卓球部

2014.10.25

全日本大学総合選手権個人の部 10月24日 愛知県体育館

男女複ランク入りは2組にとどまる

 個人戦の最高峰、全日本大学総合選手権個人の部(全日学)がいよいよ幕を開けた。大会初日のきょうは主にダブルスが行われ、早大からは総勢6組が出場。チーム全体として苦しい戦いが続き、ランク入りは男子では大島祐哉(スポ3=京都・東山)・上村慶哉(スポ1=福岡・希望が丘)組、女子は小道野結(スポ3=神奈川・横浜隼人)・高橋結女(スポ3=新潟産大附)組の2組のみに終わった。

宿敵メイジを前に敗れた山本勝(左)・竹岡組

 力の差を見せつけられた。ランク入りを目指す山本勝也(スポ3=石川・遊学館)・竹岡純樹(スポ1=青森山田)組は3回戦で第2シードの町飛鳥・森園政崇組(明大)と対戦。「そこ(町・森園組)に勝つことを考えていた」(山本勝)と語るように優勝候補を相手に真っ向勝負を挑んだ。しかし相手の速いラリーの前に終始主導権を握られる。最後まで流れをつかめないままゲームカウント0ー3で完敗。ダブルスでは悔しい結果に終わったものの、あした以降のシングルスで雪辱を誓う。

本来の力を発揮できず惜敗した4年生ペアの森(左)・小室組

 秋季リーグ戦が終了しチームが新体制に移行する中、4年生は有終の美を飾るべく今大会に臨んだ。ここまでチームを引っ張ってきた森美沙樹(スポ4=高知・明徳義塾)・小室奈緒(スポ4=栃木・真岡女)組。ベスト8を懸けた3回戦は序盤から競った展開となった。ゲームカウント1ー1で迎えた第3ゲームでは終盤に追い上げを見せるが、ジュースにもつれ込む接戦を落とす。勢い付いた相手の前に続くゲームを奪われ敗戦を喫した。また佐藤風薫(スポ2=岡山・就実)・田中千秋(スポ1=愛知・愛み大瑞穂)組は先に2ゲームを連取しながらまさかの逆転負け。ランク入りを逃す結果となった。

学生最後の大会として活躍が期待される山本直

 あすの試合ではダブルスの決勝までが行われ、大島・上村組、小道野・高橋組共に優勝が期待される。また、きょう行われたシングルスでは男女合わせて6名が1回戦突破を果たし、あすに駒を進めた。その中で山本直哉主将(スポ4=山口・野田学園)ら4年生の学生最後となる戦いにも注目だ。大会2日目からはシングルスでシード選手が登場し熱戦が予想される。頂点を目指す早大勢の戦いに期待したい。

(記事 石川諒、写真 稲満美也、加藤万理子)

結果

▽男子ダブルス

1回戦

○山本直・高田直騎(スポ2=福岡・希望が丘)組3―2岡村勇希・広沢優組(立命大)

2回戦

○大島・上村組3―0伊藤博徳・高橋秀太組(北陸大)

○山本勝・竹岡組3―1友寄隆也・藤原悠樹組(福岡大)

●山本直・高田組2―3中村祥吾・中村謙吾組(駒大)

3回戦

○大島・上村組3―0石田健太郎・中野智宏組(立命大)

○山本勝・竹岡組3―1榮次慶祥・川久保直人組(龍谷大)

4回戦

●山本勝・竹岡組0―3町飛鳥・森薗政崇組(明大)

○大島・上村組3―2上江洲光志・堀大志組(愛工大)

▽女子ダブルス

2回戦

○小道野・高橋組3―0舛田ひかり・牛嶋沙耶組(熊本学園大)

○森・小室組3―2公平万由里・濱元結女組(新潟大)

○佐藤風・田中3―2中川恵里花・大田真優組(愛工大)

3回戦

○小道野・高橋組3―2梅村晃子・吉野友規組(静岡県立大)

●佐藤風・田中組2―3石川萌子・杉本晴奈組(金城大)

●森・小室組1―3池田真由佳・向山佳那組(関西学院大)

