レスリング部

2014.11.15

内閣総理大臣杯全日本大学選手権 11月12日 東京・駒沢体育館

多胡島が優勝!学生二冠を達成

 早大から4選手が出場した内閣総理大臣杯全日本大学選手権1日目。61キロ級・黒澤翔(スポ3=茨城・鹿島学園)が予備戦敗退、86キロ級・洞口幸雄(スポ3=岐阜・岐南工)と125キロ級・前川勝利(スポ4=茨城・霞ケ浦)が7位という結果で終える中で、多胡島伸佳(スポ2=秋田・明桜)が70キロ級の頂点に輝いた。

場外際でタックルを決める多胡島

 準決勝まで圧倒的な力の差を見せつけ、順当に決勝に駒を進めた多胡島。決勝の相手の新川武弥(日大)は、全日本学生選手権(インカレ)フリースタイル65キロ級2位の実力者だ。しかし、多胡島は気負うことなく、自らの持ち味を発揮し、充実した試合展開を見せた。1ピリオド(P)中盤、相手のアクティビティタイムでは、猛攻をうまくかわし、確実に1点を奪取。2P前半では、足を取られ窮地に立たされるも、動じることはなかった。フィジカルを生かし、見事にピンチを切り抜ける。後半は押し出しで1点を得ると、残り30秒にはダメ押しのタックルに成功。終盤に失点するが、手堅く攻め続けた多胡島に軍配が上がり、文句なしの優勝を果たした。

ローリングを決められる洞口

 86キロ級・洞口は予備戦、1回戦までフォール勝ちなどで勝ち上がる。しかし、2回戦はバックポイントを奪われ、惜しくも敗れてしまう。敗者復活戦に回るも、相手の攻撃にかなわず惨敗し、7位という結果に。黒澤や前川も満足する結果とはならなかった。

 今回優勝を収めた多胡島は、インカレと併せて、学生二冠を達成した。「自分らしさを出せた」と語るように、試合で本領を発揮することができた。洞口や前川は7位に入賞し、大学対抗得点は現在4位。あす出場する4選手の活躍に期待し、少しでも好順位をたぐり寄せたい。

(記事 後藤あやめ、写真 三尾和寛、谷田部友香)

結果

▽61キロ  黒澤           予備戦敗退

▽70キロ  多胡島             優勝

▽86キロ  洞口              7位

▽125キロ 前川              7位

学校対抗得点(初日) 4位 16点

コメント

太田拓弥コーチ

――初日の結果をどのように捉えていますか

多胡島(伸佳、スポ2=秋田・明桜)だけですね。厳しい戦いになったかなと思います。黒澤(翔、スポ3=茨城・鹿島学園)も洞口(幸雄、スポ3=岐阜・岐南工)もやろうとしていることは見えてきてはいるんですけど、ポイントにつながらなかったり、結果に結びついていなかったりしているので。もっと改善していけば次につながるのではないかと思います。

――多胡島選手の決勝を振り返っていただいてどうでしょうか

ちょっと攻めあぐねてしまった部分もありますが、最後に場外際でいいタックルが入りましたし、もう少し前裁きができて相手を崩せるようになればなお良かったですね。決勝で戦った相手は構えが低くて、守りやカウンター攻撃を崩すのは難しかったんですけど。手堅くしっかりタックルを取って追い込んでいくレスリングスタイルだったので良かったですね。

――今後の課題は組み手でしょうか

スピードは間違いなくあるんですけど、構えの低い相手に何もしないで強引に突っ込んでいってしまう部分があるので。それがちょっと強引にいってしまっている部分があるので。組み手で裁いていき、浮いたところにタックルで攻めるスタイルの強化が課題かなとは感じました。

――2年生で学生二冠を達成しましたが、逆に多胡島選手の強みはどこでしょうか

練習もよくやりますし、よく考えた上で取り組んでいるので結果につながっていると思います。

――あすの残り4階級に向けて一言お願いします

正直、団体優勝は厳しいと思います。やってきたことを全て出し切るような試合をやってほしいですね。

多胡島伸佳(スポ2=秋田・明桜)

――きょう優勝されてのお気持ちをお願いします

インカレ(全日本学生選手権)で勝ってその間何ヶ月か対策をやってきましたが、自分がやってきたことを出して、こういった結果につながったので良かったです。

――インカレと今大会で学生二冠を達成されましたが、インカレとは違う喜びはありましたか

やはり1回勝ったくらいだと、まぐれで勝つということがあるわけで、本当の自信にならないのですが、今回前に競った相手とやって勝ったので、同じ規模の大会で、2回連続で勝てたということはうれしく思います。

――決勝の相手はインカレ2位の実力者でしたが、何か対策はされましたか

前にやっていたので、そのときの感覚を生かしつつやりました。ただ、相手がどうこうよりも自分が何をしたいのか、自分の動きというのをまず意識してやりました。

――インカレ後の2ヶ月間はどのように過ごしましたか

今までは基本的なベースの部分を固めることで精一杯でしたが、勝ったことで良い意味で余裕が出てきました。その余裕を自分の持ち味や個性を伸ばすことに使えて、試合で発揮することができました。

――インカレ後の取材では、組み手を練習したいとおっしゃっていましたが

今回はインカレよりも1日でやる試合数が多いのですが、今終わって疲労感があまりないので、そういった意味で、反省して生かせていけたのかなと思います。

――ディフェンス面はいかがですか

失点自体は少し心残りですが、決勝のもつれたシーンなどは自分らしさを出せたと思います。