えですか

緊張感のある中、スーパータイブレークの出だしで相手としっかり勝負ができて5-0までいい状態で進めたところは勝因として挙げられると思います。

――あすもシングルスの決勝が控えていらっしゃいますが、意気込みをお願します

自分にはもう守るものは何もないと思っているので、相手が山学大のエースとはいえ、思いっきり自分のプレーができたらいいなと思います。また宮地さん(真知香、社3=福岡・折尾愛真)が負けているので、その雪辱を果たせるように頑張りたいです。

細沼千紗(スポ1=東京・富士見丘)

――優勝おめでとうございます。今大会でのダブルスを振り返っていかがでしたか

本戦からの出場でしたが3番ということでシードにはぎりぎり入らなかったので、シードと1回戦から当たる可能性もあったのですが今回はそれがなくて。1回戦は勝ちましたが2回戦は同士打ちということでかなり緊張したんですけど、私も調子が良くて乗っていけたので良かったです。決勝では本当に私が緊張してしまって、でも最初から最後まで林さん(恵里奈、スポ2=福岡・仁愛女)が引っ張っていってくれたのでとても心強かったです。林さんのおかげで優勝できたのだと思っています。

――きょうのご自身のプレーを振り返って

私が本当に緊張してしまって、いいところが何もなかったです。最近は私も前も後ろも出来るようになりましたが、基本的には私が後ろでストロークを打って林さんが前で決めるという形なんですけど、きょうは私のストロークがあまりよくなくて。でも逆のパターンでポイントを取る場面も結構あったので、その点はよかったなと思います。

――セカンドセットの4-3から流れに乗ったという印象でしたが

ファーストセットは自分でも硬直してるのが分かるくらい緊張でがちがちでしたが、セカンドセットでは緊張がやわらいで(動きも)良くなってきて。ファーストセットを取られたことで追い込まれて、逆にやるしかないという気持ちでプレーできたので、そのまま波に乗れたのかなと思います。

――シングルスでも本戦に出場されていましたね

1回戦で対戦した西本さんにはこの間のインカレで4時間マッチをしてぎりぎり負けてしまっていたので、そのリベンジも兼ねて戦いました。相手も緊張していましたし、こちらは思いっきり自分のテニスをするだけだと思ってやれたのが勝利につながったと思います。(2回戦の)林さんとの対戦では私が少し引いてしまった部分があって、負けてしまいました。

――今後の抱負をお願いします

正直この大会で優勝できるとは思っていなかったので、この勝利をバネにらいねんの春関(関東学生トーナメント)で優勝を目指して、その後の夏関、インカレ(全日本学生選手権)につなげていきたいと思います。