相撲部

2014.11.09

第92回全国学生選手権(個人戦) 東京・両国国技館 11月8日

敗戦を喫すも団体戦へ向けて収穫あり

 ついに迎えた全国学生選手権(インカレ)。全てはこの大会のために辛い練習を乗り越えてきた。大会初日に行われた個人戦には5人の選手が出場。「気持ち的に集中することができなかった」と谷本将也(スポ1=鳥取城北)が語るよう、全国大会という大きな舞台を前にして選手たちは緊張からか思うような相撲が取れない。続々と初戦で姿を消していく中、勝利を挙げたのは鬼谷智之(スポ1=愛知・愛工大名電)と本田煕誉志(社1=大分・楊志館)だった。決勝トーナメントへ進むことはできなかったが明日の団体戦へ向けて二人の活躍は確実にチームを勇気づけたことだろう。

「明日は自分の相撲を取る」と団体戦へ向けて意気込む谷本

 早大のトップバッターとして谷本は緊張した面持ちで土俵に登場した。立ち合い直後から土俵際に追い詰められ、態勢を整えようとするも相手に阻まれ後ろを取られてしまう。そのまま押し出され、開始早々黒星が付いてしまった。その後、堀越豊輝(スポ1=東京・足立新田)、小山雄太(スポ2=神奈川・向の岡工)は良い当たりを見せるも粘り切れずに敗戦。不完全燃焼でインカレの個人戦を終えていく。ここで勝負強さを見せた鬼谷と本田。まず鬼谷の初戦。鋭い立ち合いを決め、激しいバトルが始まった。ひるまず前に出て行き押し出しで見事この戦いを制す。また本田も行司の掛け声とともに勢いよく飛び出し、相手に飛びかかる。開始5秒で完璧な勝利を決めた。

大きな相手に果敢に挑む鬼谷選手

 2回戦では、鬼谷は力強く相手にぶつかりに行き素早い動きで左右に転回していく。自分に有利な状態になった時にすぐにまわしをつかみ土俵から押し出した。2連勝を飾り鬼谷は、土俵上でやっと安堵の表情を浮かべた。続いて本田の2回戦は相手のフライングにより「待った」の声が。「フライングした時の相手の立ち合いがすごく強くて焦ってしまった」(本田)と語るよう、力強くアタックに行ったが華麗にかわされあっけなく突き落された。いよいよ最後の砦となった鬼谷の3回戦。皆の期待を背負って堂々と登場した鬼谷は体の大きな相手に果敢に挑むがすぐに跳ね返されてしまう。健闘実らず最後は寄り切りで敗戦を喫した。

 悪い相撲ではないはずなのに気持ちがついていかない様な試合が多かった。いよいよ明日は団体戦。きょう見つかった課題を一つずつ修正できれば必ず勝ちに繋がってくるはずだ。「皆で笑って終われるように頑張ります」と鬼谷も気合十分。気持ちを切り替え、チーム一丸となって勝利を掴みに行きたい。目指すはベスト4。1部との入れ替え戦に出場し念願の1部リーグ昇格を果たせるか。

(記事 田々良智咲、写真 加藤万理子)

結果

鬼谷参段

一回戦

対直江参段(拓大)押し出し○

二回戦

対古川弐段(関学大)押し出し○

三回戦

対村田参段(東洋大)寄り切り●


本田弐段

一回戦

対菅原参段(東農大)押し出し○

二回戦

対太田参段(東洋大)突き落とし●



谷本参段

一回戦

対小畠初段(東海学園大)押し出し●



堀越初段

一回戦

対内山参段(中大)上手投げ●

小山弐段

一回戦

対佐藤弐段(大東大)押し出し●



コメント

小山雄太(スポ2=神奈川・向の岡工)

――試合を振り返っていかがでしたか

自分の相撲は取れたと思うのですが、最後にひいたときに足がついていかなくてやられてしまったのでそこを修正していきたいです。

――東日本学生リーグ戦から成長できたと感じた点はありましたか

一週間前に立命館大学などAクラスの大学と練習試合をして、良い経験ができたのでそれがきょうの相撲につながったと思います。

――立ち合いの勢いはとても良かったと感じたのですがいかがでしたか

当たったのは良かったのですが、相手が来た時にひいてしまったのでそこで粘りきれなかったです。

――団体のチームはいかがですか

自分の相撲が取れている選手もいるのでそれを明日に生かしていければ良いと思います。

――明日の団体の意気込みをお聞かせください

最低でもベスト4に残って、最終的な目標は一部リーグに上がって兄(明大)と対決することです。

鬼谷智之(スポ1=愛知・愛工大名電)

