米式蹴球部

2014.10.26

関東大学秋季リーグ戦 10月25日 東京・アミノバイタルフィールド

『一戦必勝』で中大に完勝

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 14 20 43
中大 RACCOONS 14

 強い早大が帰ってきた。圧勝劇を演じた立大戦以降、後一歩のところで勝利をつかみ切れなかった早大BIG BEARS。優勝争いからは脱落したが、残る試合は絶対に譲れないという気持ちで挑んだ秋季リーグ戦第5節、中大戦。前半こそ中大のパワープレーに苦労する場面も見られたが、後半に早大オフェンスが爆発する。1TD差に泣き続けたチーム全体の悔しさを見事に昇華させ、リーグ戦3勝目を挙げた。

 試合開始直後のキックカバーから波乱が待ち受けていた。この日のために準備したアサイメントで中大の強力なリターンを止めにかかったが、タックルミスから90ヤード近くのロングゲインを奪われ、あっさりと先制TDを許す。しかし、BIG BEARSもすぐさま反撃に出る。自陣40ヤードから始まった第二シリーズ。このシリーズは、プレーごとにハドルを組まず、QBがコールを出していくノーハドルオフェンスというものだった。RB井上広大(教4=東京・早大学院)が「QB坂梨陽木(政経1=東京・早大学院)がうまく引っ張ってくれた」と賛辞を送るように、井上広のランやWR岡田義博(教3=東京・早実)へのパスなどで得点機を作り出す。最後は井上広がエンドゾーンへ駆け込んだ。第2クオーター(Q)終盤にもK/P佐藤敏基(社3=東京・早大学院)のFGが成功し、9-7で前半を終えた。

反撃開始となった井上広のTDラン

 米式蹴球では、前半で相手チームの体型やシステムを見極め、後半はそれに合わせてゲームプランを立て直す必要がある。言わば、アジャストだ。濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)が「前半は苦戦しましたが、後半へのアジャストは良かったです」と振り返るように、BIG BEARSは後半に入り、リズムの良いオフェンスを展開した。後半最初の攻撃シリーズでは、RB北條淳士(社2=東京・佼成学園)の中央へのランを皮切りに敵陣へと攻め込む。この試合を通して、北條の要所での突破力には目を見張るものがあった。そして、自陣45ヤードから迎えた第3ダウン残り10ヤード。プレーコールは、WRがDBの裏を狙うアップというパスだった。すると坂梨は、WR鈴木隆貴(法2=東京・早大学院)へDBのフォローが届かない位置にコントロールされたロングTDパスをヒット。「練習してきた形だったのでとても嬉しい」(坂梨)と、大きな追加点を挙げた。このTDパスから早大オフェンスが加速。効果的に得点を重ね、43-14という大差で勝利を収めた。一方のディフェンスもLB峯佑輔副将(教4=東京・早大学院)やLBコグランケビン(商3=東京・早大学院)がアグレッシブな守備を貫き、中大を14点に抑える活躍。それでも、この試合で最後方を守ったDB藤原健太郎(政経3=東京・早大学院)は、「試合の内容としては余り良くない」と表情を引き締めていた。

サックを決めたDL武上雅将史(社1=神奈川・法大二)に守備陣が祝福

 『一戦必勝』というスローガンの下臨んだこの試合。既に日本一という目標は断たれてしまったが、フィールドには目の前の相手を圧倒するという強い意志を持った選手たちがいた。試合後、RB井本浩平(商4=東京・早大学院)や井上広、そしてOL中村洸介主将(スポ4=東京・日大三)が口をそろえて「後輩、チームのために4年生が背中を見せて日本一にふさわしいチームを作りたい」という言葉を口にする。プレー面には厳しさを持ちつつも、常にチームのことを第一に考える4年生のもとで戦えるのも残り2試合。この先どのようなフットボールを見せてくれるのだろうか。BIG BEARSの真の成熟はこれからだ。

