バドミントン部

2014.10.31

全日本学生選手権 10月29、30日 愛知・一宮市総合体育館

3組が日本最高峰の大会への挑戦権を獲得

 全日本学生選手権(インカレ)5日目には個人戦単複4、5回戦が実施された。女子ダブルスの清水恵(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)・島田きらら(スポ2=青森山田)組が躍進した一方、エース古賀輝(スポ3=埼玉栄)・齋藤太一(スポ3=福島・富岡)組は5回戦で苦杯を喫した。だが古賀はシングルスで見事勝利。最終日の準決勝では惜敗したものの3位入賞を果たす。この結果によりダブルス2組は全日本総合選手権(全日本総合)予選、シングルスの古賀は全日本総合本選への出場権を手に入れた。

★予期せぬ5回戦敗退、3連覇は夢と散る

苦杯を喫した古賀・齋藤(左)組

 会場中がどよめいた。今大会を2年連続優勝している王者がまさかの敗退――。男子ダブルス1~3回戦を順調に勝ち抜いた古賀・齋藤ペアは4回戦も難なく通過し5回戦に登場した。第1ゲームは力強いショットを随所で見せつけ21-19で下すも、相手のスマッシュが襲い掛かり早大は次第に攻撃のチャンスを失っていく。そして迎えた運命のファイナルゲーム。テンポ良くイレブンを先取し、このまま古賀・齋藤ペアが試合をものにするかと誰もが予想した。しかし敵の勢いは徐々に増していき、先にマッチポイントを握られてしまう。懸命にレシーブを繰り広げるも、敵のプッシュが自陣に突き刺さりゲームセット。「まさかここで負けるとは(思わなかった)」(古賀)。インカレ3連覇という夢ははかなくも崩れ去り、結果はベスト8止まり。「守らないようにしようとはしていたが、結局最後は(レシーブを)上げるしかなくなり、もったいなかった」と齋藤は悔しそうに振り返った。だがここで立ち止まる訳にはいかない。今季も全日本総合予選への出場権を確保した二人は、口をそろえベスト8入りを目標に掲げた。本来の実力を存分に発揮し、上位に食い込みこの無念を晴らしたい。

(記事 八木瑛莉佳、写真 芦川葉子)

★古賀、健闘を見せ3位に!

チームの応援を背に奮闘し3位入賞した古賀

 インカレ最終日、第3シードの古賀はシングルス準決勝に臨んだ。「1ゲーム目が勝負だと思って入った」と話すように、試合序盤から積極的な攻撃を仕掛ける。前後左右に揺さぶり、相手を翻弄(ほんろう)。確実に好機を生かし得点を重ね、前半を11-6で折り返す。しかしゲーム後半は、試合の主導権を握られてしまう。ネット前でのヘアピン、レシーブでのミスショットが目立つようになる。一時は最大6点あったリードを逆転され、17-21でこのゲームを落とした。巻き返しを図りたい第2ゲーム。本人が課題としているスタミナ不足が露呈される。「(ゲームの)出だしで強くいかないとずるずるいくと思った」と反撃を試みたが、流れを自分のもとに引き寄せることができない。攻守に精彩を欠き、得点差は離れる一方となる。最後まで粘りのプレーを見せられず0-2のストレートで敗れた。前日のダブルスで悔しい敗戦を味わった古賀だったが、チームからの応援の後押しもあり銅メダルを獲得。試合後、12月にある全日本総合での目標を「シングルス、ダブルス両方でのベスト8入り」と掲げた。大会までの残された期間で、目標達成に向けプレーの精度をさらに上げていきたい。

(記事 井口裕太、写真 芦川葉子)

★女子ダブルスは善戦、全日本総合予選への出場権獲得!

目標であった全日本総合予選の出場権を手にした清水(左)・島田組

 女子ダブルスには清水・島田ペアが出場した。4回戦は今大会の団体戦で敗れた北翔大との雪辱戦。序盤から両者一歩も譲らない展開となり、終盤20-20に追いつかれ延長戦にもつれ込んだ。しかし「守りに入ると足が止まってしまうので、それをしないためにもたくさん攻めようという話をした」(島田)という言葉通り、最後まで積極的な攻めの姿勢を崩さず第1ゲームをもぎ取った。続く第2ゲームも一進一退の攻防が続く中、終盤に相手のミスも絡んで4ポイントを連取。最後は清水のクロスヘアピンが決まり、接戦を制し21-18で勝利した。次の5回戦では「向こうのやりたいようにやらせてしまって、焦ってしまった」(清水)と振り返ったように精彩を欠いたミスが目立ってしまう。無念のストレート負けを喫したものの、ベスト8入りを果たしたことにより、同ペアは12月に行われる全日本総合予選への切符を獲得。「誰と当たっても思い切りやることが大舞台での良い経験になると思うので、思い切ってやりたい」(島田)と語るように、昨季は惜しくも目前で出場を逃した大舞台で、この二人のさらなる飛躍に期待がかかる。

