バレーボール部

2014.12.04

第67回全日本大学選手権 2回戦・対九産大、3回戦・対東京学芸大 12月3日 大阪市中央体育館

順当に勝ち進み、ベスト8入り

 全日本大学選手権(インカレ)2日目は、2回戦と3回戦が行われた。頂点までは連戦が続く険しい道のりだが、2連覇を狙う早大にとってはまだまだ通過点。九産大にセットカウント3-0(25-15、25-23、25-15)のストレート勝ちで2回戦を突破すると、続く相手は東京学芸大。今大会初めて関東の大学と相対するが、焦ることはなかった。前の試合で得た課題を修正しながら調子を上げていき、セットカウント3-1(25-23、25-10、22-25、25-13)で勝利。ベスト8進出を果たし、頂点へまた一歩近づいた。

 「正直きょうの1試合目は全然だった」。普段に比べて体が動いていなかったと語った福山汰一(スポ3=熊本・鎮西)。しかし、本調子ではなくとも負ける相手ではなかった。金星を狙って立ち向かってくる九産大に対して早大は力の差を見せつける。試合開始直後からブロックで圧倒し、連続ポイント。山﨑貴矢(スポ1=愛知・星城)を筆頭に濱松啓陽(スポ4=佐賀商)、福山のセンター陣がことごとく相手の攻撃を封じ込め、第1セットを大差で奪う。2セット目こそ接戦に持ち込まれたものの、落ち着いていた。22-23とリードを許しながらも大事な場面でポイントをキープし逆転。その勢いのまま次のセットもものにして順当に3回戦進出を決めた。

終盤に登場した加藤久典(スポ2=東京・早実)も、ミドルブロッカーとしての役割を果たした

 ベスト16に駒を進めた早大は、続いて同じ関東1部リーグの東京学芸大と対戦。春季関東大学リーグ戦では黒星を喫しており、油断はできない相手だ。九産大戦同様ブロックが光り、2セットを連取する。しかし、第3セットに落とし穴が待ち受けていた。専田和也主将(スポ4=神奈川・弥栄)も「セットを取られたのも自分たちのミス」と語るように、ミスが目立つ。中盤までは接戦が続いていたが、サーブレシーブの崩れから二段トスが続き、ブロックによる連続ポイントを奪われる。タイムアウトを挟み立て直しを図り応戦したが、相手にもタイムアウトをうまく使われてしまい、反撃の芽を摘まれてしまった。第3セットを取りこぼしてしまったが、第4セットではしっかりと修正。センターとサイドに効果的にトスを散らし、東京学芸大を大差で下した。

ここまで早大の得点源となっているブロック

 関東の大学と戦ったことで、本来の調子も取り戻した。ベスト8が出そろい、いよいよここからは全ての試合が正念場となってくる。苦手とするフルセットにもつれ込む可能性も十分にあるだろう。しかし、「勝てばいい」(専田)と意気込む選手たちにとって、そのような心配は杞憂(きゆう)のようだ。あすの明大戦も通過点に過ぎない。連覇を目指す早大にとっては――。そう言えるだけの強さが、いまの早大にはある。

(記事 中澤佑輔、谷口武、写真 谷口武、中澤佑輔)

セットカウント(2回戦・対九産大)
早大 25-15
25-23
25-15

九産大
スタメン
レフト 専田和也(スポ4=神奈川・弥栄)
レフト 喜入祥充(スポ1=大阪・大塚)
センター 濱松啓陽(スポ4=佐賀商)
センター 福山汰一(スポ3=熊本・鎮西)
ライト 山﨑貴矢(スポ1=愛知・星城)
セッター 山口頌平(スポ2=長崎・大村工)
リベロ 後藤光明(社2=東京・早実)
セットカウント(3回戦・対東京学芸大)
早大 25-23
25-10
22-25
25-13