(記事 和泉智也、写真 近藤廉一郎)

得点経過
TEAM PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER G/NG スコア
中大 KR #28萩原 #95市森 0-7
早大 RUN #28井上広 #16佐藤敏 NG 6-7
早大 FG #16佐藤敏 9-7
早大 PASS #7坂梨→#85鈴木隆 #16佐藤敏 16-7
早大 RUN #33須貝 #16佐藤敏 23-14
中大 RUN #29野田 #95市森 23-14
早大 RUN #7坂梨 #16佐藤敏 30-14
早大 RUN #34藤井 #16佐藤敏 37-14
早大 FG #16佐藤敏 40-14
早大 FG #16佐藤敏 43-14
個人記録(※一部のみ掲載)
ラン 回数 ヤード TD 最長
#34 藤井光成 48 35
#6  北條淳士 45 12
#7  坂梨陽木 27 15
#28 井上広大 21 15
レシーブ 回数 ヤード TD 最長
#85 鈴木隆貴 62 62
#21 鈴木拓馬 47 25
#80 金澤秀明 31 12
#3  北村卓也 23 23
パス 回数(試投) ヤード TD 最長
#7  坂梨陽木 12(18) 198 62
#10 政本悠紀 2(5) 19 12
#18 内村竜也 3(4) 12
インターセプト 回数 ヤード SAF 最長
#5 コグランケビン
キックオフリターン 回数 ヤード TD 最長
#1  岡田義博 36 23
#28 井上広大 31 31
星取表(10月26日現在)
日大 法大 明大 立大 慶大 早大 中大 日体大
日大 11/23 11/9 66○0 56○14 14○7 27○0 56○14
法大 横浜 41○14 11/9 28○23 28○24 26○6 38○0
明大 横浜 14●41 11/23 14●24 15●16 7●31 30○7
立大 0●66 横浜 横浜 42●70 7●52 7●31 7●27
慶大 20●63 23●28 24○14 70○42 11/23 11/9 49○9
早大 7●14 24●28 16○15 52○7 横浜 43○14 11/8
中大 0●27 6●26 36○7 31○7 横浜 14●43 11/22
日体大 14●56 0●38 7●30 27○7 9●49 アミノ アミノ
関東大学秋季リーグ戦TOP8順位表(10月26日現在)
順位 チーム 試合 勝点 得点 失点 得失 TD
日大 15 226 41 185 31
法大 15 161 67 96 23
早大 132 78 64 18
慶大 186 156 -30 25
中大 87 110 -23 11
明大 80 124 -44 10
日体大 57 180 -123
立大 63 246 -183
コメント

濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)

――大差をつけての勝利となりました

結果的に大差がつきましたが、前半は渋い展開でした。一歩間違えれば逆の展開になっていたかもしれませんね。

――いきなりキックオフリターンTDでリードを許す展開でしたが

立ち上がりはオフェンスもディフェンスも中大に押されていた部分があって、苦戦を強いられました。

――その後はすぐに反撃して、後半は特に良い展開だったのではないでしょうか

前半はインターセプトがあって苦戦しましたが、中大のディフェンスの傾向も分かり、攻めの方針がクリアになりました。後半の立ち上がりでそれが上手くはまったので、後半へのアジャストは良かったです。試合前初めから4Q勝負とみんなに話していました。法大戦、日大戦は上手くアジャストできなかったのですが、きょうは後半にうまく修正できたということです。

――QB坂梨陽木選手(政経1=東京・早大学院)は安定感が出てきたのではないでしょうか

(WRが)空いていなかったら、自分で持って走れますし、落ち着いてディフェンスを見れています。でも今週は調子を落としていました。笹木(QB笹木雄太、法2=東京・早大学院)がよく練習が出来ていたので、スターターにしたのですが、ちょっと緊張していたのかな。投げるレシーバーは間違っていなかったのですが、浮いてしまってインターセプトされてしまいました。でも練習は本当によくできていたので、もう1、2回投げるチャンスを与えても良かったですね。