(記事 立花颯、写真 吉田麻柚)

結果

▼男子シングルス

▽ベスト4

古賀輝(スポ3=埼玉栄)


▼男子ダブルス

▽ベスト8

古賀・齋藤太一(スポ3=福島・富岡)組


▼女子ダブルス

▽ベスト8

清水恵(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)・島田きらら(スポ2=青森山田)組

コメント

古賀輝(スポ3=埼玉栄)

——きょうのシングルス準決勝にはどのような気持ちで臨まれましたか

高校の後輩でよく知っていたし、秋リーグ(関東大学秋季リーグ戦)でも戦っていたので、1ゲーム目が勝負かなと思って入りました。

——第1ゲームの出だしは順調に得点を重ねていきましたが、後半徐々に相手が追い上げてきました

1ゲーム目は自分がペース上げて得点を取れて、それが取られ出して自分が疲れていってしまいました。あとは慣れられたっていう感じですね。

——第2ゲームの立ち上がりは速いフットワークで激しく点を奪おうとされていましたが、どのような入り方を意識していましたか

2セット目は出だしで強くいかないとずるずるいってしまうと思ってたのですけど、やっぱり点差が離れてしまって、仕方ないって言ったらあれですけど…、負けちゃいました。

——きょうの試合から見つかった課題はありますか

まずは1試合を戦える体力を身に付けたり、あとはもっとショットの精度を上げたりしていきたいです。

——次にダブルスについてお聞きします。1ゲーム目は順調に点数を重ねて奪うことができましたが振り返って

油断せずにいったので1ゲーム目は取れたのですけど、(その後の第2ゲームは)安心しちゃったのかなという感じです。

——ファイナルゲームでは終盤追い上げられて逆転されたかたちになりました

相手が2ゲーム目を取ったことでいけるってなったんじゃないかなと相手が思ったかは分からないですけど、自信を持って向かってこられて、それに対して引いてしまった感じです。

——ペアの齋藤太一(スポ3=福島・富岡)選手が体調不良だったとお聞きましたが、カバーなどは意識していましたか

そんなに意識はしてなかったです。いつも通りやりました。

——ことしはダブルス3連覇が懸かっていました

それは確かに狙っていましたね。他の強豪ペアが次々と負けていってたし、ヤマ的にも良くなっていってたのですけど、その強いペアを倒した人たちも強かったと感じました。

——試合を終えた瞬間に天を仰いでいましたが、どんなことを考えていましたか

あぁ…終わっちゃったな…っていう。やっぱり(3連覇を)狙っていたので。まさかここで負けるとは(思わなかった)という感じでした。

——来年の全日本学生選手権(インカレ)の目標は

もうことし負けて来年は挑戦者側に回るので、また一から優勝を目指して頑張っていきたいですね。

——最後に、12月に行われる全日本総合選手権(全日本総合)に向けて意気込みをお願いします

きょねんは(シングルスとダブルスの)両方2回戦負けだったので、とりあえず1つランクアップしてベスト8に入りたいです。

齋藤太一(スポ3=福島・富岡)

――5回戦を振り返っていかがでしたか

2ゲーム目も3ゲーム目もリードしている状態から負けてしまったのですが、そこがもったいなかったなと思います。

――相手に対し、試合前に何か抱いていた印象などはありましたか

いや、あまり持っていませんでした。(試合で)やったのも始めてですし、あまり(相手の)試合を見たこともなかったので、どんな感じなのかわかりませんでした。(実際に試合を)やってみて、シャトルが飛ばなかったというのもあるのですが、あまりスマッシュが決まらなくて我慢ができなかったというところで、相手のほうが我慢強い部分があったと思います。

――攻撃的だった第1ゲームとは反対に、第2ゲーム以降はレシーブし防戦する場面が増えていきましたが

1ゲーム目はあまり覚えていませんが、取れたので良かったかなと思いました。自分たちの負けるときは結構レシーブに回ってしまうときなのですけれど、気付いたら守っているという感じなので意識的に上げたりしている訳ではないですね。守らないようにしようとはしていましたが、結局最後は上げるしかなくなってやられるという展開が多かったです。それで後半にやられてしまい、もったいないと思いました。

