準硬式野球部

2014.10.20

東京六大学秋季リーグ戦 10月19日 早大東伏見グラウンド

今季初の完封負け 優勝は次へと持ち越し

TEAM
早大
明大 ×

 1回戦に勝利し優勝に王手をかけた早大はこの日、明大との2回戦に臨んだ。先発の向江洋光(人3=大分上野丘)は、自身の制球の乱れに味方の失策が絡んで2回に2点を失ったが、その後は立ち直り以降の得点は許さなかった。打線は序盤に度々好機をつくるも得点に結び付けられない。終盤は、相手投手の巧みな投球の前に凡打の山を築かれ、2-0で今季初の完封負け。粘投した向江を援護できず、優勝の行方は次の試合へと持ち越しとなった。

 立ち上がりの隙を突かれた。先発のマウンドに上がった向江は、直球と変化球を織り交ぜ、初回はテンポ良く三者凡退に抑える。順調な滑り出しに見えたが2回、制球に乱れが出た。向江も「2回の先頭打者への四球が全てだった」と振り返るように、この回の先頭打者を四球で出塁させると、盗塁、犠打、2つ目の四球で1死一、三塁とピンチが広がる。ここで盗塁を試みた一塁走者を刺そうと、捕手の松下和樹(先理3=静岡・掛川西)が二塁に投じた球が暴投となり、三塁走者が帰還。無安打で先制点を奪われた。さらに後続にも適時打を浴び、向江はこの回2点を失った。だがその後は落ち着きを取り戻し、3回以降は相手打線を散発2安打に抑えて追加点は許さず、味方の援護を待った。

 粘投実らず敗戦投手となった向江

 初回の不運が痛かった。打線は、初回2死から土屋聡(スポ3=静岡・磐田南)、南貴文(スポ4=兵庫・加古川西)の連打で一、三塁の好機を迎える。続く児玉恵佑(スポ4=長野)が放った鋭い打球は二塁手の頭を越え、ベンチから歓声が上がった。しかし、これが相手右翼手の好守によってまさかの右ゴロとなり、先制点を奪うことはできなかった。3、4、5回も得点圏まで走者を進めて得点の気配を漂わせたが、あと1本が遠い。試合後半も尻上がりに調子を上げる相手投手を打ち崩すことはできず、6回以降は安打1本。攻略の糸口をつかめぬまま、完封負けを喫した。櫻井雄祐学生コーチ(人4=神奈川・桐蔭学園)も「策を具体的に提示できなかった」と試合後、悔やんだ。

3回の好機でフライに倒れる南

 次の試合を制したチームが優勝となる。それだけに両チームとも高いモチベーションで試合に臨むはずだ。勝負を分けるのは、どれだけ自分たちの力を発揮できるか。やるべきことは変わらない。勝利を求めるのみだ。

(記事 河島孝大、写真 尾澤琴美)

コメント

南貴文主将(スポ4=兵庫・加古川西)

――きょうの試合を振り返って

赤尾(裕希、4年)にやられたな、っていう試合ですね。

――勝てば優勝、という試合でしたがプレッシャーは感じていましたか

きょうは部員にも伝えたんですけど、優勝どうこうじゃなくて、目の前の一戦、一球に集中して、とにかく全力を注ぐように徹底していたので、特にプレッシャーとかは、ぼく自身は感じませんでしたね。自分自身はなかったんですけど、周りはかんじていたのかもしれないですね。

――後半はゴロを特に打たされていたように見えましたが

序盤は逆にフライが多かったので、それを修正していたのかな、と思ったんですけど、打たされていたりもしたんですかね。だから赤尾が良かったのだと思います。

――初回、まさかのライトゴロで好機をつぶしてしまいましたが

うーん、そうですね。でもしょうがなかったんじゃないですか。いい当たりでしたし。

――明日への意気込みをお願いします

死ぬ気で勝ちます。

向江洋光(人3=大分上野丘)

――きょうの結果についていかがですか

残念な結果ではあるんですけど、あしたが勝負なので、とりあえずきょうは切り替えていこうと思っています。

――連投となりましたが、どのようなことを心がけて投げましたか

きのう2回と3分の1しか投げていないので、あまり影響はないかなとは思ったのですが、最後まで投げれて良かったです。

――疲れはありましたか

多少腕が重いかなというのはありましたが、投げてみれば最後まで行けたので、疲れは影響なかったのかなと思います。

――その中での好投でしたが投球振り返っていかがでしたか

2回の先頭打者への四球がこの試合の全てだったかなと。もったいないことをしたなと思います。あの回だけしかやられていないと思うのですが、バッテリーの2人で慌ててしまって、野手に申し訳ないなと思います。

――あしたの試合への意気込みをお願いします

4年生をいい形で送り出すためにも、優勝して終われるよう頑張りたいと思います。

櫻井雄祐学生コーチ(人4=神奈川・桐蔭学園)

――きょうの試合を振り返って

打撃の工夫がなかったこと、策を具体的に提示できなかったことが、自分自身の反省点です。また、アウトの取られ方も単調だったので、そこに対応する工夫があればよかったなと思います。

――好機をものにできなかった要因は何ですか

こちらから仕掛けられなかったこともありますが、同じような撃ち取られかたをしていたので、好機でも、そうでないときでも、それぞれのケースに応じた工夫が欲しかったなと思います。

――それに対して守備面では、いいプレーが多く出ました

際どい飛球に追い付くことができましたし、松本(憲太郎、スポ3=福岡・筑紫丘)もしっかり守ってくれていますし、守備の面ではあまり心配はしていないです。しかし、相手に盗塁のタイミングを盗まれている部分があるので、牽制を入れてみたり、間を変えてみたりすることは、必要だなと思います。

――あすは、優勝に向けて最後の大一番になります

この1年間はあっという間に過ぎていって、春も優勝して、夏にも全日本に出させてもらいました。しかし、そのような肩書きは抜きにして、メンバーも、メンバー外も全員で一丸となって、勝って優勝を決めたいなと思います。