――QBはその日の調子によって使い分けるのでしょうか

正直、うちのQBは4人とも一長一短で、全員ある程度のレベルにあります。その中で競争していってくれればと思います。

――終盤は控えの選手をフィールドに送り出していましたが、無失点に抑えたのは収穫ではないでしょうか

控えの選手を試合に出せたことは非常に大きいですね。彼らも練習でのモチベーションは非常に高いです。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

このチームでフットボールができるのもあと4試合です。きょうの試合もタックルやブロックやまだまだ課題はあります。個人としてもチームとしても、もっと良いチームになるもっと良くなることができる。ここで変に妥協やチャレンジ精神を失わないことがないように、この2週間ステップアップしていきたいです。何よりも4年生が日本一の可能性はなくなってしまった中で一生懸命やっているので、一日一日を無駄にしないように、日体大戦にはもっと良いチームになって臨みたいです。

OL中村洸介主将(スポ4=東京・日大三)

――きょうの試合を振り返っての感想をお願いします

結果的にスコアだけ見たら勝つことが出来ましたが、前半から振り返ってみるとまだまだ出来たなという事が本音です。後半は体力面などでの勝負で勝てましたが、まだまだ詰め切れる部分はあるなと感じました。

――まだまだ出来るとは具体的にどういった部分でしょうか

もっと最初から出し切るという部分で、普段での練習でも中大を意識してやろうと言ってきましたが、実際にはイメージしきれなくて、練習で詰めたところを最初から出せればもっと良い試合展開になったと思います。

――ハドルの雰囲気はいかがでしたか

そこまで焦ることもなく自分たちのやることをやろうということで、競った試合こそ楽しんでということを心掛けました。楽しんで出来たと思います。

――ランプレーが出ていたと思いますが、OLユニットとしていかがですか

そんなことは全然なくて、前半を振り返ってみると用意していたプレーがOLが相手のDLを押しこめなくてゲイン出来なかったり、WRを見てもブロックが接点でもっと圧倒すれば最初からプレーを出せたと思います。後半は、濱部監督のコールも当たり攻め込めましたが、コンタクトにこだわってやっていればもっと得点出来たと思います。

――後輩の活躍も目立ちました

チームの底上げという部分では非常に良かったと思います。チームが始動した当初から声を出してやってくれて、プレーでも見せてくれるので、主将としても4年生としてももっとやらなければならないと感じさせてくれます

――中大戦への練習の雰囲気はいかがでしたか

最初は、2敗してしまったということで日本一という目標を見失ってしまうという人間が多かったのですが、そこで僕が努力を怠ったり今まで積み上げてきたことが次の試合で出せないということが一番良くないので、僕を含め上級生でチームを引っ張っていこうという気持ちでやって来ました。でも、中大線の結果を見るとまだまだやれることはあると感じました。

――厳しい試合を2試合戦ったことでのチームの変化はありますか

やはり僕らの今までやってきたことが接戦で2試合終わって、でも僕らは絶対勝てると思って厳しくやって来ましたが、実際には負けた訳で、どこか足りないところがあったのかなと思います。日大、法大との試合は終わりましたが、まだまだチームとしては伸び代もあります。コーチ、スタッフとのコミュニケーションがまだまだだったり、チームとしてもまだ一つになりきれていないので、そういった部分を意識して欲しいと法大戦が終わってから僕の口から言っていました。そこが良くなればさらに良いチームになれると思いますし、まだまだ上を目指せるチームになるのではないかなと思います。

――今後の意気込みと残りのシーズンをどう過ごしたいかについてお願いします

正直に言うと残り4週間しかないですが、僕らはまだまだチームとして伸びると思います。目標が見えなくなってしまったから終わりという訳ではなくて、まだ残り2試合あるので、日本一という目標は途絶えましたが、日本一にふさわしいチームを作っていきたいですし、僕がまとめていきたいと思います。周囲にも日本一にふさわしいチームだと評価されるようなチームを目指していきたいです。

