競走部

2014.11.01

第46回全日本大学駅伝対校選手権 11月2日 愛知・熱田神宮西門前〜三重・伊勢神宮内宮宇治橋前

全日本駅伝展望

 史上初の出雲全日本大学選抜駅伝(出雲駅伝)中止から約20日。今季の学生駅伝がついに幕を開ける。故障者も徐々に復帰し、現状のベストメンバーをそろえたオーダーで全日本大学駅伝対校選手権(全日本)に臨むワセダ。総力を結集し4年ぶりの伊勢路制覇に挑む。

先日の記録会の様子。チーム一丸で頂点を狙う

 1区を務めるのは柳利幸(教3=埼玉・早大本庄)。昨年は出雲、全日本の2大会で1区を任されながら不本意な結果に終わった。しかし今季はトラックシーズンを順調に消化し、ここまでのワセダをけん引。渡辺康幸駅伝監督(平8人卒=千葉・市船橋)の期待に応え早大鬼門の1区快走を誓う。2区は今季故障に苦しんだ高田康暉(スポ3=鹿児島実)。昨年の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)で区間賞を獲得し一躍脚光を浴びるも、左足首のケガなどの影響から出遅れる。出雲には間に合わなかったが、地道に調整を続け今回はメンバー入り。苦境を乗り越え一回り成長した姿を披露したい。続く3区には現在絶好調の中村信一郎(スポ3=香川・高松工芸)を起用。最短区間の3区で、自身の持ち味であるスピードを存分に発揮した走りに期待が高まる。前半のヤマ場となる4区には山本修平駅伝主将(スポ4=愛知・時習館)が登場。山梨学院大・井上大仁ら実力者が揃う準エース区間で区間3位を記録した昨年を上回る走りを達成すれば、他校をリードできるのは間違いない。前半重視のオーダーで主導権を握りたいワセダにとっては、ここまでで先頭が見える位置にいることが求められる。

 主将からタスキを受けるのはスーパールーキー光延誠(スポ1=佐賀・鳥栖工)だ。大学に入学してからは、毎回のレースで決して外さない抜群の安定感を披露。歴戦の上級生と共にAチームでさらに磨き上げた実力を駅伝でも見せ付ける。6区はこちらも安定感が売りの井戸浩貴(商2=兵庫・龍野)。大学初駅伝から早一年。その成長を思い出の伊勢路に刻んでいく。7区の佐藤淳(スポ2=愛知・明和)はうれしい大学駅伝デビュー。地元で挑む初めての大舞台では、アンカーにしっかりタスキをつなぎ起用に応えたい。エースが集う8区を任されたのは田口大貴(スポ4=秋田)。昨年は走ることのかなわなかった全日本で、最上級生の意地を見せる走りが出来るか。チームの思いは田口の走りに託される。

 例年同様前半に、リードを奪っての逃げ切りを狙うオーダーで今季初の駅伝に臨むワセダ。序盤に各選手が期待に応える走りが出来れば、一気に流れをつかむことも可能だ。それぞれが自らの力を出し切り目指すは優勝ただ一つ。悲願の頂へあす8時5分、勝負の火ぶたが切って落とされる。

(記事 三井田雄一、写真 目良夕貴)

第46回全日本大学駅伝対校選手権
区間 距離 名前 学部・学年 出身校
1区 14.5キロ 柳利幸 教3 早大本庄
2区 13.2キロ 高田康暉 スポ3 鹿児島実
3区 9.5キロ 中村信一郎 スポ3 高松工芸
4区 14.0キロ 山本修平 スポ4 時習館
5区 11.6キロ 光延誠 スポ1 鳥栖工
6区 12.3キロ 井戸浩暉 商2 龍野
7区 11.9キロ 佐藤淳 スポ2 明和
8区 19.7キロ 田口大貴 スポ4 秋田
補欠    武田凜太郎 スポ2 早実
      安井雄一 スポ1 市船橋
      石田康幸 商1 浜松日体

1区 14.6キロ:柳利幸(教3=埼玉・早大本庄)

