バレーボール部

2014.10.14

秋季関東大学2部リーグ戦 10月12日 埼玉・大東大東松山校舎総合体育館

リーグ最終戦、勝利で締めくくる

 秋季関東大学2部リーグ戦(秋季リーグ戦)の最終戦は都留文科大との一戦。全員で楽しむということを目標に、選手たちは最終戦に臨んだ。3セット中、第1、2セットがジュースにもつれ込む予想外の接戦となるも、なんとか2セットを先取する。第3セットでは4年生、木暮美波(人4=群馬・高崎女)の活躍、つなぐバレーからの多彩な攻撃で徐々に自分たちのペースを取り戻し、終始相手を圧倒。リーグ最後の試合をセットカウント3-0(32-30、27-25、25-16)の勝利で終えた。

 第1セット、黒木麻衣主将(スポ4=大阪国際滝井)も今季の課題として挙げる立ち上がりに苦しんだ。きょうも序盤から中盤までなかなかリードを奪えない展開に。一度目のタイムアウト後、唐木沙彩(スポ3=千葉・柏井)の緩急をつけた攻撃で波に乗ったと思われたが、相手のセッターのトスワークに翻弄(ほんろう)され、追いつくことができない。それでもなんとかジュースに持ち込み、30点まで競った末、32-30でこのセットをものにした。

 第2セットでは佐藤夢菜(文2=埼玉・狭山ヶ丘)のジャンプサーブが有効に機能し、2本のサービスエースを含む5連続ポイントでリードを奪う。終盤、今度は都留文科大が食い下がる。エースの勢いをとめられないワセダはついに最大6点の差をジュースまで詰められてしまう。しかしここを関根早由合(スポ3=神奈川・橘)のクイックなどで逃げ切り、27-25で第2セットも奪った。

サービスエースも決めた佐藤のジャンプサーブ

 4年生にとっては最後のリーグ戦。ここを良いかたちで終えられるかが問われた第3セット。第2セットから途中出場していた木暮がそのまま先発。ライトからの攻撃でチームを盛り立て、ワセダは勢いそのままに序盤から大きくリードする。ここでもう一人のセッター、芹澤友希(スポ1=茨城・土浦日大)を投入し、黒木が攻撃参加するツーセッターや、加納茉未(社2=北海道・札幌大谷)が後衛から打つという戦術を披露。その後は関根がクイックやブロードなどの多彩な攻撃を決める大活躍でチームをけん引し、試合を有利に運ぶ。ワセダは終盤までリードを保ったままこのセットを25-16でものにし、最終戦を勝利で締めくくった。

バックアタックも決めた加納

 立ち上がりに苦しむという課題は残ったものの、最終セットはツーセッター、バックアタックなどいろいろな攻撃パターンを見せ、まだまだ可能性の大きいチームであることを感じさせた。「このチームでできることも増えたし、そこを全部出し切って、最後結果を残したい」(黒木)。おおいに潜在能力を秘めたチームが、集大成での覚醒を目指す。

(記事 井上陽介、写真 石川諒、渡辺新平)

セットカウント
早大 32-30
27-25
25-16

都留文科大
スタメン
レフト 唐木沙彩(スポ3=千葉・柏井)
レフト 加納茉未(社2=北海道・札幌大谷)
センター 佐藤夢菜(文2=埼玉・狭山ヶ丘)
センター 関根早由合(スポ3=神奈川・橘)
ライト 平山璃菜(スポ2=東京・文京学院大女)
セッター 黒木麻衣(スポ4=大阪国際滝井)
リベロ 中川知香(スポ1=神奈川・橘)
最終結果

5位 7勝3敗(予選リーグ:4勝3敗 決勝リーグ:3勝)

