弓道部

2014.10.25

練習取材 10月22日 東京・早大東伏見弓道場

運命の一戦を前にした早大弓道部の練習に潜入!

 平成27年度東京都学生連盟リーグ戦を順当に勝ち進み、見事リーグ優勝を果たした早大弓道部。今週末はいよいよ入れ替え戦に臨む。大事な一戦を前に、道場にはさらなる技術向上に励む選手たちの姿があった。

 弓道部の練習は17時30分から始まる。実際の試合を意識した実践形式の立練習を前に、まずは射込みが行われた。試合前の附け矢を想定したこの練習では、一人一人が的と向かい合いながら自分の射に集中する。ただ黙々と打ち込むのではなく、部員同士声を掛け合いながら互いに修正を重ねていく。そして確認と調整が終わったところで、次は立練習。本番さながらの緊張感の中、確実に的中させていこうと真剣な表情を浮かべる部員たちの姿は圧巻だ。現在は入れ替え戦直前ということもあり、対戦相手である慶大を想定した対戦形式の立を組んで本番に備えているという。32射28中未満が出たときにはノルマを課すなど、チーム全体の質の安定化にも余念がない。全体練習を終えた後は、22時近くまで自主練習が行われる。

射込みで自らの射の確認、調整を行う

 日々のこうした練習の中で部員たちが念頭に置いていることは、自分のできることをやり切るということだ。どのような局面に立たされたとしても、やることは変わらず自らの持てる力を出し切ることに集中する。練習通りの力を本番でも発揮することを課題とする早大弓道部にとって、それは最も必要な力の1つなのだ。また技術の面でも「深い伸合からの角見の利いた鋭い離れ」を意識しながら技に磨きをかけ、1部昇格への準備を整えている。

試合を想定した立練習に臨む部員たち

 学業との両立で忙しい日々を送る弓道部員たち。時間のない中でも道場に足を運び、毎日矢数をかける人が多数だという。家での筋力トレーニングに勤しむ人もいるそうだ。そうして弓道にひたむきに向き合う部員たちの後ろ姿からは、真剣さ、闘志、さまざまなものが伝わってきた。また同じ目標に向かって全員が一丸となって取り組むことのできるチームワークも魅力の1つであり、受け継がれていく伝統となるだろう。今週末の入れ替え戦を含め、今後の早大弓道部はますます目の離せない存在になることは間違いない。

(記事、写真 松崎はるか)