バスケットボール部

2014.10.21

第90回関東大学2部リーグ戦 10月18日 東京・東洋大総合スポーツセンター

日大に勝利 接戦制す

 「ナイスゲーム」———そんな言葉が相応しい試合だった。関東大学2部リーグ戦も終盤に差し掛かったきょう、早大は日大と対戦した。立ち上がりは相手の高さのあるディフェンスに苦しめられ、攻めあぐねる場面が続くが、そこを辛抱強く耐え抜く。空気が変わったのは第3クオーター(Q)。徐々に早大の外からのシュートが決まり始め、57-59の2点差まで詰め寄ると、第4Qの開始直後に逆転に成功する。その後一進一退の攻防が続き、残り40秒でわずか2点のアドバンテージしかなくなるが、最後まで集中を切らさず、最終スコア83-77でゲームを制した。

 第1Qでは、相手の高さを活かしたプレーに流れを握られてしまう。F山本純平(スポ3=福岡第一)がどうにか中に切り込み得点を上げるが、外からのシュートを決めきれない。対して、相手はポストプレーを中心に点を重ね、早大は我慢の展開を強いられた。第2Qに入り、未だ攻撃面ではそのきっかけを模索する早大だったが、ここからディフェンスが機能し始める。ジワジワと攻めより、第2Q終了間際にSF新川敬太(スポ1=東京・京北)がブザービーターとなるスリーポイントシュート(3P)を決め、31—35と後半に望みを託すスコアで折り返す。

この日5本のスリーポイントシュートを決めた新川

 試合が動いたのは第3Qだった。新川やG池田慶次郎(社3=東京・京北)を中心に連続で3Pを沈め、残り5分を切ったところで遂に逆転。その直後に相手の3Pが決まり再逆転となるが、そこからゲームは両者一歩も譲らない緊迫の様相を呈する。個々のプレーも勢いづき、ルーズボールやリバウンドに対する反応も格段なものとなっていった。続く第4Q、なおも接戦は続き、残り2分を切っても点差は0。均衡を破ったのは本日絶好調の新川の3Pだった。しかし、決して安心できる点差ではなく、試合は最後までもつれ込んだが、G河合祥樹(スポ2=京都・洛南)のジャンプショットが決定打となり、83-77での勝利となった。

勝負所でシュートを沈めた河合

 

 「気持ちで勝ちにいった勝利」と新川が話した通り、なかなか差が詰まらないなか、ディフェンスは気持ちを切らさず耐えぬき、こちらに流れを引き寄せられたことは大きな収穫となるだろう。序盤優勢だった相手にとっては悔しい敗北となったかもしれない。しかし、それほどお互いの力がぶつかり合った内容の濃い試合になった。次は現在首位の大東大との対戦となる。きょうの勢いをそのままに、連勝を期待したい。

(記事 平野紘揮、写真 藤巻晴帆)

第90回関東大学2部リーグ戦 10月18日(vs日大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

15 16 26 26 83
日大 23 12 24 18 77
◇早大スターティングメンバー◇
G#34 池田慶次郎(社3=東京・京北)
G#11 河合祥樹(スポ2=京都・洛南)
SF#36 澁田貴大(スポ2=東京・京北)
F#16 山本純平(スポ3=福岡第一)
C#38 宮脇隼人(スポ2=京都・洛南)
◇主なスコアリーダー◇
得点  新川敬大:18得点
リバウンド  木村晃大、山本純平、池田慶次郎、澁田貴大:4リバウンド
アシスト  池田慶次郎、森井健太:2アシスト
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コメント

F木村晃大(スポ4=東京・京北)

――きょうの試合を振り返って

きょうは入れ替え戦に行くのに負けられない試合だったのでチームで一生懸命頑張りました。勝ててよかったと思います。

――負けが許されないなか、この1週間でどのように練習に取り組みましたか

今週は、日大も大東大も背が高い選手が多いのでディフェンスのマンツーマンやゾーンをチームみんなで確認する、という作業をしていました。

――前半は、日大のペースで試合が展開されていましたがいかがでしたか

自分たちのシュートが入らなくて、向こうがしっかりシュートを決めていたのですがインサイドを守っていれば後半自分たちにチャンスがくると思って守りました。

――どのように流れを変えましたか

もう自分たちがディフェンスさえしっかりやれれば向こうが我慢できなくなると思ったので、集中力が切れたところで畳み掛ければと思いました。

――後半、自身のスリーポイントシュートなどの好プレーがチームの得点源となっていましたが

最近のリーグ戦では後輩が頑張っていたので、4年としてしっかりプレーしていかなくてはならないと思い後輩のために一生懸命プレーしました。

――一進一退の試合展開に最後まで予測不可能な結果となりましたが

やっぱりこの試合で勝てればチームが浮上するきっかけがつかめると思ったので、コートの中には4年生1人だったのですが最後まで声出して我慢して、というのは勝てるまで心がけていました。