――きょうの試合を全体的に振り替えっていかがですか

1回戦、2回戦は良い相撲が取れたのですが、やはり強い相手になってくるとまだ力不足かなと感じました。

――2回戦では一瞬ヒヤッとする場面もありましたが、上手く立て直しましたね

相手を見て落ち着いて取れたので立て直せました。

――3回戦の敗因はありますか

相手が大きかったので、どうしても力負けするのは分かっていたのですが、回しを取れていたらまた可能性はあったのかなと思ったのですが取れなかったのでしょうがなかったです。

――明日に向けての収穫などは得られましたか

体の動きは悪くなかったのでその調子で頑張りたいですね。

――明日への意気込みをお願いします

皆で笑って終われるように頑張ります。

谷本将也(スポ1=鳥取城北)

――きょうの試合を振り返っていかがですか
気持ち的に集中することができていませんでした。固くなってしまって、相撲の内容よりも気持ち的にだめでした。

――緊張して思うような結果が出ないことが多いように思いますがいかがでしょうか

稽古はしっかりできているので、きょうは良い勉強をしたと思ってあしたの大事な団体戦で勝って帳消しにしたいです。きょうの反省を踏まえてあしたに臨みたいです。

――具体的にベストな心理状態で試合に臨むために必要cなことは何ですか

もう少しリラックスして試合に入れるように、アップをもっとしっかりして体を温めて、しっかり動いて力を出せるようにしたいです。

――あすは団体戦ということで、いつも以上の力も出せるのではないでしょうか

とにかく5人で3点を取れば良いわけです。誰かが負けることもあるかもしれませんが、しっかり総合力で、みんなで力を合わせて勝てるようにしたいです。もちろん自分がしっかり勝って、中堅として後ろにつなげられるように、自分の相撲を取りたいです。頑張ります。

堀越豊輝(スポ1=東京・足立新田)

――きょうの試合を全体的に振り返っていかがですか

立ち上がりは結構上手くいったと思うのですがそこからは上手くいけなかったですね。

――応援部の応援のもとでの試合でしたがいかがでしたか

すごかったですね(笑)。ワセダ背負っているんだなと思い頑張らなきゃなと思いました。

――明日に向けた収穫などは得られましたか

全体的に体は動いていたのであとはもう気持ちだけかなと思います。

――明日に向けての意気込みをお願いします

全勝できるように頑張ります!

本田煕誉志(社1=大分・楊志館)

――試合を振り返っていかがでしたか

初戦が良い形で勝てたのでその調子に乗って2回戦もいけるかなと思ったんですけど、相手の策略にはまってしまいました。自分は立ち合いには自信を持っているんですけれど、そこをうまくかわされてしまいました。

――2回戦では焦りなどはありましたか

すごくありました。最初に「待った」があった時に、相手の立ち合いがすごく強くて「やばい、やばい」と焦ってしまいました。次もっとしっかり当たらなきゃと思っていたらかわされてしまったのですごく悔しかったです。でも、1試合目ですごく自信はついたので、切り替えて明日頑張ります。

――9月のリーグ戦と比べて良かった点はありましたか

強い大学の相手と練習してきたので、あまり緊張しなくなりました。

――強い大学に手が届くようになるために必要なことは何だと思いますか

今はチームがとても良い状態で来ているので、まだ若いチームで経験不足のところもあるので、チームが一丸となって稽古していければ絶対に強くなれると思います。

――団体のメンバーについてはいかがですか

一週間前に合宿をしてそこでみんなすごく良い相撲を取っていたので、明日は絶対に専修大学に勝って一部に上がりたいと思います。

――明日の団体の意気込みをお聞かせください

まずは目の前の試合一つ一つに勝っていくことです。 結果的に一部に上がれたら良いなという感じです。一つ一つ集中していければ絶対に勝てると思うので、結果はおのずとついてくると思います。