スケート部

2014.11.05

第40回東日本選手権 10月30日~11月2日 千葉・アクアリンクちば

松嶋、全日本選手権出場を決める!

 フィギュアスケートの日本王者を決める全日本選手権を前に、その予選となる東日本選手権が行われた。ワセダから出場したのは松嶋那奈(スポ1=東京・駒場学園)。既に日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)への出場も決まっている実力派ルーキーは、この大舞台でも会心の演技を披露して5位に入り、自身にとって2年ぶり2度目となる全日本選手権への切符を手に入れた。

今までで一番の出来だというショートプログラムの演技

 ショートプログラムには、鮮やかなコバルトブルーの衣装で登場した松嶋。『スピリッツ・オブ・ラブ』のエキゾチックなメロディーに乗ってプログラムをスタートさせた。冒頭では「一番得意なジャンプで、見どころ」と語る3回転トーループ-3回転トーループのコンビネーションジャンプを見事に決める。苦手意識のある次のサルコウでは着氷後に手をついたものの動じることなく、「いつも疲れちゃって跳ぶのに勇気がいる」という最後のダブルアクセルも成功させる。ジャンプの他にも安定感のあるドーナツスピンやビールマンスピンで観客を魅了し、45.99点で5位となり1日目を終えた。

フリープログラムでも情感豊かに舞う

 翌日はフリープログラム。上位で折り返した松嶋は最終グループでの滑走となる。今大会では最終順位が5位以内であれば全日本選手権に出場できることになっているため、前日の順位をキープすることが必要だった。そんなプレッシャーのかかる局面でも、松嶋は勝負強さを見せる。フリーの見せ場は、ショートと同じく最初の3回転トーループのコンビネーション。結果的には回転不足を取られてしまったが、スピードに乗った連続ジャンプは会場を沸かせた。その後のジャンプでは焦りが出て多少乱れるところもあったものの、「最後の方は落ち着いてできた」と振り返る。終盤のステップシークエンスでは体を大きく使った滑りでギャラリーの手拍子を誘った。結果は81.86点。総合得点は127.85点をマークし5位となり、ハイレベルな予選を突破した。

 約1カ月後に迫った全日本選手権。2年前に出場した際、ショートプログラムでの点数が足りずフリースケーティングに進むことができなかった松嶋は、「今回はフリーに行けるように」と意気込む。日本中の強豪が集う大会に向け、ここからがスタートだ。さらなる飛躍を目指す松嶋に注目が集まる。

(記事 又坂美紀子、写真 辻玲乃、末永響子)

結果

松嶋那奈 5位(127.85点)

コメント

松嶋那奈(スポ1=東京・駒場学園)

――きょうのショートプログラムを振り返って

今までやってきた中で、練習の中で一番良かったのでほっとしています。

――使用した曲名は

『スピリッツ・オブ・ラブ』という曲です。

――なにかの主題歌ですか

多分違うと思うんですけど、2年前かな、高校2年生のときにショートプログラムに使っていて、その曲が好きだったので、1回戻してやりました。

――衣装になにかこだわりはありますか

インド的な…そういう感じの曲なので、ウエストと離して、そういう感じをイメージしました。

――演技前の6分間練習の際は何度もジャンプを確認されていましたが、やはりジャンプはポイントですか

そうですね。今回から回転不足とかすごく厳しくなっているので、ちょっとでも安定したジャンプができたらいいなと思ったので、確認をたくさんしておきました。

――最初のコンビネーションジャンプの種類は何ですか

トーループという種類なんですけど、私の一番得意なジャンプで、3回転-3回転は見どころなので、やっぱり跳びたいという気持ちがありました。練習とかではなかなかうまくいかなかったので、ちょっと回転足りてるかはわからないんですけど、多分今までの中で一番良かったので、良かったです。

――2つ目のジャンプについて

サルコウっていうジャンプで、ちょっと苦手なんですけど、先生にも落ち着いてちゃんと止めるんだよって言われたので、しっかり守ってやったんですけど、ちょっと手をついちゃったので。悔しいんですけど、あしたでは跳びたいと思います。

――最後のジャンプについて

ダブルアクセルです。いつも疲れちゃって跳ぶのに勇気がいるんですけど、きょうは落ち着いて跳べたのでよかったです。

――あしたのフリープログラムに向けた意気込みをお願いします

体力的にも4分間長いので、最後まできっちり滑り切れることと、あとはジャンプにミスがないように、きちんと先生と今まで練習してきた成果を発揮できるようにしたいです。

――きょうのフリープログラムを振り返って

滑る前はそんなに緊張してなかったんですけど、自分の思いっきり演技ができたのでよかったと思います。

――きょうの曲と衣装は東日本インカレと同じものですか

はい。そうです。

――最初の3回転-3回転のジャンプを決められたときに会場が沸いていました。そのジャンプに関してはいかがですか

やっぱり一番の見どころだったんですけど、今結果を見たらちょっと回転不足取られちゃってたんで悔しいんですけど、全日本でまたきれいな3(回転)-3(回転)ができたらいいなと思ってます。

――これはトーループのコンビネーションですか

はい。ショートと同じです。

――それ以降のジャンプに関してはいかがですか

ちょっと焦ったところもあったんですけど、最後の方は落ち着いてできたのでよかったです。

――終盤のステップシークエンスでは会場からの手拍子もありました。ここで意識したことは何ですか

最近ちょっといい感じにステップが踊れたりしていたので、きょうもみんなに見せられるような演技ができたらいいなと思ったので、よく動けるように頑張りました。

――最終グループということでのプレッシャーはありましたか

正直、今回全日本に行けると思っていなかったので、落ち着いてできたかなとは思います。

――順位についてはいかがですか

自分の納得のいく演技ができたので、良かったです。

――最後に、全日本選手権に向けた意気込みをお願いします

2年前も出場させて頂いたんですけど、ショート落ちしちゃったので、今回はフリーにいけるように、あと東の枠が増えるように、枠取りを頑張りたいなと思います。