LB峯佑輔副将(教4=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返って

今回の試合はディフェンスとしては14点以内に抑えるということ目標にして、いきなりキックで失点してしんどい状況だったのですが、ディフェンスだけ見ても7点ですし、合計で14点以内に抑えられたのは良かったのかなと思います。

――法大戦からの切り替えというのはどのように

本来であればしっかり立ち直って前半からオフェンスもディフェンスもキックも圧倒できる試合をしたかったのですが、ファーストプレーでTDを取られて、前半終わってみれば全然僅差の試合だったので、そういう意味では立ち直れていない部分があったと試合を通して分かりました。

――前半、ファーストプレーでTDを取られてしまったことに関しては

1プレーもやっていなかった状況だったので、そのあとのファーストシリーズで止められたのはディフェンスとして自分たちのやることをやればできると手応えは感じていました。

――前半は中大に押されてる場面が多かったですが

日大戦からのタックルミスが課題が修正しきれなかった部分があったのですが、今回の試合は用意してきたことが若干外れたときに、DLだったりがこういう風に修正したいとベンチで言ってくれたのでそういうところはすごく助かりました。それが後半立て直す要因になったと思います。

――ハーフタイムにどのようなことで立て直しを図ろうと話し合っていましたか

ディフェンスベンチでは、前半明らかにタックルミスが原因で出されていると分かっていたので、その中で粘って抑えられたのは良かったんですけど、後半は絶対タックルミスなしていこうと声を掛け合っていました。

――ランプレーを何度も止めている場面がありましたが

きょうの試合に関してはDLが相手のOLに対して当たって勝てていたのでLBとしては動きやすかったです。

――この試合を終えてチームの雰囲気はどう変わりました

試合直後に監督から言われたんですけど、さっきも言ったように本来は後半のプレーを前半からやらなければいけなかったとチーム全体で思いましたし、このチームでやれる試合も残りの日体大と慶大の2試合しかなくなったのでその2試合に対してしっかり準備して、試合では普段やっているファンダメンタルのブロックやタックルを出し切るだけです。

――後輩の活躍に関しては

練習中はミスとかが多いですが、そういうミスを重ねるごとに成長してると思うので、このように点数がある程度開いて上級生だけではなく下級生も出られるような試合にこれからもしていきたいです。

――最後に今後の抱負をお願いします

ディフェンスとしてはタックリングということと、この前の法大戦では一回も反則がなかったのが今回の試合は出てしまって、その反則が絶対防げるようなものだったのでなにがなんでも修正して、残り2試合はタックリングと反則を見直してやっていきたいです。

RB井上広大(教4=東京・早大学院)

――試合を終えて全体の感想をお願いします

法大戦と日大戦に負けてしまっていたのでこの試合は絶対に勝ちたいなっていう風にチーム全員で気合を入れて臨んだ試合だったので、全体として結果は勝てて良かったと思います。

――前半いきなりキックオフリターンを決められ追いかける展開となりましたが

いつも自分たちのディフェンスから始まることが多かったので先制されても動揺する雰囲気はあんまりなかったと思います。

――その後すぐのリターンが井上広選手に来て良いゲインを決められたと思うのですが、何か意識したのでしょうか

あれはボールを落としちゃって、落としたやつを拾ってからリターンし始めたんですけど、本当はやってはいけないことで、ちゃんと取ってそのまま走りだしていたらもっと長い距離走れたと思うので、詰めが甘いというか気を抜きすぎたというか。ナイターは本当は難しくてボール見えなかったりするので、そういうのも考えながら練習できていなかったなと反省しています。