4回戦

○小道野・高橋組3―0片桐彩夏・酒井眞菜組(愛工大)

▽男子シングルス

1回戦

○藤原康明(社3=埼玉・狭山ケ丘)3―2小泉勇貴(京都産大)

○坂口紳悟(社3=東京・早実)3―0松浦善幸(八戸工大)

○山本直3―2江馬健史(八戸工大)

●高田2―3石田健太郎(立命大)

○竹岡3―0南啓志(新潟大)

▽女子シングルス

1回戦

○渡辺由佳(スポ3=静岡東)3―1谷口真那(福岡大)

○加藤夏海(社1=秋田商)3―2久野育美(関西学院大)

コメント

山本直哉(スポ4=山口・野田学園)

――ダブルスの試合を振り返っていかがでしたか

ダブルスはあまり練習する時間がなかったのですが、1試合目は競ったんですけど良い感じで入ることができました。意外と二人共いつも通りにやれて、思い切りやることができました。2試合目は最初サーブやレシーブなどが少しうまくいかなくて相手にリードされてしまいました。そこから追い付いたのですが、やはり0―2というのは厳しく、最後は自分たちのミスで負けてしまったと思います。

――学生の大会としては最後ですが、どのような思いで臨まれましたか

自分は、小学校の時から卓球を始めたんですが、それまでやってきたことを出して、悔いのないように試合するということが今回の目標です。後輩たちには来年も再来年もあると思うので、1試合でも多く勝って、できたらワセダの中で優勝を持ち帰ってほしいと思います。

――シングルス1回戦を振り返っていかがでしたか

相手がペンの選手ですごく回転のかかったボールが多くて。ワセダには居ないので慣れていなかったので少しやりづらかったんですけど、最後は慣れてきて自分の展開で攻められたと思います。

――あしたへの意気込みをお願いします

あしたは2試合勝ってランクの決定戦まで行くことが目標です。

山本勝也主将(スポ3=石川・遊学館)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

町飛鳥・森園政崇組(明大)と当たるとわかった時点でそこに勝つことを考えていたのですが、結果0ー3で負けてしまってすごく悔しいです。

――今大会のダブルスの目標は

町・森園に対してどうやって勝つかっていうのを考えていて、そこに勝つことが目標だったのですがうまくいかなかったです。

――初戦からゲームカウントを奪われる試合が続きましたが

やはりダブルスは慣れていないと難しくて、出だしが相手のボールに慣れていないのでサーブ、レシーブの部分でうまくいかなかったのですが、2セット目からは1試合目も2試合目もうまくできたので良かったです。

――ご自身の調子はいかがですか

最近はすごく良いので、この後シングルスもあるので頑張りたいです。

――シングルスへの意気込みをお願いします

まだ1回もランクに入ったことがないので、ランクを目標にして頑張りたいと思います。

大島祐哉(スポ3=京都・東山)・上村慶哉(スポ1=福岡・希望が丘)組

――きょうの試合を振り返っていかがですか

大島 ベスト8決定戦がセットオールになったんですけど、その試合に勝てたのはすごく大きかったかなと思います。やっぱり優勝を目標にしてるので、一つは苦しい試合があるなってことを終わってから二人で話もしたんですけど、一つ苦しい試合ができたっていうことで、あしたからもいい流れで試合ができるんじゃないかなと思います。

上村 通過点なので、普通かなと思います。勝てて良かったです。

――先ほどおっしゃったように3試合目はフルゲームと競りましたが、相手のどんなところに苦しめられましたか

大島 僕のレシーブがストップになったときにすごく狙われていたので、4セット目と5セット目では少しフリップを多めに、長いレシーブを多めにしたら相手が嫌そうにしてたので、戦術的には良かったかなと思います。あとはきょうの最後、上村くんがすごく(ボールが)入ってたので、それが良かったです。

上村 2セット目、リードしていてそこを逆転負けしたので、それがすごく痛かったかなと思います。

――秋季関東学生リーグ戦を終えてから、ダブルスとして調整したことはありますか

大島 個人の力が上がってくれば、ダブルスとしてもできる技術の幅が広がってくるので、まずは個人の技術を高めることをしました。いままでと違うのは、少し長いレシーブができるようになったことかなと思います。

