バスケットボール部

2014.11.28

第66回全日本大学選手権 11月27日 東京・大田区総合体育館

揺るぎない強さ見せ九州1位にも堂々の勝利

 ベスト4をかけた3回戦、早大は九州1位の西南女学院大と対戦した。今試合も相手に適応したディフェンスを機能させると、インサイドにボールを集めて得点を稼ぐ。イージーミスもあったものの、最後は主力勢を温存する強さを見せて快勝。あすの準決勝に向けて態勢を整えた。

 早大にとって課題となっているのは出だしの固さだが、今試合は第1クオーター(Q)開始直後から高さを生かしたオフェンスで優勢に立つ。C桂葵(スポ4=愛知・桜花学園)をマークするダブルチームに苦戦しつつも、PG本橋菜子(スポ3=東京・明星学園)やG田村未来(スポ2=愛媛・聖カタリナ女)が巧みなパスさばきで相手の裏をかいて攻略した。シュートの精彩を欠きリズムを崩す場面もあったものの、徹底したボックスアウトでリバウンドを取らせず流れをつなぎとめる。第2Qは途中出場のC林靖子(社1=福井・足羽)がスリーポイントシュートを決めるなどの活躍を見せ、46−26と20点のリードを保って前半を終えた。

桂の1対1を止められる者はいない

 第3Qでは粘り強いディフェンスが目立った。田村、本橋がセンターライン付近でタイトなディフェンスを見せ、相手がファンブルしたボールを奪って得点につなげる。相手の武器であるスリーポイントシュートが連続で決まっても、このディフェンスで流れを断ち切った。田村がノータイムでスリーポイントシュートを返し、67−38で第3Qを終える。最終Qはベンチメンバー中心の出場となった。九州1位の実力を持つ相手に得点差を詰められつつも、G井関夏美副将(社4=神奈川・金沢総合)を中心に早大の意地を見せ、残り時間を逃げ切った。

外角シュートが好調の田村

 総リバウンド数は早大51、西南女学院大27。勝因は相手の倍近くのリバウンドを奪ったことだけではない。アシスト数を見てみると、早大12、西南女学院大2。個々の力だけでなくコンビネーションでバランスよく攻める早大オフェンスの特徴の一つだ。次なる相手は、強敵・東京医療保健大。この全日本大学選手権の正念場となってくるだろう。きょねんはこの準決勝で敗退しただけに、選手たちの懸ける思いは並大抵のものではない。決勝への切符をかけて、負けられない戦いが幕を開ける。

(記事 宮西祐香子、写真 東哲也)

第66回全日本大学選手権11月27日(vs西南女学院大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

26 20 21 12 79
西南女学院大 16 10 12 26 64
◇早大スターティングメンバー◇
G#22 田村未来(スポ2=愛媛・聖カタリナ女)
PG#15 本橋菜子(スポ3=東京・明星学園)
F#11 根岸夢(スポ3=東京成徳大)
F#18 関根彩乃(教3=千葉・昭和学院)
C#25 桂葵(社4=愛知・桜花学園)
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コメント

C桂葵(スポ4=愛知・桜花学園)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

出だしは割と上手くいったんですけど、スタメンも後から出たメンバーも含めて、ちょっと集中力が欠ける時間帯が長かったというか、もうちょっとずっと集中してやれたかなと思います。

――イージーシュートを外す場面も見受けられましたが

最初の出だしはちょっとみんな固くなってしまっていたというか、多少そういうところはしょうがないというところもあるんですけど、中盤でできるところで外してしまっていたというのが課題というか反省点ですね。