――試合が終わった瞬間はどのように思われましたか

やはり(ベスト)8で終わったので、トーナメントは一発勝負で負けたら終わりなんだなと、トーナメントは怖いものがあるなと思いました。

――インカレ3連覇が果たせなかったことについてはいかがですか

3連覇を意識していなくはなかったのですが、とりあえず勝つこと、一勝一勝を取っていくことを考えていました。結果的には3連覇できなかったのですが、負けてまた頑張ろうという気持ちにもなったので、3連覇はできませんでしたが今回は良い経験になりました。

――コンディションはいかがでしたか

今回ケガもあって風邪もずっとひいていて、体調的にはあまり良くありませんでした。コンディションを整えるということもやはりこういう時は大事だなと思うので、そこは管理をしっかりしていきたいと思いました。

――インカレ全日程が終了しましたが、インカレ全体を通しての感想をお願いします

全体的にはあまり調子が良くなかったのですが、その中で色々な経験ができたので良かったです。

――全日本総合へ向けての目標や意気込みをお願いします

(全日本)総合は一度もベスト8に入ったことがないので、ベスト8に入れるように頑張りたいです。

清水恵(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)

――ダブルスではベスト8入りを果たしたことで、全日本総合予選への出場権を獲得しましたがいかがですか

目標にしていたので、うれしかったです。

――連戦となりましたが、コンディションはいかがでしたか

少し足が痛かったっていうのはありました。

――4回戦の相手は団体戦でも対決した北翔大でしたが、どのような気持ちで挑みましたか

相手が北翔の2ダブか3ダブかで、団体戦では1ダブに勝っていたので、絶対に勝てると思って臨みました。

――その4回戦、1ゲーム目の終盤は同点になる場面も多かったですが、そこから勝ち切った要因は何でしたか

勝てると思っていたことで序盤は逆に緊張してしまってガチガチだったのですが、最後は話し合って冷静に相手のいる場所や構えている所を見てコースを攻めることができました。

――今のお話にもあったように、試合中よく声を掛け合っていましたが、どのようなことを話していましたか

ちょっとしたことでも思ったことは言うようにしているので、励ましたり、今のコースは読まれていたなど、気付いたことを言ったりしていました。

――続く5回戦を振り返ってみていかがでしたか

向こうのやりたいようにやらせてしまって、焦ってミスをしてしまったので、もっと冷静に出来れば良かったです。

――インカレ全体を振り返ってみていかがですか

ダブルスは最低限の結果は残せましたが、団体戦は勝てなかったし、ダブルスに専念していた分、シングルの練習があまり出来なかったので、もうちょっとやれたかなという気持ちです。

――次の全日本総合ではミックスとダブルスに出場しますが、意気込みをお願いします

一つでも多く勝てるように頑張ります。

島田きらら(スポ2=青森山田)

――個人戦の結果、全日本総合予選への出場が決まりました。感想をお願いします

きょねんは全日本総合(出場権)決めで負けてしまったので、出場できることはすごくうれしいです。

――4回戦は団体戦で敗れた北翔大相手でしたが、どのような気持ちで臨みましたか

いつも試合になると「試合だ」と思ってしまって固くなってしまうので、「練習みたいにやろう」ということを清水さん(恵、スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)と話してやりました。それでもすごく固くなってしまったのですが、良いプレーをできたと思います。

――4回戦での勝因は

たくさん攻めました(笑)。

――攻めていこうというのは試合が始まる前から考えていたことでしたか

そうですね。守ってしまうと足が止まってしまって負ける、というパターンが自分たちの負けパターンなので、それをしないためにもたくさん攻めようという話をしました。

――試合中にはどのようなことをお話されていましたか

ミスをしないということですね。相手よりミスをしなければ勝てるということをしっかり二人で言い合って、その中でチャンスボールは確実に仕留めようという話もしました。

――関東大学秋季リーグ戦ではケガをされていてなかなか出場できていませんでしたが、ケガの調子はいかがでしょうか

完治はしていないのですが、大丈夫です。

――5回戦を振り返ってみていかがでしょうか

最初はすごく攻めていて流れも良かったのですが、イレブン以降からミスを連発してしまって、それで相手も4回戦までより前衛がうまかったので、いつも(前衛を)抜けている球も抜けなくなって、どんどん焦ってしまってミスが増えて、という悪循環になってしまいました。

――5回戦で見つかった課題は

ミスを減らすことです。

――インカレの団体戦、個人戦を振り返ってみていかがですか

団体戦はきょねんと同じ相手に負けてしまって悔しかったのですが、個人戦で「絶対勝つぞ」という気持ちで全日本総合にも行けることになったので、どうなるかわからないですけど、思い切ってやりたいと思います。

――最後に全日本総合への意気込みをお願いします

高校生から実業団まで出ることができる大会なので、誰と当たっても思い切りやることが大舞台での良い経験になると思うので思い切ってやりたいと思います。