軟式庭球部

2014.11.25

第48回全日本学生選抜インドア選手権 11月22日 東京体育館

下級生が奮起し、吉田・安藤組が2位

 今シーズンを締めくくる、全日本学生選抜インドア選手権が開催された。男子部からは、小栗元貴(スポ4=奈良・高田商)・高月拓磨(スポ4=香川・尽誠学園)組と吉田雄紀(スポ4=香川・尽誠学園)・安藤圭祐(スポ2=愛知・中京)組が出場。小栗・高月組は惜しくも予選リーグで敗退となった。一方、吉田・安藤組は決勝まで勝ち上がる。決勝では、善戦するもゲームカウント2-5で敗れ、2位となった。

 吉田・安藤組は連勝で予選リーグを通過し、迎えた準決勝。コンディションが万全とは言えなかった2人だったが、1ゲーム目から積極的な攻撃を展開する。「お互いのやるべきことができていたように思う」(安藤)というように、両者のコンビネーションがさえた。後衛の吉田が相手後衛を揺さぶると、空いたスペースに前衛の安藤が駆け込み、ボレーを決める。尻上がりに調子を上げていった吉田からは、相手前衛を抜く強烈なシュートも見られた。試合途中もつれる場面もあったが、ゲームカウント5-2でこの試合を制し、決勝進出を果たす。

来季、注目度の高まる安藤

 決勝の相手は準決勝と同じく日体大だった。ここまで勝ち上がってきた勢いで勝利をつかみたかった吉田・安藤組。第4ゲームまでは一進一退の攻防が続く。ゲームカウント2-2で折り返した第5ゲーム。「(決勝は)体力不足だった」(吉田)と振り返ったように、吉田のミスショットが目立ち始めた。このゲームを落とすと、試合の主導権は完全に奪われる。この劣勢を跳ね返したかったが、以降1ゲームも取り返せず優勝を飾ることはできなかった。

吉田はロブ、シュートを巧みに使い分けた

 満足のいく状態では臨めなかった今大会。その中で得た2位は価値のあるものとなっただろう。4年生の吉田と組んだ今季、大きな成長を見せることができた。これから男子部の主戦として期待される安藤。「チームの要としての自覚を持って引っ張っていきたい」と来季への決意を述べた。今後のさらなるレベルアップに向けまい進していきたい。

(記事 井口裕太、写真 三佐川唯)

表彰式にて、充実感漂う表情を見せる吉田・安藤組

結果

▽予選リーグ
小栗・高月●3-4今田・山口(日体大)
小栗・高月●3-4岩佐・北谷(同大)
吉田・安藤○4-2須藤・山本(同大)
吉田・安藤○4-3寺下・伊藤(明大)

▽決勝トーナメント
準決勝

吉田・安藤○5-1岡本・榊原(日体大)

決勝

吉田・安藤●2-5今田・山口(日体大)

コメント

吉田雄紀(スポ4=香川・尽誠学園)

――本日の大会はどういった位置付けでしたか

4年生はいったん、夏で引退という形になっています。卒業論文や就活とも少し被ってしまい、いろいろと忙しい中ではありました。引退した後、学生としての大会はほとんど最後なので、一つの区切りになると思います。

――インカレからどのような練習をしてきましたか

特にしてないです(笑)。ランニングくらいですね。

――予選から尻上がりにプレーの調子が上がっていきましたね

練習していなかった分、感覚が戻ってきたという感じですね。

――準決勝、決勝の相手が共に日体大でしたが、何か特別な意識はありましたか

いや、特にないです。団体戦であれば意識することはありますが、個人戦であったので特に関係なく、自分のプレーをしようという気持ちでやっていました。

――準決勝では特にいいショットが目立っていましたね

はい、そうですね。

――決勝では力負けをしてしまったのでしょうか

いや、敗因は体力不足ですね。

――大学卒業後はテニスを続けられますか

実業団のある企業を受けているので、続ける予定でいます。

安藤圭祐(スポ2=愛知・中京)

――本日の大会はどういった位置付けでしたか

けがをしていて、テニスができていない期間があったので、昨年度もリーグ敗退してしまったのでとりあえず初戦で自分らしくできたらいいなと。結果にこだわらず一戦一戦やっていたら決勝まで行けたので、自分らしさが出たかなと思っています。

――インカレ後はどのような練習をしてきましたか

インカレが終わって1ヶ月ぐらいでけがをしてしまったので全然練習できていなくて、リハビリとかトレーニングを中心にやっていました。最近ちょっとテニスできるようになったので、痛み止めを飲みながらの試合だったんですけど、試合に出る限りはそういったことは関係ないと思っているので、きょう見つかった課題を重点的に今後は練習していきたいなと思っています。

――どのようなけがをされたのですか

膝の半月板を損傷してしまいました。

――準決勝を振り返っていかがですか

高校時代から何度も対戦している相手だったので、お互いに特徴が分かっている中での試合でした。結構、苦しい試合だったのですが、自分の持ち味であるスピードとかが出せたと思います。自分のやるべきことができたので勝てた感じでしたね。

――決勝についてはいかがですか

大学入ってから何度か決勝に行っているんですけど、勝ったことなくていつも2位とかなんです。だから1位を獲ってやろうと思ったんですけど、結構調子の良い相手に先に攻められてしまって自分がもう少し動いて仕掛けたりできたら何か変わったので課題が見つかったいい試合だったと思います。

――先に仕掛けられなかったのが課題ということでしょうか

そうですね、攻められたときとかリードされたときにどうしても受け身というか守りに入ってしまいがちなので、そういったときでも自分から先に攻めの気持ちを持って出られたらいいかなと思います。

――その課題に対してどのような練習をしていきたいですか

そうですね、結構負けてたり競る状況だといつもは入っているボールもミスしてしまいます。そういったところは基本的な技術がまだ足りていないことが原因だと思うので、 特にバックボレーですね、今後も重点的に取り組んでいって精度を上げていきたいです。

――1年間吉田雄紀(スポ4=香川・尽誠学園)選手と組まれていました。ペアの精度やコンビネーションなどはきょうの試合ではいかがでしたか

そうですね、4年生ということもあって結構忙しい時期の試合で練習もあまりできていなかったんですけど、自分は自分のやることをやっていたら、ペアの吉田さんはすごい上手い人なので自然とうまくいくかなと思っていました。調子どうこうよりもお互いのやるべきことができていたのではないかなと思います。

――1年間組まれていて、成長した部分はありますか

最初は競ったり、負けていたりするとそのまま流れで負けてしまうことが多いんですけど、最近は競る試合でも勝ちきれたり、負けていても挽回できたりといった試合が増えてきたのでそういうメンタル面の持っていき方がだいぶ良くなったんじゃないかと思います。

――最後に来季への意気込みをお願いします

来季は自分が3年生となって要となる立場になると思うので、自分の頑張り次第でワセダのインカレ優勝とかも左右されますし、そういう自覚を持ってメンバーの一員として練習から率先して引っ張っていけるように、試合でも自分のやるべきことを徹底してやっていけたらいいかなと思います。