上村 僕はやっぱりレシーブが課題だったので、レシーブの安定性を高めていく練習をたくさんしました。

――あす以降に向けての意気込みをお願いします

大島 あしたからはもうちょっと厳しい試合になると思うんですが、目標は優勝なので、なんとしても勝って、優勝したいと思います。

上村 優勝が目標なので、一戦一戦気を抜かずに頑張りたいと思います。

藤原康明(社学3=埼玉・狭山ヶ丘)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

落ち着いて試合ができて、組み立てもそんなに悪くなかったのかなって感じです。

――試合前の意気込みは

挑戦しにいこうという気持ちでした。

――試合では、後半に競る展開となりましたが

点数的には競っていたんですけど、あんまり緊張せずにできました。

――あす以降に向けての意気込みをお願いします

向かっていく気持ちで頑張りたいと思います。

森美紗樹(スポ4=高知・明徳義塾)・小室奈緒(スポ4=栃木・真岡女)組

――秋季リーグが終わってからはどのように過ごされていましたか

小室 現役と変わらず練習をしていました。少し少ない感じではありましたが、トレーニングをしたり練習をしたりと、リーグ戦とはあまり変わらずに練習をしてきました。

――全日学ではダブルスどのような目標を立てて臨まれましたか

小室 ベスト4までは全日本の推薦がもらえるので、そこを目標に頑張っていたのですが、負けてしまいました。

――きょうの2試合を振り返っていかがでしたか

小室 こちらも調子も上がってきていいかんじだったんですけど、相手も乗ってきていて。そこで、受け身になってしまったのが、点が取れなかった原因かなと思います。

 相手の方が結構、主導権を握っている感じでした。こちらも競ってはいたのですが、追い付くのがやっとという感じで。たまに良いプレーが出ましたけど、向こうは基本的にずっと自分たちのやりたいようにやっていたので、最後挽回されて負けたのかなという感じはします。

――もう少しこうしたら良かったなと思うことは何ですか

小室 やはり単調にいくと相手も乗ってくるので、もう少しこちらが速かったり遅かったりとか変化を付けられたら良かったかなと思います。

――あしたのシングルスに向けて意気込みをお願いします

小室 私はシングルスに出るのが2年ぶりなので、最後ですし楽しみながら、勝ち負けをあまり意識しないで自分のプレーができたらいいなと思います。

 本当に最後の学生の大会ということもあるんですけど、やはりいままで結構苦い思い出だとかきょねんもすごく悔しい思いをしていたので、そういうふうにならないようにしっかりと自分の卓球をして、自分が納得できるようなプレーで終わりたいと思います。

小道野結衣(スポ3=神奈川・横浜隼人)・高橋結女(スポ3=新潟産大付)

――全日本大学総合選手権個人の部(全日学)の初日、ダブルスの出場でしたが

小道野 ことしから組み始めて初めての全日学でした。春、秋の関東学生リーグ戦(リーグ戦)を戦ってきて、お互いに自信は持っていました。全日学という大会は初めてでも、あまり自分自身はそういう意識は持たないように気を引き締めて(相手に)向かっていけたらと思ってやっていました。

高橋 関東学生選手権もリーグ戦も関東学生新人戦もこのダブルスで勝ってきていて、周りが掛けているわけではないのですが、少なくともプレッシャーはお互いに感じていました。それを重みにしないで、自分たちのプレーができるようにお互いで声掛け合って、いまできているので、あしたにつなげられるように頑張っていきたいです。

――全日学にはどう調整しましたか

小道野 いままでずっとやってきて、課題もお互いに見えてきたので、そこを今回は埋めていくように徹底してやってきました。

高橋 やはり試合の中でサーブ、レシーブがどれだけ上手くできるかで勝敗に関わってくるので、お互いに理解してやってこられました。

――きょうのダブルスの調子はどう捉えていますか

小道野 調子は悪くないと思います。二人で調整し合いながら上がっていけているので、きょうは良かったと思います。

高橋 やはりやりにくい相手も居て、ラリーになったら我慢の試合になってくると思います。そういうところをお互いに自分でここは我慢するところとか決めにいくところなど分かっていると思うので、悪くはないと思います。

