卓球部

2014.10.29

全日本大学総合選手権個人の部 10月26日 愛知県体育館

小道野が準優勝!男子勢はベスト8

 ついに今年度の学生王者が決定する。シングルスのランク入り(※)を果たした山本勝也主将(スポ3=石川・遊学館)、大島祐哉(スポ3=京都・東山)、小道野結(スポ3=神奈川・横浜隼人)が、全日本大学総合選手権個人の部(全日学)最終日に臨んだ。小道野がダブルスに引き続きシングルスでも好調ぶりを発揮し、準優勝の快挙。大島、山本勝は準々決勝でそれぞれ勝機をつかみながらも惜敗し、ベスト8の成績で今大会を終えた。

決勝では格上の相手に果敢に挑んだ小道野

 勢いを掴み、一気に決勝へ駆け上がった。4回戦、準々決勝では3ゲームを連取してからゲームカウント3―3と追い上げられる苦しい展開に。フルゲームの重圧をものともせず、「追い込まれたからこそモチベーションを高く」(小道野)と冷静に勝ち切る。さらに勢いそのままに準決勝では左右に振るプレーで相手を崩し、ストレートで相手を抑え込んだ。そして迎えた丹羽美里(淑大)との決勝戦。大会3連覇を狙う格上との戦いにも、硬くなることのない堂々としたプレーで向かった。小道野のサービスが丹羽に効く場面が多く見られ、第3ゲームを奪い一矢報いる。ここから反撃をはかりたいが、丹羽の高い技術力に阻まれゲームカウント1―4で敗戦。「完敗です」と決勝を振り返りながらも、「今大会は自分の持っているものを出し切れた」と飛躍の大会を満足げに総括した。

ベスト8敗退となった大島は試合後、悔しい表情を見せた

 「優勝以外は全部同じ結果」(大島)。頂点だけを見据え準備を重ねてきた大島に、試練が待ち受けていた。迎えた準々決勝ではきん差で2ゲームを先取され序盤から劣勢を強いられる。ゲームカウント1―3と後がない場面から、2ゲームを奪い返し試合はフルゲームへ。最終ゲームでは相手に押されながらもタイムアウトをはさみ最後まで粘りを見せたが、わずかに及ばず6―11で試合を終えた。山本勝は4回戦で、フルゲームにもつれ息を飲む接戦を16―14で勝ち切り準々決勝に進出。明大のスーパールーキー森薗政崇と対戦し、第1ゲームでは主導権を握りながらも9―6からの手痛い5連続失点でこのゲームを落とす。その後は初対戦の相手に対しボールを合わせられないまま悔しいストレート負けを喫した。

準決勝では森薗(明大)と対戦した山本勝

 勝利も敗戦も、さらなる強さへの礎だ。準優勝という快挙を収めた小道野は、「いまの自分に満足せずにもっと上を目指す」とたゆまぬ向上心を見せる。また、ベスト8で敗退となった男子勢も「最後の全日学で優勝できるように」(大島)、「次につながると思う」(山本勝)と前を向いた。今大会でランク入りを果たした選手は、11月末の全日本学生選抜選手権への出場権が与えられる。ことし最後の公式戦で、全日学で結果を残した3選手が再び躍動する姿に期待だ。

※ダブルスではベスト8以上、シングルスではベスト16以上を『ランク入り』と呼ぶ。

(記事 村上夕季、写真 豊田光司、加藤万理子)

ダブルス優勝に続き、シングルスでは準優勝に輝いた小道野

結果

▽男子シングルス

5回戦

○山本勝4―3岡田峻(明大)

○大島4―0東勇渡(専大)

準々決勝

●山本勝0―3森薗(明大)

●大島3―4加藤雅己(愛工大)

▽女子シングルス

5回戦

○小道野4―3佐藤(淑徳大)

準々決勝

○小道野4―0山本怜(中大)

決勝

●小道野1―3丹羽(淑徳大)

コメント

山本勝也(スポ3=石川・遊学館)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうの1試合目の相手は秋のリーグ戦で勝った相手だったのですが、その相手に対して相手が戦術を変えてきて、それになかなか対応できずにフルセットまでもつれてしまったという印象です。

――その1試合目は最後までもつれましたが精神的にはいかがでしたか

常に勝つイメージはしていましたね。

――準々決勝で対戦した森薗政崇選手(明大)は最終的に優勝という結果でした

すごく強かったんですけどもう少しやれば勝てたかなというのがあって、初めて対戦したのですが、その中でなかなかボールが合わなかったりというのがあって、強い選手とやったらやはりそういう部分が出てくるので、もっともっとそういう選手とやらないと勝てないなと思いました。

