野球部

2014.10.20

秋季リーグ戦 10月19日 神宮球場

粘りの投球でリードを守り切る/明大2回戦

明大2回戦
明大
慶大 ×
(慶)○三宮、佐伯-須藤、小笠原
◇(本塁打)横尾2号2ラン(三塁打)谷田(二塁打)谷田、山口

 前日の試合では延長12回の末に悔しいサヨナラ負けを喫した慶大。負ければ優勝の望みが絶たれるという状況の中、明大との2回戦に臨んだ。1回に横尾俊建(3年)の2点本塁打で先制すると、2回にも須藤隆成(2年)の犠飛で追加点。確実に点を重ね、序盤から試合の主導権を握る。投げては先発の三宮舜(3年)が打たせて取る投球で、7回を5安打1失点に抑える。走者を背負いながらも要所を締め、3-1で勝利を飾った。

勝利に喜ぶ慶大の選手たち

 前日の暗雲を振り払うように、打線は初回から躍動する。3番・谷田成吾(3年)が二塁打で出塁し、2死から好機を演出すると、打席には慶大の誇る強打者・横尾。カウント2-2からの5球目。甘く入った球を見逃さなかった。振り抜いた鋭い打球は、左翼手のはるか頭上を越え、スタンドへ突き刺さる。横尾は打球の行方を見届けると、ゆっくりとダイヤモンドを一周。今秋2本目の本塁打は、チームに先制点をもたらす貴重な一打となった。攻撃の核となる主軸二人の活躍で2点を先制した慶大。続く2回には竹内惇(4年)と山口翔大(2年)の連打で無死二、三塁とすると、須藤の犠飛で1点を追加する。幸先のよいスタートで、チームを一気に勢いづけた。

 初回、打線の勢いに応えたい三宮が先発のマウンドへ。前回登板の法大2回戦では制球が安定せず、無念の途中降板を強いられていた。雪辱を果たすべく登板したきょうは、5回まで粘り強い投球で三塁を踏ませない。最大の危機は6回。2四球で2死一、三塁としてしまうと、対するは明大の5番・糸原健斗。球場中が明大の反撃ムードに包まれ、絶体絶命の場面を迎えた。その初球、流し打ちされた打球は飛びつく三塁手の横をすり抜け、左翼線へと転がってしまう。これを見た三塁走者が生還すると、続いて一塁走者も勢いよく三塁ベースを駆け抜ける。しかし左翼手・佐藤旭主将(4年)は慌てなかった。素早く遊撃手・山本泰寛(3年)に転送すると、正確な返球が捕手へと渡り、本塁タッチアウト。試合の流れを一気に引き戻す。味方の好守に助けられ、ピンチを最少失点で切り抜けた左腕は大きくガッツポーズを見せた。8回からは佐伯瞭太(4年)がマウンドを引き継ぐ。テンポのいい投球で2回を1安打無失点。最上級生の意地を見せ、勝利に貢献した。

7回1失点と先発の役割を果たした三宮

 投打がかみ合い、接戦を物にしたこの試合。だが一方で、課題も明らかになった。好機を生かしきれなかった打線には不安が残る。5回、8回と共に満塁の場面でそれぞれ併殺打と2者連続の空振り三振。得点圏に走者を進めながらも追加点を奪えない、歯がゆい場面が目立った。1点を争う展開が予想される次戦に向け、リードを奪っても攻撃の手を緩めずぜ目続ける集中力が必要とされる。あすはいよいよ明大との決着を付けるとき。必ずや勝ち点を奪取し、その先に控える伝統の一戦に向けて弾みをつけたい。

(記事 吉原もとこ、写真 三上雄大、井上雄太)