――インサイドに多くボールを集めていた印象を受けましたが

相手が小さかったのでミスマッチをついていこうということでした。

――インサイドのオフェンスの出来はいかがですか

ぼちぼちです。もっともっと弱いところを突けたかなと思っていて、インサイドで攻めてはいたんですけどもっと簡単にできたかなっていうところはあります。

――ここ3戦ディフェンスではいい守備を保っていると思いますが

ディフェンスはことしずっとやってきたし、インカレ前にオーさん(萩原美樹子ヘッドコーチ、平17二文卒=福島・橘)が実業団で教えていた方を呼んできてくださってディフェンスの講師みたいな感じで、ディフェンスをすごく丁寧に教えてくださって、そこから結構みんなもそうだと思うんですけど、私自身ディフェンスに対しての意識の変化は生まれましたね。それが上手くつながっているんだと思います。

――具体的にはどういったところを意識して臨まれていますか

本当に基本的なところなんですけど、姿勢を低くしてボールマンにしっかりプレッシャーをかけて、抜かれたら三線がヘルプして、本当に基本的なところですね。ディフェンスは基本に忠実にということです。

――あしたは東京医療保健大が相手ですが、リーグ戦で戦ってみての印象は

すごく鍛えられているチームで、隙が無いし一人一人が強い気持ちを持っている印象ですね。なんですけど型にはめてその通りに動く、自由さがあまり無いチームなので、私たちはフリーランスを武器にやっていて選手の自由な判断とか発想とかを大事にしているので、その違いを考えると負けてはいけないなというようには思っています。

――どういったところが大事になると思いますか

技術的な面はいい勝負だと思うので、ぶっちぎって勝てる相手ではないので、一つ一つのプレーとかルーズボールとかリバウンドとかそういうところが勝敗の分かれ目になると思うので、みんなで強い気持ちを持っていきたいなと思います。

――あしたの試合に向けて意気込みをお願いします

一戦一戦みんなで戦ってきたので、あしたも先を見すぎずに、一人一人がしっかり役割を果たして全員で勝ちにいきたいと思います。

G田村未来(スポ2=愛媛・聖カタリナ女)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

きのうの奈良学園大とは全然プレースタイルが違うチームだったので、頭の切り替えとか守り方の切り替えとかそういった部分で、ちゃんと西南学院大に向けて練習してきたことを思い出して、西南女学院モードに切り替えて、オフェンスはいつもと変わらないんですけど、ディフェンスでの守り方とかをしっかり意識して整理して臨みました。

――ディフェンスでの守り方の変化とは具体的にはどんなことでしたか

一人一人の選手が特徴的というか癖があってすごく強いので、その癖を全員がしっかりと把握して確認して守るということと、あとは外回りのシュートがすごく入るので、ディフェンスのつき方に気をつけるだとか、そういうハンズアップだとかを意識しました。

――インカレはスタメンでの出場ですが、心境の変化はありますか

特にはないです。ちょっと不安になったとしてもベンチでみんなが声を出してくれているし、ベンチを見たらすごく心強いから、特に試合中に不安とかそういうのはなくて。とりあえずみんなの分まで頑張ろう、と思ってやっています。

――今大会スリーポイントシュートでの得点が増えていますが、調子の変化があったのでしょうか

自分のタイミングがずっと分からなくなっていて悩んでいたんですけど、国体に行って元々の自分の高校の人と一緒にやったときに、感覚とかを思い出して。それをちゃんとワセダでも取り入れようと思って意識して、練習中から合わせとか声出しとかをしていたら、みんなも分かってくれて、そこにいいタイミングでパスをくれるようになって。それが最近の中ではすごく良かったと思います。

――インサイドで勝負を仕掛けていましたが

相手は身長が結構低くて、身長では勝っていると萩原さん(萩原美樹子ヘッドコーチ)も始めから仰っていました。自分の攻撃を忘れずに、中をしっかり見て狙っていこうと思っていました。

――東京医療保健大戦でのポイントはどういった点になりますか

東京医療保健大は身体も強いしシュートも入るしでトータルとして全てのレベルが高いチームだと思うので、そういった一つ一つの局面で手を抜かずにやりきるということです。あとはワセダの一体感はすごいので、その勢いとチームワークで乗り切れたらと思います。