――大会を通しての結果はどのように捉えていますか

ベスト8に入ることがまずは第一目標だったので、そこを達成できたことはすごくうれしいし、次につながると思います。

――今後に向けて強化したい部分はありますか

ラリーにおいてはすごく得点できたのですが、その他の部分での幅がまだまだ狭いと感じたのでその幅をもっともっと広くできたらいいなと思います。

――全日本学生選抜選手権への意気込みをお願いします

きょねんはその大会はベスト16で終わってしまっているので、今回は最低ベスト8を目指して頑張りたいと思います。

大島祐哉(スポ3=京都・東山)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

1試合目は良いかたちで勝てたので、きょうは良いかなって思っていました。吉田くん(雅己、愛工大)との試合は(セットカウントが)1ー3になったんですけど、3ー3まで追い付いて、そこからが勝負だったんですけど、勝てなかったのはすごく残念です。

――2試合目はセットごとに流れががらりと変わっていた印象ですが、実際にプレーされていていかがでしたか

勝負は、最後もそうですけど、1、2セット目かなと思います。なので、相手に2ー0でリードされたのが自分としては痛かったなと思います。特に2セット目は取らなきゃいけないゲームだったので、そこが勝敗を分けたかなと思います。

――ベスト8という結果はどのように受け止めていますか

優勝を目指していたので、優勝以外はランクに入ったら全部同じかなというふうに僕としては思っているので、あまり良い結果ではないかなと思います。

――優勝するために足りないことは何だと感じていますか

技術やメンタル、全ての面においてもう一つ上のレベルにいかないと優勝はできないかなと感じました。

――逆に、良かったところはありますか

技術的にはすごく向上が見られたので、そこが良かったかなと思います。

――今大会全体を振り返っていかがですか

シングルスもダブルスも優勝を目指してきたので、どっちもベスト8という結果には満足してないですけど、これで僕の卓球人生が終わるわけではないので。らいねん、4年生最後の全日学があるのでそこでは優勝できるようにこの1年また練習していかないといけないかなと思います。

――全日本学生選抜選手権(全日学選抜)に向けて、どう調整していきますか

ロシアとスウェーデンに行くんですけど、そこでプラスチックボールでの試合があって、(全日学)選抜もプラスチックボールでやるということなので、少し有利かなというところはあるので。(全日学)選抜でも優勝を狙える位置に居ると思うので、そこで優勝を目指したいと思います。

小道野結(スポ3=神奈川・横浜隼人)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

どの試合も苦しかったのですが、自分の持っているものが出し切れたので、満足です。

――体力的にも苦しかったのではないでしょうか

でも試合をやっている時もいまも、興奮していてなのか、それほど疲れは感じていません。体力的にきついというのはあまりありませんでした。

――4回戦、準々決勝は3ゲーム連取してから追い付かれる展開でした

体力的な面ももちろんあるとは思うのですが、3ゲーム取って気持ちが緩んでしまって、追い込まれないと自分のモチベーションを高くできなかったので、そこは反省点です。

――流れが変わるきっかけはありましたか

やるべきことができなくて、まあいいやと思って流してしまう部分が4ゲーム目から見えてきてしまいました。

――準決勝の相手は1年生の選手でしたが印象は

秋季リーグ戦(秋季関東学生リーグ戦)で負けていて、私としてはあまり戦いやすいタイプではない印象でした。でも、一度対戦しているということや、自分の調子も良かったので、しっかり戦術を立てて、あまり(苦手なタイプだということは)気にしないで試合に入りました。

――具体的にどのような戦術を用意したのでしょうか

前回戦った時は、相手がゆっくりボールを入れてくる選手で、全部私が自滅してしまったので、あまり力んでいかずにボールを入れることを中心に意識していました。相手に合わせながら、打てる時に打とうと考えていました。

――準決勝ではストレート勝ちと勢いに乗っていましたが、ご自身でも調子が上がっているというような実感はありましたか

そうですね、調子もすごく上がっていきましたし、今回は本当に、振り切ることができました。

――決勝では実績のある選手を相手に、どのような試合をしようと考えていましたか

相手が丹羽さん(美里、淑徳大)であるとか、2連覇している選手だとか、いまが決勝の舞台というのをなるべく考えずに、この先もまだ2、3試合あるくらいに思って決勝に臨みました。

――試合を振り返って、敗因はどこにあると考えますか

自分の出せる力は出していて、やはり技術の差が大きかったです。完敗です。

――大会を通して、以前に増して積極的に攻めていかれている印象がありましたが、秋季関東学生リーグ戦(リーグ戦)での優勝が精神的な支えや自信になった部分はありましたか

そうですね、秋季リーグ戦の試合が結構自分にとっても自信になっていますね。ダブルスはもう絶対的な自信があります。シングルス個人としての結果というのがいままでなくて、頑張りたいと思っていた部分でした。秋季リーグ戦から積み重ねてこれたなという印象があります。

――準優勝という結果について改めてどのように感じますか

シングルス個人で結果を出すというのが本当に中学生ぶりくらいなので、しっかり自信になったし、単純にうれしく思います。

――ダブルスを含め、全体を振り返ってどのような大会でしたか

本当に自分の100パーセントの大会でした。

――全日本学生選抜選手権に向けて意気込みをお願いします

いまの自分に満足せずに、しっかりまた課題を見つめ直して。結果にこだわって上を目指しながら練習をして臨みたいです。