※決勝リーグの勝敗数は、予選リーグの結果と合算して計算される

※予選リーグの結果を受け、上位と下位に分かれて決勝リーグで対決。それにより最終順位を決めるため、勝敗の合計と最終順位は一致しない

※早大は予選リーグ5位のため、決勝リーグは5位~8位による下位リーグで行われた

個人賞

ブロック賞 関根早由合(スポ3=神奈川・橘)

サーブ賞 唐木沙彩(スポ3=千葉・柏井)

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コメント

黒木麻衣主将(スポ4=大阪国際滝井)

――最後のリーグ戦を終えてみて、いまのお気持ちを教えてください

素直に悔しいという気持ちが、いまもまだあります。もちろん結果を見て悔しいという気持ちもあるのですが、良い状態から入っても、最後結果に左右されて崩されてしまったり、追い込まれた時に固まれなかったことの方が、いまは悔しいなという気持ちでいます。

――きょうはどのような意気込みで臨まれましたか

苦しい試合が続いていて、一人一人が出せる力が出せないということに焦ったり、理想と現実の差に苦しんだリーグ戦でした。そういう余計な、できるはずなのにとかいうことを考えるのではなくて、いま自分たちができることを全力でやろうと。いまこのチームでできる1点1点を楽しんでいこうと。そうしたら良いプレーが絶対出てくるし、次につながる試合になるというのは確信していたので、そういう気持ちを私たちから下級生に向けて伝えて、試合に臨みました。

――第1セット、立ち上がりに苦しみました

もうこのリーグでの課題だなとすごく思います。1セット目だったり最初の5点だったりと、序盤に崩されることがこのリーグ戦はすごく多く、そこがうちの一番の欠点なので、全日本大学選手権に向けて直していくべきところなのかなと思います。

――先ほど監督も、皇后杯予選やインカレは3セットマッチが続くので、非常に入りも大事とおっしゃっていましたが、どのような対策をしていきたいですか

そうなんですよね。多分ここがだめと言わなくても、一人一人が出だしの悪いことは受け入れていると思います。そこは練習して、アップの仕方だったり練習の仕方もそうですけれど、最初から100%が出せるような練習をしていくしかないなと思います。

――その一方でジュースを制すなど、収穫もあったのではないでしょうか

そうですね。結果的に取れることになったのは良いことだとは思います。それは相手がどうであれ、いままでは取れないという試合が続いていたので、リードしているのに追われてしまったり。そこを踏ん張れたことは収穫だったのかなとは思います。でも、まだミスが多かったり、ジュースにならなくて済むところをジュースにしてしまったり、まだまだだなと思っています。

――第3セットは芹澤選手(友希、スポ1=茨城・土浦日大)との同時起用もあり、打つ機会もありましたがいかがでしたか

練習もまだできていなくて完成度も低いですけれど、この前も話したように、自分が求められたところで自分ができないと決めてしまうのではなく、そこでチームの幅を広げられるのであれば、それはどんどん挑戦すべきだと思いますし、1年生に機会を与えるべきだと私も思います。もっと練習をしっかりして、完成度を高くして次は武器になるように頑張りたいです。

――今後も続けていくのでしょうか

まだわからないですけれど、今回は結構ツーアタックが決まる場面は多かったので、スパイカーになって2枚の苦しいところを3枚で回していけるのであれば、それでピンチを乗り越えられるならやるべきだとは思います。

――最後のマッチポイントの場面、セッターとして誰にトスを上げようと考えていましたか

最後は木暮(美波、人4=群馬・高崎女)に持っていこうと思って上げました。リベロが取って私が上げて木暮が決めて締めようと思っていましたが、最後ごちゃごちゃして決まらなかったです。でも一応そういう信頼はあるので、持っていこうと思って上げました。

――今後も厳しい大会が続きますが、意気込みをお願いします

まだまだこのチームで結果を残せていなくて、しんどい場面が多いので、最後に花を咲かせたいです。このチームでできることもたくさん増えたし、良い場面もたくさんあると思うので、そこを全部出し切って最後結果を残していけるように、もう一回一から頑張りたいと思います。