――次戦は大東大との試合です。意気込みをお願いします。

勝つしかないのでしっかり戦っていきたいと思います。

G池田慶次郎(社3=東京・京北)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

前半はシュートがあまり入りませんでしたが、1試合を通してディフェンスで我慢することができました。後半みんなが思いきりのいいシュートを打ち、それが入っていたので、ディフェンスで我慢できたことが勝因かなと思います。

――高さのある日大でしたが、意識していたことはありますか

中を守ることもですが、ガードに余裕を持たせるといいパスが入ってしまうので、ガードにプレッシャーをかけてローテーションをしてっていう練習をしてきました。それがこの試合はできたので良かったと思います。

――ディフェンスがよく機能していましたが、振り返っていかがでしたか

1試合を通して我慢し続ければ、最後こうやって勝ちも転がってくると思うので、あと3試合みんなでディフェンスを意識してしていけばいい結果になると思います。

――ご自身スリーポイントシュートの調子が良かったですね

ドライブが全然だめだったので、切り替えて外のシュートを打っていこうと思い、思いきり打てたのが良かったのかなと思います。

――きょうはチームとしてリバウンドへの意識も高かったと思いますが

先週の中大戦でオフェンスリバウンドを積極的に取りに行ったら、取れなかったとしても相手の速攻を防げるし、いいことだらけということをみんなで確認したので、きょうの試合もリバウンドに積極的にいけました。こぼれ球とかでシュートも入れられたので、これからも積極的に続けていこうと思います。

――接戦を制したことでチームの雰囲気もいいのではないでしょうか

この試合はみんなで勝てたというのがみんなの中にありました。最後のミーティングでもみんなで勝てて良かったという話をしたので、よりひとつにまとまっているかなと思います。

――リーグ戦残り3試合となりましたが、これからの試合に向けて一言お願いします

1試合1試合ディフェンスで頑張って、勝ちにこだわっていけたらと思います。

G河合祥樹(スポ2=京都・洛南)

——立ち上がりは流れがつかめず苦しい状況でした

出だしのところで僕らのディフェンスの戻りが遅くて、簡単に速攻やゴール下のシュートを決めさせてしまったのが原因だったと思います。

——チーム全体としてなかなかシュートが決まらない状況でしたが、いかがでしたか

一本入らないとそこから立て続けに外してしまうという悪い流れがあるんですけど、最終クオーターでは、入る入らないは別として、みんな思い切り打ててたので良かったのかなと思います。

——きょうは接戦でしたが、どのような気持ちでプレーしていましたか

そんなに意識していなかったんですけど、個人的に最近ずっと調子が悪くて、逆にチームの調子は上がっていたので、ちゃんとそれに着いていかないといけないと思っていました。

——あしたの大東大戦は大一番になりますが、意気込みをお願いします

きょうある程度できたワセダのチームディフェンスというのを、あしたも徹底してやって、思い切りよく攻めて勝ちたいと思います。

SF新川敬太(スポ1=京都・洛南)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

前回と同じく、今回も気持ちで勝てた部分が大きいと思うので、少しはかみ合ってない部分はあったんですが、そこを持ち直して頑張れたと思います。

――相手の高さを生かしたプレーに苦しめられる展開もありましたが

スタメンの下の2人がファウルトラブルになってしまうと、サイズが大きくダウンしてしまうので、そこでミスマッチがおこって、得点を取られてしまったかなと思います。

――前半はシュートを決めきれませんでした

前半は皆ゴールを見ていなくて、自分がシュートを決めるんだという思いが足りていなくて、その気持ちがプレーに出ていないシュートになってしまっていたかなと思います。

――後半からは新川選手のスリーポイントが光りました

自分はサイズが小さいので、大きい選手を外に引き出せればミスマッチがスピード面で起こってくると思っていました。そこを意識しながらのシュートでした。

――あしたの大東大戦に向けての意気込みをお願いします

今日のように、明日も気持ちを前に出して、もう負けられないので絶対に勝ちにいきます。