――その後すぐTDに結び付けることができて、流れを取り戻すことができたといったところでしょうか

流れを取り戻すことができたのは陽木(QB坂梨陽木、政経1=東京・早大学院)が冷静にコールを出していって、ハドルを毎回組まないで続けていくシリーズだったので、それはQBの技量が問われるところだと思うんですけど、1年生にしてはすごく冷静だし能力も高いし周りが見えてるし、すごい良い選手だと思っているので、その選手がうまく引っ張ってくれたのであのシリーズはTDが取れたという感じですね。

――ご自身のTDの場面を振り返っていかがですか

あまりきれいに抜けてれてなかったですし、きょうランプレーで持った感覚としてはあまり自分の調子が良くなかったかなとは思うんですけど、なんとか体をねじ込めることができたのでそこはまあ良かったかなとは思います。

――後半は攻守で圧倒できたと思いますが、前半と何が変わったのでしょうか

僕はオフェンスとキッキングしか見ていないんですけど、前半は強いて言うならオフェンスは自滅していた感じで、自分たちがミスをしてしまったのであまり点数が入らなかった感じだと思うんですけど、後半はそういうミスをしっかりなくして地道にドライブしていこうという話がハーフタイムに監督からあったので、その通りできたのが後半波に乗れた要因じゃないかなと思います。

――これからも続く試合に向けてどういったことをモチベーションにすることが大事だと思いますか

個人的にはもう日本一になることが難しいという状況なんですけど、自分たち4年生にできることはまだまだあると思うし、試合を通してどういう姿勢で臨んでいるかとかどういう立ち振る舞いをしているか、緊張しないためにはどういうことをしているのかとかそういうことを後輩になるべく伝えられたらいいなっていう風に思っていて、きょうの試合でも後半からRBはすごくメンバーを入れ替えてやらしてもらったんですけど、それも来年もこの厳しいリーグで戦っていく上では下級生が経験を積むのが大事だと思っているので、そういう状況を作り出すってのがいまの4年生の役割じゃないかなと思っています。

――坂梨選手をはじめとする下級生の頑張りに関してどのようにお考えですか

すごいうまい選手が多くて、陽木は素人から見てもすごいうまいと思うんですけどすごく冷静でうまくて、一緒にプレーしているだけでも一年生とは思えないくらい頼もしいなと思うこともあるし、他の1年生、2年生もすごくがむしゃらでしっかり練習してくれて、リーダーシップを取ろうとしてくれる選手が多いのでそこはすごく助けられてます。

――次の試合に向けて抱負をお願いします

またどういう試合展開になるかはわからないんですけど、きょうの前半のようなバタバタって自分たちで自滅するようなフットボールではなくて、相手に合わせないでしっかり最初から全力で相手と勝負して点差をつけて勝ちたいと思っています。

RB井本浩平(商4=東京・早大学院)

――試合全体を振り返って

前半の立ち上がりであまり点が取れなかったのがチームの課題かなと思います。後半の1発目でWR鈴木隆貴(法2=東京・早大学院)がTDをとって、そっからチームの流れが変わったので、あれができるならもっと初めからできたのではないかと思います。

――自身のプレーを振り返ってみて

要所でボールがくるというのは事前にわかっていたことなので、そこをちゃんととれたのは大きかったなと思います。第3クオーター(Q)の終わりのランプレーで(TDまで)1ヤード残してしまって、それは少しもったいなかったかなと思います。TDを決めれるチャンスだったので

――狙ってましたか

狙ってたんですけど、とれなくて残念でした(笑)ブロックに関してはミスが多く、前から言われてきたことができなかったかなと思います。思いっきりブロックできるとこもあったんですけど、加勢していなかった部分もあったのでそこを改善していきたいと思います。

――最初のプレーでTDを決められ、その後も前半はチームの雰囲気が悪いように見えましたが

おそらく前節の法大戦が終わって、あの流れで中大戦に入ってしまい、法大戦に比べて雰囲気が締まっていなかったかなと思います。それが最初のキックオフリターンで(TDに)もっていかれたことにつながると思います。なので最初から締めていかないと、日体大や慶大には通用しないと思うので、チームで最初から締めて雰囲気作りからやっていく必要があると思います。

