ハンドボール部

2014.11.21

全日本学生選手権 11月22~26日 岐阜・ヒマラヤアリーナほか

インカレ展望

 全国から強豪が集う全日本学生選手権(インカレ)。あす22日、ついにその幕が切って落とされる。早大は昨年度、男子部が優勝、女子部が2回戦敗退。ことし1年間の集大成となる大一番で、どんな戦いを見せるのか。

 男子部はこれまで関東学生春季リーグ(春季リーグ)、関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)の両方で優勝を果たし、目標の『三冠連覇』まであと1つとした。では、ことしのワセダの特徴はなにか。攻撃力もさることながら、特筆すべきはそのディフェンス力だろう。秋季リーグでは強豪・日体大相手に失点を25点以内に抑えるなど、抜群の安定感を示した。ディフェンスで特に活躍が期待されるのは、森田啓亮(スポ4=岩手・不来方)、福岡佑哉(スポ3=北海道・札幌月寒)、松本光也(社1=東京・法政二)の3選手。3枚目という守りの要を担う3人は、ウェイトトレーニングにより当たり負けしない体を作り、それを生かして「強いコンタクト」を体現してきた。インカレでもその強みを十分に発揮してくれるはずだ。一方オフェンス面で注目が集まるのは、攻撃の起点をつくる玉城慶也主将(スポ4=沖縄・興南)と桐生正崇(人3=群馬・富岡)、そして絶対的エースである東江雄斗(スポ3=沖縄・興南)だ。リーグ屈指の攻撃力を誇る3人は、得点を量産しチームに勢いをもたらしてくれるだろう。早大は攻守においてほかとは頭一つ抜けているが、春季・秋季リーグともにそれぞれ1敗ずつ喫するなど、波があるのも事実。試合中、悪い流れのときに控えの選手が出場して流れを変えられるか。ことしのテーマである「チームの底上げ」の成果も、インカレでは試されるだろう。

雰囲気づくりを大切にしている玉城主将

 対して、リーグ戦では思うような結果を残せなかった女子部。接戦まで持ち込むもののどれもものにできず、連敗が続いていたときには試合後に涙を流す選手もいた。だからこそ、今大会には並々ならぬ覚悟がある。勝利へのカギを握るのは、4年生の存在だろう。ことしは、安藤万衣子(教1=東京・文大杉並)や内海菜保(スポ1=香川・高松商)といったルーキーの台頭も目覚ましいが、最後の大一番で存在感を放つのはやはり4年生ではないだろうか。中田知江(スポ4=東京・佼成学園女)や中村光代(スポ4=東京・文大杉並)は1年生のときから試合に出場し、最上級生になったいまでも安定して出場機会を与えられている。そういった経験から試合慣れしている2人は、流れが悪い場面でも周りへの声掛けや強気の姿勢を崩さずチームを支えてきた。ほかにも、足立未奈主将(人4=東京・文大杉並)や岡田紗代子副将(スポ4=愛知・名経大市邨)の活躍も目を見張るものがある。フットワークを生かした横の動き、前が空いたら積極的にシュートを放つなどゴールへの執念は人一倍。まさに主力と言っていいだろう。気持ちの面でも、プレーの面でもけん引してきた4年生。最後の最後に勝利の花を添えることができるか。

攻守で躍動する足立主将

 インカレで目指す目標は、男子部も女子部も共に「優勝」。しかし、厳しい戦いになることは間違いない。リーグ戦とは違いインカレはトーナメント形式で連戦、そして負けたら終わりの一発勝負。一瞬たりとも気を抜けないうえ、総力戦になることは間違いない。早大ハンドボール部全員が1つになって、全力を尽くすだろう。決戦は目の前、エンジの闘志は燃えている。集大成となる最後の戦いがいま、始まる。

(記事 佐藤凌輔 写真 松田萌花)