――2試合目苦戦を強いられつつも、勝利して3試合目がストレート勝ちでしたが

小道野 2試合目は2―0で引き締めていたつもりでしたが、油断も出てきてしまって自分たちで追い込んでしまいました。そこを3試合目で克服できる戦いができて良かったです。

高橋 2試合目を終えて、きょうのできてない部分がお互いに分かってきたので、そういう場合の対処法を決めて試合に臨めたので気持ちに余裕があったのかなと思います。

――試合のつくり方で共通意識のようなものはありますか

小道野 我慢かな。技術というよりはお互い気の緩みが今回課題と思っています。お互い無いところがあり、そこをしっかり声を掛けられているときはお互い支えあえているのですが、それができないと厳しいので、声の掛け合いとか我慢とかそういう感じです。

高橋 あまり技術がどうのという話はしなくて、メンタルの面は二人で話し合わないときつい部分があるので、そこだけだと思います。

――失点の際の笑顔もそういう意識からのものですか

小道野 それが一番大事だと思います。

高橋 それをしないと二人ですごく深刻になってしまい、プレーが硬くなってしまうので、笑顔は忘れないようにしています。試合中に二人で話し合うことも意識的にやっています。

――タイムアウトやセットの合間のベンチで話されるときもメンタルのことを話しますか

高橋 アドバイザーの方が居るので、そのアドバイスに合わせて話し合います。あとは共通意識と言うよりは感性だよね(笑)。お互いの感性を信じてやる。

小道野 あまり考えていません(笑)。

高橋 染み付いていることやっています。

――あしたの試合の意気込みをお願いします

小道野 ベスト8に入るまでもあまりランクを意識せずにやってこれました。シングルスも始まるので、1試合1試合を大事にしてランクとかは気にせずに自分たちで楽しくやれれば良いと思います。

高橋 二人で全日学に出るのが初めてでどこまでやれるのかを試すのに良い機会なので、挑戦者の気持ちで頑張っていきます。

佐藤風薫(スポ2=岡山・就実)・田中千秋(スポ1=愛知・愛み大瑞穂)組

――全日学の舞台はどうでしたか

佐藤 競った試合が多くかったですが、その分自分たちの試合ができたいたのではないかなと思います。

田中 初めての全日学で最初は力んでしまいましたが、段々自分たちらしいプレーが出てきて良かったと思います。

――きょうのダブルスの調子は

佐藤 悪くはないと思います(笑)。

田中 良かったんですけど(笑)。

――苦戦しながらも1試合目勝利し、2試合目での敗退についてはどうでしたか

佐藤 1試合目の勝利のまま勢いに乗りたかったです。2試合目の2セット目まで乗れていましたが、相手もうまくボールに慣れてきて最後まで対応し切ることができなかったのが、敗因だと思います。

田中 1試合目は我慢で逃げ切った感じでした。2試合目も出だしがすごく良かったのですが、相手にボールの質を変えられた時に対応できなかったのが、まだまだだったと思います。

――2試合目の3セットから連続で取られたのはボールの回転が読まれたからですか

佐藤 お互いにボールが合ってきてしまって、そこで私たちが先に変えられたら良かったのですが、変えられずに相手のペースで試合が続いてしまいました。

――ダブルスで試合に出る機会は少なかったように思いますがどのように調整しましたか

佐藤 練習もこの試合に向けてやってきていたので、負けて悔しいですが、思い切ってプレーできた部分もあったので良い経験になってのではないかなと思います。

田中 リーグ戦以来ほとんど試合がなくて、練習試合の中で自分たちのプレーを見つけていきました。それを出せた部分もあれば、まだうまく相手に対応できなかったという反省点もあるので良い経験になりました。

――あしたからのシングルスについて意気込みをお願いします

佐藤 きょねんは3位になっているので、その結果よりも上を目指して頑張ります。

田中 初出場なので、1年生らしく思い切って自分のプレーができるように頑張りたいです。