準硬式野球部

2014.10.23

東京六大学秋季リーグ戦 10月20日 早大東伏見グラウンド

延長戦の末に惜敗 春秋連覇逃す

TEAM 10 11 12
明大
早大

 最終節・明大戦を1勝1敗とし、3回戦に臨んだ。早大と明大は勝ち点で並んでおり、この試合に勝利したチームが優勝となる。先発の河合亮太(スポ4=茨城・茗溪学園)は2回に1点を失ったが、その後は、安定した投球で追加点を許さない。一方の打線は序盤から何度も好機をつくるも、なかなか得点を奪えない。7回に相手投手の暴投でようやく同点とし、試合は延長戦へ突入した。12回に河合が追加点を許しこれが決勝点に。3年ぶりの春秋連覇をあと一歩で逃した。

 いつも以上に気迫がみなぎっていた。この日の先発はもちろんエース河合。初回から球威のある直球を軸に打者を押していった。2回に味方の失策が絡んで2死三塁のピンチを迎えると中前適時打で1点を失ったが、3回以降は立ち直り、追加点を許さない。試合終盤雨が降り始めたが、河合の投球には影響は与えず、安定した投球を続ける。1-1の同点で迎えた9回、四球と失策で2死一、二塁となるも、続く打者を渾身の直球で空振り三振に切って取り、河合はマウンド上で高ぶった感情を爆発させた。9回終了時点で投球数はすでに120球を超えていたが、河合は延長戦に入ってもマウンドに上がり続けた。延長12回、先頭打者を四球で歩かせると、安打でつながれて無死一、三塁のピンチを迎える。続く打者に投じた外角への球を外野まで運ばれて犠飛となり、ついに追加点を許した。

 9回のピンチを切り抜けガッツポーズを見せる河合

 あと1本が遠かった。この日の早大は走者を出したらバントで送る、という策で序盤から幾度となく好機をつくる。6回までに、2回を除いて毎回得点圏に走者を進めたが、得点に結び付けることができない。ついに同点に追いついたのは7回。蘆野涼(社1=東京・早実)、代打の休波隼人(スポ3=茨城・日立第一)の安打で2死二、三塁の好機が生まれると松本憲太郎(スポ3=福岡・筑紫丘)に投じられた球が暴投となり、三塁走者の蘆野が生還する。待ち望まれた本塁を踏み、試合を振り出しに戻した。しかし、その後は追加点を奪えず延長戦へ。勝ち越しを許した後の12回裏、2死まで追い込まれたが、ここで相手投手も勝ちを意識してか制球を乱す。四死球2つと暴投で2死二、三塁と一打サヨナラの場面が生まれ、打席には土屋聡(スポ3=静岡・磐田南)。ファールで粘ってフルカウントからの球を見逃した。際どい球だったが、審判の判定はストライク。春秋連覇の夢は手からするりとこぼれ落ちた。

12回の2死二、三塁の好機で三振に倒れた土屋

 惜しくも優勝を逃した早大。だが最後まで、ことしの早大らしい粘り強い試合を見せてくれた。南貴文主将(スポ4=兵庫・加古川西)は「1年やってきたことが出た」とこの試合を振り返る。らいねんはどのようなチームになるのか楽しみだ。

(記事、写真 河島孝大)

コメント

南貴文(スポ4=兵庫・加古川西)

――きょうの試合を振り返って

ただただ、悔しいですね。

――きょうは走者を出したら、徹底的にバントで進める、という作戦でしたがその意図は

どんどんチャンスをつくって、そこから1本出すということを考えていましたね。

――きょうは早大らしく最後まで粘り強い試合ができました

いや、まあこの1年やってきたことが、出たのかな、と。結局負けてはしまったんですが。そこは僕らの良さというか、日頃の練習の成果が出たのかな、と思います。

――練習においても『粘り強さ』は意識されてきたのですか

粘り強くなろう、ということは練習で意識しているわけではないですが、辛い練習もあったと思うんですけどそういう練習に耐えてきたことが、試合に出るんですかね。

――後輩に何か伝えたいことは

4年間という限られたなかでいろいろ辛いこともあると思うんですけど、全力で頑張ってほしいな、と願っています。

河合亮太(スポ4=茨城・茗溪学園)

――きょうの投球を振り返っていかがでしたか

きょうは今季で一番良いピッチングができたので、それで負けたのならしょうがないかなと思います。

――延長まで投げられましたが、最後の12回に入っても球速は落ちていないように見えました

負けたら最後だったので、全力出して負けたら仕方ないという気持ちで投げていたので、無心で投げていたようなものです。

――延長12回で失点を許してからの最後の一球は気持ちが込もっているように見えましたが

僕らは後攻だったので、裏の攻撃に繋げられればと思って。もしかしたらその一球が最後になるかもしれなかったので、気持ちを込めて投げました。そして裏に望みを繋ぐというか、追いついて逆転したりしてくれたらまだ野球ができるなと思いながら、最後の一球は投げました。

――優勝をあと一歩というところで逃してしまった要因は何だと思われますか

慶応戦落としたのから始まり、今季は自分の調子が悪くて野手に助けてもらっていました。きょうの試合は本当はロースコアになると分かっていたので僕が0点に抑えれば勝てた試合なんですけど、2回と最終回に1本打たれて、相手の方が勝負強かったのかなと思います。

――準硬式野球部で闘った4年間を振り返っていかがですか

『楽しかった』の一言です。いろいろやらかしたこともあったのにそれでも僕を使ってくれて。先輩方にも感謝してますし、良い後輩を持てて本当に良かった。OBの方々やキャプテンなど、本当に人に恵まれていて、とにかく関係者全員に感謝したいです。