――締まった後半に向けて意識したことは

チーム全体としてはそこまでなかったのですが、オフェンスとしては最初のシリーズを絶対取るということを目標にして、いい形で点が取れたので、そこでうまく流れに乗れたのかなと思います。

――後半、点差がつき控えの選手が出場していましたが、サイドラインから見ていて彼らの活躍はどうでしたか

RBだと1年の山崎(RB山崎龍哉、文構1=東京・佼成学院)だったり、RB木村達也(国教1=東京・早大学院)、3年の宮澤(RB宮澤幸大、社3=東京・学習院)だったりがボールを持ったりブロックしたりあったと思うのですが、久々の試合で緊張したかと思うんですけど、いいプレーをしていたと思います。今後いつ出せるかわからないですけど、1本目の僕らが早めに差を作って、(控えの選手を)出せるようにしてチームの底上げをできたらいいかと思います。

p>――今のチームでスターターに若い選手が目立ちますが、後輩の活躍を見ていかがですか

3年生にとても勢いがあって、みんな優秀なメンバーがそろっているので、4年生もそれに負けないように頑張らないとなと思っているんですけど、1、2年生が試合に出てくれるは本当に助かっています。チームの雰囲気だったり、試合に出てるメンバーを1年生や2年生が引っ張ってくれている現状があるので、そういう部分には4年生は助かっているかなと思います。

――春は思うようにプレーできず、もどかしい思いがあったと思いますが、この秋のシーズンはいかがですか

春はケガもあって思うようなシーズンを送れなかったんですけど、秋も明大戦でけっこう苦労して、立大戦で肩をけがしてしまって、日大戦もぎりぎりで合わせる形になってしまいチームに迷惑をかけていると思います。これからは本当に後がないので、一戦必勝というスローガン続けて、チームに少しでも貢献できるようにし、チームを勢いづけられたらなと思います。

――残り2試合となりましたが、どのように戦っていきたいですか

チームとしては、後輩にいい形で次のシーズンを送れるように4年生はがんばらなければならないと思いますし、4年生としても負けて終わった代と言われたくないので残り2試合、特に慶大には勝ち切りたいと思っています。個人としては、大学でまだTDをとっていないので、ボールを持ったら1発狙うということを意識してがんばっていきたいです。ブロックもまだ課題がいっぱいあるので、そこを改善していいブロックをして後輩の見本になるようなプレーをしたいと思います。

OL大町慎太郎(社4=東京・西)

――ビハインドからスタートとなりましたが、最初のシリーズにどのような意気込みで向かいましたか

最初のシリーズが一番重要なので、オフェンスとしてしっかりとドライブをして得点を取ろうということを意識していました。

――OLユニットの出来はいかがでしたか

あまりよくなかったと思います。僕自身もスナップミスをしたり相手の体系にアジャストできなかった部分もあって一番してはいけないことをしてしまったので、納得のいく出来ではなかったですし、OLとしてもランプレーで押しきれなかったりサックぎりぎりだったところもあって、良くなかったと思います。

――相手のDLの印象は

スカウティングの段階から速いということは分かっていたので、そこはしっかり足でついて行ってパワーで押していこうということはみんなで意識していました。

――きょうはQBの交代が頻繁にありましたが、連携はいかがでしたか

QBは4人とも頑張ってくれているので、特に気をつけることはなかったです。

――前半に比べて後半は得点が伸びました。どのような点が改善されたのでしょうか

相手のディフェンスの足が疲れて止まってきてしまったというのと、自分たちのオフェンスがうまくかみ合ってきたことが大量得点の要因だったと思います。

――後半にセンターの下級生が出場されていましたが、ご覧になっていかがでしたか

ミスをしないことが一番ですが思い切りやってほしいと思っていたので、やってはいけないミスはやっていなかったですし、後輩はよく頑張ってくれたかなと思います。

――あと2戦、どのようなプレーをして勝利につなげたいですか

もちろん勝つことが大前提です。特に早慶戦は春に悔しい負け方をしているので、オフェンスでは大量得点、ディフェンスでも失点を少なくして、良い勝ち方をしていきたいと思っています。

