ソフトボール部

2014.10.14

秋季リーグ戦 10月11日 埼玉・東京富士大日高総合グラウンド

得点機生かせず リーグ戦連敗

TEAM
早  大
東京富士大 ×
●常盤、泉―大内

 秋季リーグ戦(リーグ戦)初日から台風の影響による試合延期を挟み、迎えたリーグ3戦目。東京富士大との試合は投手戦となった。先発の常盤紫文(スポ2=千葉・木更津総合)、継投した泉花穂(スポ3=香川・高松南)の両投手は6回を1失点に抑える力投を見せたが、打線がそれに応えられない。ワセダはほぼ毎回走者を出し好機を演出するものの、得点にはつながらないまま試合は終了。この敗戦によりチームの抱える課題が明確になった。

 前週の日体大戦に続き先発のマウンドを任された常盤。初回、先頭を3球で打ち取ったものの、続く打者にファールで粘られた末、内野安打を打たれてしまう。その後も盗塁や四球があり、2死一、二塁。先制点を献上してしまうかに思われたが、東日本大学選手権、全日本大学選手権と経験を積んできた常盤だ。焦ることなく捕手のミットを見据え、淡々と投げ込んでいく。続く打者から三振を奪い、失点の危機を難なく切り抜けた。2回は自らの好守も光り相手打線を三者凡退に仕留める。しかし次の3回、2死を取ってからだった。四球で走者を出すと、またしても盗塁を許してしまう。そしてフルカウントから相手3番に投げ込んだ6球目。「ストライクを入れたいという思いから球が甘く入ってしまいました」(常盤)。鋭い打球は右中間への適時三塁打に。審判への対応がうまくいかなかったことから与えた1点。バッテリーの連携を強めることは必要不可欠だ。

力投を見せた常盤

 打線をつなぐことができなかった。3回、先頭の鹿野亜矢(社3=岐阜・多治見西)が左前安打で出塁。松本彩絵(社3=鳥取城北)の犠打で2死二塁とし、この試合初めて得点圏に走者が進む。しかし後が続かず、スコアボードには0が刻まれた。6回は先頭の大内佳那(スポ2=千葉・木更津総合)が左前安打で出塁したものの、後続が三者連続で凡退。最終回にも走者を出したが、またしても得点にはつながらなかった。好機に1本が出ない打線について、芹田泉紀主将(社3=千葉経大附)は「狙い球を絞れていなかった」と振り返る。打線における自分の役割をしっかりと自覚しつつ、目の前の一打席に集中するという課題が新たに見つかった。

最終回に安打を放った高橋あゆみ(教2=神奈川・厚木商業)

 試合をするたびに見つかる課題。始まったばかりのチームにとって、課題を見つけ、自覚することは不可欠だ。リーグ戦も残すところ2試合。自分たちの現状を見つめ、遥か先の高みを見据えて。成長の秋は、少しずつ深まっている。

(記事 土屋佳織、写真 藤川友実子)

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コメント

吉村正監督(昭44教卒=京都・平安)

――打線がつながらない原因はどこにあるのでしょうか

向こう(東京富士大)のピッチャーが良かったんですよね。試合後のミーティングで言ったのは、初めから1点勝負っていうのは分かっていて、初回に大内(佳那、スポ2=千葉・木更津総合)がバント失敗したのが大きいんだぞ、と。あの場面でバントをきちんと決めておくと、相手のピッチャーは1年生だから、崩れるんですよ。でも失敗したから、相手のピッチャーを助けたような形になってしまいました。それで(コースが)真ん中でもスライドするようなボールを(相手ピッチャーが落ち着いて)投げられるようになって、それを打たなきゃならなくなるから向こうのペースになってしまった。(部員に)いつも言っているんだけども、どこの大学も初回に一番点が入りやすいような打順を組んでいるわけです。私はあまりバントのサインを出さないけれども、(この試合は)1点勝負になると読んでバントのサインを出したときに失敗したら絶対に駄目なんです。それがうちの弱さだった。だから指示通り動けるようにしっかり練習しておきなさいとアドバイスしました。

――常盤紫文選手(スポ2=千葉・木更津総合)にDPとして投手の宮川眞子選手(スポ1=福島・帝京安積)を付けた理由は

このチームはピッチャーにも打たせようというのがテーマなんですよ。ピッチャーはより立派になるためにバッターの心理をしっかり読まなければいけないというのが私の考えで、ピッチャーをさらに1ランク上手にするために打たせています。もちろん常盤を打たせてもよかったんだけども、宮川に「バッターに徹底して打ってごらん」ということでDPとして起用しました。やっぱりしっかりしたバッティングはできないから、もっともっと経験を積まなければいけないなと。ピッチャーというのはバッティングセンスがあるのが一番大事。センスがあるならば打たせた方が良い。打って気分が良くなればピッチングにも良い影響が必ず出ますから、もちろんその反対もありますけど。ピッチャーは打った方が良いというのが私の信念で、投手陣も理解してくれたので、宮川をDPとして使いました。

芹田泉紀主将(社3=千葉経大附)

――無得点での敗戦となりました

きょうは試合の前からみんなあまり集中力がなくて、チームの雰囲気もあまり良くなかったっていうのがバッティングや守備に影響してしまったのかなと思います。

――相手先発を打ち崩せなかった原因は何でしょうか

相手ピッチャーが投げてくる球に対して、どこ(のコース)を狙うのかっていうことをみんな明確にできていなかったので、狙い球を絞ることができなかったのが打てなかった原因だと思います。

――打線全体で意識されていたことはありますか

前回と同じく、思い切り積極的に振っていこうというのは共通意識としてあったんですけれども、狙い球を絞れていなかったというのもあって、ちゃんと(来る球に対して)振り込むことができなかったのが失敗でした。

――次戦の東女体大戦に向けて改善点などは話し合われましたか

チームが一体となって相手ピッチャーの球を見るということと、声掛けをもっとしていこうと話し合いました。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

東女体大には公式戦で負けているというこれまでの結果があるので、それを覆せるようにみんなでしっかり戦いたいと思います。

常盤紫文(スポ2=千葉・木更津総合)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

悔しかったです。

――ご自身の調子はいかがでしたか

けっこう低めに決まっていたと思うんですけど、それをあまり(審判にストライクと)とってもらえなくて、表情とかに自分も出してしまったのでそこがだめだったかなと反省しています。

――3回は2死からの先制でした。原因は

ストライクが入らなくて3ボールから打たれたので、とりあえずストライクを入れたいという思いから球が甘く入ってしまいました。

――きょうの投球で意識したことは低めに集めるということだったのでしょうか

そうですね。めりはりを付けることも意識しました。

――緩急の差ということでしょうか

緩急もそうですし、上げる下げるの上下のめりはりを意識しました。

――インカレを終え、新体制になりましたがいかがですか

キャッチャーが変わって、初めて同士なので楽しみながらやっています。

――次の東女体大戦への意気込みをお願いします

東女体大には前回打たれてしまっているので、抑えられるように頑張ります。