米式蹴球部

2014.11.18

練習取材 11月12日 早大東伏見グラウンド

早慶戦前、米式蹴球部の練習に迫る!【前編】

 全7試合の関東秋季大学リーグ戦のうち、6戦を終えて3位につける早大BIGBEARS。残念ながら、中盤戦の日大、法大戦で敗戦を喫し、リーグ戦優勝の可能性はなくなってしまったが、「日本一のチーム」を作るという共通認識のもと、日々鍛錬を続けている。今回はそのBIGBEARSの日々の練習に迫る。

 BIGBEARSの練習は大きく分けて2パターンに分かれる。防具、ヘルメットをつけて試合で使用するプレーを練習し、連携を深めるフットボール練習。もう一つはランメニュー、ウェイトトレーニングを通して身体の総合的向上を図るコンディショニング練習と2つ存在する。この日はフットボール練習の日。まずは全員でハドルを組み、OL中村洸介主将(スポ4=東京・日大三)の掛け声で練習がスタートする。練習中は常時、声が飛び交い、気合を入れ続ける。BIGBEARSが抱える弱点、コンタクトを意味する『接点』や慶大戦を意識させるような言葉も聞こえ、次戦に対する意気込みの高さを感じさせた。

この日の練習MVPに選ばれたQB笹木雄太(法2=東京・早大学院)

 ウォーミングアップ後、練習はいよいよ本格化する。ポジション別に分かれた練習がスタートした。OL対DLの1on1やWR対DBのマンツーマンではチームメイトが相手ながらその目は本気。激しい攻防はチーム内の競争の高さを意味している。ここで輝きを見せたのがQB笹木雄太(法2=東京・早大学院)。リーグ戦ではなかなか本来の輝きを見せることができなかったが、この日は「パスユニットとしては成功率が高く良かった」と次々とWRにヒット。調子の良さを伺わせる内容だった。その後はスクリメージなどを含めた全体練習へ。全体練習中、あるDBの選手がパスを見事にインターセプト。すると守備陣全員でその選手を祝福。チームとしての一体感は試合を追うごとに増している。

中村主将が練習を締めた

 練習後の最後のハドル。ここでBIGBEARS特有のイベントが行われた。毎練習ごとに最も輝いていた選手、MVPを選出。この日のMVPはオフェンスからは笹木とWR斉藤健(法1=東京・早大学院)、ディフェンスはDL小宮山泰隆(教3=東京・早大学院)。「選手のモチベーションにつながる」と濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)もMVP選出には好意的。選手のやる気の源はこんな部分に隠されていた。

 後編ではコンディショニング練習についてお届けする。

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(記事、写真 井上義之)

コメント

QB笹木雄太(法2=東京・早大学院)

――練習はいかがでしたか

パスユニットとしては成功率が高く良かったと思いますが、まだまだ詰め切れる部分や本当に細かい部分でミスしているので、慶大戦までに修正していきたいと思います。

――リーグ戦はではインターセプトを喫したりなかなかもどかしい成績となってしまっていますが

今までのシーズンを振り返ると、関大戦で自分のミスでけがをしてしまって、そこからこの4,5か月ずっとけがに苦しんでいます。トレーナーの方々に手伝って頂いて徐々によくなっているのですが、どうしても試合勘が戻ってきていない印象があります。自分は今シーズンは成長に繋げたくて頑張ろうと決めていたのですが、自分のミスでけがして、チームの勝利に貢献できていないというのが悔しいです。

――残り1試合ですが、早慶戦に向けて一言お願いします

チームとしては春の早慶アメリカンフットボール対校戦で本当に悔しい思いをしたので、チーム一丸となって必ず勝利するという目的を持ってやっていくので、残りの1週間半は本気で取り組んで、慶大を倒したいと思います。

――個人としてはいかがですか

まずは本当にけがを治すということと、少しでも チームに貢献することができたら嬉しいです。あと現在スターターで陽木(QB坂梨陽木、政経1=東京・早大学院)も頑張っているので、自分も負けじと頑張りたいと思います。