LBコグランケビン(商3=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

前半は押されていてどうなるかわからなかったんですけど、後半は巻き返して自分たちのフットボールができたかなと思います。

――4Qの初めのほうでインターセプトに成功していましたがどんな気持ちでしたか

最近、インターセプトしていなかったので単純に嬉しいなという思いと少しチームに貢献できたのがよかったなと思います。

――ハーフタイムに修正したところはあったのですか

特に隊形とかを少し変えて細かい修正はしたんですけれど、あまり大きな修正はしていないです。

――相手を止めている場面が多くみられましたがいかがでしたか

相手は強かったんですけどタックルできるシーンができたので、まだまだですけどできたところはよかったなと思います。

――残り2試合、意気込みをお願いします

これからあと2試合も絶対に勝たなきゃいけないので、来年にもかかわってきますし、このチームもまだまだ成長できると思うので、残りの試合は全部勝ちたいと思います。

RB藤井光成(政経3=東京・早大学院)

――前半、外から見ていてどのような気持ちでしたか

思っていたより中大が強かったのですが、自分に機会があれば一発持っていけるように、ということは常に考えていました。

――途中出場となりましたが、どのような意気込みでフィールドに立ちましたか

特になにも考えていなかったんですけど、普段の練習通りにやれば大丈夫だと思っていたので、冷静に入れたと思います。

――きょうはRBの選手が好調な印象を受けましたが、その中でTDを決めたことについて振り返っていかがですか

常に競争が激しいので、結果として現れてすごく良かったと思います。後輩が上手いので、自分も頑張りたいです。

――収穫はありましたか

タックルを2回ぐらい外した時があって、同じ感覚というか同じアングルで入って外すことができたので、そこが自分の中でつかめたと感じる部分ではありました。

――では、次戦以降に向けて課題はありますか

練習で起こらなかったことに対するアジャストがまだまだで足が止まってしまうので、しっかりと対応できるように次から頑張っていきたいと思います。

――連敗からの勝利という結果になりましたが、チームの雰囲気はいかがですか

変わらずモチベーションを高く持っていると思うので、自分も周りを盛り上げられるように頑張りたいと思います。

――留学から帰ってきて迎えた今シーズンですが、何か変わった部分はありましたか

留学から帰ってきてすぐけがをしてしまって、ずっとリハビリをしていて夏頃から復帰したんですけど、プレーではなにもできていなくて自分は後輩よりも全然下手なので、常に挑戦者のつもりで頑張るしかないなと思っています。ブランクは特に感じなかったのですが、やはり気持ちの面では常にフレッシュにやれていると思います。

――最後に、次戦への意気込みをお願いします

相手が変わってもやることは変わらないと思うので、自分が常に冷静でいられるように準備していきたいと思います。

DB藤原健太郎(政経3=東京・早大学院)

――相手を14点に抑えましたが、きょうの試合の感想をお願いします

14点と言っても、ディフェンスとしてはやられてはいけない一発TDをやられてしまったので、14点に抑えるという試合前の目標は達成できましたが、試合の内容としては余り良くないです。

――試合開始直後にキックオフリターンTDを許し、いきなり追いかける展開となりましたが

これまでの試合では最初のキックオフカバーは割りと成功していて、あまり出されていない印象でした。多少チーム的には浮足立った部分もありましたが、逆にそのプレーで自分たちの課題、その選んだプレーの弱点がはっきりしたので、それ以降は割り切って臨むことができました。

