ラグビー部

2014.11.22

11月23日 関東大学対抗戦 対慶大 東京・秩父宮ラグビー場

早慶戦展望

 ついにことしも伝統の一戦が幕を開ける。長い歴史を持った早大と慶大の意地とプライドを懸けた試合、早慶戦。関東大学対抗戦(対抗戦)も終盤となり、現在両チームとも4勝1敗で並んでいる。上位進出に向けてこれ以上負けることは許されない。果たして勝利の女神が微笑むのは赤黒軍団か、タイガー軍団か――。聖地・秩父宮ラグビー場で勝負の火ぶたが切って落とされる。

 まさに歴史的大敗。王者・帝京大のカベは高く、そして厚かった。前節の帝京大戦に11―55で敗戦を喫した早大。対抗戦の55失点はワースト記録である。ディフェンスの立て直しは急務だろう。フィジカルで劣る相手にも、チームとしての組織力で挑むことで体格の差を埋めていきたい。またセットプレーの精度も大きなカギを握る。帝京大戦ではラインアウトのミスから、チャンスを逃してしまった。フッカー清水新也(スポ4=宮城・仙台育英)を中心にラインアウトからリズムをつくり出し、得点に結び付けることができるか。逆にスクラムでは帝京大相手でも互角以上の力強さを発揮した。スクラムで慶大にプレッシャーを掛けることで勝機を見い出したい。さらに下級生の活躍も対抗戦が進むにつれて目立ってきた。WTB本田宗詩(スポ2=福岡)やCTB勝浦秋(スポ2=愛知・千種)を筆頭にスタメンに多くの名を連ねている。下級生の奮闘は早大にとって好材料だ。

早大のカギを握るのはスタメン復帰した清水のスローだ

 対する慶大は春シーズンこそ苦しんだが、対抗戦はここまで4勝1敗と前評判を覆す好ゲームを見せている。その中でも大きな期待が懸かるのはBK陣だ。CTB石橋拓也とCTB川原健太朗は対抗戦全試合に出場し、オフェンスの中心を担っている。さらにケガで苦しんだWTB服部祐一郎とFB中村敬介も復帰し、さらに厚みを増してきた。WTB荻野岳志(先理4=神奈川・柏陽)などの早大の得点源を自由にさせず、逆に好機を演出したい。しかしディフェンスでは集中力を欠き、連続失点を喫す場面も多い。守備面が一つのキーポイントになる。苦戦を強いられることが予想されるFW陣はより一層の好パフォーマンスが求められてくるだろう。昨年の早慶戦は69―7と大敗を喫した慶大。リベンジを果たし、4年ぶりの勝利を目指す。

川原らCTB陣がタテに突っ込み防御網を破壊する

 今回の早慶戦は通算100回目と一つの節目を迎える。両校の歴史は長く、お互いしのぎを削ってここまできた。だからこそ負けられない。背負った母校のジャージーの誇りを懸けて。記念すべきこの一戦に華を添えるのは果たしてどちらのチームか。注目の伝統の一戦から目が離せない。

(記事 東哲也、写真 栗田麻里奈、高柳龍太郎)

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
高橋 俊太郎 社4 東京・早実
清水 新也 スポ4 宮城・仙台育英
千葉 太一 教2 東京・早実
◎大峯 功三 スポ4 福岡・東筑
桑野 詠真 スポ2 福岡・筑紫
布巻 峻介 スポ4 東福岡
加藤 広人 スポ1 秋田工
佐藤 穣司 スポ3 山梨・日川
岡田 一平 スポ3 大阪・常翔学園
10 小倉 順平 スポ4 神奈川・桐蔭学園
11 本田 宗詩 スポ2 福岡
12 飯野 恭史 商4 東京・早実
13 勝浦 秋 スポ2 愛知・千種
14 荻野 岳志 先理4 神奈川・柏陽
15 黒木 健人 人1 宮崎・高鍋
リザーブ
16 佐田 涼祐 社2 東京・早実
17 菅野 卓磨 教4 東京・早実
18 佐藤 勇人 スポ4 秋田中央
19 仲元寺 宏行 社3 広島・尾道
20 吉田 勇輝 人4 大分舞鶴
21 平野 航輝 スポ4 長崎南山
22 横山 陽介 スポ1 神奈川・桐蔭学園
23 鶴川 達彦 文構1 神奈川・桐蔭学園中教校
※◎は主将、監督は後藤禎和(平2社卒=東京・日比谷)