1993(平5)4月23日。171センチ、58キロ。

5000メートル 13分52秒43

1万メートル 28分48秒50

ハーフマラソン 1時間3分04秒

両インカレで入賞を果たすなど、トラックでは文句なしの成績を残している。あとは駅伝の好走だけ。4年連続で失速している鬼門の1区を上位でつなげれば優勝も見えてくる。

2区 13.2キロ:高田康暉(スポ3=鹿児島実)

1993年(平5)6月13日生まれ。170センチ、54キロ

5000メートル 14分00秒99

1万メートル 28分49秒59

ハーフマラソン 1時間2分38秒

箱根「華の2区」区間賞の男が帰ってきた。出雲ではメンバーから外れたが、記録会では自己新をマークするなど調子は上々。早大の新エースに名乗りを上げる走りが期待される。

3区 9.5キロ:中村信一郎(スポ3=香川・高松工芸)

1993(平5)4月14日生まれ。173センチ、57キロ。

5000メートル 14分06秒08

1万メートル 28分56秒00

ハーフマラソン 1時間3分07秒

先日の早大記録会で一万メートル28分台を記録しただいま絶好調。初出場となる伊勢路では最短の3区を任された。自慢のスピード生かして、チームの勝利に貢献したい。

4区 14.0キロ:山本修平(スポ4=愛知・時習館)

1991(平3)5月24日生まれ。168センチ、49キロ。

5000メートル 13分42秒17

1万メートル 28分14秒49

ハーフマラソン 1時間2分14秒

今季の駅伝主将。長らく箱根前の故障に悩まされたが、夏合宿で復活。日本学生対校選手権では積極的なレースでチームを鼓舞した。今大会のカギとなる重要区間4区で自身初の区間賞を狙う。

5区 11.6キロ:光延誠(スポ1=佐賀・鳥栖工)

1995(平7)7月18日生まれ。167センチ、49キロ。

5000メートル13分54秒46

1万メートル 29分14秒20

ハーフマラソン ――

高校時代、世代を代表する選手の一人だった大物ルーキー。春からAチームで練習をこなし、出雲に引き続きのエントリーとなった。1年生らしい積極的な走りでタスキをつなぐ。

6区 12.3キロ:井戸浩貴(商2=兵庫・龍野)

1994(平6)7月10日生まれ。171センチ、59キロ。

5000メートル14分00秒55

1万メートル 28分58秒83

ハーフマラソン 1時間2分33秒

一般入試で早大に入学した選手。昨季この全日本で台頭し、その後、関東学生対校選手権(関カレ)のハーフマラソン入賞など長い距離のレースで結果を残してきた。絶対に崩れない安定感が持ち味。

7区 11.9キロ:佐藤淳(スポ2=愛知・明和)

1994年(平6)4月12日生まれ。168センチ、46キロ。

5000メートル 14分16秒38

1万メートル 29分20秒04

ハーフマラソン 1時間4分13秒

高校時代、三千メートル障害で高校総体の決勝に進出した経歴を持つ。春から実力をつけ関カレでエンジデビューも果たした。大学駅伝初出場だが物怖じせず堂々と走り抜きたい。

8区 19.7キロ:田口大貴(スポ4=秋田)

1991年(平3)12月12日生まれ。168センチ、52キロ

5000メートル 13分48秒50

1万メートル 28分56秒70

ハーフマラソン 1時間2分30秒

出雲駅伝に続き、最長区間にエントリーされるなど首脳陣から厚い信頼を得ている。勝負を決める8区で4年生らしい粘り強い走りが求められる。

補欠:武田凜太郎(スポ2=東京・早実)

1994年(平6)4月5日生まれ。174センチ、54キロ。

5000メートル 13分58秒83

1万メートル 29分04秒20

ハーフマラソン 1時間3分28秒

補欠:安井雄一(スポ1=千葉・市船橋)

1995(平7)5月19日生まれ。170センチ、56キロ

5000メートル 14分09秒39

1万メートル ――

ハーフマラソン ――

補欠:石田康幸(商1=静岡・浜松日体)

1995(平7)12月21日生まれ。175センチ、56キロ

5000メートル 14分19秒87

1万メートル 30分49秒67

ハーフマラソン ――