東京学芸大
スタメン
レフト 専田和也(スポ4=神奈川・弥栄)
レフト 喜入祥充(スポ1=大阪・大塚)
センター 濱松啓陽(スポ4=佐賀商)
センター 福山汰一(スポ3=熊本・鎮西)
ライト 山﨑貴矢(スポ1=愛知・星城)
セッター 山口頌平(スポ2=長崎・大村工)
リベロ 後藤光明(社2=東京・早実)
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コメント

専田和也主将(スポ4=神奈川・弥栄)

――ここまで3戦戦ってきてチームの状態はいかがですか

別に負ける相手でもありませんでしたし、東京学芸大に1セット取られたのは別ですが、出来としてはそこまで悪くないですね。

――チームの雰囲気はいかがでしょうか

初めの2戦はいいというわけではありませんでしたけれど、それでも勝ってこれましたし、きょう東京学芸大とやっているなかで雰囲気も良く盛り上がっていたので、いいと思います。

――きょうの初戦、九産大戦を振り返っていかがでしたか

第2セット競ったのも自分たちのミスで、東京学芸大にセットを取られたのも自分たちのミスなので、そういうミスをなくさないとこの先はきついと思うので、あしたへの課題になりますね。

――東京学芸大戦は第2セットと第4セットは理想的な展開でした

相手のレセプションが返っていなかったので、二段トスになったのをうちがブロックを決められるパターンが多かったです。サーブ自体はそんなに攻めていたわけではなくて、向こうが勝手に崩れてくれたのでもうけものという感じですかね。

――ブロックも練習の成果が表れて好調ですが

僕はブロックできていないです。チームのみなさんはよく頑張っていますね。

――その一方でブロックされる場面も目立ちました

展開が楽だったので、少し気が抜けてシャットされたりしてしまいました。自分たちもそんなにキャッチが返っていたわけではないですし、キャッチが崩れたところから二段トスでセンター線を使ったり、普通に3枚ブロックの時もありました。緊迫した場面でもああいうところが出てしまうので、そういったところはなくしていかないといけないですね。

――波乱も起こる中、ベスト8に残りました

(法大に勝った)大東文化大も力のあるチームですし、まあ勝ったところが強いということですね。波乱とか言わずに、勝てばいいんです。

――あすは明大戦ですが、意気込みをお願いします

明大には春秋リーグ戦共に勝っておらず、相手としてはそんなに得意な方ではありませんが、勝たないといけないので頑張ります。

福山汰一(スポ3=熊本・鎮西)

――インカレ2日間を戦い終えて調子はいかがですか

正直きょうの1試合目は全然でした。2試合目からは関東の大学でそちらはしっかり試合前に調整をできたのでそこは自分の調子を上げるのにつなげられたと思います。

――まだ良くないというのはチームとしてでしょうか、個人としてでしょうか

きのうに比べてチーム全体は良くなったと思いますが、きょうははっきり言って個人的にそんなに調子は良くなかったですね。

――そう感じるのはどのあたりでしょうか

1試合目はなぜかわからないですけど全然跳べていなくて。2試合目が始まる前にちょっとトレーニングを入れて刺激してみんなで臨んだ結果、良かったんじゃないかなと思います。

――では、今後は問題なくいつもの調子でいけるでしょうか

そうですね、はい。いけると思います。

――ブロックに関してはいかがですか

そうですね。よく決まっていましたし、この間のリーグに続いて良い感じだと思います。

――チームの雰囲気はいかがですか

きょうは取られてもそんなに慌てることなく、しっかり自分たちのプレーができました。あしたは明大戦ですけれど頑張りたいと思います。

――あしたからは強豪との対戦が続きますが、大事になってくるのはどのようなことですか

ファーストブレイクですね。サーブレシーブからしっかり切って、いつも通り自分たちの得意な真ん中、センターラインから攻めてサイドに散らすっていうことができれば問題なくいけると思います。

――優勝まではあと3勝です。意気込みを教えてください

もうこれからはやるしかないという感じですね。環境もホテル内で酸素カプセルがあったり、トレーナーの人が電気治療の道具を持ってきてくれているので、しっかり疲れをとって挑みたいと思います。