――法大戦で優勝の可能性が消滅してしまいましたが、この一戦に向けてどういった気持ちで望みましたか

今回、自分たちのにゲームスローガンが一戦必勝というものでした。目の前の相手に勝つ。勝負に勝つというだけでなく、相手に対しての1対1に勝つという目標を掲げました。リーグの順位などは関係なく、目の前の相手に集中して勝つという思いでプレーしていました。

――ご自身としては今季からスターターで出場される機会も増えましたが

自分としては正直、良いプレーができていないのが本音です。反省が多い試合が多く、自分としては納得できていないので、あと2試合頑張らなくてはと思います。

――残り2試合ですが、意気込みをお願いします

きょうの試合と同じく、一戦必勝というのは心の中に置いて、絶対に目の前の相手を圧倒するという気持ちを持って臨みたいと思います。シーズンは残り1ヶ月しかないので、個人としてもチームとしてもどれだけ成長できるかがカギになると思います。そういったところを練習からしっかりと意識してやっていきたいです。

QB坂梨陽木(政経1=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうの試合は一発目からキックオフリターンTDされて負けた状況からのスタートだったんですが、オフェンスは全試合同様自分たちの試合をしようということを心がけて、声を掛け合ってやりました。

――オフェンスの際、どのようなことを意識してプレーされていましたか

僕の最初のシリーズが、ノーハドルオフェンスだったんですが、前にも言ったとおりとにかくテンポを意識して試合を通してやっていました。

――ハーフタイム、どのような話し合いをされましたか

その時点で、2点差でセーフティーリードではなかったので0対0の気持ちでやろう、ということを話し合いました。

――WR鈴木隆貴選手(法2=東京・早大学院)へのロングパスは、練習してきた形だったのでしょうか

鈴木選手とは、高校の時からの先輩でずっと仲良くさせて頂いてきているんですけど、高校の時からロングパスは鈴木選手が決まっていた印象で、やはり練習してきた形だったので、とても嬉しかったです。

――ルーキーとして、厳しい試合を戦ってきたと思いますが、なにか感じることはありましたか

そうですね、やっぱり試合を通してずっと先輩たちに支えられているんだなということは感じていて、自分は1年生としてクオーターバックを任されるということで、先輩たちには多く声をかけてもらいましたし、自分一人でやっているんじゃないということは感じてほんとに感謝してます。

――次戦への意気込みをお願いします

前からそうなんですけど、特に日大、法大に負けてから、4年生のためにやるということは心に決めているので、出し切って絶対に勝ちたいと思います。

DL武上雅将史(社1=神奈川・法大二)

――法大戦からどう気持ちを切り替えましたか

自分が法政二高出身なので法大には特別な気持ちがあってショックだったのですが、(シーズンの)終わりが見えた分、その期間を全力でやろうと思ってすぐ切り替えました。

――1年生ながらずっと試合に出場していますが、臆せずプレーできていますか

周りの先輩がしっかりと支えてくださっているので、その分安心して、自分はのびのびプレーできています。

――高校と大学とのレベルの差は感じないですか

いや、OLの差はすごくあって、でもワセダが持っているファンダメンタルは通用すると思うので、練習でもっと補っていきたいです。

――中大への対策はどのようにして臨みましたか

中大はガツガツのランプレーやOLが強いという印象だったので、とにかく自分からヒットしていこうと思っていました。

――それはどれくらいできましたか

自分としてはかなりできたと思っています。ただ、今日は個々のヒットでは勝っていたと思いますが、選手間のギャップ、隙があってそこを残りの4週間で埋めていけたら良いと思います。

――後半にはサックを決めましたね

あれはシステムを信じて思い切り突っ込んで決められました。

――狙っていたプレーですか

そうですね。

――あのサックでディフェンスも一気に流れにのったと思います

はい。うれしいです(笑)。

――この後もシーズンは続いていきます。今後に向けて一言お願いします

チームとして日本一は達成できませんでしたが、日本一にふさわしいチームはこれからつくれると思うので、ことしやれることをしっかり突き詰めていきたいと思います。