木暮美波(人4=群馬・高崎女)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

2セット目の途中から出て、リーグ戦最後ということでとにかく楽しもうと思ってやったのですが、出だしはちょっと硬さが出てしまったかなという感じです。

――4年生で最後のリーグ戦が終わり率直な感想はいかがですか

思い描く結果ではなかったし、自分たちが目指しているところからはだいぶ下になってしまったので悔しいという感じではありますが、ここからこの失敗を期に全カレ(全日本大学選手権)で頑張ろうという気に変わっています。

――見つかった課題はありますか

やっぱり自分たちの力を大事なところで出しきれなかったり、目標としていた勝負どころでつながるチームというのがまったくできなかったことが今回のリーグ戦での敗因だったと思います。

――今後の大会への意気込みをお願いします

1週間空いて次の土曜日に皇后杯で1部のチームと戦って、もう一回挑戦する心とかつながりといったところをつくっていけたらいいと思います。ここまで落ちるところまで落ちて、あとは上がるだけだと思うのでもう一回ここからチームを作り直して、日本一のつながりを見せられたらいいなと思います。

加納茉未(社2=北海道・札幌大谷)

――きょうの試合はどういう気持ちで臨まれましたか

1部昇格はできませんでしたが、リーグ最後の試合ということで、みんなでもう一度つながりを思い出して頑張ろうという気持ちでした。

――試合の感想をお聞かせください

1、2セット目は相手に先に走られて、少し慌ててしまった部分もありましたが、3セット目はしっかり立て直して自分達の良いかたちに近づけられたので良かったと思います。

――チーム全体の雰囲気はいかがでしたか

やはり最後のリーグ戦なので、皆の気持ちも高まっていました。

――バックアタックを何度か打つ場面がありましたが感触はいかがですか

うちの前衛が2枚のとき、自分が沙彩さん(唐木、スポ3=千葉・柏井)を助けるつもりで打っていました。麻衣さん(黒木、スポ4=大阪国際滝井)が良いトスを上げてくれたので、打ちやすかったです。

――今後に向けてどんなことを強化していきたいですか

自分達が劣勢になったときに下を向いてしまうことが多いので、もっと全員がいるんだということを信じられるように練習をして、全カレでは上を目指して頑張りたいです。

佐藤夢菜(文2=埼玉・狭山ヶ丘)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

4年生にとっては最後のリーグ戦でしたが、いままで自分は4年生に頼りきりで、全部任せてきてしまいました。4年生が自分たち後輩に伸び伸びやっていいという環境を作ってくれるからプレーできているという幸せをしっかりと感じてプレーしようと思っていました。

――ご自身のサーブを振り返っていかがですか

良いサーブが打てていたときもありましたが、調子が良いときと悪いときの波があるので、そこをなくそうとこれから頑張っていきたいと思います。

――秋季リーグ戦を通して、課題は見つかりましたか

本当に課題だらけで、どれから潰していったらいいのかわからないです。まだ自分は技術とかが全然ないですが、まずはその技術とか以前に、技術がないなら他のことでやることをしっかりと見つけたいです。そのうえで技術もこれから2年間かけて上手くしていけたらと思います。

――秋季リーグ戦での収穫はありましたか

最初の方は全然コンビが合いませんでした。麻衣さん(黒木、スポ4=大阪国際滝井)はトスがすごく上手いのですが、その上手いトスに「合わせよう、合わせよう」として自分の中で躊躇してしまい合わなくなっていました。しかし、自分は思い切り(スパイクに)入ればいいんだ、という風に割り切ってプレーすれば、麻衣さんが合わせてくれるということがわかってきました。そのことが収穫です。

――今後の大会に向けての意気込みをお聞かせください

コンビは自分がしっかり入れば合うということがわかったので、それを磨いていきたいです。また、守備やブロックなど自分の高さを生かしたプレーをやるとともに、サーブの精度をもっと上げていきたいです。